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本編
No.119~サプライズ5
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ギルドハウスの前に着いた俺たちはギルドハウスに入っていく。
普段は明るくしている廊下も電気を切っていて暗い。
「あれ?電気ついてない?」
「何かのバグか?ユウヤ、分かるか?」
「いや、俺にも分からん…でもギルドハウスの中は皆知ってるし、暗くても行けるだろ」
「ま、そうだな、じゃあ行こうぜ」
暗い廊下をユウが先頭で、俺とレンが少し後ろで歩く。
『じゃあ、クラッカー用意しとけよ』
『分かってる』
俺はレンとボイスチャットで話す。
ロビーに出たら皆でユウにクラッカーを撃つという事になっている。
そしてユウがロビーに入る。
パンパンパン!
「「「「ユウ(さん)!誕生日おめでとう!」」」」
「へ?誕生日?」
ユウの反応で皆あれ?ユウの誕生日ってまだなんじゃ…という疑問が浮かぶ。
が、ユウが思い出したようで
「ああ~そうか、そういえば今日って俺の誕生日だったっけ?すっかり忘れてたぜ」
ユウの一言で皆ほっとした表情を浮かべる。
「まぁ間違ってなくて良かったよ、ユウ、誕生日おめでとう」
俺の言葉の後に皆もおめでと~と声を掛けていく。
そして皆ユウにお祝いの言葉を掛け終わり、誕生日パーティーが始まる…前にユウがふと疑問に思った事を口に出す。
「てか、何で俺の誕生日が今日って分かったんだ?俺、誰にも誕生日なんて教えてないと思うんだけど」
「へ?私たちはユウヤに、ていうか今日のパーティーを企画したのもユウヤだし」
皆俺の事を見る。
俺は少し笑うとユウが「お前…まさか!」と言ってくる。
「俺を誰だと思っていやがる、ユウの誕生日位調べる事は造作もない」
「お、おま、それ犯罪」
「ばれなきゃ犯罪じゃないんだぞ…とまぁネタはここまでで、本当は前にユウが話してたのを覚えてただけだぞ」
「でもユウは教えてないって」
「いや、この前俺の誕生日いつ?って誕生日の話をユウとしたんだよ、その時に聞いたって訳」
俺が言うとユウも思い出したようで、「ああ~あの時か」と言っていたので皆信じてくれたみたいだ。
そしてユウの誕生日パーティーが始まる。
ヤヨイに作ってもらった料理を並べ皆で食べる。
「美味しい!なにこれ!」
「これは…本当に凄いです」
「こんなに美味しい料理を食べられるユウヤさんが羨ましいです」
上からヘル、シュウ、ユイの順番で料理にコメントをしていく。
パーティーではギルドメンバーとテイムモンスターや従者に別れている。
フェニはもちろんテイムモンスターの皆もヤヨイの料理を食べている。
ヤヨイは今、足りなくなった料理を作っているみたいだな。
シュウ以外のテイムモンスターは進化しており、ヘルの下級悪魔が中級悪魔に、ユイのウルフがナイトウルフという種族に進化したらしい。
その後、トラブルもなく誕生日パーティーは進んでいき、プレゼントを渡す時間になった。
「じゃあ私から渡すね!はい!」
「サンキューな、大事にするよ」
ヘルが渡したのは服だ。
俺もだが、男子組は装備以外のいわゆるオシャレアイテムというのをあまり持っていない。
俺の場合クリスマスイベントの時にガチャで出た衣装アイテムは有るがプレイヤーメイドの性能より見た目を重視するようなアイテムは基本的に持たないからな、ユウもそんな感じだろう。
しかも、衣装によってはそこそこ良い性能の装備より高い物もある。
「じゃあ私からはこれです」
「おお~これは凄いな」
シュウが渡したのはお札だ。
だがただのお札ではなく、シュウのバフが込められているお札で、使用するだけでシュウが掛けるバフと同じ効果を発揮するというものだ。
「じゃあ次は私ですね!私はこれです!」
「これは、チーズケーキか!」
「はい!前に好きだって言ってたのを思い出したんです、ちゃんと手作りしたので食べてみて下さい!」
「じゃあ早速…美味しい!美味しいよユイちゃん」
「そうですか…良かったです」
ユイが作ったチーズケーキの材料はヤヨイや修羅が作っている物を使用したがそれ以外は自分の力で作り上げていた。
「じゃあ次は俺だな、俺はこれだ!」
「こ…これは!」
レンのプレゼントは俺も知らないがユウの様子を見た感じ欲しかった物だったみたいだ。
「じゃあ最後に俺だな」
俺はユウにアイテムを送る。
「これ…すげぇな」
俺が渡したのは片レンズとライフルだ。
片レンズとは分かりやすくいうと怪盗が付けているイメージのあれだ。
片レンズには視力強化、ロックオン、ズーム機能が付いており、インカムに設定した言葉をいうともう1つのライフルの機能が変わるという物になっている。
ライフルの方は前回渡した物と性能はあまり変わらないが、片レンズに付いてるインカムにバスターと言うと対戦車ライフルに変化する様になっている。
「ユウヤ…お前分かってんな!」
前回はプレイヤーと戦うだけだったので対戦車ライフルは作る必要は無かったが対戦車ライフルは男のロマン、なので汎用性が高くなるようにボイスでライフルとチェンジ出来るようにした。
その後、ケーキを食べたり皆でテイムモンスターの話をしたりしていたら時間は11時を周り、ユイとレンがログアウトした所でユウの誕生日パーティーは終了した。
普段は明るくしている廊下も電気を切っていて暗い。
「あれ?電気ついてない?」
「何かのバグか?ユウヤ、分かるか?」
「いや、俺にも分からん…でもギルドハウスの中は皆知ってるし、暗くても行けるだろ」
「ま、そうだな、じゃあ行こうぜ」
暗い廊下をユウが先頭で、俺とレンが少し後ろで歩く。
『じゃあ、クラッカー用意しとけよ』
『分かってる』
俺はレンとボイスチャットで話す。
ロビーに出たら皆でユウにクラッカーを撃つという事になっている。
そしてユウがロビーに入る。
パンパンパン!
