81 / 203
本編
No.76~PVPイベント6
しおりを挟む
「それでは第三回戦が始まります、解説のユウヤさん、お願いします」
(三回目ともなると慣れてくるな)
アイリスと†ハヤテ†、二人ともランキング実施からランキング上位にいたプレイヤーだな。
ランキングに載っている職業はアイリスが魔法使い、†ハヤテ†が戦士だ。
戦士は剣士と違って刀剣だけじゃ無く槍やメイス、弓等の全般的な武器の攻撃に補正が掛かる職業だ。
剣士や槍士と違って1つの武器に補正が掛かる訳では無いから1つ1つの補正は少ないが色んな武器を使用するには丁度良い職業と言える。
アイリスは予選で風属性の魔法を使っていたらしい。
風属性の魔法は威力が他の属性と比べて低めだが、魔法は速く、消費MPも少ない属性だ。
他にも風属性の魔法は見えないので魔力を感知できるスキルを持っていなければ相手がいつ魔法を撃ったか、魔法の軌道等が分からない。
アイリスは相手に魔法が見られないのでそれを利用して相手の攻撃を避けて魔法を撃つ感じだろう。
†ハヤテ†は職業が戦士という事は色んな武器を使用出来る。
試合毎に武器を変える事で事前に使ってる武器を調べて攻撃手段を考えても意味が無い、という所か。
二人のオッズを確認するとアイリス1.8倍、†ハヤテ†1.5倍とまぁそこまで差が有るわけでも無い。
周りのプレイヤーからするとやはり魔法職の方が不人気だな。
風属性はスピードが速く、魔法自体が見えない、がいかんせん魔法の威力が少ない。
魔法の威力は消費するMPに左右されるが、属性毎にこれぐらいのMPでこれぐらいの威力が出るよ、と言うのが変わるんだ。
例えば、火属性は消費MPが10なら魔法の威力は30、水属性は20、風属性は10と同じMPを使用しても魔法の威力が属性毎に違うのだ。
他にも魔法のスピードや消費MPが違ったりするのだが、それはおいといて、風属性の魔法は全属性で一番低い。
なので風属性の魔法使いとPVPをする時は多少魔法に当たっても無視しながら一気に攻める、というのが定石だ。
だがアイリスというプレイヤーもそれを見越してない訳が無い。
何かしらの対策を取っている筈だがそれによって勝敗が変わるだろう。
考えた事を頭でまとめてから喋る。
「それでは、第三回戦、開始です!」
開始の合図と共に†ハヤテ†がアイリスに向かって走る。
アイリスは向かってくる†ハヤテ†にたいして3つの魔法を撃つ。
(しょっぱなから決めに来たな)
アイリスの撃った魔法、1つ目2つ目は何の工夫もしてないウインドボールだが 最後の1つが残りの全魔力を込めた風の刃だった。
風の刃とは風を刃の形に形成する事で攻撃力を上げる技だ。
魔法に斬撃の属性を付ける事が出来るので、実質風属性エンチャントした剣で攻撃をする感じだ。
だがここで問題になっているのはアイリスが開始早々に全魔力を使いきる魔法を撃った事だ。
「ふ、こんな魔法、何発くらって…なぁ!」
多少のダメージを覚悟に突撃をしていた†ハヤテ†は全魔力を込めたかぜの刃に直撃する。
アイリスの全魔力を消費して威力が大幅に上昇している風の刃が†ハヤテ†のHPを一気に削っていく…が残り少しの所で止まってしまった。
「あぶねぇ!…でも、あんだけHPを減らす魔法だったんだ、もうMPは残ってないだろ」
†ハヤテ†が言った通り、アイリスのMPは0、もう魔法を撃つことは出来ない。
観客席で見ているプレイヤーももう終わりか、という表情で見ている。
「良い作戦だったよ、俺が多少のダメージを覚悟に突撃すると予想しての全魔力を込めた風の刃。
だが、俺のHPは少しだけ残った。
後少しだけMPが高かったら負けていたけど今回は俺の勝ちだ」
†ハヤテ†がアイリスに一歩一歩近づいて行く。
そしてアイリス目の前で持っている剣を振りかぶり、そして
「な、なんと~!大判狂わせです!MPが全て無くなり攻撃手段が無くなったアイリス選手が勝ちました!」
観客にいるプレイヤーは少しの間ポカーンと静かだったのだが、陽菜の言葉を聞いて状況が理解出来たのか大きい声が聞こえる。
聞こえる声は2つ。
アイリスが負けたと思っていたが買ったので賭けに買ったプレイヤー達。
もう1つは逆にアイリスの負けが殆ど確定していたから賭けに勝っていたと思ってたのに†ハヤテ†が負けてしまった†ハヤテ†に賭けていたプレイヤー達。
プレイヤーの喚声と共に嘆きの声も聞こえてくる。
(まさかあんな事をするなんて考えもしていなかった)
時は少し遡る。
†ハヤテ†が剣を振りかぶって、振り下ろす瞬間、アイリスは†ハヤテ†の腕を取ってまさかの背負い投げをしたのだ。
背中から地面に衝突した†ハヤテ†は剣を手から離してしまった。
すかさずそれを拾ったアイリスが†ハヤテ†に攻撃した事で†ハヤテ†の残り少ないHPが消失、三回戦が終了した訳だ。
とまぁこんな事があってまさかの大判狂わせになった訳だ。
次は四回戦ユウ対ガイアだ。
(三回目ともなると慣れてくるな)
アイリスと†ハヤテ†、二人ともランキング実施からランキング上位にいたプレイヤーだな。
ランキングに載っている職業はアイリスが魔法使い、†ハヤテ†が戦士だ。
戦士は剣士と違って刀剣だけじゃ無く槍やメイス、弓等の全般的な武器の攻撃に補正が掛かる職業だ。
剣士や槍士と違って1つの武器に補正が掛かる訳では無いから1つ1つの補正は少ないが色んな武器を使用するには丁度良い職業と言える。
アイリスは予選で風属性の魔法を使っていたらしい。
風属性の魔法は威力が他の属性と比べて低めだが、魔法は速く、消費MPも少ない属性だ。
他にも風属性の魔法は見えないので魔力を感知できるスキルを持っていなければ相手がいつ魔法を撃ったか、魔法の軌道等が分からない。
アイリスは相手に魔法が見られないのでそれを利用して相手の攻撃を避けて魔法を撃つ感じだろう。
†ハヤテ†は職業が戦士という事は色んな武器を使用出来る。
試合毎に武器を変える事で事前に使ってる武器を調べて攻撃手段を考えても意味が無い、という所か。
二人のオッズを確認するとアイリス1.8倍、†ハヤテ†1.5倍とまぁそこまで差が有るわけでも無い。
周りのプレイヤーからするとやはり魔法職の方が不人気だな。
風属性はスピードが速く、魔法自体が見えない、がいかんせん魔法の威力が少ない。
魔法の威力は消費するMPに左右されるが、属性毎にこれぐらいのMPでこれぐらいの威力が出るよ、と言うのが変わるんだ。
例えば、火属性は消費MPが10なら魔法の威力は30、水属性は20、風属性は10と同じMPを使用しても魔法の威力が属性毎に違うのだ。
他にも魔法のスピードや消費MPが違ったりするのだが、それはおいといて、風属性の魔法は全属性で一番低い。
なので風属性の魔法使いとPVPをする時は多少魔法に当たっても無視しながら一気に攻める、というのが定石だ。
だがアイリスというプレイヤーもそれを見越してない訳が無い。
何かしらの対策を取っている筈だがそれによって勝敗が変わるだろう。
考えた事を頭でまとめてから喋る。
「それでは、第三回戦、開始です!」
開始の合図と共に†ハヤテ†がアイリスに向かって走る。
アイリスは向かってくる†ハヤテ†にたいして3つの魔法を撃つ。
(しょっぱなから決めに来たな)
アイリスの撃った魔法、1つ目2つ目は何の工夫もしてないウインドボールだが 最後の1つが残りの全魔力を込めた風の刃だった。
風の刃とは風を刃の形に形成する事で攻撃力を上げる技だ。
魔法に斬撃の属性を付ける事が出来るので、実質風属性エンチャントした剣で攻撃をする感じだ。
だがここで問題になっているのはアイリスが開始早々に全魔力を使いきる魔法を撃った事だ。
「ふ、こんな魔法、何発くらって…なぁ!」
多少のダメージを覚悟に突撃をしていた†ハヤテ†は全魔力を込めたかぜの刃に直撃する。
アイリスの全魔力を消費して威力が大幅に上昇している風の刃が†ハヤテ†のHPを一気に削っていく…が残り少しの所で止まってしまった。
「あぶねぇ!…でも、あんだけHPを減らす魔法だったんだ、もうMPは残ってないだろ」
†ハヤテ†が言った通り、アイリスのMPは0、もう魔法を撃つことは出来ない。
観客席で見ているプレイヤーももう終わりか、という表情で見ている。
「良い作戦だったよ、俺が多少のダメージを覚悟に突撃すると予想しての全魔力を込めた風の刃。
だが、俺のHPは少しだけ残った。
後少しだけMPが高かったら負けていたけど今回は俺の勝ちだ」
†ハヤテ†がアイリスに一歩一歩近づいて行く。
そしてアイリス目の前で持っている剣を振りかぶり、そして
「な、なんと~!大判狂わせです!MPが全て無くなり攻撃手段が無くなったアイリス選手が勝ちました!」
観客にいるプレイヤーは少しの間ポカーンと静かだったのだが、陽菜の言葉を聞いて状況が理解出来たのか大きい声が聞こえる。
聞こえる声は2つ。
アイリスが負けたと思っていたが買ったので賭けに買ったプレイヤー達。
もう1つは逆にアイリスの負けが殆ど確定していたから賭けに勝っていたと思ってたのに†ハヤテ†が負けてしまった†ハヤテ†に賭けていたプレイヤー達。
プレイヤーの喚声と共に嘆きの声も聞こえてくる。
(まさかあんな事をするなんて考えもしていなかった)
時は少し遡る。
†ハヤテ†が剣を振りかぶって、振り下ろす瞬間、アイリスは†ハヤテ†の腕を取ってまさかの背負い投げをしたのだ。
背中から地面に衝突した†ハヤテ†は剣を手から離してしまった。
すかさずそれを拾ったアイリスが†ハヤテ†に攻撃した事で†ハヤテ†の残り少ないHPが消失、三回戦が終了した訳だ。
とまぁこんな事があってまさかの大判狂わせになった訳だ。
次は四回戦ユウ対ガイアだ。
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
スキルが芽生えたので復讐したいと思います~スライムにされてしまいました。意外と快適です~
北きつね
ファンタジー
世界各国に突如現れた”魔物”。
魔物を倒すことで、”スキル”が得られる。
スキルを得たものは、アニメーションの産物だった、魔法を使うことができる。
高校に通う普通の学生だった者が、魔物を見つけ、スキルを得る為に、魔物を狩ることを決意する。
得たスキルを使って、自分をこんな目に合わせた者への復讐を誓う。
高校生だった者は、スキルの深淵を覗き見ることになる。芽生えたスキルは、強力な武器となる。
注)作者が楽しむ為に書いています。
復讐物です。いじめや過激な表現が含まれます。恋愛要素は皆無です。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第、直していきますが、更新はまとめてになると思います。
誤字脱字、表現がおかしいなどのご指摘はすごく嬉しいです。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる