174 / 203
本編
No.168~ダンジョン解放前イベント42
しおりを挟む
どうやらヘルはこの状況を利用してゴブリンの数を減らしているみたいだ。
後ろから近づいて声を出させないようにして一撃でゴブリンを殺している。
もともとヘルの暗殺技術は上手いが、殆どのゴブリンが俺たちやゴブリンジェネラルの方を集中して見ているという状況も合わさって余計に気づかれにくくなっている。
(あの調子なら大丈夫そうだな)
ヘルの今の状況も確認できた俺は地上に降り立つ。
どうやらシュウ達もじゃんけんが終わって誰が戦うのかが決まったみたいだな。
「頑張りますわ」
どうやら戦うのはシフォンに決まったらしい。
シフォンの使う武器は籠手、俺も籠手を装備しているが俺の方は防御用で刀を振ったりする時に邪魔にならない様に作っている。
対してシフォンの籠手は攻撃用に作っていて、殴った時の力が伝わりやすい様に作っていて、他にも武器として常時使うので戦闘中に壊れない様に耐久値は高く作っていて、並大抵の事じゃ壊れない様になっている。
シフォンの戦闘スタイルは相手の攻撃を避けるか籠手で受け流して相手の隙を作り、強烈な打撃を相手に与えるという物だ。
「ナンダキサマ、ヒトリデワレにタタカイヲイドモウトイウノカ、オロカシイナ」
グハハハハと笑い声をあげて喋るゴブリンジェネラルにシフォンは返す。
「愚かしい?何を言っているのでしょうか、貴方ごとき私一人で倒せると思ったから一人で戦うだけですのよ」
「キサマァ!ブッコロシテヤル!」
「おいおい、煽り耐性無さすぎだろ」
まぁこのゴブリンジェネラルが産まれたのは俺たちが転移してきた時だからな、一度も挑発された事が無かったらこんなもん…なのか?
まぁそれはおいといてあんな挑発で激昂状態になったゴブリンジェネラルにはシフォンに突撃していき手に持った太剣を振り下ろす。
だが、そんな大振りな攻撃にシフォンが当たるわけが無く、太剣はガキィン!と地面を砕いた。
そこにすかさず籠手に風属性を付与したシフォンの正拳突きを放つ。
風属性が付与された正拳突きはゴブリンジェネラルの鳩尾にヒットした瞬間に弾ける。
これで打撃と風属性による貫通ダメージがクリティカルで入った。
「グゥゥ、ナメルナァ!」
殴られた事で激昂状態が解けたゴブリンジェネラルは腕を振ってシフォンに攻撃をする。
それをシフォンは後ろに跳ぶことで回避する。
シフォンが後ろに跳んだ事でゴブリンジェネラルは地面に刺さった太剣を回収した。
シフォンはゴブリンジェネラルがもう油断もしていないし激昂もしていないので安易に飛び出す事が出来ない。
対してゴブリンジェネラルも大振りの攻撃をすれば回避されて逆に攻撃を食らうという事がさっきの事で分かっている。
両者共に動かず、膠着状態が続く。
先に動き出したのはシフォンだ。
ゴブリンジェネラルはシフォンを迎え受ける体制を整える為に太剣を横向きに構える。
シフォンは真っ直ぐゴブリンジェネラルの方に走っていき、それをゴブリンジェネラルは迎え撃つ。
シフォンはゴブリンジェネラルの切り上げを少し屈む事で回避して攻撃をするがゴブリンジェネラルも馬鹿では無い。
切り上げた太剣を遠くに飛ばないよう軽く投げて空いた手でシフォンに反撃を当てる。
横から当てられた攻撃をぶっ飛ぶ事で衝撃を逃がす。
派手に吹っ飛んで行ったが回りに石なんかは無いのでそこまでダメージは入っていない。
ゴロゴロと転がりながら衝撃を逃がしているシフォンに追撃を仕掛けるゴブリンジェネラル。
先程近くに落とした太剣をシフォンの方に投げて自分も駆けていく。
体制を立て直したシフォンに迫る太剣。
近づいてくる太剣に気づいたシフォンは右側に跳んで避けるが避けた先にはゴブリンジェネラルが待って居た。
シフォンはゴブリンジェネラルに蹴りあげられて上空に飛ばされた。
後ろから近づいて声を出させないようにして一撃でゴブリンを殺している。
もともとヘルの暗殺技術は上手いが、殆どのゴブリンが俺たちやゴブリンジェネラルの方を集中して見ているという状況も合わさって余計に気づかれにくくなっている。
(あの調子なら大丈夫そうだな)
ヘルの今の状況も確認できた俺は地上に降り立つ。
どうやらシュウ達もじゃんけんが終わって誰が戦うのかが決まったみたいだな。
「頑張りますわ」
どうやら戦うのはシフォンに決まったらしい。
シフォンの使う武器は籠手、俺も籠手を装備しているが俺の方は防御用で刀を振ったりする時に邪魔にならない様に作っている。
対してシフォンの籠手は攻撃用に作っていて、殴った時の力が伝わりやすい様に作っていて、他にも武器として常時使うので戦闘中に壊れない様に耐久値は高く作っていて、並大抵の事じゃ壊れない様になっている。
シフォンの戦闘スタイルは相手の攻撃を避けるか籠手で受け流して相手の隙を作り、強烈な打撃を相手に与えるという物だ。
「ナンダキサマ、ヒトリデワレにタタカイヲイドモウトイウノカ、オロカシイナ」
グハハハハと笑い声をあげて喋るゴブリンジェネラルにシフォンは返す。
「愚かしい?何を言っているのでしょうか、貴方ごとき私一人で倒せると思ったから一人で戦うだけですのよ」
「キサマァ!ブッコロシテヤル!」
「おいおい、煽り耐性無さすぎだろ」
まぁこのゴブリンジェネラルが産まれたのは俺たちが転移してきた時だからな、一度も挑発された事が無かったらこんなもん…なのか?
