194 / 203
本編
No.186~誕生日7
しおりを挟む
再度王様だれだ!の掛け声と共に皆で割りばしを確認する。
「今回は俺が王様みたいだな、いや~今日はじめての王様だから何を命令しようかな、さて、そこの2人はなんでそんなに慌ててるんだ?」
「やべぇ、ユウヤが引いちまったよ、エグい命令をだされたらどうする」
「まて、このゲームでは個人名ではなく番号で命令をするから俺たちが当たる可能性は少ない、しかも女子に当たる可能性を考えてユウヤは多分そこまでヤバい命令は出さないだろう」
「そうか、そうだよな!」
甘い、お前らは甘すぎる。
「そうだな~うん、4番と6番」
2人の番号を確認しながら言うと二人は面白い位にビクッと体を震わせた。
「不正だ!何かずるをしたに決まってる!」
「そうだ!俺とユウの番号をピンポイントに当てるなんて何か細工をしなければ出来ない!」
とまぁ俺に何を命令されるか分からない二人は不正行為だからゲームは無効化だ、と言ってきた。
「証拠は?」
「「え?」」
「証拠は有るのか?」
「だ、だって俺たちをピンポイントに当てるなんて何かしないと出来ないだろ」
「たまたまだって可能性もあるでしょ?」
二人の主張に対してヘルが言う。
「そうだ!割りばしに何か細工をしていたんだ!だから俺らの番号を知ってるんだ」
「私たちの目の前でスキルで作っていたのに細工なんて出来るわけ無いじゃないですか」
そして2つ目の可能性もシュウが潰す。
「ほら最後だけはユウヤが割りばしを回収しただろ、その時にストレージから細工をしている割りばしを出したとしたら出来るじゃないか」
ユウが第3の可能性を提示する。
「私たちが王様ゲームをするって決めたのはユウヤさんじゃ無くてユウさんです。
しかも、ユウヤさんが王様ゲームをすると知っていて細工している割りばしを用意していたならまだしも、いきなり決まったこのゲームで細工する事は出来ませんよ」
まぁこの可能性は絶対にあり得ないけどな。
「ていうより、命令を受けたくないから不正だって言うなんて男気がないよ」
「だって最後の王様ゲームで狙っている相手を当てるなんてあるか」
残念だが、君たち2人では俺の不正を見抜くことは出来ないのだよ。
「不正だって言うんだったら証拠を見せないといけないんだぜ」
「クソ!分かったよ、やりたいようにすりゃあいい」
「潔くて良いじゃないか、じゃあお前ら2人に下す命令は…俺が設定した条件で俺と全力で戦って貰う」
「え?そんなことで良いのか?」
「ああ、良いぞ」
「良かった、もっとひどい命令を予想してたから安心したぜ」
2人は俺の命令が軽いと思っているのだろう。
「さて、じゃあ早速始めようか、ルールはどうしようか」
メニューを開いてPVPを選択する。
ユウとレンにPVPの申請をして認証が得られたところでPVPの設定を決める。
先ずは勝利条件は30分間で相手を何回倒したかの数で決める様に設定してPVPを開始する。
30分間のPVPでは本気で2人をぼこぼこにした。
フル装備で戦ったから2人の攻撃で俺がダメージを食らわないどころか2人の攻撃は俺のMPへと変換する。
2人の撃った魔法は魔力支配を使って2人に当たる様に軌道を変化させた。
まぁ流石に10分ぐらい経った後に流石にやり過ぎたと思ってそれからは少し手を抜いたけどな。
「やべぇ、俺絶対にユウヤだけは怒らせねぇわ」
「俺もだ、もう2度とあれはくらいたくねぇ」
PVP終了後にヘルとシュウにやり過ぎだと怒られてしまったが、次からは気を付けると言って話を終了させた。
その後もパーティーは続き、皆でヤヨイやヘル達が作った料理を楽しんだり、プレゼントを貰ったりした。
そして時間は過ぎていき夜も遅くなったという事で皆ログアウトする。
という訳で皆が帰った後にギルドハウスの片付けをしようとしたのだが、 修羅達にやらなくて良いと言われてしまったので、少しだけフィールドに出ることにする。
夜の草原に佇み、夜風に当たりながら今日の事を思い出す。
「今日は本当に楽しかったな、」
今日のような日をいつまでも続けていきたいと思う。
だからこの世界を破壊し、俺たちの生活を脅かす邪神は絶対に倒さなければならない。
「今回は俺が王様みたいだな、いや~今日はじめての王様だから何を命令しようかな、さて、そこの2人はなんでそんなに慌ててるんだ?」
「やべぇ、ユウヤが引いちまったよ、エグい命令をだされたらどうする」
「まて、このゲームでは個人名ではなく番号で命令をするから俺たちが当たる可能性は少ない、しかも女子に当たる可能性を考えてユウヤは多分そこまでヤバい命令は出さないだろう」
「そうか、そうだよな!」
甘い、お前らは甘すぎる。
「そうだな~うん、4番と6番」
2人の番号を確認しながら言うと二人は面白い位にビクッと体を震わせた。
「不正だ!何かずるをしたに決まってる!」
「そうだ!俺とユウの番号をピンポイントに当てるなんて何か細工をしなければ出来ない!」
とまぁ俺に何を命令されるか分からない二人は不正行為だからゲームは無効化だ、と言ってきた。
「証拠は?」
「「え?」」
「証拠は有るのか?」
「だ、だって俺たちをピンポイントに当てるなんて何かしないと出来ないだろ」
「たまたまだって可能性もあるでしょ?」
二人の主張に対してヘルが言う。
「そうだ!割りばしに何か細工をしていたんだ!だから俺らの番号を知ってるんだ」
「私たちの目の前でスキルで作っていたのに細工なんて出来るわけ無いじゃないですか」
そして2つ目の可能性もシュウが潰す。
「ほら最後だけはユウヤが割りばしを回収しただろ、その時にストレージから細工をしている割りばしを出したとしたら出来るじゃないか」
ユウが第3の可能性を提示する。
「私たちが王様ゲームをするって決めたのはユウヤさんじゃ無くてユウさんです。
しかも、ユウヤさんが王様ゲームをすると知っていて細工している割りばしを用意していたならまだしも、いきなり決まったこのゲームで細工する事は出来ませんよ」
まぁこの可能性は絶対にあり得ないけどな。
「ていうより、命令を受けたくないから不正だって言うなんて男気がないよ」
「だって最後の王様ゲームで狙っている相手を当てるなんてあるか」
残念だが、君たち2人では俺の不正を見抜くことは出来ないのだよ。
「不正だって言うんだったら証拠を見せないといけないんだぜ」
「クソ!分かったよ、やりたいようにすりゃあいい」
「潔くて良いじゃないか、じゃあお前ら2人に下す命令は…俺が設定した条件で俺と全力で戦って貰う」
「え?そんなことで良いのか?」
「ああ、良いぞ」
「良かった、もっとひどい命令を予想してたから安心したぜ」
2人は俺の命令が軽いと思っているのだろう。
「さて、じゃあ早速始めようか、ルールはどうしようか」
メニューを開いてPVPを選択する。
ユウとレンにPVPの申請をして認証が得られたところでPVPの設定を決める。
先ずは勝利条件は30分間で相手を何回倒したかの数で決める様に設定してPVPを開始する。
30分間のPVPでは本気で2人をぼこぼこにした。
フル装備で戦ったから2人の攻撃で俺がダメージを食らわないどころか2人の攻撃は俺のMPへと変換する。
2人の撃った魔法は魔力支配を使って2人に当たる様に軌道を変化させた。
まぁ流石に10分ぐらい経った後に流石にやり過ぎたと思ってそれからは少し手を抜いたけどな。
「やべぇ、俺絶対にユウヤだけは怒らせねぇわ」
「俺もだ、もう2度とあれはくらいたくねぇ」
PVP終了後にヘルとシュウにやり過ぎだと怒られてしまったが、次からは気を付けると言って話を終了させた。
その後もパーティーは続き、皆でヤヨイやヘル達が作った料理を楽しんだり、プレゼントを貰ったりした。
そして時間は過ぎていき夜も遅くなったという事で皆ログアウトする。
という訳で皆が帰った後にギルドハウスの片付けをしようとしたのだが、 修羅達にやらなくて良いと言われてしまったので、少しだけフィールドに出ることにする。
夜の草原に佇み、夜風に当たりながら今日の事を思い出す。
「今日は本当に楽しかったな、」
今日のような日をいつまでも続けていきたいと思う。
だからこの世界を破壊し、俺たちの生活を脅かす邪神は絶対に倒さなければならない。
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる