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生か死か
第二十二話 二柱ノ器
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「…完璧だが本体は不完全。エミリーロザリアの傷は深い。」
少女は嬉しそうに笑った。
「懐かしいなァ…つたわっておるぞ。セイラ。その怒り、憎しみ。さぞ死神モドキが憎かろう?さぞ吾が憎かろう?それで良い。その憎しみが汝を強くする。だが怒りに呑まれるな」
少女はエミリーの傷を治し赤いローブのリーパーをセイラの方へ投げた。
「今の汝ならこの程度雑魚と呼ぶのもおこがましかろう?」
「ヴァァア!」
セイラはリーパーをバラバラに引き裂き少女を睨んだ。
「ヴヴヴ…ヴわァアァァ!」
「…恐ろしいまでの殺気。身も毛もよだつなだが吾に一直線に来たところで意味など」
少女は刀をセイラの突進する場所で構えた。
「な…い……ッ!」
少女の背後から手の形をなぞった炎が貫いていた。
「…流石だな。それにやってくれたな!酒呑童子!吾を楽しませてくれる!褒めてやる!セイラ!」
少女は自分で腹を斬り手を抜いた。
「楽しいのォ!」
少女の刀がセイラの手足を切り離した。
「化け物が。再生能力が高いな」
少女はセイラを蹴り飛ばし地面に叩きつけられた。
「最高傑作と言えど不愉快極まりない!ほんっとに貴様は吾の持っていないモノを持っている!実に不愉快!」
セイラは少女の左腕を食いちぎっった。少女はそれを気にすることなくセイラの首を狙った。
「眠れ!」
「ヴァァア!!」
バリバリと少女の右手も食べられ刀は地面に落ちた。
「なっ!」
「ヴワァアァァアァ!!」
セイラは少女を押し倒し喉を噛みちぎった。
(…実に不愉快)
━あたしは失ってばかりだ━
少女は嬉しそうに笑った。
「懐かしいなァ…つたわっておるぞ。セイラ。その怒り、憎しみ。さぞ死神モドキが憎かろう?さぞ吾が憎かろう?それで良い。その憎しみが汝を強くする。だが怒りに呑まれるな」
少女はエミリーの傷を治し赤いローブのリーパーをセイラの方へ投げた。
「今の汝ならこの程度雑魚と呼ぶのもおこがましかろう?」
「ヴァァア!」
セイラはリーパーをバラバラに引き裂き少女を睨んだ。
「ヴヴヴ…ヴわァアァァ!」
「…恐ろしいまでの殺気。身も毛もよだつなだが吾に一直線に来たところで意味など」
少女は刀をセイラの突進する場所で構えた。
「な…い……ッ!」
少女の背後から手の形をなぞった炎が貫いていた。
「…流石だな。それにやってくれたな!酒呑童子!吾を楽しませてくれる!褒めてやる!セイラ!」
少女は自分で腹を斬り手を抜いた。
「楽しいのォ!」
少女の刀がセイラの手足を切り離した。
「化け物が。再生能力が高いな」
少女はセイラを蹴り飛ばし地面に叩きつけられた。
「最高傑作と言えど不愉快極まりない!ほんっとに貴様は吾の持っていないモノを持っている!実に不愉快!」
セイラは少女の左腕を食いちぎっった。少女はそれを気にすることなくセイラの首を狙った。
「眠れ!」
「ヴァァア!!」
バリバリと少女の右手も食べられ刀は地面に落ちた。
「なっ!」
「ヴワァアァァアァ!!」
セイラは少女を押し倒し喉を噛みちぎった。
(…実に不愉快)
━あたしは失ってばかりだ━
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