プルートーの胤裔

くぼう無学

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プロビデンスの系譜

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 ありとあらゆる物が氷結して、それこそ、夜まで凍っていくような、冬山。冴えわたる星空から、冷え冷えした冷気が降りて、斎の顔がいっそう白く見える。喜怒哀楽のない、あせりや後ろめたさのない、無の表情。その落ち着いた表情から、そっと口が開く。
「御母様は、御役目を全うなさいました」
 この言葉、聞く人によっては、通じるらしく、敷島はがっくりと肩を落として、
「そんな、身勝手な。俺との話はどうなってしまうのだ。斎、何か言っていなかったか? 彼女は俺に、何か言伝のようなものを」
「何もございません」
 追いつかない目の前のやり取りに、わたくしは二人の間に割って入って、
「おい、一体なんの話だ? りお、じゃなかった、斎はこんや、美咲の透視が終わってから、やばいのから逃れるために、ずっと駅のホームに身を隠していた。これは嘘だったのか?」
 敷島はうつむき、どうにでもなれ、と自嘲する人のように、
「宗村、君はさっきこう言っていたではないか。普通に考えれば、上月加世は、斎の霊魂を未来へ送って自らの命も守ろうとするはずだ、と」
「ああ」
「その通りだったんだよ。彼女は己の運命を変えるために、そのために、数ある未来の中から一年半後を選んで、ワームホールという時空のトンネルを創造した。そして未来に斎を転送して、美咲の透視を行わせて、晦冥会の祠に君を送り込んだ後、首尾よく斎と合流、〝ルナの回付〟という霊魂の移し替えの儀式を執り行わせ、自分と、謎の人物との霊魂の入れ替えをさせた。これが、キメラの宝木という儀式に隠された恐ろしい真実だった」
 ゆっくりと首をかしげて、わたくし、
「? 斎が、上月加世と誰かの霊魂を入れ替えた? なんだ、それ。だって、上月加世と言えば、祠の中で巽に撃たれて、血まみれになって、虫の息で祠の内部へと入って行って」
 巽もろとも高線量に斃れた。
「宗村、君は、髪の毛を引っ張られるように、嫌がりながら、引き連れられて来た上月加世の姿を見て、どう思った? 全知全能の超能力者としては、あまりに無力な姿ではなかったか?」
「無力」
 工事現場で土のうを投げるみたいに、まったく粗末に、上月加世の体は投げ飛ばされた。
「確かに。プルトニウムの無毒化という快挙を達成した、歴史的偉業を成し遂げた超能力者としては、あまりに無力、あまりにあっけなく、その偉大な能力は一つも披露されなかった」
 死者に対しての冒涜、心無い言動だとは思いながらも、わたくしは率直な印象を口にした。
「そうだろう。しかし、もしもあれが、まったくの別人、まったくの素人の人間だったとしたら、どうだ」
「?」
 ゆっくりとした瞬きを見せて、敷島、わたくしの顔を直視して、
「つまりだ。あのとき祠の中で見た上月加世の姿は、その肉体は彼女のものだったとしても、その肉体に宿った霊魂が、実は何一つ能力を持たない、一般人の霊魂だったとしたら、と言っているのだ」
「な」
 なんだって? 上月加世は、自分が巽に殺される未来を予知して、その運命から逃れるために、誰か別の霊魂と入れ替わった、というのか?
