124 / 203
本編
No.118~サプライズ4
しおりを挟む
ヘルに後10分位で戻ると送り、レン達にここから出る事を伝える。
「オッケー、じゃあヤヨイさん達に挨拶してから帰ろうぜ」
「了解…じゃあフェニさんもまた模擬戦やりましょうね」
「ああ、機会が有ったら是非、ユウ殿もレン殿も、そしてテイムモンスターの皆様も、今回は負けてしまったが次は負けませんよ」
フェニと別れた俺たちは修羅とヤヨイにも戻ると挨拶をする。
修羅からは燻製した肉やチーズ等の発酵食品を、ヤヨイからはここで取れた食材で作った料理が2人に渡された。
帰り際にヤヨイに「マスターも、今日は良いことが有りますよ」と言ってきた。
(なんの事だろう…まぁヤヨイの言う事だから何か用意しているのかな)
「それで、レンはシフォンの事どう思ってるんだ?」
男子3人しか居ないので普段は聞けない事を聞くユウ、その顔はニヤニヤとした笑みを浮かべながらどことなくレンをからかう様な雰囲気を醸し出す。
レンは答える。
「良い子だと思うぞ、俺の事を慕ってくれてるし、戦闘でも安心して背中を任せられる」
ユウはそれを聞くとはぁ~とため息をついて
「そういう事じゃねぇよ、異性としてどう思ってるかを聞いてんだよ」
そう聞くとレンは「ああ~それはだな、」と歯切れ悪く少し考えてから答える。
「そりゃあ可愛いし、俺の事を立ててくれるし、はっきり言って彼女にしたいとは思う」
そう言ったレンはその後にけど、と言って話す。
「今は俺とユイがここで金を稼げる様になったから母さんに無理をさせないで居られる。
親父は小さい頃に死んじまってるか俺が母さんを支えないといけなしユイの学費とかを稼がないといけない。
それが落ち着いた時にシフォンに恋人が居なかったら告白しようとは思ってる」
俺はユイの兄貴だからな、と言ったレンにユウはそうか~と言って相づちをうつ。
これはユイに相談されていた奴だ。
ユイの相談はレンが自分の交換したお金を渡そうとしても自分の為に使えと言って受け取ってくれないという物だった。
成る程…レンは女の子は服やお洒落にお金が掛かるらしいからそれに使ってほしいと考えてるのだろう。
そしてレン自身はユイと自分の学費を貯めているという訳か。
ユイの年齢は14歳、中学3年生、なのでこれからの学費は高校と大学という事になる。
高校は私立では300万、大学では良いところら1000万以上と言われている。
多く見積もっても1500万位だと過程しよう。
それをこのゲームで稼ぐとしたら15億G、自分の学費を考えるとその25億位だとしよう。
約10億Gを稼ぐのは現在の環境でクラスチェンジを3回繰り返し、それぞれ400レベル位にする程モンスターを狩らなければいけない。
ドロップアイテムがあるのでもっと早いと思うし、トッププレイヤーであるレンは大分稼げていると思うがまだ足りないのだろう。
どうにか協力出来ないかと考えてるのだが、レンの事だ、あまり他人には頼らないだろう。
だがこれだけは言っておかなければならない。
「レン、これだけは言っておくぞ、何かあったら俺たちを頼れ、俺たちが出来ることならなんでも手伝ってやる、」
「ユウヤ…」
「それに考えろ、今のままユイの学費を貯めるまで告白しないなんて言っててお前がシフォンと付き合えなかったりしたらユイが自分を責めかねない」
「はぁ?なんでユイが」
はぁ、こいつは分かってないのか、毎回毎回、俺らの前でイチャイチャイチャイチャといい加減付き合えよ!と何度思った事か…
「なにいってんのお前…皆もユイちゃんも、お前がシフォンの事が好きだってこと知ってんだぞ!」
それを聞いたレンが「なん…だと」と言った所にユウが追撃をかける。
「毎回毎回イチャイチャしてるのに気づかれないとでも思っていたのか?それに、シフォンもお前の事好きだからな、あれはお前からの告白待ちって奴だぞ」
「マジかーそんな分かりやすかったか?俺」
「「うん」」
レンに聞かれたので素直に答える。
「まぁそんな訳だからシフォンに愛想尽かされる前に告白しろよ、それと告白出来ない理由にユイを使うな」
レンは少し考えてから喋る。
「そうだよな…よし!俺、今日告白してみるよ、」
「おう、いけいけ、絶対に大丈夫だから、」
まぁあれを見ている身としては絶対に失敗は無いだろう。
レンに恋愛アドバイスを終えた俺たちはギルドハウスに向かっていく。
告白を決意したレンの顔は立派な男の顔になっていた。
「オッケー、じゃあヤヨイさん達に挨拶してから帰ろうぜ」
「了解…じゃあフェニさんもまた模擬戦やりましょうね」
「ああ、機会が有ったら是非、ユウ殿もレン殿も、そしてテイムモンスターの皆様も、今回は負けてしまったが次は負けませんよ」
フェニと別れた俺たちは修羅とヤヨイにも戻ると挨拶をする。
修羅からは燻製した肉やチーズ等の発酵食品を、ヤヨイからはここで取れた食材で作った料理が2人に渡された。
帰り際にヤヨイに「マスターも、今日は良いことが有りますよ」と言ってきた。
(なんの事だろう…まぁヤヨイの言う事だから何か用意しているのかな)
「それで、レンはシフォンの事どう思ってるんだ?」
男子3人しか居ないので普段は聞けない事を聞くユウ、その顔はニヤニヤとした笑みを浮かべながらどことなくレンをからかう様な雰囲気を醸し出す。
レンは答える。
「良い子だと思うぞ、俺の事を慕ってくれてるし、戦闘でも安心して背中を任せられる」
ユウはそれを聞くとはぁ~とため息をついて
「そういう事じゃねぇよ、異性としてどう思ってるかを聞いてんだよ」
そう聞くとレンは「ああ~それはだな、」と歯切れ悪く少し考えてから答える。
「そりゃあ可愛いし、俺の事を立ててくれるし、はっきり言って彼女にしたいとは思う」
そう言ったレンはその後にけど、と言って話す。
「今は俺とユイがここで金を稼げる様になったから母さんに無理をさせないで居られる。
親父は小さい頃に死んじまってるか俺が母さんを支えないといけなしユイの学費とかを稼がないといけない。
それが落ち着いた時にシフォンに恋人が居なかったら告白しようとは思ってる」
俺はユイの兄貴だからな、と言ったレンにユウはそうか~と言って相づちをうつ。
これはユイに相談されていた奴だ。
ユイの相談はレンが自分の交換したお金を渡そうとしても自分の為に使えと言って受け取ってくれないという物だった。
成る程…レンは女の子は服やお洒落にお金が掛かるらしいからそれに使ってほしいと考えてるのだろう。
そしてレン自身はユイと自分の学費を貯めているという訳か。
ユイの年齢は14歳、中学3年生、なのでこれからの学費は高校と大学という事になる。
高校は私立では300万、大学では良いところら1000万以上と言われている。
多く見積もっても1500万位だと過程しよう。
それをこのゲームで稼ぐとしたら15億G、自分の学費を考えるとその25億位だとしよう。
約10億Gを稼ぐのは現在の環境でクラスチェンジを3回繰り返し、それぞれ400レベル位にする程モンスターを狩らなければいけない。
ドロップアイテムがあるのでもっと早いと思うし、トッププレイヤーであるレンは大分稼げていると思うがまだ足りないのだろう。
どうにか協力出来ないかと考えてるのだが、レンの事だ、あまり他人には頼らないだろう。
だがこれだけは言っておかなければならない。
「レン、これだけは言っておくぞ、何かあったら俺たちを頼れ、俺たちが出来ることならなんでも手伝ってやる、」
「ユウヤ…」
「それに考えろ、今のままユイの学費を貯めるまで告白しないなんて言っててお前がシフォンと付き合えなかったりしたらユイが自分を責めかねない」
「はぁ?なんでユイが」
はぁ、こいつは分かってないのか、毎回毎回、俺らの前でイチャイチャイチャイチャといい加減付き合えよ!と何度思った事か…
「なにいってんのお前…皆もユイちゃんも、お前がシフォンの事が好きだってこと知ってんだぞ!」
それを聞いたレンが「なん…だと」と言った所にユウが追撃をかける。
「毎回毎回イチャイチャしてるのに気づかれないとでも思っていたのか?それに、シフォンもお前の事好きだからな、あれはお前からの告白待ちって奴だぞ」
「マジかーそんな分かりやすかったか?俺」
「「うん」」
レンに聞かれたので素直に答える。
「まぁそんな訳だからシフォンに愛想尽かされる前に告白しろよ、それと告白出来ない理由にユイを使うな」
レンは少し考えてから喋る。
「そうだよな…よし!俺、今日告白してみるよ、」
「おう、いけいけ、絶対に大丈夫だから、」
まぁあれを見ている身としては絶対に失敗は無いだろう。
レンに恋愛アドバイスを終えた俺たちはギルドハウスに向かっていく。
告白を決意したレンの顔は立派な男の顔になっていた。
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
ジャージ女子高生による異世界無双
れぷ
ファンタジー
異世界ワーランド、そこへ神からのお願いを叶えるために降り立った少女がいた。彼女の名前は山吹コトナ、コトナは貰ったチートスキル【魔改造】と【盗む】を使い神様のお願いをこなしつつ、ほぼ小豆色のジャージ上下でテンプレをこなしたり、悪党を改心させたり、女神になったりするお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる