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本編
No.77~PVPイベント7
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ユウ対ガイアの試合が開始される前にオッズを確認する。
オッズはユウが2倍、ガイアが5.2倍になっていた。
(さっきは1.7と35.6だったからガイアに賭けたのが増えたのか)
俺は賭けのページに飛んでユウを選択する。
合計1,509,431,866G、をユウに賭ける。
オッズは一瞬にして変化し、ユウ1.5倍、ガイア346.9倍という数字になってしまった。
(15億も賭けたからオッズが一瞬で崩れてしまった)
それにしてもアレだけの金額を賭けたのにユウのオッズが1.5って事はオッズは最低でも1.5倍で固定されるらしい。
逆に15億分も相手に賭けられたガイアの方はオッズが300超えという事態に…まぁこれだけオッズが高くなったら一発を狙ったプレイヤーがガイアに賭けるだろう。
オッズが一瞬で可笑しくなった事は気にしない事にして、ユウが負けることは無いと確信しているので今回の試合が終われば所持金は2,264,147,799Gになる。
ユウと戦うガイアというプレイヤーはランキング実施時からランキングに載っていたプレイヤーだ。
職業は騎士、騎士の特徴は魔法系のステータスが低い代わりにSTR、DFEのステータスが高い職業だ。
騎士の職業を得ているとモンスターのヘイトを集めたりするスキルが使えるから大抵の騎士はタンクをするのだが…ガイアというプレイヤーはパーティーを組まずにモンスターの群れに突撃をする戦闘狂らしい。
とあるレッドプレイヤーがガイアに向かってMPKを仕掛けた所、ガイアは笑いながらモンスターに突撃していったという話もある。
対してユウは余り目立った話は無い、と言っても普段から他のプレイヤーが来ない様な場所で狩りをしているから話題になるとしたら偶々そこに来たプレイヤーが居たか、それともその場所で安定したモンスター狩りが出来るレベルになったか、の2つだが今のところそういう話は聞いて居ない。
(まぁそれでもランキングの上位は俺たちが占領していたからな)
ユウのオッズが低かった理由は分かってる。
ランキングトップから俺、シュウ、ヘル、ユウ、レン、ユイこの6人がランキングを占領しているからだろう。
俺たちのギルド、他のプレイヤー間では最強ギルドなんて言われてるらしいからな。
「四回戦が始まる前にユウヤさん、貴方のギルドメンバーが戦いますがこの戦いはどうなると予想しますか?」
「はい、ガイアというプレイヤーは色んな噂を耳にします…が、ユウは勝ちますよ、絶対に」
「おお~絶対の信頼という奴ですね!、それでは四回戦…初め!」
開始の合図と共にユウがクイックドロウを発動させる。
狙いは左右の目と頭で3発、残りは心臓と左右の回避行動を防ぐ為に撃っている。
クイックドロウのスキルは使用者の技量によって最高スピードが変わる。
現在のユウのステータスだと6発撃つのに大体0.6秒位か、ジンが大体2秒位掛かっていたのと比べるとえらい違いだ。
それをガイアは盾で受けきる。
「なになに?え!?なんと!計測係によるとユウさんのクイックドロウの速度は脅威の0.6秒!まさに神速の早撃ちと言っても過言ではありません!」
陽菜の言葉で観客席がざわつく、そして戦闘中の二人も何か話してるみたいだ。
「やっぱ盾職だと素直に当たってくれないか」
「いや危ない危ない、しかし…的確に急所を狙ってくる正確性、ステータスがそのままの状態で戦いたかったぞ」
「俺の負けって決めつけるな」
「フム、では俺に勝てる手が有ると?」
「当たり前だ!シュウ達と当たるまでは負けられない」
「じゃあ行くぞ、弾丸の嵐をくらって見ろ」
ユウはそう言ってガイアに文字通り弾丸の嵐を当てる。
と言っても普通ハンドガン1つで弾丸の嵐と言うほど連射性は無いが俺とユウは有る事をすることで連射性を確保することに成功した。
それはリロードのスキルと同時に手動でもリロードをすることだ。
初期装備の銃はリボルバー型なのでこれによりリロードの高速化が出来るようになった。
「ふん、只速く連射すれば良いという物ではな!?」
ユウがやっているのは只むやみに撃っているのでは無い。
この闘技場は結界が張り巡らされている、これは部外者からの介入を防ぐ為だ。
つまり、ユウ達は周りを囲まれている所で戦っているという事だ。
そんな場所で銃を連射すると…そう、銃弾は壁に当たり跳弾する。
ユウはこれを利用してガイアは盾で銃弾が防いでも意味が無い様にしたのだ。
「だが、この跳弾の嵐では貴様も只では…」
だがガイアの期待も虚しくユウには弾丸は当たらない。
ユウは近くに跳んでくる弾丸を持っている銃で最低限撃って弾き、残りの弾丸を避ける。
ガイアはあらゆる方向から跳んでくる弾丸を避けきれずにHPが全て無くなった。
オッズはユウが2倍、ガイアが5.2倍になっていた。
(さっきは1.7と35.6だったからガイアに賭けたのが増えたのか)
俺は賭けのページに飛んでユウを選択する。
合計1,509,431,866G、をユウに賭ける。
オッズは一瞬にして変化し、ユウ1.5倍、ガイア346.9倍という数字になってしまった。
(15億も賭けたからオッズが一瞬で崩れてしまった)
それにしてもアレだけの金額を賭けたのにユウのオッズが1.5って事はオッズは最低でも1.5倍で固定されるらしい。
逆に15億分も相手に賭けられたガイアの方はオッズが300超えという事態に…まぁこれだけオッズが高くなったら一発を狙ったプレイヤーがガイアに賭けるだろう。
オッズが一瞬で可笑しくなった事は気にしない事にして、ユウが負けることは無いと確信しているので今回の試合が終われば所持金は2,264,147,799Gになる。
ユウと戦うガイアというプレイヤーはランキング実施時からランキングに載っていたプレイヤーだ。
職業は騎士、騎士の特徴は魔法系のステータスが低い代わりにSTR、DFEのステータスが高い職業だ。
騎士の職業を得ているとモンスターのヘイトを集めたりするスキルが使えるから大抵の騎士はタンクをするのだが…ガイアというプレイヤーはパーティーを組まずにモンスターの群れに突撃をする戦闘狂らしい。
とあるレッドプレイヤーがガイアに向かってMPKを仕掛けた所、ガイアは笑いながらモンスターに突撃していったという話もある。
対してユウは余り目立った話は無い、と言っても普段から他のプレイヤーが来ない様な場所で狩りをしているから話題になるとしたら偶々そこに来たプレイヤーが居たか、それともその場所で安定したモンスター狩りが出来るレベルになったか、の2つだが今のところそういう話は聞いて居ない。
(まぁそれでもランキングの上位は俺たちが占領していたからな)
ユウのオッズが低かった理由は分かってる。
ランキングトップから俺、シュウ、ヘル、ユウ、レン、ユイこの6人がランキングを占領しているからだろう。
俺たちのギルド、他のプレイヤー間では最強ギルドなんて言われてるらしいからな。
「四回戦が始まる前にユウヤさん、貴方のギルドメンバーが戦いますがこの戦いはどうなると予想しますか?」
「はい、ガイアというプレイヤーは色んな噂を耳にします…が、ユウは勝ちますよ、絶対に」
「おお~絶対の信頼という奴ですね!、それでは四回戦…初め!」
開始の合図と共にユウがクイックドロウを発動させる。
狙いは左右の目と頭で3発、残りは心臓と左右の回避行動を防ぐ為に撃っている。
クイックドロウのスキルは使用者の技量によって最高スピードが変わる。
現在のユウのステータスだと6発撃つのに大体0.6秒位か、ジンが大体2秒位掛かっていたのと比べるとえらい違いだ。
それをガイアは盾で受けきる。
「なになに?え!?なんと!計測係によるとユウさんのクイックドロウの速度は脅威の0.6秒!まさに神速の早撃ちと言っても過言ではありません!」
陽菜の言葉で観客席がざわつく、そして戦闘中の二人も何か話してるみたいだ。
「やっぱ盾職だと素直に当たってくれないか」
「いや危ない危ない、しかし…的確に急所を狙ってくる正確性、ステータスがそのままの状態で戦いたかったぞ」
「俺の負けって決めつけるな」
「フム、では俺に勝てる手が有ると?」
「当たり前だ!シュウ達と当たるまでは負けられない」
「じゃあ行くぞ、弾丸の嵐をくらって見ろ」
ユウはそう言ってガイアに文字通り弾丸の嵐を当てる。
と言っても普通ハンドガン1つで弾丸の嵐と言うほど連射性は無いが俺とユウは有る事をすることで連射性を確保することに成功した。
それはリロードのスキルと同時に手動でもリロードをすることだ。
初期装備の銃はリボルバー型なのでこれによりリロードの高速化が出来るようになった。
「ふん、只速く連射すれば良いという物ではな!?」
ユウがやっているのは只むやみに撃っているのでは無い。
この闘技場は結界が張り巡らされている、これは部外者からの介入を防ぐ為だ。
つまり、ユウ達は周りを囲まれている所で戦っているという事だ。
そんな場所で銃を連射すると…そう、銃弾は壁に当たり跳弾する。
ユウはこれを利用してガイアは盾で銃弾が防いでも意味が無い様にしたのだ。
「だが、この跳弾の嵐では貴様も只では…」
だがガイアの期待も虚しくユウには弾丸は当たらない。
ユウは近くに跳んでくる弾丸を持っている銃で最低限撃って弾き、残りの弾丸を避ける。
ガイアはあらゆる方向から跳んでくる弾丸を避けきれずにHPが全て無くなった。
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