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「いいぞ、いい。元宮くん、君はやっぱり最高だ……!」
ぶつぶつ呟きながら、鉛筆を画用紙に叩きつける豊。
激しい行為を終え、精にまみれて放心している響の姿を夢中で描く彼は、狂気じみていた。
(芸術家って、塚本くんって、やっぱりエキセントリックだな……)
そんなことを、響は床に転がったまま、ぼんやりと考えた。
それから、どうしただろう。
少し、うとうとしたような気がする。
そこを塚本くんに起こされて……。
シャワーを借りて……。
服を着て……。
家まで送ってもらって……。
よく、覚えていない。
しっかりと覚えているのは、彼とエッチしてしまったこと。
無理やりだったけど、しまいには自分も気持ち悦くなってしまったこと。
それから……。
『いいぞ、いい。元宮くん、君はやっぱり最高だ……!』
塚本くんの、この言葉だった。
憑かれたように僕を描く、姿だった。
ぶつぶつ呟きながら、鉛筆を画用紙に叩きつける豊。
激しい行為を終え、精にまみれて放心している響の姿を夢中で描く彼は、狂気じみていた。
(芸術家って、塚本くんって、やっぱりエキセントリックだな……)
そんなことを、響は床に転がったまま、ぼんやりと考えた。
それから、どうしただろう。
少し、うとうとしたような気がする。
そこを塚本くんに起こされて……。
シャワーを借りて……。
服を着て……。
家まで送ってもらって……。
よく、覚えていない。
しっかりと覚えているのは、彼とエッチしてしまったこと。
無理やりだったけど、しまいには自分も気持ち悦くなってしまったこと。
それから……。
『いいぞ、いい。元宮くん、君はやっぱり最高だ……!』
塚本くんの、この言葉だった。
憑かれたように僕を描く、姿だった。
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