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第八章【東方大地】

8-15 闇夜の衝突「前編」

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―――荒地村前。
魔剣士たちの馬車は、例の「アサシン」が潜んでいるであろう村の目前まで迫っていた。
当然の如く、魔剣士と猛竜騎士は何が起きてもすぐに行動が出来る様に武器を構えていた。
魔剣士に至っては、全身からオーラを放ち、相手に自分の存在を"威嚇"として、すぐに魔法を具現化できるよう備えたほどだった。

魔剣士「…ッ!」

"ふっ…ふっ…"と戦う前から息を切らせ、眼つきを鋭く、剣を構える続ける。

白姫「魔剣士、大丈夫……?」
魔剣士「大丈夫だ。一度はその気配にふいを突かれたが、二度目は覚悟がある」
テイル「……アサシンがあの村にいるのね」

緊迫し始める車内。すると、ワゴン側から猛竜騎士の声が聞こえた。

猛竜騎士「魔剣士、準備は良いな」
魔剣士「いつでも」
猛竜騎士「相手は一人じゃない。仲間が数人、恐らくは本隊と呼ばれるアサシン直属に仕えるメンバーもいるはずだ」
魔剣士「不足はねぇってことだな!」
猛竜騎士「その通りだ。いずれ戦うことになったであろう相手、今のうちに叩いて損はない!」
魔剣士「オッサンもずいぶんとやる気に満ちてるじゃねぇか……!」
猛竜騎士「冒険者として、戦いにワクワクしない人間がいるか?」
魔剣士「ククッ、ジャンキーだな!」
猛竜騎士「突撃するぞ!」
魔剣士「おうよっ!!」

―――違う。
全ての台詞はただの強がり、武者震いだ。
こんな気の相手を目の前にして、正気でいるとおかしくなってしまいそうだから。

…………
……

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アサシン「……来たか」
ミハリ「おっ、奴らですか!」
アサシン「まぁ、祭りのようなものだ。楽しんでおけ」
ミハリ「ハハハッ、命を狙ってくる相手かもしれないのに祭りって!」
アサシン「面白い暇つぶしにはなりそうだからな」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

……
…………

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――3分後。
猛スピードで駆けた馬車は、荒地村へと到着した。
当初、魔剣士は外にいた人の気配に思わず剣を抜いて飛び出したが、そこにいたのは畑を耕す年老いた男性の姿であった。

魔剣士「な、なぬ!?」
老人「ヒィィッ!?」
魔剣士「お前……」
老人「こここ、殺さないでください!夜勤です!ちゃんと言われた通りにやってます、耕してます、休んでおりませんっ……!」
魔剣士「ち、ちょっと待て!落ち着け!敵じゃねぇよ!」
老人「うわぁぁぁっ!!」

剣を構えた魔剣士におびえた老人は、話も聞かず、一目散にどこかへと走り去って行った。

魔剣士「……違うっつーに」

老人の悲鳴を聞いた白姫は、馬車の隙間からこっそりと顔を出す。

白姫「い、今の声は敵……?」
魔剣士「分からん。ジジィが"殺さないでください~"って逃げちまった……」
白姫「普通の村だったの?」
魔剣士「いんや、そんなわけねぇ…。現にヒシヒシと殺気は感じているからな――……」

―――その、刹那。

"…ビュオッ!!"

魔剣士「うぉっ!?」

銀色の短剣が魔剣士を襲い、寸前で気づき、何とか魔剣士はそれを弾き飛ばした。

魔剣士「ん、んだコラァッ!」

叫ぶ声に、暗闇の中から黒装束の男が現れた。
黒のフード付きのコートにマスクで顔を覆い、片手にギラリと光る短剣を持ち、殺気がゴウゴウと唸っているようで、明らかに村人ではない異質の存在。

魔剣士「テメ…!アサシン盗賊団か!!」

怒号が飛ぶが、黒装束は無言のまま姿勢を低くして短剣を構える。魔剣士もあわせて武器を構えたが、ふと、男の姿が消えていた。

魔剣士「――縮地ッ!?」

足に込めた魔力と筋力で、瞬間移動をしたかのように移動する移動術。その男はいとも簡単に、魔剣士の視界から消え……。

魔剣士「消えられるわけ、ねぇだろうがぁっ!!」

後方へと移動した男をしっかりと捉え、剣の側面で男を吹っ飛ばした。男は「うぐっ!」と鈍い声とともに、地面を滑り転がり、家屋の壁に十の字を作るようにして叩きつけられ、ずりずりとその場に倒れ込んだ。

魔剣士(……っぶねぇ!)

一人を倒したところで、息をつく暇もない。どうやら挟み撃ち状態となっているのか、自分の位置とは逆側からは猛竜騎士が戦う音が聞こえてくる。ついに、本戦とも呼ぶべき戦いが始まったらしい。

魔剣士(ふぅぅ……!さぁて……!)

辺りはすっかり暗くなり、月が見え隠れし始めていた。魔剣士は止むことのない殺気から、相手がジリジリと集まってくることを感じ取り、魔剣士は全ての魔力を無に帰す"黄金のオーラ"を纏い、辺りの闇を吹き飛ばす。

魔剣士「ジリジリとしゃらくせぇ!来るなら来いやぁっ!!」

魔剣士の叫びに、隠れていた盗賊団たちが一斉に飛び掛かった。
目で追う限り、飛び上がった団員たちは恐らく4人。月をバックに統率のとれた動きは、まるで分身したかのような錯覚にさえ陥る。

魔剣士「…はぁっ!!」

刃を突き立て、火炎を剣に装填し、円を描くように剣を振り放つ。火炎は、剣の軌跡を追って残像のようにして空に燃え上がったが、危ういと思った団員たちは空中で身を回転させてそれを避けた。

魔剣士「避けた!?」

着地した団員の一人は、魔剣士目掛けて短剣を投擲する。「…同じ技ばかりかよ!」とそれを弾き返したが、いつの間にか迫っていた一人が脇腹へ手刀を放たんとしていた。

魔剣士「かぁっ!!」

気合を込め、炎のオーラを強く燃え上がらせる。溶けるような熱風に、手刀の男は思わず怯み、素早く後退した。

魔剣士(これも避けるのか!?)

明らかに今までの敵とは違うレベルの相手だったが、考えるのもつかの間、魔剣士の真上に飛び上がった団員がその短剣を降り下ろす。
「やべっ…!」
すかさず縮地。一瞬にして後方へ飛んでその攻撃を避ける。
相手が地面に撃ち損じた短剣を"ガキン!"と火花を散らすのを見て、無詠唱による火炎魔法を放つが、その団員もまた縮地で避け、距離を置いた。

魔剣士「何だと…!」

自身に炎のオーラを放っているというのに、恐怖をせずに突っ込んでくるうえ、戦闘能力がずば抜けて高い。

魔剣士「強いな…!だ、だがよ……!」

守るべき"二人の姫"を抱え、負けるわけにはいかない。その想いは、紅蓮の炎となり空高く登る。

魔剣士「…行くぞぉぉっ!!」

意気込み、火炎を放たんと片手を団員に向けたが、ここで不思議なことが起きた。

魔剣士「…って、あらっ?」

何故か、魔剣士を囲んでいた団員たちは短剣をしまい、暗闇の方向へと膝をついたのだ。

魔剣士「お、おろ……?」

謎の行動に、魔剣士も思わず動きが止まる。すると、村の明かりのないその方向から"パチパチ"と拍手が聞こえた。

魔剣士「……拍手?」

その拍手の方向に目を向けると、闇の中から一人、男がヌルリと顔を覗かせた。

魔剣士「ん……?」

同じ黒装束に身を包んでいたが、顔を隠すことなく、ただ拍手をするばかりで攻撃を仕掛けてくる様子もない。

魔剣士(…アサシン盗賊団なのか?)

一見すれば盗賊団というよりも、その辺にいる好青年に見えた。ただ、拍手をした他にこちらを見ているばかりなのが不気味に思えたが。

魔剣士「……何だテメェ」
青年「いや何、賛美を送りたくなっただけだ。素晴らしい動きだと思ってな」
魔剣士「……は?」

まさかの賛美。

魔剣士「ど、どういうことだよ…?お前はアサシン盗賊団…なんだよな……?」
青年「この四人で10秒も持った相手を初めて見たからな。つい、拍手をしてしまった」
魔剣士「あん?」
青年「そういうことだ」
魔剣士「何言ってんだテメェ……?」

相手が何者なのか、何を言っているのか、全く持って理解に苦しむ。

青年「それと少し見ていたが、お前は面白い力を持っているようだな」
魔剣士「さぁーな?」
青年「……"闇魔法の使い手"とは面白いことだ」
魔剣士「何ッ!?」

"どうしてそれを知っている!?"
そう口にした時、馬車の中からテイルの悲鳴が聞こえた。

テイル「あっ…!あぁぁぁぁっ!!!」

……まさか!?
隙を突かれたと思い、魔剣士は急いで馬車に戻ろうする。だが、テイルは乗り場の隙間から"青年"を見た事に対して声をあげていた。

魔剣士「テ、テイル!?」
テイル「何でそいつと仲良く話をしてんのよ!?」
魔剣士「どうした!?」
テイル「どうしたって、何で…さっきまで放っていたとかいう殺気は!?」
魔剣士「殺気って…、そういやすっかり消えてるよーな……」
テイル「消えてるわけないでしょ!!魔剣士たち、やっぱり"アサシンの仲間"だったの!!?」
魔剣士「……そんなわけねぇだろ!何言ってやがる!どういうことだ!」
テイル「どういうことだって、そいつがア…"アサシン"なのが分からないの!!?」
魔剣士「……は!?」
青年(アサシン)「これはこれは砂国の姫……、相変わらずだ……」

まさかとは思ったが、青年の正体はあの"アサシン"だったらしい。これで、周囲の団員たちが頭を下げた理由も納得できる。
……だが、しかし。

魔剣士「コイツがアサシンって……」

見た目は本当にただの青年であり、殺気なんてものは微塵も感じる事が出来ない。てっきりテイルが何か勘違いをしているのではないかと思う程に"ただの男"だった。

魔剣士「いや、普通の男にしか見えな…い……って、オイッ!?」

次の瞬間。テイルは馬車を飛び出し、どこに隠していたのか小さいナイフを手にし、男へ突撃した。

魔剣士「ま、待てって!!」
テイル「あうっ…!?」

魔剣士は突っ込んでいくテイルの片腕を掴み、それを制止させる。

テイル「離してよっ!そこに、そこにアサシンがいるのにっ!!やっぱりアンタも仲間だったのね!!裏切り者ぉぉっ!!」
魔剣士「違う!俺は仲間だ!!つーか落ち着け!殺されるだけだろうが!」
テイル「止めるなぁっ!!お父様の仇…!お父様の仇がぁぁっ!!」
魔剣士「くっ…!悪く思うな!」

暴れるテイルに、魔剣士は思わず力を入れる。首に無属性の魔力を打ち込むと、テイルはカクンとひざを落とした。

魔剣士「す、すまねぇな……」

テイルをそっと寝かせると、剣を握るその手に力が入った。

魔剣士「……どうやら、本当にお前がアサシンらしいな」
アサシン「だったらどうする」
魔剣士「テメェを殺れば、砂国は再び国としての力を取り戻すんだろ?」
アサシン「そうかもしれないな」
魔剣士「だったら、アンタにゃノックアウトしてもらうしかねぇな」
アサシン「お前に何か利点があるのか?」
魔剣士「お前に話す必要はねぇ」
アサシン「……なるほど、真理だ」

二人に広がる会話。すると、戦っていた猛竜騎士が少し息をあがらせた状態で現れ、魔剣士の横へとついて槍を構えた。

猛竜騎士「魔剣士、無事か!」
魔剣士「…オッサン」
猛竜騎士「さっきの悲鳴はなんだ!テイルの声だったが…どうしてここで寝ている!」
魔剣士「まぁ色々あったんだが大丈夫だから安心しろって。つーか、自分の持ち場離れたら賊が忍び込むんじゃねえのか!?」
猛竜騎士「……全員倒した。その他、察知による敵の数はここだけだ」
魔剣士「えっ」

既に、猛竜騎士が守っていたワゴン側(前方)にいる盗賊団たちは、その槍によって全員片付けられていた。
それを聞いたアサシンは、「面白い相手だな」と口にした。

猛竜騎士「ん…、なんだアイツは。殺気もないようだが……」
魔剣士「アイツがアサシンだとよ」
猛竜騎士「……何?」
魔剣士「だから……」
猛竜騎士「もう良い、分かった。状況から把握した。アサシンを見つけたテイルが激昂し、先走ったためにお前が気絶させたということだな?」
魔剣士「読みが早いぜ、オッサン」
猛竜騎士「当然だ。しかし本当にアイツが…アサシンなのか……」

改めて見ても、決して戦う姿勢にはなるわけでもなく、ただブツブツとしゃべるだけ。
確かに周囲にいる盗賊団たちは敬意を見せて伏せていたとはいえ、どうしてもただの青年にしか思えなかった。

猛竜騎士(そういえば、先ほどまであった鬼のような殺気はどこかへ消えている……?)
猛竜騎士(そこに伏せたままの四人から強さの気こそ感じるが……)

ふと落ち着けば、村から発せられていたあの"身震い"するほどの気配がどこかへと消えていたことに気づく。
もしこの男がアサシンであるというのなら、その気力の持ち主は彼だったことになるのだが、今は何の気も感じられることはなかった。

魔剣士「……だが、テイルは確実にこの男だと言ったんだ」
猛竜騎士「嘘偽りなしの言葉だな」
魔剣士「そうじゃなかったら、気絶させるほどに暴れたりはしないだろうが」
猛竜騎士「信じられないが、そうなんだろう……」

アサシン「人の話題で盛り上がられることは好きではないのだがな」

魔剣士「……フン。アサシンだったら、アサシンらしいところ見せてもらおうか」
アサシン「どうすればいい」
魔剣士「これでどうだっ!」
アサシン「ん…」

片腕から蓄積していた火炎弾を放つ。炎の矢のように鋭く、直線状に伸びたそれはアサシンへと命中する。

魔剣士「…当たった!?」

―――しかし。

アサシン「無詠唱による、この火力のある魔法はさすが闇の使い手だな」
魔剣士「なっ…!」
猛竜騎士「何だと……」

アサシンは腰の短刀へ素早く振り上げ、魔法を弾いたのだった。

魔剣士「俺のオーラの魔法が!?」
アサシン「闇魔法は対魔を無とする。しかし、物理で弾けばそれは意味をなさない」
魔剣士「たかがナイフで俺の魔法を弾いたのか……」
アサシン「……だがこのナイフはもうダメだな。焦げて使い物にならない」

黒く焦げ、溶けかかったナイフを後ろへと捨てる。

魔剣士「本物…くせぇな……」
アサシン「疑うのも好きにして構わないが、俺は俺であるということだけは言っておこう」
魔剣士「何かっこつけてやがる……」
アサシン「……何でも良い。それより、お前の攻撃はそれで終わりか?」
魔剣士「…ッ!」

馬鹿にしたような台詞に、再び魔力を込める魔剣士。

魔剣士「ここなら水魔力も充分に足りる!はぁぁっ!!」

"カキンッ…!キィンッ、キィンッ!!"
地下に眠る水源による魔力を利用し、足元へ氷結の魔法を発生させる。
一か所でも動きを封じれば儲けものだったが、アサシンはその魔法に対し、驚くべき行動を見せた。

魔剣士「うおっ!?」
アサシン「お前は曲芸を見るのが好きなのか?」

何と、地面から突き出る凍結していく部分に次々足を乗せ、完成した高き氷のタワーのてっぺんへに片足で立ったのだ。

アサシン「当たるものも当たらなければな」
魔剣士「……だ、だったら!!」
アサシン「次は何か」
魔剣士「風、雷、混合魔法、あらゆる手でッ!!」
アサシン「楽しませてくれ」

―――結論から言う。
魔剣士は習得している魔法を、エルフの里以来、本気で"殺意"を持って相対したと言っていい。
地上に放てば、村を壊滅させる勢いの魔法を使ったりもした。剣術を振りかざし、魔剣士の技量の全てを発揮したに違いない。
……だが、その全ては。

魔剣士「はっ…はぁっ…!はぁッ…!う、嘘…だろ……?」
アサシン「終わりか?」
猛竜騎士「傷も一つも…つけられずだと……」

あらゆる手を尽くしたというのに、アサシンは微動だにしなかった。
氷結タワーのてっぺんで、月明かりを背にしたまま膝を落として座り、こちらを見つめる。その姿はさながら、闇の王。

アサシン「…」
魔剣士「お前、なんなんだよ……!」
アサシン「……闇魔法の使い手がこの程度か」
魔剣士「う、うるせぇ……!うるせぇぇっ!!」

馬鹿にしたような言い草に、声を荒げる。

アサシン「……もう良い」
魔剣士「んだと…なんだと……!!」
アサシン「興味の対象が変わった。そちらに興味がある」

腕をぬるりと上げ、馬車を指差す。

アサシン「……その馬車に隠れているのは随分と貴賓、高貴であるように思えるな」

魔剣士「!」
猛竜騎士「!」

戦いながらも、アサシンは馬車に隠れたもう一人の存在に気づいていた。

アサシン「砂国の姫に似た雰囲気も感じるが……」
魔剣士「……だ、誰もいねぇよ!」
アサシン「もう一度聞く。誰だ?」
魔剣士「誰もいねぇっつってんだろうが!答える義務はねぇ!!」
アサシン「今から三度までは許す。聞きたいと言った。それに答えてもらおうか」
魔剣士「…ッ!」
アサシン「二度目だ。答えろ」
魔剣士「答える義務はねぇっつってんだろ、クソ野郎が!!」
アサシン「――…最後だ。答えろ」
魔剣士「答えねぇ!!」
アサシン「……そうか」
魔剣士「…あ?」

魔剣士「…」
魔剣士「…………あっ!?」

アサシンが一言、「そうか」と放った一瞬。何が起こったのか分からなかった。
馬車の中にいたはずの白姫が、その首筋に手刀をあてがった状態で氷のタワーの頂上で、アサシンの腕の中で抱かれていた。

白姫「……えっ?」
アサシン「なるほど、気品、雰囲気に見合うだけの女性ではあるようだ」

猛竜騎士「なっ!?」
魔剣士「しっ……!?」
猛竜騎士「しら……」
魔剣士「し、白姫えぇぇぇぇえっ!!」

アサシン「白姫、か……」

…………
……


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