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4章 白豚腐女子×軟派騎士=?
4-10
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お化粧室に逃げ込んで、エヴァは火照った顔に手を当てた。
目は潤み、顔は上気していて、特にゼストに口づけられた頬は熟れた桃の様だ。
しばらくお化粧室の椅子に座って頬を冷ましていた。
はぁ…ダメだわ。BLの妄想だったら、もっと凄い事を登場人物にさせているのに、自分の事になったら、なんでこんなに狼狽えるのだろう…
ゼスト様ももう私に嫌気がさしているのじゃないかしら…
…
そうだったら…どうしよう…
…
何考えてるの?それでいいじゃない。嫌われて婚約破棄になればいいのよ。
だってあの人はチャラいからきっと浮気するし…
真っすぐこちらを見つめるゼスト様を思い出した。エヴァと話す時、その涼しい青い目がいつも少し弧を描いて唇は少し緩んでいる。
『今日は私を見てくれないか?君と歌劇を見るためにおめかししたんだからさ』『うん。その笑顔が君は素敵だよ』
『その、…もし誤解していたら、彼女とは何も無かったし、それに俺は今誰とも付き合ったりしてないし…エヴァ嬢の事が好きだし…』
『なぁ、好きだよ。エヴァ。俺のことも好きになってくれないか?』
『エヴァに会いたかったし、駆け足で帰ってきた』
今までのゼスト様の言葉を思い出して、エヴァの心臓はドキドキと跳ねる。
折角落ち着いてきたのに…
『そうだなぁ…婚約者としてもう少し仲良くなりたいから、今日はずっと手を繋ごうね』
あ、手を繋ぐ約束…
自分の手をジっと見て、エヴァは決心して化粧室から出た。
だが、ゼストが居ると思っていた化粧室に続く廊下には誰も居なかった。
エヴァは廊下で待ってくれていると思っていたゼストが居なくて不安になってしまう。
周りを探しながら、大広間までの廊下を歩いていく。
こんなに心もとなかったのは久しぶりだった。まるで森で迷子になった時の様な不安で、ゼストを目で探していた。
「トーン子爵令嬢?」
大広間に入る少し前の廊下で聞いた事のある声が彼女を呼び止めた。
振り向くと少し離れた場所にマイク・エカルノ伯爵令息が立っていた。あの公開婚約破棄騒動の相手だった数カ月前まで婚約者だった彼だ。
エヴァは思わぬ相手に瞠目した。
「ご、ご機嫌よう。エカルノ伯爵令息」
「こんなところで会えるなんて…久しぶりだね、元気に過ごしていたかな?」
マイクは少し苦笑いをしながら、そう言った。
「…ええ。貴方もお元気にしていらしたかしら?」
「ああ、…もし君が良かったら少し話しができないかい?」
ゼストの事を少し考えたが、エヴァも彼と話をしたかったので、小さく頷く。
廊下で立ち話しをするのも変だったので、彼は夜会の大広間の端にエヴァと並んで壁に寄りかかる。ここなら、二人きりというわけでも無いし、楽団の音にかき消されて声もあまり聞こえないだろう、安心したエヴァが話し出す。そのうちゼストも大広間にいるエヴァに気づくだろうし。
「あの」「あの」
話しを切り出すのが同時に被って、二人とも少し口元が緩んだ。
「じゃあ、君から」
「あ、ええ。ありがとう。あの、私、貴方に謝りたくて…」
「え?」
「そう。あのね、私、貴方を好きになる努力を怠っていましたの。だから貴方に嫌な思いをさせていたんだろうって…今更になるけど、本当にごめんなさい」
マイクのいつも真面目な顔が驚きで今日はコメディ俳優の様に目が真ん丸になっていた。
「……はははっ」
急に笑い出すマイクにエヴァは驚く。
「どうして笑うのです?」
「はは…己の愚かしさが面白くてさ…はははっ」
「どういう事でして?」
マイクの言っている事がわからなくてエヴァは不思議だった。
「僕が悪い。あの婚約破棄は僕が全部悪いんだ。エヴァ嬢。なのに、君が謝るなんて!ははは。こんな優しくて謙虚な人だったなんて。僕こそ謝らなくてはならないのに。本当に僕は…」
自嘲した顔をしながらマイクはいつもびっちりとなでつけている頭を抱えた。
「君が分からなくて、僕もどうしたらいいか分からなかった…」
マイクは少し悲しそうな笑みをたたえながら溢した。
「僕こそ謝らせてくれ、エヴァ嬢。一人で怒って何も聞かずに、君を大勢の前で傷つけて…君に不名誉な事をしてしまった…すまない…」
真摯な顔でマイクはエヴァに謝ってくれた。
「何も考えていなくて、あなたを傷つけていた私も悪いのです。あ、どうかお顔を上げてくださいませ…」
「今さら遅いと思うけど、ちゃんと君と話し合いをすればよかった…」
「私もそう思っていました。…同じですわね。ふふふ」
二人ともおかしくなって笑い合っていた。
ああ、こんな風にマイク様は笑うのね。全然知らなかったわ。本当に私は彼の事を知ろうともしていなかった…悪いことをしてしまった…
ちょうど夜会の楽団が陽気な曲を演奏していて、なんだか可笑しい。
「エヴァ?何してる?」
低い押し殺したような声が聞こえて、エヴァの目の前が真っ黒になった。
大きな体がエヴァを抱え込む様に包んで、マイクから隠すように前が見えなくなる。
エヴァの顔はゼストの胸に押し付けられていた。どうやら、ゼストはエヴァを探しまわっていたのか、衣服越しにも体温が高く、彼の心拍数が早く打っているのが聞こえた。
「あの、ゼストさ…」
「誰だ?私の婚約者に何をしている?」今までエヴァが聞いた事が無いほど剣呑なゼストの声が彼の体から響いている。
「これは失礼しました。私はマイク・エカルノと申します。エヴァ嬢の…知り合いです」
マイクはゼストの迫力に気圧されたのか、慌てた声を出していた。
「エヴァ、探したんだぞ。心配した」
マイクの言葉を無視して、ゼストはエヴァに向き直った。しっかりとエヴァを腕で包んだまま。彼の青い目はユラユラと何らかの感情で揺れていて、エヴァは初めて見るゼストの表情に狼狽える。
「ゼスト様彼は…」
「話は終わっただろう?行こう、エヴァ」
「え…?え?」
腰にしっかりと腕を回され、グイっとゼストはエヴァをその場から連れ去ってしまう。
ええええ…?ちょっとマイク様に失礼よ?ゼスト様?
チラリとマイクを伺い見ると、彼は苦々しい顔で笑っていた。
夜会会場では楽団がアップテンポの楽曲を奏でていた。踊っている人も多く、歓談する声も大きくて、ゼストの取り乱した振る舞いは誰の注意も引いていないようだ。
ゼスト様は一体どうしたというのだろう。いつも使用人にも柔和で人懐こい彼がこんな風に初対面の相手に牙を剥くような態度をとるなんて。
「あ、あのゼスト様?何か怒っておいでですか?」
「…」
「あの方は私の元婚約者で、少し話をしていただけなのです。和解できましたわ」
ずんずんと会場の大広間の外へと連れ出されながら、エヴァは彼の怒りの訳を知りたくて、正直に色々と話しかけた。
廊下の端でピタリとゼストが止まる。
「和解?」
「ええ、わだかまりがありましたので、…解決することができたと思いますわ」
ゼストを安心させるように笑顔を作って話しているが、エヴァは逆に彼の顔が凍り付いたように表情が無くなっていることに気付く。
「はぁ?なんだって?」
ゼスト様が怒っている。
はっきりエヴァにもそれが分かった。
騎士なので長身で筋肉もかなりついている彼が怒りをたたえて、エヴァの目の前に立っているだけで鳥肌が立ってくる。
「で、ですから、あの、仲直りをしたので、お互い…」
凄い力でエヴァは引き寄せられて、唇を奪われた。
前にされた唇同士で軽く触れるキスではない。何もかもを持って行ってしまうような激しいキスにエヴァは息ができずに暴れそうになるが、それさえも許されないほどきつく抱き締められていた。
唇が離れると青色の瞳と目が合う。やっと息ができたエヴァが何をされたか冷静になる前に、もう一度ゼストの顔が近づいてきた。
大きな舌がエヴァの舌を逃がさないように捕らえては擦り合う。上顎や歯茎、全てを塗りつぶすようにゼストの舌と唇が動く。ゾクゾクするような擽られるような感覚に、エヴァは泣きそうで、息が苦しい。何とか鼻でフーフーと息をする。
口から頭を犯される感覚にエヴァは何も考えられなくなる。
唾液が漏れ顎の辺りまで二人の唾液が流れ出しても、ゼストが止めてくれない。エヴァはいつの間にかゼストのシャツを握りしめていた。
クチュりと音が漏れ、エヴァが涙目になっていても、ゼストは薄目でエヴァの瞳を覗いたまま唇を離してくれなかった。
エヴァの力が抜けてくると、ゼストは通りかかった侯爵家の従者を呼びつけて客室へと案内させた。
呆然としていたエヴァは連れ込まれた客室のベッドに、文字通り押し倒されたのだった。
目は潤み、顔は上気していて、特にゼストに口づけられた頬は熟れた桃の様だ。
しばらくお化粧室の椅子に座って頬を冷ましていた。
はぁ…ダメだわ。BLの妄想だったら、もっと凄い事を登場人物にさせているのに、自分の事になったら、なんでこんなに狼狽えるのだろう…
ゼスト様ももう私に嫌気がさしているのじゃないかしら…
…
そうだったら…どうしよう…
…
何考えてるの?それでいいじゃない。嫌われて婚約破棄になればいいのよ。
だってあの人はチャラいからきっと浮気するし…
真っすぐこちらを見つめるゼスト様を思い出した。エヴァと話す時、その涼しい青い目がいつも少し弧を描いて唇は少し緩んでいる。
『今日は私を見てくれないか?君と歌劇を見るためにおめかししたんだからさ』『うん。その笑顔が君は素敵だよ』
『その、…もし誤解していたら、彼女とは何も無かったし、それに俺は今誰とも付き合ったりしてないし…エヴァ嬢の事が好きだし…』
『なぁ、好きだよ。エヴァ。俺のことも好きになってくれないか?』
『エヴァに会いたかったし、駆け足で帰ってきた』
今までのゼスト様の言葉を思い出して、エヴァの心臓はドキドキと跳ねる。
折角落ち着いてきたのに…
『そうだなぁ…婚約者としてもう少し仲良くなりたいから、今日はずっと手を繋ごうね』
あ、手を繋ぐ約束…
自分の手をジっと見て、エヴァは決心して化粧室から出た。
だが、ゼストが居ると思っていた化粧室に続く廊下には誰も居なかった。
エヴァは廊下で待ってくれていると思っていたゼストが居なくて不安になってしまう。
周りを探しながら、大広間までの廊下を歩いていく。
こんなに心もとなかったのは久しぶりだった。まるで森で迷子になった時の様な不安で、ゼストを目で探していた。
「トーン子爵令嬢?」
大広間に入る少し前の廊下で聞いた事のある声が彼女を呼び止めた。
振り向くと少し離れた場所にマイク・エカルノ伯爵令息が立っていた。あの公開婚約破棄騒動の相手だった数カ月前まで婚約者だった彼だ。
エヴァは思わぬ相手に瞠目した。
「ご、ご機嫌よう。エカルノ伯爵令息」
「こんなところで会えるなんて…久しぶりだね、元気に過ごしていたかな?」
マイクは少し苦笑いをしながら、そう言った。
「…ええ。貴方もお元気にしていらしたかしら?」
「ああ、…もし君が良かったら少し話しができないかい?」
ゼストの事を少し考えたが、エヴァも彼と話をしたかったので、小さく頷く。
廊下で立ち話しをするのも変だったので、彼は夜会の大広間の端にエヴァと並んで壁に寄りかかる。ここなら、二人きりというわけでも無いし、楽団の音にかき消されて声もあまり聞こえないだろう、安心したエヴァが話し出す。そのうちゼストも大広間にいるエヴァに気づくだろうし。
「あの」「あの」
話しを切り出すのが同時に被って、二人とも少し口元が緩んだ。
「じゃあ、君から」
「あ、ええ。ありがとう。あの、私、貴方に謝りたくて…」
「え?」
「そう。あのね、私、貴方を好きになる努力を怠っていましたの。だから貴方に嫌な思いをさせていたんだろうって…今更になるけど、本当にごめんなさい」
マイクのいつも真面目な顔が驚きで今日はコメディ俳優の様に目が真ん丸になっていた。
「……はははっ」
急に笑い出すマイクにエヴァは驚く。
「どうして笑うのです?」
「はは…己の愚かしさが面白くてさ…はははっ」
「どういう事でして?」
マイクの言っている事がわからなくてエヴァは不思議だった。
「僕が悪い。あの婚約破棄は僕が全部悪いんだ。エヴァ嬢。なのに、君が謝るなんて!ははは。こんな優しくて謙虚な人だったなんて。僕こそ謝らなくてはならないのに。本当に僕は…」
自嘲した顔をしながらマイクはいつもびっちりとなでつけている頭を抱えた。
「君が分からなくて、僕もどうしたらいいか分からなかった…」
マイクは少し悲しそうな笑みをたたえながら溢した。
「僕こそ謝らせてくれ、エヴァ嬢。一人で怒って何も聞かずに、君を大勢の前で傷つけて…君に不名誉な事をしてしまった…すまない…」
真摯な顔でマイクはエヴァに謝ってくれた。
「何も考えていなくて、あなたを傷つけていた私も悪いのです。あ、どうかお顔を上げてくださいませ…」
「今さら遅いと思うけど、ちゃんと君と話し合いをすればよかった…」
「私もそう思っていました。…同じですわね。ふふふ」
二人ともおかしくなって笑い合っていた。
ああ、こんな風にマイク様は笑うのね。全然知らなかったわ。本当に私は彼の事を知ろうともしていなかった…悪いことをしてしまった…
ちょうど夜会の楽団が陽気な曲を演奏していて、なんだか可笑しい。
「エヴァ?何してる?」
低い押し殺したような声が聞こえて、エヴァの目の前が真っ黒になった。
大きな体がエヴァを抱え込む様に包んで、マイクから隠すように前が見えなくなる。
エヴァの顔はゼストの胸に押し付けられていた。どうやら、ゼストはエヴァを探しまわっていたのか、衣服越しにも体温が高く、彼の心拍数が早く打っているのが聞こえた。
「あの、ゼストさ…」
「誰だ?私の婚約者に何をしている?」今までエヴァが聞いた事が無いほど剣呑なゼストの声が彼の体から響いている。
「これは失礼しました。私はマイク・エカルノと申します。エヴァ嬢の…知り合いです」
マイクはゼストの迫力に気圧されたのか、慌てた声を出していた。
「エヴァ、探したんだぞ。心配した」
マイクの言葉を無視して、ゼストはエヴァに向き直った。しっかりとエヴァを腕で包んだまま。彼の青い目はユラユラと何らかの感情で揺れていて、エヴァは初めて見るゼストの表情に狼狽える。
「ゼスト様彼は…」
「話は終わっただろう?行こう、エヴァ」
「え…?え?」
腰にしっかりと腕を回され、グイっとゼストはエヴァをその場から連れ去ってしまう。
ええええ…?ちょっとマイク様に失礼よ?ゼスト様?
チラリとマイクを伺い見ると、彼は苦々しい顔で笑っていた。
夜会会場では楽団がアップテンポの楽曲を奏でていた。踊っている人も多く、歓談する声も大きくて、ゼストの取り乱した振る舞いは誰の注意も引いていないようだ。
ゼスト様は一体どうしたというのだろう。いつも使用人にも柔和で人懐こい彼がこんな風に初対面の相手に牙を剥くような態度をとるなんて。
「あ、あのゼスト様?何か怒っておいでですか?」
「…」
「あの方は私の元婚約者で、少し話をしていただけなのです。和解できましたわ」
ずんずんと会場の大広間の外へと連れ出されながら、エヴァは彼の怒りの訳を知りたくて、正直に色々と話しかけた。
廊下の端でピタリとゼストが止まる。
「和解?」
「ええ、わだかまりがありましたので、…解決することができたと思いますわ」
ゼストを安心させるように笑顔を作って話しているが、エヴァは逆に彼の顔が凍り付いたように表情が無くなっていることに気付く。
「はぁ?なんだって?」
ゼスト様が怒っている。
はっきりエヴァにもそれが分かった。
騎士なので長身で筋肉もかなりついている彼が怒りをたたえて、エヴァの目の前に立っているだけで鳥肌が立ってくる。
「で、ですから、あの、仲直りをしたので、お互い…」
凄い力でエヴァは引き寄せられて、唇を奪われた。
前にされた唇同士で軽く触れるキスではない。何もかもを持って行ってしまうような激しいキスにエヴァは息ができずに暴れそうになるが、それさえも許されないほどきつく抱き締められていた。
唇が離れると青色の瞳と目が合う。やっと息ができたエヴァが何をされたか冷静になる前に、もう一度ゼストの顔が近づいてきた。
大きな舌がエヴァの舌を逃がさないように捕らえては擦り合う。上顎や歯茎、全てを塗りつぶすようにゼストの舌と唇が動く。ゾクゾクするような擽られるような感覚に、エヴァは泣きそうで、息が苦しい。何とか鼻でフーフーと息をする。
口から頭を犯される感覚にエヴァは何も考えられなくなる。
唾液が漏れ顎の辺りまで二人の唾液が流れ出しても、ゼストが止めてくれない。エヴァはいつの間にかゼストのシャツを握りしめていた。
クチュりと音が漏れ、エヴァが涙目になっていても、ゼストは薄目でエヴァの瞳を覗いたまま唇を離してくれなかった。
エヴァの力が抜けてくると、ゼストは通りかかった侯爵家の従者を呼びつけて客室へと案内させた。
呆然としていたエヴァは連れ込まれた客室のベッドに、文字通り押し倒されたのだった。
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