「「「「ユウ(さん)!誕生日おめでとう!」」」」
「へ?誕生日?」
ユウの反応で皆あれ?ユウの誕生日ってまだなんじゃ…という疑問が浮かぶ。
が、ユウが思い出したようで
「ああ~そうか、そういえば今日って俺の誕生日だったっけ?すっかり忘れてたぜ」
ユウの一言で皆ほっとした表情を浮かべる。
「まぁ間違ってなくて良かったよ、ユウ、誕生日おめでとう」
俺の言葉の後に皆もおめでと~と声を掛けていく。
そして皆ユウにお祝いの言葉を掛け終わり、誕生日パーティーが始まる…前にユウがふと疑問に思った事を口に出す。
「てか、何で俺の誕生日が今日って分かったんだ?俺、誰にも誕生日なんて教えてないと思うんだけど」
「へ?私たちはユウヤに、ていうか今日のパーティーを企画したのもユウヤだし」
皆俺の事を見る。
俺は少し笑うとユウが「お前…まさか!」と言ってくる。
「俺を誰だと思っていやがる、ユウの誕生日位調べる事は造作もない」
「お、おま、それ犯罪」
「ばれなきゃ犯罪じゃないんだぞ…とまぁネタはここまでで、本当は前にユウが話してたのを覚えてただけだぞ」
「でもユウは教えてないって」
「いや、この前俺の誕生日いつ?って誕生日の話をユウとしたんだよ、その時に聞いたって訳」
俺が言うとユウも思い出したようで、「ああ~あの時か」と言っていたので皆信じてくれたみたいだ。
そしてユウの誕生日パーティーが始まる。
ヤヨイに作ってもらった料理を並べ皆で食べる。
「美味しい!なにこれ!」
「これは…本当に凄いです」
「こんなに美味しい料理を食べられるユウヤさんが羨ましいです」
上からヘル、シュウ、ユイの順番で料理にコメントをしていく。
パーティーではギルドメンバーとテイムモンスターや従者に別れている。
フェニはもちろんテイムモンスターの皆もヤヨイの料理を食べている。
ヤヨイは今、足りなくなった料理を作っているみたいだな。
シュウ以外のテイムモンスターは進化しており、ヘルの下級悪魔が中級悪魔に、ユイのウルフがナイトウルフという種族に進化したらしい。
その後、トラブルもなく誕生日パーティーは進んでいき、プレゼントを渡す時間になった。
「じゃあ私から渡すね!はい!」
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俺もだが、男子組は装備以外のいわゆるオシャレアイテムというのをあまり持っていない。
俺の場合クリスマスイベントの時にガチャで出た衣装アイテムは有るがプレイヤーメイドの性能より見た目を重視するようなアイテムは基本的に持たないからな、ユウもそんな感じだろう。
しかも、衣装によってはそこそこ良い性能の装備より高い物もある。
「じゃあ私からはこれです」
「おお~これは凄いな」
シュウが渡したのはお札だ。
だがただのお札ではなく、シュウのバフが込められているお札で、使用するだけでシュウが掛けるバフと同じ効果を発揮するというものだ。
「じゃあ次は私ですね!私はこれです!」
「これは、チーズケーキか!」
「はい!前に好きだって言ってたのを思い出したんです、ちゃんと手作りしたので食べてみて下さい!」
「じゃあ早速…美味しい!美味しいよユイちゃん」
「そうですか…良かったです」
ユイが作ったチーズケーキの材料はヤヨイや修羅が作っている物を使用したがそれ以外は自分の力で作り上げていた。
「じゃあ次は俺だな、俺はこれだ!」
「こ…これは!」
レンのプレゼントは俺も知らないがユウの様子を見た感じ欲しかった物だったみたいだ。
「じゃあ最後に俺だな」
俺はユウにアイテムを送る。
「これ…すげぇな」
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