まぁそれはおいといてあんな挑発で激昂状態になったゴブリンジェネラルにはシフォンに突撃していき手に持った太剣を振り下ろす。
だが、そんな大振りな攻撃にシフォンが当たるわけが無く、太剣はガキィン!と地面を砕いた。
そこにすかさず籠手に風属性を付与したシフォンの正拳突きを放つ。
風属性が付与された正拳突きはゴブリンジェネラルの鳩尾にヒットした瞬間に弾ける。
これで打撃と風属性による貫通ダメージがクリティカルで入った。
「グゥゥ、ナメルナァ!」
殴られた事で激昂状態が解けたゴブリンジェネラルは腕を振ってシフォンに攻撃をする。
それをシフォンは後ろに跳ぶことで回避する。
シフォンが後ろに跳んだ事でゴブリンジェネラルは地面に刺さった太剣を回収した。
シフォンはゴブリンジェネラルがもう油断もしていないし激昂もしていないので安易に飛び出す事が出来ない。
対してゴブリンジェネラルも大振りの攻撃をすれば回避されて逆に攻撃を食らうという事がさっきの事で分かっている。
両者共に動かず、膠着状態が続く。
先に動き出したのはシフォンだ。
ゴブリンジェネラルはシフォンを迎え受ける体制を整える為に太剣を横向きに構える。
シフォンは真っ直ぐゴブリンジェネラルの方に走っていき、それをゴブリンジェネラルは迎え撃つ。
シフォンはゴブリンジェネラルの切り上げを少し屈む事で回避して攻撃をするがゴブリンジェネラルも馬鹿では無い。
切り上げた太剣を遠くに飛ばないよう軽く投げて空いた手でシフォンに反撃を当てる。
横から当てられた攻撃をぶっ飛ぶ事で衝撃を逃がす。
派手に吹っ飛んで行ったが回りに石なんかは無いのでそこまでダメージは入っていない。
ゴロゴロと転がりながら衝撃を逃がしているシフォンに追撃を仕掛けるゴブリンジェネラル。
先程近くに落とした太剣をシフォンの方に投げて自分も駆けていく。
体制を立て直したシフォンに迫る太剣。
近づいてくる太剣に気づいたシフォンは右側に跳んで避けるが避けた先にはゴブリンジェネラルが待って居た。
シフォンはゴブリンジェネラルに蹴りあげられて上空に飛ばされた。
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
スキルが芽生えたので復讐したいと思います~スライムにされてしまいました。意外と快適です~
北きつね
ファンタジー
世界各国に突如現れた”魔物”。
魔物を倒すことで、”スキル”が得られる。
スキルを得たものは、アニメーションの産物だった、魔法を使うことができる。
高校に通う普通の学生だった者が、魔物を見つけ、スキルを得る為に、魔物を狩ることを決意する。
得たスキルを使って、自分をこんな目に合わせた者への復讐を誓う。
高校生だった者は、スキルの深淵を覗き見ることになる。芽生えたスキルは、強力な武器となる。
注)作者が楽しむ為に書いています。
復讐物です。いじめや過激な表現が含まれます。恋愛要素は皆無です。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第、直していきますが、更新はまとめてになると思います。
誤字脱字、表現がおかしいなどのご指摘はすごく嬉しいです。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
ジャージ女子高生による異世界無双
れぷ
ファンタジー
異世界ワーランド、そこへ神からのお願いを叶えるために降り立った少女がいた。彼女の名前は山吹コトナ、コトナは貰ったチートスキル【魔改造】と【盗む】を使い神様のお願いをこなしつつ、ほぼ小豆色のジャージ上下でテンプレをこなしたり、悪党を改心させたり、女神になったりするお話です。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる