52 / 70
休息日には温泉にゆっくりとつかりましょう。
3
しおりを挟む
「ジンのロックとコイツには甘めのオススメのカクテルを」
「かしこまりました」
視線を感じつつ、手を繋ぎながら歩いて旅館のバーに立ち寄った。浴衣姿のままでバーに入れるなんて、何だか新鮮な感じ。
「乾杯!いつも、遅くまでお疲れ様」
「一颯さんもお疲れ様です」
女性のバーテンダーがドリンクを運んで来てくれた。カウンターは空いてなく、私達はバーの角席に座った。黒を基調としたバーに暖かみのあるライトがマッチしていて、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
「カクテル美味しい?」
「はい、色も綺麗だし飲みやすいです」
海沿いにある旅館なので、それにちなんだブルー系のオリジナルカクテルらしい。色合いが凄く綺麗。一番上がブルー、真ん中がオレンジ、一番下がイエロー。海に映った朝日をイメージしているとの事。凄く甘い訳ではなく、甘酸っぱいと言った方が良いかな?一颯さんに勧めたら「甘い」と言って返された。
「高見沢に連休貰えて良かったな」
「はい、一颯さんも連休取る為に無理させてごめんなさい」
「恵里奈の為なら頑張れるよ。労働法により、13連勤までは大丈夫なんだって」
副支配人との休みの兼ね合いや会議等々、色々あっての13連勤だったらしく、やっと休みな一颯さん。そんな一颯さんを振り回して申し訳なく思う。
「一颯さん、私の為に本当にすみません。無理させてしまって…」
「そーゆーつもりで言ったんじゃない。恵里奈と過ごす時間を確保する為なら、努力を惜しまないって事!仕事よりも副支配人にガミガミ言われる方が大変だったりする……」
「……副支配人、いつもピリピリしてますもんね…」
「今回の連休も恵里奈と一緒だとバレたら、根掘り葉掘り聞いてきそうだよ。まぁ、関係はバレてないけど……バレたら間違えなく左遷されそう」
副支配人は35歳、独身。世間では珍しく女性の副支配人で、仕事一筋で生きてきた為に恋人は居ないらしいとの噂。そんな方なので恋沙汰で連休を取ったと知られたら、咎められるに決まっている。ましてや、支配人と部下が恋愛関係にあるとなれば尚更……。一颯さんはいつも強気なのに、副支配人の前では弱気になってしまうらしい。確かに副支配人って……。
「副支配人って文句言う時もマシンガンだから誰も止められなくて、だけど…不思議と高見沢だけには優しいんだよな」
「そうなんですか?タイプなのかな?」
「副支配人って案外、アイドル好きなんじゃないの?高見沢はアイドル系だろ?」
「確かにそうですね、高見沢さんは口は悪いですが顔はカッコ可愛いですから」
「……恵里奈にカッコ可愛いと褒められてる高見沢が憎い」
「なんですか、それ……」
軽快に話していた一颯さんの御機嫌が少し悪くなり、私の後頭部に手を伸ばした。ジンを口に含み、私にキスをして流し込んだ。喉に流れ込んだ灼ける液体。日本酒の時よりも、喉が熱い。
「今は他の男の話をするな」
高見沢さんにもヤキモチを焼くなんて、どうしたのかな?高見沢さんの話題を振って来たのも、副支配人の話題を出したのも一颯さん自身なのに。
「……はい、もうしません!」
カウンターからも他のお客様からも死角になっていて見えていないかもしれないが、心臓に悪いので御機嫌は損ねないでおこう。絶対に酔って来てるよね、一颯さん。ビールからの日本酒、……でバーに来てからのジンは三杯目?
「分かればよろしい」と言って、頭をグリグリと撫でられた。髪の毛をゆるゆるお団子にしてみたのに崩れちゃうじゃない!……と思ったら、「恵里奈は下ろしてた方が良い」と言って勝手に髪の毛のゴムを外して解かれた。
ジンが入っているグラスの氷をカラカラと音をさせて、手に持っている一颯さん。隣で顔を見つめられて、目線を外さないから私から外してしまう。恥ずかしさに顔から火が出そう。
「甘い物食べる?」
ジィッと見られていたから何を言うのかと思えば、甘い物って……。思わず吹き出してしまった。
「悪かったな、拍子抜けさせて。酒を飲んだ後に無性に甘い物が食べたくなる時があるんだよ。だから、以前に作ってくれたガトーショコラも嬉しかった」
「チョコ好きは気付いてましたよ。でも、お酒を飲んだ後も食べたいだなんて、一颯さん、可愛過ぎです!」
「………可愛いだなんて、お前しか言ってくれないよ」
私に優しい笑顔を振りまく一颯さんは、チョコパフェを注文した。旅館のバーだからか、軽いおつまみの他に甘い物も用意出来るらしい。様々な気になる旅館があり、予約するのに迷ったらしいのだ。この旅館を選ぶ決め手となったのが、バーにスイーツがあると知った事だと嬉しそうに言っていた。
ガトーショコラやバナナが乗っているチョコパフェは、見た目もオシャレに盛り付けである。一颯さんが「コーンフレークは嫌い」と言い出して、コーンフレーク抜きのチョコパフェ。バーテンダーさんが気を利かせてくれて、スプーンは2つ用意してくれた。悪ふざけ半分で、酔っている一颯さんの口元にパフェをスプーンですくって差し出す。パクッと抵抗なく口に入れた一颯さん。普段とは違うギャップに悶える私。
「恵里奈にも食べさせてあげる」
スプーンでチョコパフェをすくい、私の口にも入れた。酔っている一颯さん、鬼軍曹のキャラ崩壊してて…可愛すぎて悶絶しちゃう。
「かしこまりました」
視線を感じつつ、手を繋ぎながら歩いて旅館のバーに立ち寄った。浴衣姿のままでバーに入れるなんて、何だか新鮮な感じ。
「乾杯!いつも、遅くまでお疲れ様」
「一颯さんもお疲れ様です」
女性のバーテンダーがドリンクを運んで来てくれた。カウンターは空いてなく、私達はバーの角席に座った。黒を基調としたバーに暖かみのあるライトがマッチしていて、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
「カクテル美味しい?」
「はい、色も綺麗だし飲みやすいです」
海沿いにある旅館なので、それにちなんだブルー系のオリジナルカクテルらしい。色合いが凄く綺麗。一番上がブルー、真ん中がオレンジ、一番下がイエロー。海に映った朝日をイメージしているとの事。凄く甘い訳ではなく、甘酸っぱいと言った方が良いかな?一颯さんに勧めたら「甘い」と言って返された。
「高見沢に連休貰えて良かったな」
「はい、一颯さんも連休取る為に無理させてごめんなさい」
「恵里奈の為なら頑張れるよ。労働法により、13連勤までは大丈夫なんだって」
副支配人との休みの兼ね合いや会議等々、色々あっての13連勤だったらしく、やっと休みな一颯さん。そんな一颯さんを振り回して申し訳なく思う。
「一颯さん、私の為に本当にすみません。無理させてしまって…」
「そーゆーつもりで言ったんじゃない。恵里奈と過ごす時間を確保する為なら、努力を惜しまないって事!仕事よりも副支配人にガミガミ言われる方が大変だったりする……」
「……副支配人、いつもピリピリしてますもんね…」
「今回の連休も恵里奈と一緒だとバレたら、根掘り葉掘り聞いてきそうだよ。まぁ、関係はバレてないけど……バレたら間違えなく左遷されそう」
副支配人は35歳、独身。世間では珍しく女性の副支配人で、仕事一筋で生きてきた為に恋人は居ないらしいとの噂。そんな方なので恋沙汰で連休を取ったと知られたら、咎められるに決まっている。ましてや、支配人と部下が恋愛関係にあるとなれば尚更……。一颯さんはいつも強気なのに、副支配人の前では弱気になってしまうらしい。確かに副支配人って……。
「副支配人って文句言う時もマシンガンだから誰も止められなくて、だけど…不思議と高見沢だけには優しいんだよな」
「そうなんですか?タイプなのかな?」
「副支配人って案外、アイドル好きなんじゃないの?高見沢はアイドル系だろ?」
「確かにそうですね、高見沢さんは口は悪いですが顔はカッコ可愛いですから」
「……恵里奈にカッコ可愛いと褒められてる高見沢が憎い」
「なんですか、それ……」
軽快に話していた一颯さんの御機嫌が少し悪くなり、私の後頭部に手を伸ばした。ジンを口に含み、私にキスをして流し込んだ。喉に流れ込んだ灼ける液体。日本酒の時よりも、喉が熱い。
「今は他の男の話をするな」
高見沢さんにもヤキモチを焼くなんて、どうしたのかな?高見沢さんの話題を振って来たのも、副支配人の話題を出したのも一颯さん自身なのに。
「……はい、もうしません!」
カウンターからも他のお客様からも死角になっていて見えていないかもしれないが、心臓に悪いので御機嫌は損ねないでおこう。絶対に酔って来てるよね、一颯さん。ビールからの日本酒、……でバーに来てからのジンは三杯目?
「分かればよろしい」と言って、頭をグリグリと撫でられた。髪の毛をゆるゆるお団子にしてみたのに崩れちゃうじゃない!……と思ったら、「恵里奈は下ろしてた方が良い」と言って勝手に髪の毛のゴムを外して解かれた。
ジンが入っているグラスの氷をカラカラと音をさせて、手に持っている一颯さん。隣で顔を見つめられて、目線を外さないから私から外してしまう。恥ずかしさに顔から火が出そう。
「甘い物食べる?」
ジィッと見られていたから何を言うのかと思えば、甘い物って……。思わず吹き出してしまった。
「悪かったな、拍子抜けさせて。酒を飲んだ後に無性に甘い物が食べたくなる時があるんだよ。だから、以前に作ってくれたガトーショコラも嬉しかった」
「チョコ好きは気付いてましたよ。でも、お酒を飲んだ後も食べたいだなんて、一颯さん、可愛過ぎです!」
「………可愛いだなんて、お前しか言ってくれないよ」
私に優しい笑顔を振りまく一颯さんは、チョコパフェを注文した。旅館のバーだからか、軽いおつまみの他に甘い物も用意出来るらしい。様々な気になる旅館があり、予約するのに迷ったらしいのだ。この旅館を選ぶ決め手となったのが、バーにスイーツがあると知った事だと嬉しそうに言っていた。
ガトーショコラやバナナが乗っているチョコパフェは、見た目もオシャレに盛り付けである。一颯さんが「コーンフレークは嫌い」と言い出して、コーンフレーク抜きのチョコパフェ。バーテンダーさんが気を利かせてくれて、スプーンは2つ用意してくれた。悪ふざけ半分で、酔っている一颯さんの口元にパフェをスプーンですくって差し出す。パクッと抵抗なく口に入れた一颯さん。普段とは違うギャップに悶える私。
「恵里奈にも食べさせてあげる」
スプーンでチョコパフェをすくい、私の口にも入れた。酔っている一颯さん、鬼軍曹のキャラ崩壊してて…可愛すぎて悶絶しちゃう。
1
お気に入りに追加
345
あなたにおすすめの小説
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
小野寺社長のお気に入り
茜色
恋愛
朝岡渚(あさおかなぎさ)、28歳。小さなイベント企画会社に転職して以来、社長のアシスタント兼お守り役として振り回される毎日。34歳の社長・小野寺貢(おのでらみつぐ)は、ルックスは良いが生活態度はいい加減、デリカシーに欠ける困った男。
悪天候の夜、残業で家に帰れなくなった渚は小野寺と応接室で仮眠をとることに。思いがけず緊張する渚に、「おまえ、あんまり男を知らないだろう」と小野寺が突然迫ってきて・・・。
☆全19話です。「オフィスラブ」と謳っていますが、あまりオフィスっぽくありません。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも掲載しています。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる