上 下
109 / 203
本編

No.103~ギルド対抗戦3

しおりを挟む
ユウヤさんと別れた私は早速行動を開始した。

私は余り有名じゃ無いギルドを中心に狙っていく事にした。

大手のギルドはユウヤさんとヘルがやってくれるだろうしね。

でもヘルは良いな~ユウヤさんと一緒に行動出来るなんて…そりゃあユウヤさんが大勢のプレイヤーに目立つ行動をして注目を集めている間にヘルが隠密で旗を取るのが効率良いって分かるけど…それにしたってもう少し声を掛けてくれても良いのに。

まぁ良いですけど、私は皆の為に旗を集めて、そしたらユウヤさん、誉めてくれるかな…

シュウはユウヤに撫でられている所を想像してえへへ、とはにかんでいる。

それでも歩みは止めない、もうすぐ1つ目のギルド、『リア充爆発し隊』というギルドのハウスに近づく。

ギルドハウスの近くに行くと1人のプレイヤーが監視をしているのが見える。

(見たところ監視はあのプレイヤーだけみたいですね、それなら)

私は魔力を練って私から離れた所から魔法を放つ。

「敵襲!敵襲だ!早く人をこっちに回せ!」

その声と共に数人のプレイヤーが出てくる。

なにかを話し合った結果7人の内の4人が爆発元に向かっていった。

私は気配を消しつつギルドハウスの近くで待機している残りの3人に攻撃をする。

二人は魔法で、1人は刀で後ろから心臓を1突き。

「ぐっ、」

「なん…だと、」

「まさか、この俺が…」

3人のHPゲージはぐんぐんと減っていき遂に消失、プレイヤーはその場からポリゴンになり教会に強制的に転移する。

私はユウヤさんに渡されていた封印符を入り口に貼る。

封印符の効果によって入り口にバリアが張られる。

この封印符は一定のダメージを与えないと壊れないという代物で時間稼ぎにはもってこいのアイテムなんです。

私はプレイヤーが入ってくる心配が無くなった他のギルドハウス内で楽々旗を探すことが出来ました。

私は旗を回収した後、入り口に向かうと爆発した所を確認しに行っていたプレイヤーがバリアに攻撃をしている所でした。

そのプレイヤーは私の顔を見てボーッとしていたので魔法を後ろから当てて攻撃をする。

さて、一度ギルドに戻って旗を飾ってきますかね。

私はマップを確認して他のギルドハウスの場所を確認しながらギルドハウスに向かって歩き出す。


こんにちは、シフォンです。
私はこの前、困っている所をレン様に助けていただき、そしてレン様の所属しているギルドに入れてもらいました。

ギルドマスターのユウヤ様、ヘル様やシュウ様、ユウ様、もちろんレン様も新入りの私に優しく接してくれました。

それに…皆様私がレン様にこ、恋心を抱いている事に気づいているみたいで、私とレン様が一緒に行動出来る様にしてくれています。

私も皆さんの期待に答え、レン様を射止める為に、日々精進するのみです。

それにしてもユウヤ様はたいそうおもてになるみたいでヘル様とシュウ様にお慕いされている様ですがユウヤ様は気づいてないお様子…これは私もお二人をサポートするべきでしょうか。

それは後々考えるとして今回私は皆様にレン様と行動して、サポートしてくれ、と頼まれました。

なので初心者な私ですけど、出来るだけレン様のサポートをできる様に頑張ります。

「おい、早速行くぞ!」

「はい!今行きます!」

それではレン様によばれたので直ぐに向かいます。

レン様に聞いたところ最初は『ロンリーイーグル』というギルドを襲撃すると聞きました。

このギルドはこのゲームの情報を共有する事ができるサイトでユウヤ様達の事をたいしたことが無いと言っていたらしいのです、レン様はそう言うギルドを中心に狙っていくらしいです。

情にお厚いレン様…素敵です。

レン様によると目的のギルドは草原の端にギルドを建てている様でマップを見ながら歩いていると意外と大きいギルドを発見しました。

成る程…これだけのギルドハウスを作れるとなると大手のギルドのプレイヤーを相手にしても大丈夫だと考えたのでしょう。

ですがレン様の手に掛かればものの数分でプレイヤーを倒し、旗を回収する事ができました。

「シフォン、バフ、ありがとな」

レン様がお礼を言ってくださいました、嬉しいです!

「いえ、ですがレン様ならお一人でも、それに比べて私は…」

レン様は誉めてくださいましたが、私はまだまだレン様をサポートできる程強くありません。

「シフォン、お前はちゃんと俺のサポートを出来てるぞ、だって…応援してくれる人が居るだけで力は出るもんだぜ」

落ち込んでいた私の頭に手をポンッと置いてレン様は眩しい程の笑顔でそう言ってくれました。

「じゃあ旗も回収したし、一回ギルドに戻るぞ」

「っ、はい!」

いつか、私もレン様の隣で一緒に戦える様になりたいです。
しおりを挟む
感想 47

あなたにおすすめの小説

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!

八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。 『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。 魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。 しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も… そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。 しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。 …はたして主人公の運命やいかに…

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~

シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。 目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。 『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。 カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。 ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。 ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~

たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始! 2024/2/21小説本編完結! 旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です ※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。 ※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。 生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。  伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。 勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。  代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。 リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。  ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。  タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。  タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。  そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。  なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。 レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。 いつか彼は血をも超えていくーー。  さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。  一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。 彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。 コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ! ・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持 ・12/28 ハイファンランキング 3位

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした

御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。 異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。 女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。 ――しかし、彼は知らなかった。 転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――

異世界転生~チート魔法でスローライフ

リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

処理中です...