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落ちちゃったの
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「シエラ!」
人垣かき分けて、ぐいぐい人だかりの中へ進むマーク、その先でシエラの顔を見つけて、
「良かった、無事だったか」
ルイスから お姫さま抱っこをされた シエラは、その恥ずかしい姿を見られたとあって、少し顔を赤らめて、視線をそらした。左足が泥で汚れている。
「ケガをしたのか」
「ええ ちょっと」と無理して笑って、
「ねえルイス、もう下して。大丈夫だから」
ゆっくりと地面に足をつけ、その痛みを確かめてから、近くのサイラの肩につかまる。
「ジェニファーさん、心配をかけて、ごめんなさい」
ジェニファーは目を閉じ、プイとそっぽを向く。
「まったくだよ。ったく人騒がせな子だ。みんな夜通しあんたの事を探したんだからね」
それを聞いてあちこちに向かって頭を下げるシエラ。
「みなさん、本当に、お騒がせしました」
町長の孫が くすぐられたように笑い出して、
「いいよ、そんなの。こうやって(君が)無事に見つかったんだ。探した甲斐があったってもんだよ。なあ みんな」
前後して町の人たちがうなずく。その中で口ひげの男がパイプを吹かせながら、
「それにしても君は一体どこにいたんだ? これだけ探しても見つからなかったというのに」
シエラは口もとを手で隠して、周囲の目をはばかるように、
「落ちちゃったの」
「は?」と町長の孫がシエラに顔を近づける。
「今なんて?」
「穴に、落ちちゃって、そこから出られなくなっていたの」
「穴?」とみんな一斉に口をそろえる。
今まで黙っていたルイスが、もう黙っていられなくなって、
「そうなんだ。穴なんだ。ここからは角度的に見えないけど、山小屋から少し下った所に、ちょっとした草地があって、そこでシエラは穴に落ちてしまった。よく見ないと分からないくらい、小さな穴が地面に空いているんだ」
町長の孫が困惑した表情で、
「その場所は、よく知っているよ。ラウスハットでは珍しい、サンカヨウという花が咲いているからね。でも、そんな穴なんて今まで一度も見た事がない」
みんなも口々に「知らない」とささやく。
ルイスは首すじを指で掻いて、
「んー、そうだね。今まではなかった。
どうもね、きのう今日できた穴みたいなんだ。もともとは 地面の下に ひと部屋分くらいの大きさの空洞があって、そこをたまたまシエラが歩いたものだから、地表が崩れ、その空洞の中へとシエラは落ちてしまった」
大柄な男が腕を組んで、
「ふさいでおかないと、いけねえな その穴。他にも似たような穴がないか、後で確認するか」
口ひげがテンガロンハットをかぶり直して、
「そういう事か。探している相手が、地下にいたんじゃ いくら山を歩き回ったって見つからねえわけだ。声だって、穴の中だから、いくら叫んでも外には聞こえないだろうし。
でもルイス、お前 どうしてその穴を見つける事が出来たんだ?」
隣でマークも腕を組み、
「そういやルイス、お前 最初から下ばかり見ていたよな」
ルイスは笑顔に目をつむって、後ろ頭を掻きながら、
「うん だって、これだけ見通しのいい山の中で、突然人がいなくなるなんて、普通あり得ない事だから。滑落か、雪山にあるクレバスのような、見落としてしまうような穴に落ちたくらいしか考えられなくて」
町長が何度もうなずいてルイスの肩に手を置く。
「ルイスは、我々とは違う視点でこの子の探索をしていたんじゃな。それがこの良い結果に結びついた。大したもんじゃな。誰かな、山頂はもう見回ったとか言ったやつは」
町長の孫が口笛を吹いて空を見上げる。
ジェニファーはカン、カン、と杖を鳴らして、
「まあ とにかく。みんな山を下りようじゃないか。話はあとあと。ったく、夜遅くにたたき起こされて、こんな山の上まで登らされて、あたしゃもうくたくただよ」
口ひげの男も、大きなあくびを見せて、
「本当だ。今までずっと探すのに夢中になっていたから、眠気なんて感じなかったけど、探していた子が見つかったとなると、いっきに眠気が襲って来た。山小屋の後始末は、また明日以降にするとして、みんな、今日はもう帰ろう」
最後にシエラはみんなに向かって深々と頭を下げた。その姿を見届けた後、町の人びとは、ぞろぞろと山を下り始める。あちこちでテントは解体され、杖や笛といった捜索道具の回収も始まった。
そんな中、シエラの隣を歩いていたジェニファーが、おや、といって目をむいた。
「シエラや、その子はなんだい?」
今まで気づかなかったが、言われて見ると、シエラの後ろに小さな女の子がくっついていた。
「あ、この子?」とシエラは左右に首をふって自分の背中を見ながら、
「この子はジャニスっていうの」
「ジャニス? 聞いた事のない名だね、どこの子だい?」
ジェニファーの怖い顔が子供に近づく。
「誰って、私と一緒に穴の中にいた子よ」
「え!」とみんな急いで振り返る。
マークが恐ろしい顔をして、
「穴の中に、ほかにも子供がいた? どういう事だシエラ、もしかしてその穴って、今まで何人もの人が落ちて……。
お、おい、穴の中に骸骨とかなかっただろうな?」
「まさか」
とシエラは軽く笑い飛ばして、
「さっきルイスが言った通り、あの穴に落ちたのは私たちだけ。
じつを言うとね、最初にあの穴に落ちたのって、この子なの。私ビックリしちゃって、どうにかしてこの子を助けようと、色々にやった結果、私まで穴に落ちちゃった」
ジャニスはみんなに見られて、キョロキョロと顔を動かす。着ている服がボロボロで、見るからに貧しそうな子供だった。
マークはひざを折って、ジャニスの顔の高さまで頭を下げて、
「穴に落ちたって事は、この子もこの辺りをウロウロしていたって事だよな。うーん、こんな子 見た事がない。少なくとも、俺たちの町の子供じゃない」
シエラは面白がるような顔をして、肩をすくめる。
「そう? マークはすでにこの子に会っていると思うけど」
マークの動きが一瞬止まった。
「どういう意味だよ。俺はこんな子 知らないぞ」
含み笑いを見せながら、ルイスも背後から、
「まだ分からないの? マーク」
「なんだよお前ら、なんで俺のこと笑っているんだ」
シエラは次第に笑い出して、涙をぬぐいながら、
「マーク、あなたはもうあの山小屋でこの子に会っているわ」
「へ?」
困惑するマークの その肩に、ポンとルイスが手を置いて、
「マーク、あのとき僕らが見た幽霊ってさ、実はこの子だったんだよ」
朝焼けの空に、「なにー!」というマークの声が響き渡った。
人垣かき分けて、ぐいぐい人だかりの中へ進むマーク、その先でシエラの顔を見つけて、
「良かった、無事だったか」
ルイスから お姫さま抱っこをされた シエラは、その恥ずかしい姿を見られたとあって、少し顔を赤らめて、視線をそらした。左足が泥で汚れている。
「ケガをしたのか」
「ええ ちょっと」と無理して笑って、
「ねえルイス、もう下して。大丈夫だから」
ゆっくりと地面に足をつけ、その痛みを確かめてから、近くのサイラの肩につかまる。
「ジェニファーさん、心配をかけて、ごめんなさい」
ジェニファーは目を閉じ、プイとそっぽを向く。
「まったくだよ。ったく人騒がせな子だ。みんな夜通しあんたの事を探したんだからね」
それを聞いてあちこちに向かって頭を下げるシエラ。
「みなさん、本当に、お騒がせしました」
町長の孫が くすぐられたように笑い出して、
「いいよ、そんなの。こうやって(君が)無事に見つかったんだ。探した甲斐があったってもんだよ。なあ みんな」
前後して町の人たちがうなずく。その中で口ひげの男がパイプを吹かせながら、
「それにしても君は一体どこにいたんだ? これだけ探しても見つからなかったというのに」
シエラは口もとを手で隠して、周囲の目をはばかるように、
「落ちちゃったの」
「は?」と町長の孫がシエラに顔を近づける。
「今なんて?」
「穴に、落ちちゃって、そこから出られなくなっていたの」
「穴?」とみんな一斉に口をそろえる。
今まで黙っていたルイスが、もう黙っていられなくなって、
「そうなんだ。穴なんだ。ここからは角度的に見えないけど、山小屋から少し下った所に、ちょっとした草地があって、そこでシエラは穴に落ちてしまった。よく見ないと分からないくらい、小さな穴が地面に空いているんだ」
町長の孫が困惑した表情で、
「その場所は、よく知っているよ。ラウスハットでは珍しい、サンカヨウという花が咲いているからね。でも、そんな穴なんて今まで一度も見た事がない」
みんなも口々に「知らない」とささやく。
ルイスは首すじを指で掻いて、
「んー、そうだね。今まではなかった。
どうもね、きのう今日できた穴みたいなんだ。もともとは 地面の下に ひと部屋分くらいの大きさの空洞があって、そこをたまたまシエラが歩いたものだから、地表が崩れ、その空洞の中へとシエラは落ちてしまった」
大柄な男が腕を組んで、
「ふさいでおかないと、いけねえな その穴。他にも似たような穴がないか、後で確認するか」
口ひげがテンガロンハットをかぶり直して、
「そういう事か。探している相手が、地下にいたんじゃ いくら山を歩き回ったって見つからねえわけだ。声だって、穴の中だから、いくら叫んでも外には聞こえないだろうし。
でもルイス、お前 どうしてその穴を見つける事が出来たんだ?」
隣でマークも腕を組み、
「そういやルイス、お前 最初から下ばかり見ていたよな」
ルイスは笑顔に目をつむって、後ろ頭を掻きながら、
「うん だって、これだけ見通しのいい山の中で、突然人がいなくなるなんて、普通あり得ない事だから。滑落か、雪山にあるクレバスのような、見落としてしまうような穴に落ちたくらいしか考えられなくて」
町長が何度もうなずいてルイスの肩に手を置く。
「ルイスは、我々とは違う視点でこの子の探索をしていたんじゃな。それがこの良い結果に結びついた。大したもんじゃな。誰かな、山頂はもう見回ったとか言ったやつは」
町長の孫が口笛を吹いて空を見上げる。
ジェニファーはカン、カン、と杖を鳴らして、
「まあ とにかく。みんな山を下りようじゃないか。話はあとあと。ったく、夜遅くにたたき起こされて、こんな山の上まで登らされて、あたしゃもうくたくただよ」
口ひげの男も、大きなあくびを見せて、
「本当だ。今までずっと探すのに夢中になっていたから、眠気なんて感じなかったけど、探していた子が見つかったとなると、いっきに眠気が襲って来た。山小屋の後始末は、また明日以降にするとして、みんな、今日はもう帰ろう」
最後にシエラはみんなに向かって深々と頭を下げた。その姿を見届けた後、町の人びとは、ぞろぞろと山を下り始める。あちこちでテントは解体され、杖や笛といった捜索道具の回収も始まった。
そんな中、シエラの隣を歩いていたジェニファーが、おや、といって目をむいた。
「シエラや、その子はなんだい?」
今まで気づかなかったが、言われて見ると、シエラの後ろに小さな女の子がくっついていた。
「あ、この子?」とシエラは左右に首をふって自分の背中を見ながら、
「この子はジャニスっていうの」
「ジャニス? 聞いた事のない名だね、どこの子だい?」
ジェニファーの怖い顔が子供に近づく。
「誰って、私と一緒に穴の中にいた子よ」
「え!」とみんな急いで振り返る。
マークが恐ろしい顔をして、
「穴の中に、ほかにも子供がいた? どういう事だシエラ、もしかしてその穴って、今まで何人もの人が落ちて……。
お、おい、穴の中に骸骨とかなかっただろうな?」
「まさか」
とシエラは軽く笑い飛ばして、
「さっきルイスが言った通り、あの穴に落ちたのは私たちだけ。
じつを言うとね、最初にあの穴に落ちたのって、この子なの。私ビックリしちゃって、どうにかしてこの子を助けようと、色々にやった結果、私まで穴に落ちちゃった」
ジャニスはみんなに見られて、キョロキョロと顔を動かす。着ている服がボロボロで、見るからに貧しそうな子供だった。
マークはひざを折って、ジャニスの顔の高さまで頭を下げて、
「穴に落ちたって事は、この子もこの辺りをウロウロしていたって事だよな。うーん、こんな子 見た事がない。少なくとも、俺たちの町の子供じゃない」
シエラは面白がるような顔をして、肩をすくめる。
「そう? マークはすでにこの子に会っていると思うけど」
マークの動きが一瞬止まった。
「どういう意味だよ。俺はこんな子 知らないぞ」
含み笑いを見せながら、ルイスも背後から、
「まだ分からないの? マーク」
「なんだよお前ら、なんで俺のこと笑っているんだ」
シエラは次第に笑い出して、涙をぬぐいながら、
「マーク、あなたはもうあの山小屋でこの子に会っているわ」
「へ?」
困惑するマークの その肩に、ポンとルイスが手を置いて、
「マーク、あのとき僕らが見た幽霊ってさ、実はこの子だったんだよ」
朝焼けの空に、「なにー!」というマークの声が響き渡った。
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