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本編
No.177~ダンジョン攻略3
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「つまり、マスターは出てくるモンスターが弱すぎてつまらないから私たちを読んで暇を潰そうとしたという訳ですね」
「まぁ簡単に言うとそう言う事だ」
周りを見ると皆納得した様な顔をしている。
「我々も主が手に入れた経験値が少し共有される為レベルが1000になってますからな、身内での模擬戦以外は物足りなく感じてしまいますしね」
「ヤヨイ達以外弱すぎ」
因みに言っていなかったが皆のレベルは既に上限である1000になっている。
ヤヨイやフェル、フェニは種族進化が出来ない種族なので進化の類いは一切していないが修羅は鬼から鬼人に進化している。
現在出てくるモンスターのレベルを考えても直ぐに倒せてしまうレベルだからな。
「まぁそんな訳でダンジョン攻略の間話し相手になってくれるか?」
「勿論ですマスター」
「主が望むのならいくらでもお付き合いします」
「従者として、当然」
3人とも俺の問いに直ぐに答えてくれた。
その後、3人とあっちであった出来事なんかを話しつつダンジョンを攻略していく。
1階層はやはりチュートリアル的な階層だったらしく、2階層からはモンスターのPOPも速くなったりトラップが出てきたりしたのだが、このメンバーでは意味がない。
「それでですね、フェニったら初めて食べたアイスクリームを食べ過ぎてダメージを食らい始めたんですよ」
「火の鳥がアイスを食ってダメージって…どんだけだよ!」
「ホントに加減って物を知りませんからね」
「そんな事も有ったね」
現在はユウの誕生日の時に食べたアイスクリームを初めて作った時の事を聞いていた。
修羅が育てた牛から作った牛乳何かを使い、フェルと協力して作ったと言っていたがそんな事が有ったなんて。
俺は笑いながらヤヨイの話の続きを聞いていく。
「ふぅ、一件落着っと…ハックショイ!フェニックスである私がくしゃみとは…何処かで噂でもされているのか?」
「じゃあ次は俺が話そうか」
ヤヨイの話を聞き終えた俺は出てくるモンスターを撃ち続けながら以前あった出来事を話す。
「俺が以前にユウと一緒に戦闘で使える技を開発していた時なんだけどな」
あの時はユウがただ敵を狙って撃つだけじゃなくカッコいい技みたいなのをやりたいって言ったのが始まりだったよな。
「PVP大会の時に見せた跳弾を利用した技が有っただろ」
「ええ、見事な技でしたね」
「うむ、あれを捌くのは大変そうです」
「それ、私知らない」
そうか、ヤヨイと修羅はユウの試合を観ていたけどフェルはその時から家出…もとい修行に行っていたからな。
「銃弾が壁に当たると跳ねるだろ、それがどう動くかを見て、その跳ねた銃弾に銃弾を当てて乱反射させて敵に銃弾を当てるっていう技なんだが…イメージ出来るか?」
「うん、強そうな技だね」
説明をしてみるとイメージは出来たみたいだ。
「ユウの奴、最初は全然出来てなかったけど練習を重ねていく毎に少しずつ数を増やせる様になっていったんだ」
そう、この技は銃弾の数が増えれば増えるほど脳内でどう跳弾するかを考えなければいけないため、非常に難しい技なのだが、ユウはその数をちょっとずつとはいえ増やしていた。
「で、俺の作った結界ないでは殆どミスをしないようにはなったんだ、そしてユウはこの技を皆に見せるためにギルドの皆の前で披露する事にした訳だ」
そう、ギルドのメンバーを集めて俺が結界を作りそのなかで技を披露するという事をしようとした。
「まぁ途中まではミスをする事も無くどんどん銃弾の数を増やしていった訳だが、俺は思ったんだ、俺の作った結界は正方形に作っている為跳弾を想像しやすいと、実際に使うときにそれに対応出来る様にしないといけないじゃないか、と」
「まさか、」
「やってしまったのですか」
ヤヨイと修羅は俺の話から続きが想像できたみたいだな、フェルは?を浮かべている。
「そう、俺はユウに一言声を掛けてより跳弾をリアルにするために結界にでこぼこを作った訳なんだが、ユウはそこから跳んでくる想像外の銃弾の処理を強いられる事になる」
自分が増やしていった銃弾の殆どが想像と違う軌道で跳んでくる訳だからな。
「まぁユウも大半の銃弾の処理は出来たんだけど一発の弾丸が後頭部に直撃してな、それをみたヘルが爆笑してしまってそれを見たユウが怒って決闘騒ぎになってしまった事が有ったんだ」
あの時の2人の戦いは見ごたえがあったな、ヘルは怖かったけど。
「まぁ簡単に言うとそう言う事だ」
周りを見ると皆納得した様な顔をしている。
「我々も主が手に入れた経験値が少し共有される為レベルが1000になってますからな、身内での模擬戦以外は物足りなく感じてしまいますしね」
「ヤヨイ達以外弱すぎ」
因みに言っていなかったが皆のレベルは既に上限である1000になっている。
ヤヨイやフェル、フェニは種族進化が出来ない種族なので進化の類いは一切していないが修羅は鬼から鬼人に進化している。
現在出てくるモンスターのレベルを考えても直ぐに倒せてしまうレベルだからな。
「まぁそんな訳でダンジョン攻略の間話し相手になってくれるか?」
「勿論ですマスター」
「主が望むのならいくらでもお付き合いします」
「従者として、当然」
3人とも俺の問いに直ぐに答えてくれた。
その後、3人とあっちであった出来事なんかを話しつつダンジョンを攻略していく。
1階層はやはりチュートリアル的な階層だったらしく、2階層からはモンスターのPOPも速くなったりトラップが出てきたりしたのだが、このメンバーでは意味がない。
「それでですね、フェニったら初めて食べたアイスクリームを食べ過ぎてダメージを食らい始めたんですよ」
「火の鳥がアイスを食ってダメージって…どんだけだよ!」
「ホントに加減って物を知りませんからね」
「そんな事も有ったね」
現在はユウの誕生日の時に食べたアイスクリームを初めて作った時の事を聞いていた。
修羅が育てた牛から作った牛乳何かを使い、フェルと協力して作ったと言っていたがそんな事が有ったなんて。
俺は笑いながらヤヨイの話の続きを聞いていく。
「ふぅ、一件落着っと…ハックショイ!フェニックスである私がくしゃみとは…何処かで噂でもされているのか?」
「じゃあ次は俺が話そうか」
ヤヨイの話を聞き終えた俺は出てくるモンスターを撃ち続けながら以前あった出来事を話す。
「俺が以前にユウと一緒に戦闘で使える技を開発していた時なんだけどな」
あの時はユウがただ敵を狙って撃つだけじゃなくカッコいい技みたいなのをやりたいって言ったのが始まりだったよな。
「PVP大会の時に見せた跳弾を利用した技が有っただろ」
「ええ、見事な技でしたね」
「うむ、あれを捌くのは大変そうです」
「それ、私知らない」
そうか、ヤヨイと修羅はユウの試合を観ていたけどフェルはその時から家出…もとい修行に行っていたからな。
「銃弾が壁に当たると跳ねるだろ、それがどう動くかを見て、その跳ねた銃弾に銃弾を当てて乱反射させて敵に銃弾を当てるっていう技なんだが…イメージ出来るか?」
「うん、強そうな技だね」
説明をしてみるとイメージは出来たみたいだ。
「ユウの奴、最初は全然出来てなかったけど練習を重ねていく毎に少しずつ数を増やせる様になっていったんだ」
そう、この技は銃弾の数が増えれば増えるほど脳内でどう跳弾するかを考えなければいけないため、非常に難しい技なのだが、ユウはその数をちょっとずつとはいえ増やしていた。
「で、俺の作った結界ないでは殆どミスをしないようにはなったんだ、そしてユウはこの技を皆に見せるためにギルドの皆の前で披露する事にした訳だ」
そう、ギルドのメンバーを集めて俺が結界を作りそのなかで技を披露するという事をしようとした。
「まぁ途中まではミスをする事も無くどんどん銃弾の数を増やしていった訳だが、俺は思ったんだ、俺の作った結界は正方形に作っている為跳弾を想像しやすいと、実際に使うときにそれに対応出来る様にしないといけないじゃないか、と」
「まさか、」
「やってしまったのですか」
ヤヨイと修羅は俺の話から続きが想像できたみたいだな、フェルは?を浮かべている。
「そう、俺はユウに一言声を掛けてより跳弾をリアルにするために結界にでこぼこを作った訳なんだが、ユウはそこから跳んでくる想像外の銃弾の処理を強いられる事になる」
自分が増やしていった銃弾の殆どが想像と違う軌道で跳んでくる訳だからな。
「まぁユウも大半の銃弾の処理は出来たんだけど一発の弾丸が後頭部に直撃してな、それをみたヘルが爆笑してしまってそれを見たユウが怒って決闘騒ぎになってしまった事が有ったんだ」
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