26 / 203
本編
閑話
しおりを挟む
あれは1ヶ月前、俺は商店街で妹と買い物をしていた。
「お兄ちゃん!今さっき貰った福引き券で福引き引いてから帰ろ!一等はユグドラシルオンラインのハードとソフトのセットらしいよ!当たったら一緒に出来るよ!」
ユグドラシルオンライン、最近ネットで騒がれてるゲームか、何か五感を完全に再現することに成功した初のゲームだとかで確かユイはβテストに当選して無料で先行プレイ&ゲームが貰えるらしい。
「まぁ、当たらんと思うけど、ってか商店街の人も良く手に入れたな、確か初回販売は全国で10000人しか無いんだろ」
「そうだよね~良くこんな商店街で手に入れたよね、ってうわ!なにこの列」
ユイが指をさした方を見ると長蛇の列が、その先を見ると福引きに並んでいるみたいだ。
「うわ~スッゴい人、これ全員ユグドラシルオンライン目当ての人だよ」
「なぁ帰らないか?」
「ダメ!当たるかも知れないんだから」
待つのが面倒な俺はユイに帰ろうと意見するも即却下されてしまった。
30分程待っただろうか、やっと俺たちの番が来た。
「じゃあ回すよ」
ユイが福引きを引く、カラカラと音を鳴らして落ちてきた玉の色は金、まさかの一等だった。
「一等!最新VRゲーム大当たり!」
カランカランとベルを鳴らしながら担当の人は俺に大きい箱を渡してきた。
すると周りから売ってくれという声が聞こえる、俺は5万出すぞ!、私は15万出すわ!って感じに
「お兄ちゃん行くよ!急いで!」
ユイに手を引かれて家に走る、流石に追ってくる人は居なかったみたいだ。
ユイに何でこんなに急いで帰ったのかを聞くとユグドラシルオンラインとはオークションにかけたりしたら3桁は行くらしく、あの場に居続けたら無理矢理にでも奪おうとしてくる奴が居るかも知れないとの事。
それを聞いた俺はこのゲームを売れば母さんに多少は楽をさせられるかも知れないと考えたけど止めた。
俺の家は俺が小さい頃に父親が死んで母さんが女手1つで俺とユイを育ててくれてる、だから前にバイトをして稼いだお金を母さんに渡そうとしたら母さんは「それは貴方が汗水垂らして稼いだお金だから自分で使いなさい、でも心配してくれてありがとう、お母さんは大丈夫だから」と言って受け取ってくれなかった。
例えこのゲームを売ったお金を渡すと言っても受け取らないだろうし、それに俺もこのゲームはやって見たかったしな。
このゲームを調べるとこのゲームにはRMTというゲーム内通貨を現実のお金に変えられるらしい。
それを聞いた俺は1つの考えを思い付く、ゲームを遊びながら稼いだお金なら母さんも受け取ってくれるんじゃ無いか、とユイにも相談するとユイも、それだ!、と言うことで俺たちは母さんに楽をさせるためにゲームで強くなろうと決めた。
ユイが言うにはこう言うゲームはスキル構成が重要らしい。
スキルにも当たりハズレがあり、ハズレのスキルはただスキル欄を圧迫するらしいのて失敗しないように俺たちはこの1ヶ月を情報収集とどんな種族にするかスキル構成はどうするか等を決めていた。
そして今日、俺たちはユグドラシルオンラインに初ログインをする。
「じゃあ、お兄ちゃん、相談通りに設定が終わったら直ぐにおちあう様にね」
「わかってる、見つからなかった時は噴水の前、だろ?」
「よろしい!」
リビングから自分の部屋に戻る、俺は少しの不安と大きい期待を胸にユグドラシルオンラインにログインした。
ユイと相談した通りに俺は種族をヒューマン、スキルを決める、ユイは完全に魔法オンリーのスキル構成だからおれは戦闘の基本となる剣術、体術、腕力強化を選択、そして敵を発見できる索敵、倒した後に素材にする解体をとった。
ステータスの確認の際にアナザースキルという欄に見切りというスキルがあった、アナザースキルとは何かを聞くと現実での能力らしい。
キャラメイクを終えた俺は噴水の前でユイをまつ。
「お待たせ~待った?」
「いや、俺も今設定し終わった所だったよ」
俺たちはまずギルドに向かった。
やはりゲーム開始から1ヶ月も経っているからか初期装備だと目立つらしい。
俺たちはギルドに行き、ギルドについて説明を受けるとフィールドに出ることにした。
フィールドに出て少し経つとゴブリンとの戦闘になった。
「行くよ!お兄ちゃん!」
俺たちは手筈通りに連携をしてゴブリンを倒す。
パチン、とハイタッチをして初の戦闘の余韻に浸っていると遠くの方から「モンスタートレインだ!」と言う声が聞こえてきた。
モンスタートレインとはモンスターのタゲをとって逃げる事で、モンスターをどんどんと引き連れていき、次第にモンスターの列車の如く大量のモンスターが追いかけてくるのだ。
初心者が格上のモンスターを倒せずに逃げた時に起こる事が多いらしいのだがMPKというモンスタートレインを利用したPKの仕方が有るらしい。
モンスタートレインの先頭で逃げているおとこはカーソルが赤色、つまりPKをしたことがあるプレイヤーだ。
「ユイ!急いで逃げるぞ!」
「う、うん」
ユイと逃げようとしたのだがユイが転んでしまった。
俺はMPKをしようとしている男をみると男は俺たち、いや、転んでいるユイを見てニヤリと笑った。
(ダメだ!俺たちが倒せる様な数じゃない、誰か他のプレイヤーは)
周りのプレイヤーは一目散に逃げていた、もうダメか、と諦めかけたその時、あの人は現れたのだ。
さっと現れ七色に光る魔法を使い、一瞬でモンスタートレインをレッドプレイヤーごと消し飛ばしたのだ。
ヒーローの様なその人は俺たちに向かって言ったのだ。
「大丈夫だったかい?」
と、この時こそ、俺たちのターニングポイントであろう、ユウヤさんとの運命の出会いだ。
___________________
キャラ紹介にレンを追加しました。
誤字の修正をしました。
「上のモンスターを倒せずに逃げた時に怒る」→「上のモンスターを倒せずに逃げた時に起こる」
「お兄ちゃん!今さっき貰った福引き券で福引き引いてから帰ろ!一等はユグドラシルオンラインのハードとソフトのセットらしいよ!当たったら一緒に出来るよ!」
ユグドラシルオンライン、最近ネットで騒がれてるゲームか、何か五感を完全に再現することに成功した初のゲームだとかで確かユイはβテストに当選して無料で先行プレイ&ゲームが貰えるらしい。
「まぁ、当たらんと思うけど、ってか商店街の人も良く手に入れたな、確か初回販売は全国で10000人しか無いんだろ」
「そうだよね~良くこんな商店街で手に入れたよね、ってうわ!なにこの列」
ユイが指をさした方を見ると長蛇の列が、その先を見ると福引きに並んでいるみたいだ。
「うわ~スッゴい人、これ全員ユグドラシルオンライン目当ての人だよ」
「なぁ帰らないか?」
「ダメ!当たるかも知れないんだから」
待つのが面倒な俺はユイに帰ろうと意見するも即却下されてしまった。
30分程待っただろうか、やっと俺たちの番が来た。
「じゃあ回すよ」
ユイが福引きを引く、カラカラと音を鳴らして落ちてきた玉の色は金、まさかの一等だった。
「一等!最新VRゲーム大当たり!」
カランカランとベルを鳴らしながら担当の人は俺に大きい箱を渡してきた。
すると周りから売ってくれという声が聞こえる、俺は5万出すぞ!、私は15万出すわ!って感じに
「お兄ちゃん行くよ!急いで!」
ユイに手を引かれて家に走る、流石に追ってくる人は居なかったみたいだ。
ユイに何でこんなに急いで帰ったのかを聞くとユグドラシルオンラインとはオークションにかけたりしたら3桁は行くらしく、あの場に居続けたら無理矢理にでも奪おうとしてくる奴が居るかも知れないとの事。
それを聞いた俺はこのゲームを売れば母さんに多少は楽をさせられるかも知れないと考えたけど止めた。
俺の家は俺が小さい頃に父親が死んで母さんが女手1つで俺とユイを育ててくれてる、だから前にバイトをして稼いだお金を母さんに渡そうとしたら母さんは「それは貴方が汗水垂らして稼いだお金だから自分で使いなさい、でも心配してくれてありがとう、お母さんは大丈夫だから」と言って受け取ってくれなかった。
例えこのゲームを売ったお金を渡すと言っても受け取らないだろうし、それに俺もこのゲームはやって見たかったしな。
このゲームを調べるとこのゲームにはRMTというゲーム内通貨を現実のお金に変えられるらしい。
それを聞いた俺は1つの考えを思い付く、ゲームを遊びながら稼いだお金なら母さんも受け取ってくれるんじゃ無いか、とユイにも相談するとユイも、それだ!、と言うことで俺たちは母さんに楽をさせるためにゲームで強くなろうと決めた。
ユイが言うにはこう言うゲームはスキル構成が重要らしい。
スキルにも当たりハズレがあり、ハズレのスキルはただスキル欄を圧迫するらしいのて失敗しないように俺たちはこの1ヶ月を情報収集とどんな種族にするかスキル構成はどうするか等を決めていた。
そして今日、俺たちはユグドラシルオンラインに初ログインをする。
「じゃあ、お兄ちゃん、相談通りに設定が終わったら直ぐにおちあう様にね」
「わかってる、見つからなかった時は噴水の前、だろ?」
「よろしい!」
リビングから自分の部屋に戻る、俺は少しの不安と大きい期待を胸にユグドラシルオンラインにログインした。
ユイと相談した通りに俺は種族をヒューマン、スキルを決める、ユイは完全に魔法オンリーのスキル構成だからおれは戦闘の基本となる剣術、体術、腕力強化を選択、そして敵を発見できる索敵、倒した後に素材にする解体をとった。
ステータスの確認の際にアナザースキルという欄に見切りというスキルがあった、アナザースキルとは何かを聞くと現実での能力らしい。
キャラメイクを終えた俺は噴水の前でユイをまつ。
「お待たせ~待った?」
「いや、俺も今設定し終わった所だったよ」
俺たちはまずギルドに向かった。
やはりゲーム開始から1ヶ月も経っているからか初期装備だと目立つらしい。
俺たちはギルドに行き、ギルドについて説明を受けるとフィールドに出ることにした。
フィールドに出て少し経つとゴブリンとの戦闘になった。
「行くよ!お兄ちゃん!」
俺たちは手筈通りに連携をしてゴブリンを倒す。
パチン、とハイタッチをして初の戦闘の余韻に浸っていると遠くの方から「モンスタートレインだ!」と言う声が聞こえてきた。
モンスタートレインとはモンスターのタゲをとって逃げる事で、モンスターをどんどんと引き連れていき、次第にモンスターの列車の如く大量のモンスターが追いかけてくるのだ。
初心者が格上のモンスターを倒せずに逃げた時に起こる事が多いらしいのだがMPKというモンスタートレインを利用したPKの仕方が有るらしい。
モンスタートレインの先頭で逃げているおとこはカーソルが赤色、つまりPKをしたことがあるプレイヤーだ。
「ユイ!急いで逃げるぞ!」
「う、うん」
ユイと逃げようとしたのだがユイが転んでしまった。
俺はMPKをしようとしている男をみると男は俺たち、いや、転んでいるユイを見てニヤリと笑った。
(ダメだ!俺たちが倒せる様な数じゃない、誰か他のプレイヤーは)
周りのプレイヤーは一目散に逃げていた、もうダメか、と諦めかけたその時、あの人は現れたのだ。
さっと現れ七色に光る魔法を使い、一瞬でモンスタートレインをレッドプレイヤーごと消し飛ばしたのだ。
ヒーローの様なその人は俺たちに向かって言ったのだ。
「大丈夫だったかい?」
と、この時こそ、俺たちのターニングポイントであろう、ユウヤさんとの運命の出会いだ。
___________________
キャラ紹介にレンを追加しました。
誤字の修正をしました。
「上のモンスターを倒せずに逃げた時に怒る」→「上のモンスターを倒せずに逃げた時に起こる」
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ジャージ女子高生による異世界無双
れぷ
ファンタジー
異世界ワーランド、そこへ神からのお願いを叶えるために降り立った少女がいた。彼女の名前は山吹コトナ、コトナは貰ったチートスキル【魔改造】と【盗む】を使い神様のお願いをこなしつつ、ほぼ小豆色のジャージ上下でテンプレをこなしたり、悪党を改心させたり、女神になったりするお話です。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
スキルが芽生えたので復讐したいと思います~スライムにされてしまいました。意外と快適です~
北きつね
ファンタジー
世界各国に突如現れた”魔物”。
魔物を倒すことで、”スキル”が得られる。
スキルを得たものは、アニメーションの産物だった、魔法を使うことができる。
高校に通う普通の学生だった者が、魔物を見つけ、スキルを得る為に、魔物を狩ることを決意する。
得たスキルを使って、自分をこんな目に合わせた者への復讐を誓う。
高校生だった者は、スキルの深淵を覗き見ることになる。芽生えたスキルは、強力な武器となる。
注)作者が楽しむ為に書いています。
復讐物です。いじめや過激な表現が含まれます。恋愛要素は皆無です。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第、直していきますが、更新はまとめてになると思います。
誤字脱字、表現がおかしいなどのご指摘はすごく嬉しいです。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる