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桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯2

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「あなた……婿養子の分際で朝帰りとは度胸があるわね。しかもそんな美人を連れて」

 鳥居をくぐり、境内に入った源一郎を迎えたのは妻の厳しい声だった。夫は思わず後ずさってしまう。

 設楽美空したらみそら。今年で四十になる源一郎の妻だ。

 ただ笑っていれば人の良さそうな細目の女なのだが、今はその細目が獲物を睨む猫のようで恐ろしい。

 時刻はまだ六時半という早朝である。にも関わらず美空はしっかりと巫女服を着込み、竹箒を持って境内を掃き清めていた。

 もちろん毎朝こんなに早く清掃をしているわけではない。源一郎へのプレッシャーをかけるため、わざわざそうしているのだった。

「い、いや……ちゃんと連絡したじゃないか」

 確かに源一郎は電話していた。

 昨晩は再びの病邪発生に備えてそのまま景の家に泊まったのだが、当然家族に連絡ぐらいする。景もそれは目の前で聞いていた。

「あの……源一郎さんは本当にただ俺んちに泊まっただけですから」

 景がわざわざフォローしたのは、あまり時間をくってしまうと大学に遅刻するからだ。

 講義に間に合うようにということで、わざわざ早起きしてこんな早朝に来ているのだ。それなのに犬も食わない夫婦喧嘩で時間を潰されたのではたまったものではない。

「張中さんですね?夫がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

 美空は慇懃に頭を下げてきた。神社の娘だけあって、礼儀正しくはある。

 ただし、ちょっと厄介な性格なのだった。

「本音を言うと、私もヘタレな夫が浮気できるとは思っていません。ああ言われた時の夫の顔が見たかっただけです」

 しれっとした顔でそんなことを言ってくる。

 源一郎は閉口するしかなかった。本当に厄介な妻の婿になってしまったと思う。

 夫をいじめるのが好き、というよりはイタズラ好きなのだ。四十路を前にしてもこれなのだから、一生続くものと覚悟するしかない。

 ただし、この妻はやるべきことはきちんとやってくれる妻なのだ。

「すぐにでも本殿を使いたいということでしたので準備はできています。そちらの……瑤姫様、がご祈祷をされるのですよね?」

 美空は瑤姫の名を口にする時、やや口ごもった。

 景としては当たり前の反応だと思う。いきなり神様が来るぞと言われたところで『はいそうですか』と信じることなど出来ないだろう。

 源一郎もそうだろうと思って詳しくは話していないし、瑤姫も別段信じろなどと言うつもりもない。

 取り急ぎ、神農とのコンタクトが滞りなく行えればそれでいいのだ。

「ええ、すぐに使わせてもらうわ。あなた達も来なさい」

 そう言って言葉の通り、すぐ本殿へと向かった。

 その背中に源一郎は興奮して鼻息荒く、美空は落ち着いた顔でついて行く。

 そして景はというと、ただ一人ひどく不安げだった。

 というのも、その神農とやらにいう神に対して何ら期待を抱けないのだ。何と言ってもこの駄女神の父なのだから。

 別に子が駄目だから親も駄目だろうとは言わない。遺伝にせよ生活環境にせよ、親子は似てくることも多いものだがそうでない例だってごまんとある。

 しかし、不安なのだ。

(瑤姫が抜けてるっていうか、どっか感覚が変なのは神様だからじゃないかって気がするんだよな……)

 定命の人間と不老の神様、それだけでも感覚は大いに違うだろう。むしろ同じような思考を持てている方が不思議だ。

 となると、何かとんでもないのが出てくるのではないかと不安になるのだった。

 とはいえ正直なところ、今から行われる儀式には興味がある。

 神同士がコンタクトを取る儀式なのだ。神主が行う祈祷やお祓いなどは見たことがあるが、きっとそれとは違うのだろう。

 本殿に入ると台の上に米や野菜、干魚などの供物が供えられており、祓い棒や榊、鈴といった道具類も揃えられていた。

(何をどういう風に使うんだ?)

 景は少々の期待を込めてじっと見ていたが、瑤姫はそれらには手も触れずにスマホを取り出した。

 そして画面を見てニッコリと笑う。

「あ、良かった良かった。やっぱりここなら天界アンテナ立ってるわね。じゃあ送信送信~♪」

 そう言って鼻歌混じりにスマホをタップした。そしてその後もスイスイといじり続ける。

 儀式というよりは、ただネットサーフィンをしているだけのように見えた。

 それを微妙な顔つきで見つめる三人。景だけでなく、源一郎も美空も眉根を寄せている。

 そんな空気を代表し、景が口を開いた。

「な、なぁ瑤姫?」

「ん?何?」

「お父さんへのメッセージって、もしかしてももう送ったのか?」

「ええ、そうよ。今は天界の最新情報を色々チェックしてるわ。お父様への文面は昨日の内に作っておいたから、ここに来て送信すればおしまい」

 それが何か?とでも言うように、瑤姫は当たり前の顔をして答えた。

「何ていうか……こう、儀式っぽいことしないんだな」

「え?あー、確かに昔はそんな感じだったけどね。前も言ったけど神様だってアップデートしてるのよ。今は大抵のことはスマホでチョチョイのチョイ……」

 瑤姫はスマホから顔を上げ、そこで初めて三人の表情に気がついた。

 そして困り顔になる。

「……で、でもでも、三人の気持ちは分かるのよ?私も以前に『秘境』って言われてる観光地に言ったらめっちゃハイテクに開発されててガッカリしたし。何なら今からでも昔の儀式的なのをやって……」

「いえいえ!そんな結構です!わざわざお手をわずらわせるようなことでは!」

 源一郎は慌てて手を振って遠慮した。

 今さらそれっぽくやられても空気がさらに悪くなるだけである。

 ただ神職として、今後については考えざるをえない。

「ですがその……我々が普段やってきた儀式とか供物とか、もしそれらが無意味なら今後は意味あるものに切り替えを……」

「いいや源一郎よ、なんじの働きはそのままで良い」

 重厚な、それでいてよく通る声が本殿の中をこだました。そしてその直後、瑤姫の背後に強い光が現れる。

 目のくらむようなまばゆい光で、視線を向けてもその輪郭しか分からない。

 源一郎はこの光をよく覚えていた。幼い日、夢枕に立ってくれた存在が放っていた光だ。

「しししっ、神農様!」

 どもりながら平伏した。

 その隣では妻の美空がいきなりの超常現象に目を白黒させている。

「汝ら神職が行う日々の神事や清め、祓いなどによって地上と天界は繋がりが生まれるのだ。我ら神々はそのチャンネルを通して世界に干渉することができるのだから、汝らの働きが無意味ということはない」

