82 / 203
本編
No.77~PVPイベント7
しおりを挟む
ユウ対ガイアの試合が開始される前にオッズを確認する。
オッズはユウが2倍、ガイアが5.2倍になっていた。
(さっきは1.7と35.6だったからガイアに賭けたのが増えたのか)
俺は賭けのページに飛んでユウを選択する。
合計1,509,431,866G、をユウに賭ける。
オッズは一瞬にして変化し、ユウ1.5倍、ガイア346.9倍という数字になってしまった。
(15億も賭けたからオッズが一瞬で崩れてしまった)
それにしてもアレだけの金額を賭けたのにユウのオッズが1.5って事はオッズは最低でも1.5倍で固定されるらしい。
逆に15億分も相手に賭けられたガイアの方はオッズが300超えという事態に…まぁこれだけオッズが高くなったら一発を狙ったプレイヤーがガイアに賭けるだろう。
オッズが一瞬で可笑しくなった事は気にしない事にして、ユウが負けることは無いと確信しているので今回の試合が終われば所持金は2,264,147,799Gになる。
ユウと戦うガイアというプレイヤーはランキング実施時からランキングに載っていたプレイヤーだ。
職業は騎士、騎士の特徴は魔法系のステータスが低い代わりにSTR、DFEのステータスが高い職業だ。
騎士の職業を得ているとモンスターのヘイトを集めたりするスキルが使えるから大抵の騎士はタンクをするのだが…ガイアというプレイヤーはパーティーを組まずにモンスターの群れに突撃をする戦闘狂らしい。
とあるレッドプレイヤーがガイアに向かってMPKを仕掛けた所、ガイアは笑いながらモンスターに突撃していったという話もある。
対してユウは余り目立った話は無い、と言っても普段から他のプレイヤーが来ない様な場所で狩りをしているから話題になるとしたら偶々そこに来たプレイヤーが居たか、それともその場所で安定したモンスター狩りが出来るレベルになったか、の2つだが今のところそういう話は聞いて居ない。
(まぁそれでもランキングの上位は俺たちが占領していたからな)
ユウのオッズが低かった理由は分かってる。
ランキングトップから俺、シュウ、ヘル、ユウ、レン、ユイこの6人がランキングを占領しているからだろう。
俺たちのギルド、他のプレイヤー間では最強ギルドなんて言われてるらしいからな。
「四回戦が始まる前にユウヤさん、貴方のギルドメンバーが戦いますがこの戦いはどうなると予想しますか?」
「はい、ガイアというプレイヤーは色んな噂を耳にします…が、ユウは勝ちますよ、絶対に」
「おお~絶対の信頼という奴ですね!、それでは四回戦…初め!」
開始の合図と共にユウがクイックドロウを発動させる。
狙いは左右の目と頭で3発、残りは心臓と左右の回避行動を防ぐ為に撃っている。
クイックドロウのスキルは使用者の技量によって最高スピードが変わる。
現在のユウのステータスだと6発撃つのに大体0.6秒位か、ジンが大体2秒位掛かっていたのと比べるとえらい違いだ。
それをガイアは盾で受けきる。
「なになに?え!?なんと!計測係によるとユウさんのクイックドロウの速度は脅威の0.6秒!まさに神速の早撃ちと言っても過言ではありません!」
陽菜の言葉で観客席がざわつく、そして戦闘中の二人も何か話してるみたいだ。
「やっぱ盾職だと素直に当たってくれないか」
「いや危ない危ない、しかし…的確に急所を狙ってくる正確性、ステータスがそのままの状態で戦いたかったぞ」
「俺の負けって決めつけるな」
「フム、では俺に勝てる手が有ると?」
「当たり前だ!シュウ達と当たるまでは負けられない」
「じゃあ行くぞ、弾丸の嵐をくらって見ろ」
ユウはそう言ってガイアに文字通り弾丸の嵐を当てる。
と言っても普通ハンドガン1つで弾丸の嵐と言うほど連射性は無いが俺とユウは有る事をすることで連射性を確保することに成功した。
それはリロードのスキルと同時に手動でもリロードをすることだ。
初期装備の銃はリボルバー型なのでこれによりリロードの高速化が出来るようになった。
「ふん、只速く連射すれば良いという物ではな!?」
ユウがやっているのは只むやみに撃っているのでは無い。
この闘技場は結界が張り巡らされている、これは部外者からの介入を防ぐ為だ。
つまり、ユウ達は周りを囲まれている所で戦っているという事だ。
そんな場所で銃を連射すると…そう、銃弾は壁に当たり跳弾する。
ユウはこれを利用してガイアは盾で銃弾が防いでも意味が無い様にしたのだ。
「だが、この跳弾の嵐では貴様も只では…」
だがガイアの期待も虚しくユウには弾丸は当たらない。
ユウは近くに跳んでくる弾丸を持っている銃で最低限撃って弾き、残りの弾丸を避ける。
ガイアはあらゆる方向から跳んでくる弾丸を避けきれずにHPが全て無くなった。
