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本編
No.58~クリスマスイベント2
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「なぁ、そこのあんた、何でこんな所に居るんだ?」
「ひゃう!」
声を掛けるとビクッ!と体を震わせながらこちらを振り向く、何だか怖がらせてしまったみたいだ。
「プ、プレイヤーさんですか?」
「ああ、そうだけど何でこんな所に居るのかを聞いても良いか?」
俺がプレイヤーだという事が分かって安心したのかホッと息を吐いてから俺の質問に答えてくれた。
「えっと、私このゲームを始めたのが2日位まえなんですけど、何をすればいいのか分からなくて、フィールド?に出てみたんです。
それで、いきなりウサギさんに襲われて逃げていたらいきなり目の前が光って気が付いたらここに居たんです。
他の人が誰も居ないし、大きい虫がいてすっごく怖くて…」
草原で転移トラップ?あり得ない、仮に初心者の狩場である草原に転移トラップが存在したとして森とかそこまで難易度が変わらない所に転移される筈だ。
こんな出てくるモンスターのレベルが200もある所に転移される筈が無い。
俺は少し考えると1つのアイテムを思い出した。
『トラップ作成(転移)』というアイテムだ。
このアイテムはフィールドにセットする事でセットした場所を通ったモンスター又はプレイヤーを強制的にランダム転移させるアイテムだ。
普通は自分が倒せないモンスターと戦闘になった時に逃げながら設置して、追いかけてきたモンスターを転移させる事が出来るが、この場合モンスターに追いかけられている時に設置して、モンスターがそこを通らなかったというのが1つ、もう1つが初心者プレイヤーや、特定のプレイヤーを狙って意図的に設置したというのが1つ。
前者だとたまたまで良いのだが後者だった可能性を踏まえて一応調査を依頼して見るか。
「あの、大丈夫ですか?」
考え事をしていたからだろうか、女の子のプレイヤーは大丈夫か聞いてきた。
「ああ、大丈夫だ、教えてくれてありがとう、俺の名前はユウヤだ、君の名前は?」
「は、はい!私の名前は栞って言います、漢字は本に挟む栞と同じです。」
「ちょっとまって」
「はい?」
女の子はなんとリアルネームを紹介してきた、ネットゲームでリアルの情報は犯罪に繋がる可能性が有るからタブーだって事を知らないのか?そもそもこの子ってもしかしたらネトゲみたいに他人と一緒のサーバーでプレイするゲームをした事が無いんじゃないか?
「ネットゲームで本名や個人情報とかの現実の情報を言うのはタブーだって知ってる?」
「そうなんですか?」
キョトンとした顔をしながら首をかしげる。
まさかの予想的中かよ、まぁここで会ったのも何かの縁だ、俺は栞という少女に少しだけレクチャーをすることにした。
「いいか、このゲームは1つのサーバー、つまり1つのゲームの中に複数人の人が集まるんだ、だから現実の情報を話しちゃうと大変な事になる可能性が有るんだ」
「大変な事に?」
「そう、例えば学校の名前を言ったとしたらその学校を調べて君を襲う為に学校までくる可能性があるんだ、ゲームの中だから大丈夫なんて事は無い。
ゲームの中だからといってとった行動が現実の自分を不幸にする事が有るんだ」
「そうなんですか、教えてくれてありがとうございます、ユウヤさん」
「まぁ分かってくれたならいい、されじゃあもう一回、ゲームの最初に設定した名前、プレイヤーネームを教えて」
「はい、シオリです」
リアルネームと同じか、俺もリアルネームと同じにしているがこの子はまだネトゲの初心者といってもいい。
ネット上のゲームではこういう子が犯罪に巻き込まれる可能性が高い。
「それじゃあここで有ったのも何かの縁だ、何か困った事が有ったら相談してくれ、」
俺はフレンド申請をシオリに送って伝える。
シオリはフレンド申請を知らなかったから教えてあげたら、フレンドになってくれた。
フレンドになった事でチャットやメールを送れる様になった事を伝える。
「なるほど、何か困った事が有ったらユウヤさんにメールをすれば良いんですね?」
「うん、それじゃ街まで送るよ、シオリの場合ここから1人で帰るってなったら死に戻りをするしか無いしな」
シオリを街に送る事になった俺はシオリを乗せて空を飛んで街まで向かう。
向かってる間に魔法について教えて上げると魔法!といって興奮していた。
「じゃあ気を付けろよ」
「はい!ユウヤさんも、さっきはありがとうございました。
何か知りたい事が有ったらメールをするので教えて下さいね!」
シオリはこちらにウインクをしてから走っていってしまった。
「ひゃう!」
声を掛けるとビクッ!と体を震わせながらこちらを振り向く、何だか怖がらせてしまったみたいだ。
「プ、プレイヤーさんですか?」
「ああ、そうだけど何でこんな所に居るのかを聞いても良いか?」
俺がプレイヤーだという事が分かって安心したのかホッと息を吐いてから俺の質問に答えてくれた。
「えっと、私このゲームを始めたのが2日位まえなんですけど、何をすればいいのか分からなくて、フィールド?に出てみたんです。
それで、いきなりウサギさんに襲われて逃げていたらいきなり目の前が光って気が付いたらここに居たんです。
他の人が誰も居ないし、大きい虫がいてすっごく怖くて…」
草原で転移トラップ?あり得ない、仮に初心者の狩場である草原に転移トラップが存在したとして森とかそこまで難易度が変わらない所に転移される筈だ。
こんな出てくるモンスターのレベルが200もある所に転移される筈が無い。
俺は少し考えると1つのアイテムを思い出した。
『トラップ作成(転移)』というアイテムだ。
このアイテムはフィールドにセットする事でセットした場所を通ったモンスター又はプレイヤーを強制的にランダム転移させるアイテムだ。
普通は自分が倒せないモンスターと戦闘になった時に逃げながら設置して、追いかけてきたモンスターを転移させる事が出来るが、この場合モンスターに追いかけられている時に設置して、モンスターがそこを通らなかったというのが1つ、もう1つが初心者プレイヤーや、特定のプレイヤーを狙って意図的に設置したというのが1つ。
前者だとたまたまで良いのだが後者だった可能性を踏まえて一応調査を依頼して見るか。
「あの、大丈夫ですか?」
考え事をしていたからだろうか、女の子のプレイヤーは大丈夫か聞いてきた。
「ああ、大丈夫だ、教えてくれてありがとう、俺の名前はユウヤだ、君の名前は?」
「は、はい!私の名前は栞って言います、漢字は本に挟む栞と同じです。」
「ちょっとまって」
「はい?」
女の子はなんとリアルネームを紹介してきた、ネットゲームでリアルの情報は犯罪に繋がる可能性が有るからタブーだって事を知らないのか?そもそもこの子ってもしかしたらネトゲみたいに他人と一緒のサーバーでプレイするゲームをした事が無いんじゃないか?
「ネットゲームで本名や個人情報とかの現実の情報を言うのはタブーだって知ってる?」
「そうなんですか?」
キョトンとした顔をしながら首をかしげる。
まさかの予想的中かよ、まぁここで会ったのも何かの縁だ、俺は栞という少女に少しだけレクチャーをすることにした。
「いいか、このゲームは1つのサーバー、つまり1つのゲームの中に複数人の人が集まるんだ、だから現実の情報を話しちゃうと大変な事になる可能性が有るんだ」
「大変な事に?」
「そう、例えば学校の名前を言ったとしたらその学校を調べて君を襲う為に学校までくる可能性があるんだ、ゲームの中だから大丈夫なんて事は無い。
ゲームの中だからといってとった行動が現実の自分を不幸にする事が有るんだ」
「そうなんですか、教えてくれてありがとうございます、ユウヤさん」
「まぁ分かってくれたならいい、されじゃあもう一回、ゲームの最初に設定した名前、プレイヤーネームを教えて」
「はい、シオリです」
リアルネームと同じか、俺もリアルネームと同じにしているがこの子はまだネトゲの初心者といってもいい。
ネット上のゲームではこういう子が犯罪に巻き込まれる可能性が高い。
「それじゃあここで有ったのも何かの縁だ、何か困った事が有ったら相談してくれ、」
俺はフレンド申請をシオリに送って伝える。
シオリはフレンド申請を知らなかったから教えてあげたら、フレンドになってくれた。
フレンドになった事でチャットやメールを送れる様になった事を伝える。
「なるほど、何か困った事が有ったらユウヤさんにメールをすれば良いんですね?」
「うん、それじゃ街まで送るよ、シオリの場合ここから1人で帰るってなったら死に戻りをするしか無いしな」
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「じゃあ気を付けろよ」
「はい!ユウヤさんも、さっきはありがとうございました。
何か知りたい事が有ったらメールをするので教えて下さいね!」
シオリはこちらにウインクをしてから走っていってしまった。
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