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「んぅ。はぁ、あ。んッ、ダメッ!」
 隼人の指腹は、比呂の可愛い乳首を押しつぶし、それからピンクの乳輪を撫でまわしてくる。
 それだけで体は反応し、すぐに小さな乳首はツンと立った。
「や、あぁ。ね、ダメ、だって。あ、はぁ、んッ。あぁ、んん!」
 存在を増した比呂の乳首を、隼人は指でつまみ、擦り、弾く。
 そうしながら、唇で、歯で、舌で鎖骨を愛撫する。

「あぁ、あ! もう、ダメ。ダメ、なんだ、からぁあ!」
「比呂くん。私を止めてるの? それとも……」
 悦んでるの?
 耳元で、極甘ボイスが響くと、たまらない。
 身をゾクゾクと震わせながら、比呂は半分泣き声だ。
「だって。隼人さん……あ、そこッ! うぅ、早起き……ぃやぁ、はぁん!」
「ありがとう。でも、大丈夫だよ。私は15分の仮眠で、24時間働ける」

 キュッと乳首をつままれ、比呂はバスタブの湯を派手に鳴らした。
「あ、はぁあ!」
 大きく水しぶきを立てた後、隼人にもたれて静かになってしまった、比呂。
 その細い肩に湯を掛けて温めながら、隼人はささやいた。
「もしかして、イッちゃった?」
「もう……。隼人さんの、バカ……」
 湯あたりしたように顔を赤く染め、口で荒い呼吸をする比呂に、隼人は頬を寄せた。

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