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試練の場
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二人が食堂に入ると、メイドはそれを見て、レッドチェアを引いた。ジェニファーは自分の席に座って、テーブルのワインをひったくった。
「座りな」
ポンと栓を抜いて、グラスにワインを注ぐ、如何にも女主人といった調子。二〇人掛けの大きなダイニングテーブル、純白のテーブルクロスの上に、銀の燭台がきらりと光った。
あっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろ、落ち着かない様子のシエラは、体に物が当たるのを恐れるのように、そっと席に着いた。メイドは両手でスカートの裾をつまむ、カーテシーという礼を見せて、下がった。
「どうしたんだい、黙り込んで」
ジェニファーは、自分のペースでワインを飲んだ。
「ジェニファーさん、わたし、声が出ませんの。ここは、迎賓館でしょうか? いいえ、これはきっと夢、わたしはとっても素敵な夢を見ているの。それは、お姫様にでもなった夢よ。ああ、お姫様って、悪くないわ。こんなゴージャスな気分は生まれて初めてですもの。わたし一回でいいから、こんな貴族の暮らしってやつ、やってみたかったの。優雅って、素敵だわ。でも、素敵な夢って、たいがい長続きしないわ。きっとがっかりするの。目の前のご馳走に、胸を躍らせて、いざ一口食べようとすると、ハッと目が覚めてしまうの。もう少しという所でね。目が覚めれば、薄暗い森の中で疲れ果てて眠ってしまった、いつもの暗い現実に引き戻されるのだわ」
「つべこべ言ってないで、早く食べな。目が覚める前に、食事が冷めてしまうよ」
ジェニファーとシエラ、二人は一番遠い席だった。ジェニファーは、スモークチーズを皿に乗せて、ワイングラスを傾ける、晩酌といった感じ。いっぽう、シエラの目の前には、大小さまざまな食事用の陶磁が置かれ、ムール貝やホタテ貝、イカや海老などを使った、地中海料理が並んでいた。
「眺めてないで、おあがりよ」
ジェニファーは、グラスのワインを回した。
シエラは椅子に座り直して、ナイフとフォークを手にすると、イカや海老のフリットから手を付けた。揚げた海老を口に入れて、んーっ、と目を閉じて、舌鼓を打った。
「夢ではないのね! 夢ではない、夢に味なんてものはないもの」
次から次へと空になって行く皿を眺めて、ジェニファーはぐっとワインを飲み干した。
「育ちは、悪くないようだね」
ホタテを口に入れようとして、シエラの動きは止まった。
「本当に育ちの悪い子供は、ナイフもフォークも使わない、素手で物を食べるのさ。あんたもそうかと思って見ていたが、まあ、一応はマナーがあるようだ。あんた、何者だい?」
「あら、マナーだなんて、そんなの恥ずかしい。わたし、マナーなんて考えていなかったわ」
ジェニファーは頬杖を突いて、ふんと鼻息を吐いた。
「まあ、ないと言えばないが、浮浪者の娘ではない。どこかのお宅の娘さんだね」
シエラは返事もせず、もぐもぐと食事を続けた。
「親はいるのかね?」
ジェニファーはメイドを振り返って、ワインボトルを手渡した。二言三言、言葉も添えた。
「もちろんいますわ。ジュリア・クロウと、ウィリアム・クロウですわ」
「へえ。今は、どこにいるんだい?」
「どこって、バーゲンダーツよ」
「あんたがここにいる事は、二人とも知っているのかい?」
シエラは、ちらっと目を上げた。
「どうなんだい?」
「知って、いない。知らないの。だってわたし、家出のように飛び出して来てしまったものだから」
「家出? それじゃ、親御さんはたいそう心配してなさるんじゃないかね?」
燭台の火に照らされシエラの顔が、正面の窓ガラスに映った。それくらい、食堂はうす暗かった。
「心配は、していないと思います。だって、ふたりはとても仲が悪かったものですから。仲が悪くて、二人ともほとんど家を留守にしていましたわ。そこへ来て、わたし一人、しばらく遠出した所で、きっと何とも思わないんじゃないかな」
ジェニファーは無口になって、つまらなそうにチーズをかじった。
「そんな親、いるのかね」
「いますとも」
「ふん、まあいい。あんた、明日からどうするんだい?」
ぐいっと、グラスを前へ出した。
「分からないの。でも、これからわたし、歌の先生を探して、レッスンをつけてもらわなければならないわ。メイトリアール教会の聖歌隊に入るには、どうしてもレッスンを受ける必要があるらしいから」
シエラは、空になった皿にナイフとフォークを置いた。回りを見れば、地中海料理を五皿も平らげていた。
「あたしゃこの近所に歌を教えている先生がいるなんて聞いたことがないね。なんなら、ロタオールから歌の先生を一人雇おうかね?」
ナプキンで口を拭いてから、シエラは、ゆっくりと目を上げた。
「それはいけないわ。ダメよ。なんでもかんでもジェニファーさんに甘えるわけにはいかないわ。これは自分に与えられた試練なの。そう考えているの。そして、ソフィとの勝負でもあるの。明日にでも、歌のレッスンをしてくれる先生を探しに行くわ。尋ね歩けば、きっといつかは歌の先生にぶつかるわ。それに、自分でも分かっているの、一度でもジェニファーさんに甘えてしまえば、いつか自分でも手に負えなくなるって」
「歳はいくつだい?」
「十三です」
「あんたは十三にしては大人だね。ぺちゃくちゃ自分の事をよくしゃべるだけあって、しっかり自分を持っているね。楽な方、楽な方へと流される奴とは、一味違う。いや、こればかりはいくら歳をくっても、分からん奴には分からんがね。ラスタルで農機具を売っている、ローランド店のバカ息子なんて、四〇過ぎても、親に甘えて馬車だの家だの何でも買ってもらっているって言うんだから、どうにもならないね。それに、あんたの言う通り、試練は自分のものだね。それを他人がやったら、他人の試練になってしまうってもんだ。さて」
ジェニファーは席を立った。
「もう食べたかい? そのままでいいから、これからあんたの泊まる部屋を案内するよ」
メイドがシエラの椅子を持った。シエラは彼女たちに礼を言って、食堂を後にした。
「ジェニファーさん、本当に感謝しますわ。お風呂に食事に、とても助かりましたわ」
格子窓が並んだ、古い長い廊下。寝台列車のように、壁にあるランプの灯が、一つ一つの窓に映って、一番奥のドアまで明るかった。
「あんた、しばらくはこの土地で先生を探すんだね?」
ジェニファーは、酒にふらつく足取りで、ゆっくりと廊下の先へと進んだ。
「ええ、そうなりますわ」
「だったら、しばらくここに泊まりな」
「え?」
「おっと、これは断りなさんなよ。この家に泊まるのは、甘えではない。楽な道ではない。なんたってあんたは今、メイトリアール教会から追い返されて、困っているんだ。行く当てがないんで、困っているんだ。そうだろう? だから、そうだね、あたしはあんたの、試練の場を提供するだけさ。他には何もしないよ。あんたはだから、歌の学校の寮に泊まるような気でいな。ここでシエラは、本気で歌の練習をするのさ。どうだい、悪くない話だろう?」
シエラはとびきり大きな目をして、その場に立ち止まった。そして、胸に両手を組み合わせて、歓喜のあまり言葉を詰まらせた。
「座りな」
ポンと栓を抜いて、グラスにワインを注ぐ、如何にも女主人といった調子。二〇人掛けの大きなダイニングテーブル、純白のテーブルクロスの上に、銀の燭台がきらりと光った。
あっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろ、落ち着かない様子のシエラは、体に物が当たるのを恐れるのように、そっと席に着いた。メイドは両手でスカートの裾をつまむ、カーテシーという礼を見せて、下がった。
「どうしたんだい、黙り込んで」
ジェニファーは、自分のペースでワインを飲んだ。
「ジェニファーさん、わたし、声が出ませんの。ここは、迎賓館でしょうか? いいえ、これはきっと夢、わたしはとっても素敵な夢を見ているの。それは、お姫様にでもなった夢よ。ああ、お姫様って、悪くないわ。こんなゴージャスな気分は生まれて初めてですもの。わたし一回でいいから、こんな貴族の暮らしってやつ、やってみたかったの。優雅って、素敵だわ。でも、素敵な夢って、たいがい長続きしないわ。きっとがっかりするの。目の前のご馳走に、胸を躍らせて、いざ一口食べようとすると、ハッと目が覚めてしまうの。もう少しという所でね。目が覚めれば、薄暗い森の中で疲れ果てて眠ってしまった、いつもの暗い現実に引き戻されるのだわ」
「つべこべ言ってないで、早く食べな。目が覚める前に、食事が冷めてしまうよ」
ジェニファーとシエラ、二人は一番遠い席だった。ジェニファーは、スモークチーズを皿に乗せて、ワイングラスを傾ける、晩酌といった感じ。いっぽう、シエラの目の前には、大小さまざまな食事用の陶磁が置かれ、ムール貝やホタテ貝、イカや海老などを使った、地中海料理が並んでいた。
「眺めてないで、おあがりよ」
ジェニファーは、グラスのワインを回した。
シエラは椅子に座り直して、ナイフとフォークを手にすると、イカや海老のフリットから手を付けた。揚げた海老を口に入れて、んーっ、と目を閉じて、舌鼓を打った。
「夢ではないのね! 夢ではない、夢に味なんてものはないもの」
次から次へと空になって行く皿を眺めて、ジェニファーはぐっとワインを飲み干した。
