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1話 お風呂でナニするの?
しおりを挟む思いがけない、露希の手料理。
ほっこりとした雰囲気が、ダイニングにはあった。
食後には薫り高いお茶をいただき、誠と露希の間には、緩やかな時間が流れていた。
だがそれは、誠の一言で途端にせわしく動き始めた。
「洗い物は食洗器に任せて、私たちはバスタイムにしよう」
「私たち? 一緒に入るの!?」
これからは、いつも一緒に入るぞ、と誠は涼しい顔で言う。
「露希の体が、ちゃんと健康に育ってるか、確かめないとな。それと」
それと……?
「……お風呂エッチの練習、だなんて」
脱衣室で、比呂はぶつぶつ唱えている。
「バスルームでするのは、嫌いか?」
「ううん。ただ、ちょっと安心した」
「安心? なぜ?」
露希の視線は、誠の中心に注がれていた。
それは並より大きなサイズではあったが、外山のような加工は施されていなかったからだ。
そんな誠の手には、ジェルローションのチューブがある。
(お風呂で、初エッチ!)
途端に露希は、そわそわと落ち着かなくなってきた。
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