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本編
No.146~ダンジョン解放前イベント20
しおりを挟む 私が転生して数ヶ月わかったことはモブの私が異常なまでに主人公補正たち好かれること。そして避けようが避けられない。
「よっ!この俺様がまだ来てやったぞ」
「はい。そうですね。殿下」
「名前で呼べ」
「へっ?」
「名前で呼んでほしい」
「る、ルプ様」
「おう!」
モニーク家
「やあ!僕の妖精さん。僕のことは気軽に名前で呼んでね」
「あっはい。グレン様」
なにこの状況。いきなりやって来たかと思えば私の部屋に居座っている。女子の部屋にきてもなんの躊躇いもない。主人公補正怖っ‼︎
「ユリアじゃねぇかよ!俺の馬に乗れよ。風になろうぜ」
「は、はい」
いやああ‼︎千の風になる!
毎日毎回のように私に会いに来る。本物のヒロインどうした⁉︎私は名もないモブよ!私が読んでいた魔法学園の危機を救えには出てきたことがない名前だもん!
この話はとあるヒロインが中心となっている。ヒロインは悪魔に取り憑かれており主人公補正たちが彼女を救い結婚する乙女の象徴だ。
髪は綺麗な金髪で瞳はピンクローズの色。一方で私は髪は水色で瞳は金色。目だけは異常に目立つ。それだけのモブだ。
「本当にモブが主人公補正たちにモテまくるって最悪なんですけど......」
ひとりの時間がない。
ガシッ
「え?えっ⁉︎アグ様‼︎どこに行くんですか?」
「お前に見せたい景色があるんだ」
連れて行かれた先には
「うわー。綺麗な花園」
「ここは俺のとっておきな秘密の場所さ。お前だから教えるんだ」
「そうなのですね」
「俺はお前みたいな平凡な貴族には会ったことがないけどその面白いやつだって思っている。俺にはないものを持ってって羨ましいよ」
「......アグ様」
「俺はユリアが大好きだ。今すぐに返事が欲しいわけじゃない。もし俺を選んでくれるなら......後悔だけはされない」
「あ、アグ様⁉︎」
「帰ろうか。俺はお前を手放さないから」
「......はい」
告白なんて初めてされた。アグ.イングリッシュ家は小説の中でもなかりの資産家だったはず。彼は剣の才能がある。とてもやんちゃではあるが一途な可愛らしい男の子。
「私は......モブ。いつかヒロインが現れたら私なんか眼中になくなるのだから......だから優しくなんてしないでよ」
怖い。いつか主人公補正たちに冷たくあしらわれて軽蔑な目で私を見る三人の姿を想像するだけで吐きそう。
「ユリア⁇」
「グレン様⁇」
いつの間に来ていたの?昨日も一昨日も来てたよね?
「ユリア⁇顔色が悪いよ?」
「なんでもありません」
「ふーん。僕もに隠し事するなんて妖精さんら駄目だねぇ?」
「あっやば!」
「お仕置きかなぁ?」
そう。さわやかそうに見えるこのグレン様は実は超がつくほどのドSなのだ。
その後三時間にも及ぶお仕置きタイムが待っていたのでした。
「いやあああああああ⁉︎」
「よっ!この俺様がまだ来てやったぞ」
「はい。そうですね。殿下」
「名前で呼べ」
「へっ?」
「名前で呼んでほしい」
「る、ルプ様」
「おう!」
モニーク家
「やあ!僕の妖精さん。僕のことは気軽に名前で呼んでね」
「あっはい。グレン様」
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「本当にモブが主人公補正たちにモテまくるって最悪なんですけど......」
ひとりの時間がない。
ガシッ
「え?えっ⁉︎アグ様‼︎どこに行くんですか?」
「お前に見せたい景色があるんだ」
連れて行かれた先には
「うわー。綺麗な花園」
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「そうなのですね」
「俺はお前みたいな平凡な貴族には会ったことがないけどその面白いやつだって思っている。俺にはないものを持ってって羨ましいよ」
「......アグ様」
「俺はユリアが大好きだ。今すぐに返事が欲しいわけじゃない。もし俺を選んでくれるなら......後悔だけはされない」
「あ、アグ様⁉︎」
「帰ろうか。俺はお前を手放さないから」
「......はい」
告白なんて初めてされた。アグ.イングリッシュ家は小説の中でもなかりの資産家だったはず。彼は剣の才能がある。とてもやんちゃではあるが一途な可愛らしい男の子。
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怖い。いつか主人公補正たちに冷たくあしらわれて軽蔑な目で私を見る三人の姿を想像するだけで吐きそう。
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いつの間に来ていたの?昨日も一昨日も来てたよね?
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「あっやば!」
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そう。さわやかそうに見えるこのグレン様は実は超がつくほどのドSなのだ。
その後三時間にも及ぶお仕置きタイムが待っていたのでした。
「いやあああああああ⁉︎」
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