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本編
No.169~ダンジョン解放前イベント43
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ゴブリンジェネラルに蹴りあげられたシフォンは3m程宙に打ち上げられるも途中で体制を立て直して着地した。
「ゲホッ、ゴホッ」
シフォンはお腹を蹴られたから咳き込んでいるがゴブリンジェネラルはそれを見ているだけで攻撃を仕掛ける様子は無い。
「グフフ、コレデワカッタダロウ、キサマデハワレニハカテナイノダヨ」
「何を勝ったつもりでいるのです?勝負はまだまだこれからですわよ」
まぁさっきまでのシフォンは魔法を使って無いからな。
「まぁ貴方の力量も分かってきた所ですし、そろそろ終幕といたしましょう」
どうやらシフォンはもう戦闘を終わらせるらしい。
現在のゴブリンジェネラルのHPは6割ちょい、現在ゴブリンジェネラルはシフォンの事を見下して油断しているから隙をつきやすくなっているだろう。
シフォンがゴブリンジェネラルの方に駆けながら魔法を放つ。
「ドコヲネラッテイルンダ、イッパツモアタラナイデハナイカ」
確かにシフォンの放った魔法はゴブリンジェネラルに当たっていない…がシフォンは狙ってゴブリンジェネラルに当てていない。
狙いは地面に魔法を着弾させる事で砂煙を発生させてゴブリンジェネラルに自分の姿を見せない様にする事だな。
砂煙はシフォンとゴブリンジェネラルの姿を隠し、見えなくする。
「コシャクナ!」
そう聞こえた後に砂煙がゴブリンジェネラルの太剣によって斜めに裂かれる。
だがゴブリンジェネラルの前にシフォンは居なかった。
「ナニッ!」
砂煙が晴れ、周りの様子が見えるようになった。
シフォンはゴブリンジェネラルの後ろで魔力を籠手に籠めていた。
「シマッ!」
ゼロ距離からの籠手に籠められた魔力の解放。
それはゴブリンジェネラルの体内で暴れまわりゴブリンジェネラルを内側から破壊していく。
そしてゴブリンジェネラルのHPはゼロになりポリゴンとなって消滅した。
「レン様!私勝ちました!」
そう言ってレンの元に走っていくシフォン。
レンは近づいてきたシフォンの頭を撫でている。
撫でられているシフォンの尻尾はブンブンと振られていて嬉しそうだ。
ゴブリンの方を見るとゴブリンジェネラルが負けると思っていなかったため口をあんぐりと開けて止まっている。
まぁ止まっていると言ってもゴブリンの数はシフォンとゴブリンジェネラルが戦っている間にもヘルがどんどんと減らしていた為最初の半分位だけどな。
「おい、お前らまだ戦闘中だかんな」
そう2人に声を描けると2人はバッ!と手を離して離れる。
「さて皆、シフォンが戦っている間にもヘルが周りのゴブリンを倒していたからゴブリンの数は少なくなってるが油断するんじゃ無いぞ」
俺がそう言うとレンがマジか!と反応していたのでレンは気づいていなかったらしい。
シュウやユウ、ユイも気づいてたのにって言うかゴブリンの数が一気に減ってるのに気づかないとか…シフォンの戦いを見るのに集中し過ぎだろ。
その後、俺は回りに居たゴブリンを殲滅する事になり、皆はゴブリンキングとゴブリンエンペラーを倒す事になり、誰一人死ぬ事もなく81階層を攻略する事が出来た。
そして81階層の攻略を終えた俺たちはHPとMPを回復させるために一旦休憩を取ることにした。
81階層のドロップアイテムは1人で攻略した時と変わったところは無さそうだ。
(まぁ1人辺りの入手量は少なくなってると思うが…それにしてもゴブリンのステータスが1人で挑戦した時より高くなっていたな)
やはりパーティで挑戦出来るとなった事で人数に応じて難易度が変更されたのだろう。
特にゴブリンエンペラーが強くなっていると感じたからな。
元々ステータスが高いモンスターが強く感じたという言葉強化値は一定ではなく割合だと思う。
まぁそんな事を考えても仕方がないので俺は考えることを止め、ステータスの確認をする事にした。
「ゲホッ、ゴホッ」
シフォンはお腹を蹴られたから咳き込んでいるがゴブリンジェネラルはそれを見ているだけで攻撃を仕掛ける様子は無い。
「グフフ、コレデワカッタダロウ、キサマデハワレニハカテナイノダヨ」
「何を勝ったつもりでいるのです?勝負はまだまだこれからですわよ」
まぁさっきまでのシフォンは魔法を使って無いからな。
「まぁ貴方の力量も分かってきた所ですし、そろそろ終幕といたしましょう」
どうやらシフォンはもう戦闘を終わらせるらしい。
現在のゴブリンジェネラルのHPは6割ちょい、現在ゴブリンジェネラルはシフォンの事を見下して油断しているから隙をつきやすくなっているだろう。
シフォンがゴブリンジェネラルの方に駆けながら魔法を放つ。
「ドコヲネラッテイルンダ、イッパツモアタラナイデハナイカ」
確かにシフォンの放った魔法はゴブリンジェネラルに当たっていない…がシフォンは狙ってゴブリンジェネラルに当てていない。
狙いは地面に魔法を着弾させる事で砂煙を発生させてゴブリンジェネラルに自分の姿を見せない様にする事だな。
砂煙はシフォンとゴブリンジェネラルの姿を隠し、見えなくする。
「コシャクナ!」
そう聞こえた後に砂煙がゴブリンジェネラルの太剣によって斜めに裂かれる。
だがゴブリンジェネラルの前にシフォンは居なかった。
「ナニッ!」
砂煙が晴れ、周りの様子が見えるようになった。
シフォンはゴブリンジェネラルの後ろで魔力を籠手に籠めていた。
「シマッ!」
ゼロ距離からの籠手に籠められた魔力の解放。
それはゴブリンジェネラルの体内で暴れまわりゴブリンジェネラルを内側から破壊していく。
そしてゴブリンジェネラルのHPはゼロになりポリゴンとなって消滅した。
「レン様!私勝ちました!」
そう言ってレンの元に走っていくシフォン。
レンは近づいてきたシフォンの頭を撫でている。
撫でられているシフォンの尻尾はブンブンと振られていて嬉しそうだ。
ゴブリンの方を見るとゴブリンジェネラルが負けると思っていなかったため口をあんぐりと開けて止まっている。
まぁ止まっていると言ってもゴブリンの数はシフォンとゴブリンジェネラルが戦っている間にもヘルがどんどんと減らしていた為最初の半分位だけどな。
「おい、お前らまだ戦闘中だかんな」
そう2人に声を描けると2人はバッ!と手を離して離れる。
「さて皆、シフォンが戦っている間にもヘルが周りのゴブリンを倒していたからゴブリンの数は少なくなってるが油断するんじゃ無いぞ」
俺がそう言うとレンがマジか!と反応していたのでレンは気づいていなかったらしい。
シュウやユウ、ユイも気づいてたのにって言うかゴブリンの数が一気に減ってるのに気づかないとか…シフォンの戦いを見るのに集中し過ぎだろ。
その後、俺は回りに居たゴブリンを殲滅する事になり、皆はゴブリンキングとゴブリンエンペラーを倒す事になり、誰一人死ぬ事もなく81階層を攻略する事が出来た。
そして81階層の攻略を終えた俺たちはHPとMPを回復させるために一旦休憩を取ることにした。
81階層のドロップアイテムは1人で攻略した時と変わったところは無さそうだ。
(まぁ1人辺りの入手量は少なくなってると思うが…それにしてもゴブリンのステータスが1人で挑戦した時より高くなっていたな)
やはりパーティで挑戦出来るとなった事で人数に応じて難易度が変更されたのだろう。
特にゴブリンエンペラーが強くなっていると感じたからな。
元々ステータスが高いモンスターが強く感じたという言葉強化値は一定ではなく割合だと思う。
まぁそんな事を考えても仕方がないので俺は考えることを止め、ステータスの確認をする事にした。
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