「育ちは、悪くないようだね」
ホタテを口に入れようとして、シエラの動きは止まった。
「本当に育ちの悪い子供は、ナイフもフォークも使わない、素手で物を食べるのさ。あんたもそうかと思って見ていたが、まあ、一応はマナーがあるようだ。あんた、何者だい?」
「あら、マナーだなんて、そんなの恥ずかしい。わたし、マナーなんて考えていなかったわ」
ジェニファーは頬杖を突いて、ふんと鼻息を吐いた。
「まあ、ないと言えばないが、浮浪者の娘ではない。どこかのお宅の娘さんだね」
シエラは返事もせず、もぐもぐと食事を続けた。
「親はいるのかね?」
ジェニファーはメイドを振り返って、ワインボトルを手渡した。二言三言、言葉も添えた。
「もちろんいますわ。ジュリア・クロウと、ウィリアム・クロウですわ」
「へえ。今は、どこにいるんだい?」
「どこって、バーゲンダーツよ」
「あんたがここにいる事は、二人とも知っているのかい?」
シエラは、ちらっと目を上げた。
「どうなんだい?」
「知って、いない。知らないの。だってわたし、家出のように飛び出して来てしまったものだから」
「家出? それじゃ、親御さんはたいそう心配してなさるんじゃないかね?」
燭台の火に照らされシエラの顔が、正面の窓ガラスに映った。それくらい、食堂はうす暗かった。
「心配は、していないと思います。だって、ふたりはとても仲が悪かったものですから。仲が悪くて、二人ともほとんど家を留守にしていましたわ。そこへ来て、わたし一人、しばらく遠出した所で、きっと何とも思わないんじゃないかな」
ジェニファーは無口になって、つまらなそうにチーズをかじった。
「そんな親、いるのかね」
「いますとも」
「ふん、まあいい。あんた、明日からどうするんだい?」
ぐいっと、グラスを前へ出した。
「分からないの。でも、これからわたし、歌の先生を探して、レッスンをつけてもらわなければならないわ。メイトリアール教会の聖歌隊に入るには、どうしてもレッスンを受ける必要があるらしいから」
シエラは、空になった皿にナイフとフォークを置いた。回りを見れば、地中海料理を五皿も平らげていた。
「あたしゃこの近所に歌を教えている先生がいるなんて聞いたことがないね。なんなら、ロタオールから歌の先生を一人雇おうかね?」
ナプキンで口を拭いてから、シエラは、ゆっくりと目を上げた。
「それはいけないわ。ダメよ。なんでもかんでもジェニファーさんに甘えるわけにはいかないわ。これは自分に与えられた試練なの。そう考えているの。そして、ソフィとの勝負でもあるの。明日にでも、歌のレッスンをしてくれる先生を探しに行くわ。尋ね歩けば、きっといつかは歌の先生にぶつかるわ。それに、自分でも分かっているの、一度でもジェニファーさんに甘えてしまえば、いつか自分でも手に負えなくなるって」
「歳はいくつだい?」
「十三です」
「あんたは十三にしては大人だね。ぺちゃくちゃ自分の事をよくしゃべるだけあって、しっかり自分を持っているね。楽な方、楽な方へと流される奴とは、一味違う。いや、こればかりはいくら歳をくっても、分からん奴には分からんがね。ラスタルで農機具を売っている、ローランド店のバカ息子なんて、四〇過ぎても、親に甘えて馬車だの家だの何でも買ってもらっているって言うんだから、どうにもならないね。それに、あんたの言う通り、試練は自分のものだね。それを他人がやったら、他人の試練になってしまうってもんだ。さて」
ジェニファーは席を立った。
「もう食べたかい? そのままでいいから、これからあんたの泊まる部屋を案内するよ」
メイドがシエラの椅子を持った。シエラは彼女たちに礼を言って、食堂を後にした。
「ジェニファーさん、本当に感謝しますわ。お風呂に食事に、とても助かりましたわ」
格子窓が並んだ、古い長い廊下。寝台列車のように、壁にあるランプの灯が、一つ一つの窓に映って、一番奥のドアまで明るかった。
「あんた、しばらくはこの土地で先生を探すんだね?」
ジェニファーは、酒にふらつく足取りで、ゆっくりと廊下の先へと進んだ。
「ええ、そうなりますわ」
「だったら、しばらくここに泊まりな」
「え?」
「おっと、これは断りなさんなよ。この家に泊まるのは、甘えではない。楽な道ではない。なんたってあんたは今、メイトリアール教会から追い返されて、困っているんだ。行く当てがないんで、困っているんだ。そうだろう? だから、そうだね、あたしはあんたの、試練の場を提供するだけさ。他には何もしないよ。あんたはだから、歌の学校の寮に泊まるような気でいな。ここでシエラは、本気で歌の練習をするのさ。どうだい、悪くない話だろう?」
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