 神農は神らしい朗々とした声でそう告げた。

 娘である瑤姫もうなずいて続ける。

「このスマホの天界アンテナだって、あなた達が用意してくれたこの場だからこそがバリサンになるわけよ」

「バリサン?」

 この場で一番若い景が聞き慣れない単語を聞き返す。

 何だかそれどころではない気もしたが、つい口に出てしまった。

 しかし空気を読まないことにかけては瑤姫の方が上を行く。バブルの頃から地上に降りていた女神は律儀に教えてくれた。

「バリサンってのはバリバリ三本アンテナ立ってるって意味でね、電波状況が良いって意味なのよ」

「何で三本なんだ?俺が今まで見たスマホは全部五本だったけど」

「それは……」

「張中君!今は神農様の降臨されている貴重なお時間ですよ!?どうでもいい質問はちょっと控えて!」

 焦る源一郎にたしなめられ、もっともだと思った。

 ただやはり景としては、瑤姫の父だと思うと源一郎ほどの緊張はできないのだ。

「そうですよね、すいません」

 と言って謝りつつも、

「でもちょっとまぶし過ぎて話しづらいんですけど、光量調節ってできないんですか?」

などと、神職からしたらギョッとするような注文をつけてしまった。

「は、張中君!?」

 目を剥く源一郎だったが、当の神農はあっけらかんとしたものだ。

 ふむ、道理だと一つうなずいて、急速に明るさを減じた。

「これでまぶしくないか?」

 姿が見えるようになってから第一声、神農はそう尋ねてきた。

「あ、はい。よく見えます。ありがとうございました」

 景は礼を言いながらも、これは源一郎夫婦のためにはまぶしいままの方が良かったかなとも思った。

 といってもその理由は、神農の容姿がガッカリ不細工だったということではない。むしろ神様らしく大変に整った顔立ちをしている。

 精悍な目つき、威厳漂う口元、髭は美しく刈り揃えられ、髪はきっちり整えられている。

 身長が高くて足も長く、まさにダンディズムの粋を集めたような紳士がそこにいた。

 ただし、と景は思う。

 ただしダンディ過ぎるのだ。何と言っても、服装がスリーピースのスーツなのだから。

「え……英国紳士みたいですね」

 神社に祀られている神様にも関わらず、その表現がもっともしっくりくる格好だ。ジャケットの下にきちんとベストまで着ているのだから。

 どう考えても神社の本殿などではなく、サヴィル・ロウにでもいる方が似合っているだろう。



「ふむ……?何か変かな?現代では正装と言えば大抵こういった格好になると思うのだが」

「それはそうなんですけど……」

 神農の言うことは全くもって正論であるのだが、それでは狩衣、巫女服を着込んで働いてきた源一郎と美空の立場がない。

 ある意味ガッカリだ。源一郎以上のイケオジであるにも関わらず、ガッカリ神様だと景は思った。

 しかし源一郎本人はそうは思わなかったらしい。本当に篤い信仰心とは、神が白といえば黒いカラスも白く見えさせるのだ。

「で、では今後の神事は全てスーツで行います!私も人生初の仕立て服に挑戦……」

「参拝客が減るからやめなさない」

 ズバリと妻に斬って捨てられ、源一郎は口をつぐんだ。こちらはまだ現実的な思考を残しているらしい。

「うむ、神社の運営に悪影響が出ては本末転倒だ。人々の心が何を求めているか、神職としてそれを考えつつ業務に励むがよい」

(あんたがそれ言うのか)

 景が心の中だけでツッコんだのは、『ははぁっ』とかしこまる源一郎に気を使ってのことだ。

 とはいえ、スリーピースなだけで駄目な神様と判じるのも早計だろう。要は働きが大切なのだ。

 そして神農は即座にその働きを見せてくれた。

「それでは早速だが、お守りの力を補充しておこう。事情のあらましは娘から教えられているのでな」

 言うが早いか、神農は手の平を広げて源一郎の握ったお守りに向けた。

 その手が淡く光り、同時にお守りも光った。

 そしてその光が消えた時には不思議とお守りの存在感が増していた。

(仕事が早い。それに物腰から見るに、瑤姫と違ってしっかりした神様な気がするな)

 景は期待を込めてそう思った。特に『瑤姫と違って』という部分を強く思った。

 神農の神通力によってお守りは明らかに力を取り戻している。

 長年身につけてきた源一郎には違いが分かったし、闘薬術を使ってきたせいか景にも分かった。

 そして神社の娘として育ち、神主の妻を務めてきた美空にもその違いは感じ取れたらしい。どこかうろんな目をしていたのが、はっきりと畏敬の念が込もった目になった。

「ほ、本当に神農様……」

「ああ、きちんとした自己紹介がまだであったな。我が名は炎帝神農。汝らに日々仕えられる主神である」

 威厳に満ちた名乗りを受け、再び平伏する夫婦。

 檀家でもない景はそこまですべきなのか分からず、立ったまま小さく頭を下げた。

 その仕草に神農の深い瞳が向けられる。

「汝が張中景だな?会えて嬉しいぞ。瑤姫がようやく見つけた医聖の因子を持つ者よ」

 そう言われても、正直嬉しくなどない景としては顔をしかめるしかなかった。

「あの……俺も神様にお会いできて光栄なんですけど……むしろ会わないで済む人生が送れるならそうしたいっていうか……」

「ふむ。瑤姫のメッセージにもあったが、本当に医聖の責務を放棄したがっているようだな」

 言いにくい本音がすでに伝わっていることに景は安堵した。それなら話が早い。

「そ、そうなんですよ!俺はもう戦いたくないんです!適性とか絶対にないですし!神農様から瑤姫に言ってやってください!」

 勢い込んでそう訴えたが、神農はにべもなく首を横に振った。

「医聖の扱いに関しては子らに一任している。我からこのことに関して何か言うつもりはない。もし唯一口にするとしたら『瑤姫は粗忽者だから苦労すると思うが、頑張れ』といったことくらいか」

(何だその他人事な態度は!あんたの娘だろうが!親としてその粗忽をなんとかしてくれよ!)

 景はやはり心の中だけでそう叫んだ。

 しかし瑤姫と違って威厳ある紳士風な神なので、どうも暴言は吐きづらい。

 だからその紳士風に期待して攻め口を変えた。

「で、でもこっちは死ぬかもしれない戦いをするわけですし、そういうのを強制するのは人権侵害じゃないですか?基本的人権は守らないと」

 紳士ならきっと人権意識もあるはずだ。

 そう期待した景だったが、一つ思い違いしていた。

 紳士とはあくまで人間の一部を指す単語であり、目の前にいるのは人ではないのだ。

「基本的人権?それは汝ら人間が社会システムの一環として存在を仮定した架空概念であろう。なぜ神である我が実在すらしないものにとらわれねばならないのか」

「…………」

 景は答えられない。そして自分が反論できないことに驚いていた。

 人権大事と言われて育った世代が『そんなもの無い』と言われたのだから、そのショックは小さくなかった。

 ただショックとともに、基本的人権というものが非常に限られた環境下でのみ力を発揮するのだということは理解した。

 基本的人権の力とは、つまるところ社会の強制力だ。神様に人間社会の強制力が及ばないのは自明の理だろう。

「だが適性がないということなら話は別だ。もしそうなら瑤姫を付けていても無駄ということになる。こちらで調べてみても良いが……」

 神農の提案に、景の目の前に光明が差した気がした。

 上手いこと役立たずと評価されれば終わりにできるかもしれない。

「ぜ、是非お願いします!どうしたらいいですか!?」

「そう急くな。物事には適当な時期というものがある。そうだな……」

 神農は少し上を向いて視線を漂わせた。

 景にはそれが、『明日の天気はどうかな?』などと空模様でも見る仕草のように感じられた。

「……今晩十九時頃でよいか。またこの本殿に来るのだ」

「分かりました。ちなみにどんなことをするんです?」

「それは来てのお楽しみということにしておこう。それと源一郎と美空よ。汝らの先代、美空の父母も連れてくると良い。常日頃の奉仕にこちらから直接礼を述べようと思う」

「あ、ありがとうございます!もったいないことです!」

 源一郎は額を床に打ち付けんばかりに低く頭を下げた。

 美空も一度そうしてから、上目遣いに神農へお伺いを立てた。

「あ、あの……もしよろしければ月子も、娘も連れてきてよろしいでしょうか?あの子も微力ながら社務を手伝っておりますので」

「ふむ?もちろんそれは構わんが、その本人は今そこに来ているぞ?」

 そう言って神農が指さした先、本殿の入口に貼られた障子に人影が映っていた。

 戸が少し開いており、その隙間から目玉だけを覗かせて中を盗み見ている。

 その場の全員が一斉にそちらを向くと、人影はビクッと痙攣するように体を震わせた。

 そしてパタパタと足音を残して駆け去って行く。

「こら月子!なんて行儀の悪い!」

 設楽月子。源一郎と美空の娘。

 景は美空の叱責を聞きながら、なぜか胸に響いたその名を口中でつぶやいていた。

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