「それがもし仮にも本当だったとして、そうまでして、天命を動かしてまで、この世に止まった上月加世、彼女の霊魂は今」
「そこだ。斎、どうなんだ、彼女は今、どこにいるのだ?」
 慌てふためく我われを前に、斎は一人静かに目を閉じて、
「御母様は、もう、御役目を全うなさいました。今頃はもう、御隠れになっておられるかと」
「違う、彼女の肉体の話をしているのではない、とぼけるな、俺が言っているのは、彼女の霊魂の行方だ。君が執り行ったルナの回付、その儀式に向かった一人は、上月加世、もう一人とは一体、誰だ? そいつは今、どこにいるのだ」
 うっすらと目を開けて、斎、その瞳の奥が、白っぽく光って見えた。
「全身黒い祈祷服に包まれたお姿、そのお方は、男性なのか女性なのか、お顔は白い仮面に隠されていましたし、御母様はその時、一言も口にいたしませんでした」
 敷島は小走りに、近くに凍った手ごろな雪を蹴ちらした。
「くそっ、まんまと逃げられた。ルナの回付という儀式まで使って、盤石の態勢で行方をくらまされては、こっちは手も足も出ない。泣き寝入りだ」
 祈祷服の頭巾をはぐって、こちらに笑みを浮かべながら、都会の人混みの中へと消えて行く何者かを想像して、わたくし、
「敷島、でもさあ、上月加世と言えば、プルトニウムの無毒化に成功した、偉人だろう? 紀瑛総連の依頼は見事に達成され、メルトダウンという最悪な大事故は回避された。その功績と言えば、国民栄誉賞に匹敵するものがある。
 であれば、だ。その後で、まあさっき言ったような謎の人物が、身代わりとして巽の犠牲になったとは言え、放射能汚染事故から命拾いした人々、まあ我われの事だが、それら大勢この地域の人々から、感謝され、頭を下げられて、除幕式のあとで銅像がお披露目されたかも知れない所を、人知れず、そっと姿を消したとしても、それは悪ではない。かえって素性を隠して寄付を行うタイガーマスク運動のように、見上げた精神の持ち主ではないか?
 もう、疲れたのかも知れない。晦冥会の統主として、その責務を全うしなかった事への、信者からの誹謗中傷、それらに傷ついていたのかも知れない。これからの余生は、静かに、ひっそりと暮らしたいと思ったのかも知れない。彼女の功績を労って、このまま見過ごしてあげても、いいのではないか?」
 わたくしの視界の中で、鋭い眼光が閃いた。
「それでは困る。実に困る。彼女が俺の契約書にサインをした以上、その人が、その霊魂がこの世に存在している以上、契約に則って規則を守ってもらわなければならない」
 一人で意地になっている、子供みたいな敷島の横顔を眺めて、
「契約って、なんだ」
「契約とは、一定の法律的効果があって、相手の合意によって成立する、法律行為だ」
「そんな事を聞いているんじゃない。上月加世との契約って、なんだと聞いているんだ」
 敷島は、すねた子供のように下を向いて、ガリガリとその辺の氷を踏んだ。
「君には関係ない。君は堅気の人間、何一つ訓練を受けていない、まったくの素人。俺の仕事に無関係な人間を巻き込みたくないのだ。君みたいなのは、相手からたわいもなく利用されて、訳も分からないままに殺されて、そんな死に顔、拝む日が来るのだけは避けたい」
 最後は半ば自分に言い聞かせるように言って、顔をそむける敷島。何も回答が得られない事に、わたくしは不満そのもののように立っていたが、結局は自分が素人である事に変わりなく、これ以上突っ込んで相手を問い質す事はできないように思われた。
「おい斎、君の母親は、自分がいなくなった後の世界について、何か言ってなかったか? ほんの些細な事でもいい、何でもいいから、これからの未来について、何か」
 神に仕える者のように、斎は、神のお告げを伝えるように、
「御母様は、ある時こうおっしゃっていました。すべては、お前の手にゆだねると。新世界は、すべてお前の手中にあると」
「ゆだねる?」と敷島、顎に手を当てて、
「そうか、ゆだねるか。そういう事か。契約書は、破られていない。斎、彼女の身代わりは、君という事なのだな?」
 敷島は走って行って、斎の両肩に手を置いた。そして、偏愛が極まって狂喜乱舞する人のように、相手の体をゆさゆさと揺らした。
「身に余る大役ではありますが」
 馬鹿に落胆してからの、歓喜。契約、訳が分からない、敷島の知らない一面。わたくしはのけ者にされて、それでもささやかに口を挟んだ。
「でもさ、りお、あーじゃなかった、斎は、誰もいない駅のホームに身をひそめて、俺と精神感応で交信した。不知火が巽に撃たれて、絶体絶命の窮地の時だ」
〝説明は後です。時間がありませんから、手短に行きます〟
〝いいから、その通り忍さんに伝えて下さい。世界は反対になる、そう知りさえすれば、忍さんはきっと分かります。それでは、お願いします。ではまた後で〟
「あれは」と、申し訳なさそうな斎、地面に視線を落として、
「あの時は、大事な儀式の途中でした。ルナの回付によって、新しい肉体に宿った霊魂が、宿主の守護霊によって拒否反応を示さないか、もしくは、新しい肉体の中で霊魂が力を弱めて、物の怪や低級霊によって、肉体が憑かれる事がないか、端境を保ち続ける使命がある中で、突然おじさんから精神感応を感じて、端境の律を弱める事なく、精神感応を使う事が可能なのか、一瞬迷いましたけど、おじさんの悲痛の叫びから、もう思い切って精神感応に応じました」
 なるほど、あのとき斎も、切羽詰まった状況にあったのか。とにかく手短に事を収束させる必要があった。
「じゃあ、M高原駅にいるというのは」
 やはり嘘だったのか?
「あれは、間違いという事ではありません、美咲さんの透視が終わって、逃げるように立ち去ったわたしは、市営のバスに揺られて、誰もいないM高原駅のホームに入りました。跨線橋の階段の裏側、壊れた除雪機の真横に、ひっそりと身を隠して、悪魔の世界から連れて来てしまったやばいのから、気配を消すこと一時間、どうにかやり過ごす事が叶った後、駅前で待機していた御母様と合流、そのまま車に乗って、ある人が待つ儀式の間へと移動しました」
 確かにここで言うやばい奴というのは存在していた。この世界の風景から、人形をくり抜いて、別の世界へ通じる風穴が空いたような、真っ黒い影。晦冥会の祠の入口、秘密の扉の前と、二度にわたってわたくしの前に現れて、激しく、ぐるぐると黒い渦を巻いて、そのおぞましい姿は、巽を祠の深部へと押し戻しながら、闇の中へと消えて行った。
「まんざら嘘ではなかった、という事か。そういえばあの時、精神感応によって君から伝えられた助言、〝世界は反対になる〟というのは、一体どういう意味だったんだ? それを知ってからの不知火は、まるで手のひらを返したように、相手をやり込めて行った」
 この質問の回答は、意外にも敷島から返った。
「変性意識状態、だったのだろう? それは奴が目を閉じるという行為がきっかけとなっていた」
 うっすらとほほ笑みを添えて、斎、
「さすがは敷島様、ご名答です」
「なに? なに? 変性? なんだって?」
 これから何かを説明する人のように、敷島は人差し指を立てて、
「つまりだ。打倒不知火と巽は息巻いて、不知火と同じ超能力者を探していたという話があっただろう」
「あった」
「その話の中に、久慈理穂が拉致された話もあっただろう?」
「あった」
「目隠しをされた久慈は、巽の放ったエアガンの弾を全てよけて、これはマインドリーディングを使ったと答えた。次に巽はどうやれば不知火に弾をあてられるのか教えろと彼女の胸倉をつかんだ。そこで久慈は、巽らによる軟禁状態から無事に解放される条件として、超能力者を撃つ術を巽に授ける必要があった」
 ひざを叩いて、わたくし、
「そこで理穂は変性なんたらってのを巽に授けたのか?」
「宗村、ここへ来て君は理解力が上がってきた。その通り、久慈は巽に変性意識状態、いわゆる催眠状態を作り出して、簡単な暗示をかけた。恐らくは巽が目を閉じて、精神を落ち着かせる事によって、彼は変性意識状態となり、そのまま射撃に入ると、標的の右手を狙えば、左手を狙う。右足を狙えば、左足を狙う、といった具合に、狙った方向と反対の部位を撃つ。だから巽は、不知火の急所である体の中心は狙わなかった」
〝この男が突然〝変性意識〟に落ちる、という奇妙な精神状態から、こいつは誰かに暗示でもかけられているのではないか、と、うすうすは感じていた〟
 不知火はあの時そこまで分かっていた。
「催眠術か。透視能力者って、そんな技術も持っているのか?」
「久慈はマインドリーディングが使えるのだから、催眠術なんて、不知火が言うように子供のおまじない程度だったのかも知れない。
 催眠術とは、相手の意識を一時的に弱め、潜在意識に直接指示を与える技術だ。巽の無意識の領域が久慈の言葉を聞いて、『今この銃で相手の右腕を狙おうとすると、左腕を撃ってしまう』と認識してしまうからくりだ。意識の領域がいくら右手を狙っても、体の力は1対9、つまり意識の力が1の割合とすると、無意識の力は9の割合だと心理学者フロイトが説いている通り、巽の体は無意識の力に負けて、相手の右腕を狙っても反対の左腕を撃つのだ。それらの合図は、巽が目を閉じて、心を静めた状態をきっかけに、暗示が働き出すよう仕組まれていた」
 いつか本で読んだ事があるが、有名な現代催眠、エリクソン催眠では、確かその状態をトランスと呼んでいた。
「だから不知火は、相手の心を読み取って、巽の射撃の弾筋が右腕と悟っても、彼に仕掛けられた暗示によって、反対の左腕が撃たれる事態が発生した」
 不知火は右の手で反対の上腕を押え、ガクンと左ひざを落とした。そして、床に向かって大きく目を見ひらいていた。
 わたくしは煙草のボックスを開いて、残りの本数を数えながら、
「聞いている分には簡単そうだが、実際、できるのそんなこと? 理穂は、誰でもそのような恐ろしい催眠術をかけてしまうのか?」
 斎は、太ももの辺りで指を組み合わせて、斜め下方向へと目を向けて、
「催眠術には、ラポール構築が重要です。ラポールとは、信頼です。誰でも催眠術が掛かるかと言えば、そうではありません。少しでも兄様の心に猜疑心があれば、今回のような催眠術は掛かりませんでした。兄様は、どうしても忍さんに打ち勝ちたかった。その、並々ならぬ思い入れが、図らずも理穂ちゃんとラポールが築かれ、スムーズに催眠術が掛かってしまったのです。兄様の潜在意識の領域が、理穂ちゃんの言葉を受け容れたのです」
〝それからの俺は、宿敵不知火を撃ち殺すために、呪われた魔女があみ出した秘密の特訓に打ち込んだ。おまえを撃ち殺す、すばらしい特訓をな〟
 不知火の姿に照準を合わせて、巽が言い放った言葉。このように彼は、自ら進んで暗示に掛けられて行った、という事か。
「なるほどな。〝相手が目を閉じた時、世界は反対になる〟という助言を聞いた不知火、巽の潜在意識に暗示がかかっている事を知って、被弾に倒れながらも、起死回生に繋がった」
 ふくみ笑いを浮かべて、巽の方へと歩き始める不知火。その眼光は、真っ白にその虹彩を変化させた。
「その点について、俺には異論がある」
 我々に背中を向けて、敷島は長い黒髪をなびかせた。
「あの時の不知火、巽の撃つ場所が反対になる、という助言だけで、その後ですべての銃弾をよけた。これは、まったく腑に落ちない。焼け火箸を当てられたような被弾の痛みが、まだ全身に残っているはず、その恐怖の記憶が新しい中で、単に照準が反対になるという予備知識だけで、あれだけ自信をもって銃弾をよけるとは到底思えない。
 ならば不知火はあの時どうしたのか。それは巽が無意識の領域で銃を撃っていると悟り、それではもう、マインドリーディングなんて相手の心を読む事をやめてしまって、あの、一夜にして九頭竜会を死滅させた時と同じように、彼女の中で決して呼び覚ましてはならない悪魔の息吹を回生させたのではないか、と俺は推測している。なぜならば、二発の被弾のダメージや苦痛が、跡形もなくその表情から消えてしまっていたし、銃弾のよけ方が初弾の頃と全く違っていた。そもそもあれは、伝説の白虎(バイフー)の白眼だった」
 不知火は、白眼の残像効果によって、二つの白い曲線を描きながら、ゆっくりと巽との距離を詰めていった。
「確かに、あの時の不知火を思うと、天下無双という言葉がぴったりだった。銃弾はよける、ナイフはかすりもしない、もう、彼女からは逃げるしかない。結局、本気になった伝説のバイフー、不知火忍は、誰にも止められなかったという事か。いくら超能力者対策を万全に、腐るほど弾薬を用意した所で、巽は彼女に手も足も出なかった。どれだけ恐ろしい女だ、不知火忍という暗殺者は」
〝ありがとう。宗村さん、さようなら〟
 最後の横顔を残して、不知火の姿が扉の中に消えた。
 妙な沈黙の後で、わたくし、煙草を銜えて気を変えて、
「でもまあ、もう帰らぬ人となった不知火は、今となっては、もう伝説でしかない。天下無双の暗殺者、彼女の偉業もまた、末代まで語り継がれる事だろう」
 我われの背後、貝沼と羽深の二人のパトロール隊は、スノーモービルのリコイルスタータを引いて、けたたましくエンジンを始動させた。その暖気運転の音を耳にしながら、わたくし、ふとある事を思い出して、
「そう言えば斎、君はさっき、あのスノーモービルに同乗して来た。どこかへ行った帰りだったのか?」
 斎は両手を後ろ手に組んで、くるんと背後を振り返った。
「偽りの祠へ行っていました」
「え?」とわくたし、月岡芳年の描いた達磨大使のように、険しい眉根をして、
「なんであんな所、あそこへは、俺も行ってはみたが、何も無い、ただの偽りの祠」
 敷島はうつむいて、くすりと笑いながら、
「そうだな、あそこにある扉は、そのダイヤルをいくら回した所で、決して開く事のない、偽りの祠」
 その偽りの祠で、ダイヤルを回し続けた太古秀勝、そのまま力尽きる形となって。
「しかし実は、扉の向こう側からは、たわいもなく開く構造になっている」
「へ? そうなの? なんだ、中からは開くのか」
〝フロートの水で燃料供給不足なんじゃない?〟という貝沼の声が、放射冷却の効果によって意外なほど近くに聞こえた。
「宗村、あそこはな、晦冥会の祠の深部、電磁分離工場と繋がっているのだ。設計上では、緊急避難用の脱出経路として造られたもの」
 脱出経路?
「斎とパトロール隊がそこへ行っていた、扉は向こう側から開く構造になっている、ひょっとして、祠の深部から誰かが避難して来たのか?」
 斎は大きく目をひらいて、二台のスノーモービルの方向を指差した。
「おじさん、正解です。ほら、あそこのタンデムシートに座っている女性、わたしたちはあの人を救出に向かっていました」
「?」
 頭から毛布をかぶり、憔悴しきった様子の女性、バックレストにつかまって、問題はその顔、それは、古代中国の四大美人、貂蝉という美女のイメージにぴったりだった。
「おいあれ、まさか!」
 背中から横顔を見せて、敷島、くすぐったそうに笑って、
「宗村、伝説のバイフー、不知火忍が、あんな簡単に死ぬとでも思ったか?」
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