オッズはユウが2倍、ガイアが5.2倍になっていた。
(さっきは1.7と35.6だったからガイアに賭けたのが増えたのか)
俺は賭けのページに飛んでユウを選択する。
合計1,509,431,866G、をユウに賭ける。
オッズは一瞬にして変化し、ユウ1.5倍、ガイア346.9倍という数字になってしまった。
(15億も賭けたからオッズが一瞬で崩れてしまった)
それにしてもアレだけの金額を賭けたのにユウのオッズが1.5って事はオッズは最低でも1.5倍で固定されるらしい。
逆に15億分も相手に賭けられたガイアの方はオッズが300超えという事態に…まぁこれだけオッズが高くなったら一発を狙ったプレイヤーがガイアに賭けるだろう。
オッズが一瞬で可笑しくなった事は気にしない事にして、ユウが負けることは無いと確信しているので今回の試合が終われば所持金は2,264,147,799Gになる。
ユウと戦うガイアというプレイヤーはランキング実施時からランキングに載っていたプレイヤーだ。
職業は騎士、騎士の特徴は魔法系のステータスが低い代わりにSTR、DFEのステータスが高い職業だ。
騎士の職業を得ているとモンスターのヘイトを集めたりするスキルが使えるから大抵の騎士はタンクをするのだが…ガイアというプレイヤーはパーティーを組まずにモンスターの群れに突撃をする戦闘狂らしい。
とあるレッドプレイヤーがガイアに向かってMPKを仕掛けた所、ガイアは笑いながらモンスターに突撃していったという話もある。
対してユウは余り目立った話は無い、と言っても普段から他のプレイヤーが来ない様な場所で狩りをしているから話題になるとしたら偶々そこに来たプレイヤーが居たか、それともその場所で安定したモンスター狩りが出来るレベルになったか、の2つだが今のところそういう話は聞いて居ない。
(まぁそれでもランキングの上位は俺たちが占領していたからな)
ユウのオッズが低かった理由は分かってる。
ランキングトップから俺、シュウ、ヘル、ユウ、レン、ユイこの6人がランキングを占領しているからだろう。
俺たちのギルド、他のプレイヤー間では最強ギルドなんて言われてるらしいからな。
「四回戦が始まる前にユウヤさん、貴方のギルドメンバーが戦いますがこの戦いはどうなると予想しますか?」
「はい、ガイアというプレイヤーは色んな噂を耳にします…が、ユウは勝ちますよ、絶対に」
「おお~絶対の信頼という奴ですね!、それでは四回戦…初め!」
開始の合図と共にユウがクイックドロウを発動させる。
狙いは左右の目と頭で3発、残りは心臓と左右の回避行動を防ぐ為に撃っている。
クイックドロウのスキルは使用者の技量によって最高スピードが変わる。
現在のユウのステータスだと6発撃つのに大体0.6秒位か、ジンが大体2秒位掛かっていたのと比べるとえらい違いだ。
それをガイアは盾で受けきる。
「なになに?え!?なんと!計測係によるとユウさんのクイックドロウの速度は脅威の0.6秒!まさに神速の早撃ちと言っても過言ではありません!」
陽菜の言葉で観客席がざわつく、そして戦闘中の二人も何か話してるみたいだ。
「やっぱ盾職だと素直に当たってくれないか」
「いや危ない危ない、しかし…的確に急所を狙ってくる正確性、ステータスがそのままの状態で戦いたかったぞ」
「俺の負けって決めつけるな」
「フム、では俺に勝てる手が有ると?」
「当たり前だ!シュウ達と当たるまでは負けられない」
「じゃあ行くぞ、弾丸の嵐をくらって見ろ」
ユウはそう言ってガイアに文字通り弾丸の嵐を当てる。
と言っても普通ハンドガン1つで弾丸の嵐と言うほど連射性は無いが俺とユウは有る事をすることで連射性を確保することに成功した。
それはリロードのスキルと同時に手動でもリロードをすることだ。
初期装備の銃はリボルバー型なのでこれによりリロードの高速化が出来るようになった。
「ふん、只速く連射すれば良いという物ではな!?」
ユウがやっているのは只むやみに撃っているのでは無い。
この闘技場は結界が張り巡らされている、これは部外者からの介入を防ぐ為だ。
つまり、ユウ達は周りを囲まれている所で戦っているという事だ。
そんな場所で銃を連射すると…そう、銃弾は壁に当たり跳弾する。
ユウはこれを利用してガイアは盾で銃弾が防いでも意味が無い様にしたのだ。
「だが、この跳弾の嵐では貴様も只では…」
だがガイアの期待も虚しくユウには弾丸は当たらない。
ユウは近くに跳んでくる弾丸を持っている銃で最低限撃って弾き、残りの弾丸を避ける。
ガイアはあらゆる方向から跳んでくる弾丸を避けきれずにHPが全て無くなった。
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる