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本編

No.12~ショップの追加と待ち合わせ

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俺がお婆さんの家から出て5分位した後、ワールドアナウンスが流れた。

『この世界で初のSクエストの終了が確認されましたので、これに伴い、メニューにショップとガチャシステムが追加されました。

ショップとは現実のお金をYコインに変える事ができ、Yコインでアイテムを購入することが出来ます。

ガチャは、Yコインでガチャを引くことが出来ます、又ガチャで排出されるアイテムはイベント等によって変わります。

Yコインは課金の他、レアモンスターの討伐、週間ランキングによる配布、イベントの報酬で入手する事ができます。

後、これまでにレアモンスターを討伐しているプレイヤーの人にはそのぶんのYコインが配布されるので安心してください。

では、今後ともユグドラシルオンラインをお楽しみ下さい。』

課金要素とガチャが追加されたみたいだな、レアモンスターを討伐した事があるプレイヤーにはYコインが配布されるって言ってたけどどんな風に配布するのかも考えているとメッセージボックスに運営からメッセージが届いた。

『プレイヤーネームユウヤ様、此度はユグドラシルオンラインをプレイしていただき誠にありがとうございます。

こちらが確認した所、ユウヤ様はレアモンスター1頭の討伐の確認がされましたので、Yコインが1000枚が贈られます。

今後ともユグドラシルオンラインをお楽しみ下さい。』

メッセージにはこう書いてあった。

レアモンスター1頭の討伐でYコインが1000枚の配布だった。

ショップを見ようとした所でボイスチャットが来た、名前を見るとシュウからだ。

「ユウヤさん、今お時間大丈夫ですか?」

「ああ、特にこれから用事が有るわけでも無いし」

「じゃあ、今ヘルと一緒に居るんですけど、話したい事があるので今から会いに行っても良いですか?」

シュウはヘルシャフトの事をヘルって呼んでるんだな、まぁヘルシャフトって言いにくいしな、俺も今度ヘルって言って良いか聞いておこう。

「良いぞ、じゃあ何処に行けば良い?」

「じゃあ、中央広場の噴水前で待ってますね!」

「ああ、今から向かうから、後でな」

「はい!待ってます」

シュウとのボイスチャットが終わって早速待ち合わせ場所に行こうとした時、ふと思った。

「ヤヨイって俺が街に居ない時って何してるんだ?」

「それはですねマスター」 

俺が疑問に思った事を口にすると、ヤヨイが後ろから声をかけてきた。

前回ビックリした時にからかわれたから今回はなんとかビックリしないですんだ。

「それで、どうなんだ?」

「なんだか反応が薄いですねぇ、前回の時は可愛い反応でしたのに、まぁ良いです、私たちサポートAIの仕事は大体マスターが持っている個人スペースの掃除、お金さえ有れば家を買ったりもできますし、マスターが持っている生産室なんかですね、他にはマスターにお茶を出したり、一緒に外に行った時は戦闘のお手伝い等です。

なので今私はマスターが外に行っている時は生産室の掃除をする以外にする事があまり無いのです、大抵はマスターが街に戻った時にわかる様にして待機してます。」

やっぱり前回のはわざとだったか、それにしても…俺がダンジョンに行っている時、ヤヨイはする事がないのか、今度一緒にフィールドに行くか誘うか

「ヤヨイ、」

「はい、なんでしょうマスター?」

「今度外に行くとき一緒にいこうか」

「はい!」

やっぱり暇だったんだろう、俺がそう言うとヤヨイは輝くように笑って返事をした。


「そうそう、マスター、もうそろそろギルドに行っておいた方が良いですよ、2日プレイしていてギルド登録をしていないプレイヤーはマスター位です」

「あっ!そういえば忘れてた、じゃあシュウたちと会って別れたら登録に行こう」

そうだった、普通一番最初に冒険者ギルドに登録するはずなのに忘れてたな

「はいマスター、それより、今から向かうと言ったのですから急いだ方が良いのでは?」

「そうだった!ヤヨイ、急ぐぞ!」

俺はとっさにヤヨイの手を繋いで待ち合わせ場所に走って向かった。

「すまん、遅れた」

「おっそ~い、遅すぎるよ!今から向かうって言ってからどんだけ待たせるのさ!」

「ユウヤさん、今回は私も怒ってるのですよ、人との待ち合わせをしたのですから遅れるなら遅れると連絡してください」

「ご、ゴメンって」

「それにさ!私たちという美少女を待たせておいてそんな美人な人を連れて来るなんて」

「ん?シュウは男だろ?そりゃ美少女に見えるし、可愛いいが、ってあれ?なんで皆そんな顔してるんだ?」

ヘルシャフトは呆れた顔をして俺を見ていてシュウは顔を真っ赤にして俯いている、ヤヨイにかんしてはどこか誇らしげな顔をしている。

「シュウ、顔が赤いぞ、最近風邪が流行ってるらしいから気をつけておいた方が良いぞ」

「はぁ、シュウ、まだ言ってなかったの?そんなに言えないんだったらボクが言ってあげようか?」

「そ、それは私から言うからいいの!」

何かヘルシャフトとシュウが言い合っている。

まだ言ってないとか、シュウは俺に何か伝えたい事が有るらしい、まぁシュウが話すのを待ってようか、二人の言い合いを見ていると騒がしかったのか人が集まって来たので俺はヘルシャフトとシュウに声をかけてはカフェにむかった。
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