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しおりを挟む露希を交代でオモチャにする、ただれた饗宴は、ようやく終わりが見えてきた。
(この人。反田っていう人、最後って言ってたから……)
もうすぐ、もうすぐ終わるから!
その反田に、露希が犯されている時、ドアが開いた。
すると、途端に彼は背筋を伸ばした。
ドアを開けて、室内へ入って来た男に、大声で敬意を表した。
「外山さん!」
やって来たのは、上から下まで全身黒づくめの服装だ。
黒い男に、一斉に取り巻き立ちがかしこまる。
反田は、まだ達していなかったが、露希から引き抜きかけた。
しかし外山は、それを制した。
「構わん。続けろ」
「はい!」
張り切って腰を打ち込み始めた反田に、露希は激しく揺さぶられた。
そんな彼を、外山は立ったまま観察していた。
「う、うぅ。は、はぁ、あッ。んっ、んぅ……」
苦し気だが、鼻にかかった甘い響きの声だ。
反田が上玉だ、と言った通り、露希の顔立ちは整っていた。
洗い髪さえ艶を作るほど、色気があった。
「外山さん、すみません! イきますッ!」
反田が叫び、射精した。
薄いスキン越しに、彼の熱い滾りが打ち付けられる。
露希は、それを震えながら受け止めた。
「ぐ、うぅッ!」
やがて反田は体内から去り、露希は脱力してベッドにくずおれた。
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