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しおりを挟む「んぁ、はぁ、あ。あ、ダメ。また、また、クるッ!」
ひくぅっ、と引き攣り、遥は精を飛ばした。
それでも了は、穿つことをやめない。
「ダメ、了さん! まだ、イッてるからぁ!」
「だろうな。締め付けが、すごいよ」
「了さんの、意地悪ぅ……。あぁん、ん!」
何度も何度でも果て、しまいにはドライオーガズムに達してしまった遥だ。
「お願いぃ。もう、我慢できなぃ……」
「では、そろそろ」
後ろから、了は遥の首筋に強くキスをした。
それと同時に、待ちに待った熱い精が遥の体内に注ぎ込まれた。
「あ! はぁ、ああ! イくッ、イくぅッ! 了さんんッ!」
あぁ、こんなに。
了さんのが、僕のナカに……!
「愛してるよ、遥」
「了さん……。僕も、了さんのこと……大好き。愛してる……」
身も心も脱力し、弛緩しきった状態でこぼした言葉は、了への愛情だった。
「ヤだな、僕。失恋と告白、同じ日に」
「嬉しいよ、遥。すごく嬉しい」
「了さん、キスマーク付けて。いっぱい、僕に付けて」
「遥。好きだよ、遥」
好きだという数だけ、キスをした。
愛してると言った数だけ、痕を残した。
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