上 下
36 / 78

36

しおりを挟む
 ま、こうなるか。
 俺は冷めた心地で、その光景を見ていた。
 元仲間たちが繰り広げていた茶番、その茶番と似た光景が繰り広げられていたからだ。
 すでに陽は落ちたものの、松明やら魔法の灯りやらで露店が出ているその場所は、とても明るかった。
 その中心地には、特設会場があるのだが。
 まあ、俺は今、その場所でいわゆる吊し上げにあっていた。
 その日のうちに戻ったことにも驚かれたし、を達成していたことにも、冒険者ギルド側はとても驚いていた。
 あとはこれを納品して、特設会場に設置された舞台の上で俺の勝ち、と司会だか運営委員の人だかが宣言すれば終わる。
 はずだった。
 しかし、

 「対戦相手のパーティメンバーに手を出すのはルール違反」

 云々。

 「そもそも、事前にリストは配られていたし農業ギルド側が彼に対してさらに情報をリークし、便宜をはかっていた可能性がある」

 云々。

 等々、そんなイチャモンをつけてきたのだ。
 農民は頭は悪いがずる賢い。
 だから平然とこういうことをする。
 と、いう始末である。
 それも、農民がいる前で。
 ここに来ている客、そして露店を出している者も農民出身者だ。
 どうやら、冒険者ギルドの運営の人間の七から八割ほどの人間が、農民に対してあまりいい感情を持っていない人間で埋まっているようだった。
 残りの二から三割の人間が、顔を青ざめさせて司会の言葉を止めようとしたり、フォローを入れようとしているが数の上では負けているので、無駄に終わっている。
 圧倒的に空気が悪くなる。

 「でも、結果だけを見るなら俺は対戦相手達よりも強い、ということを証明したわけですよね?
 あと、素材の一覧を見てください。
 そして、俺が一人で討伐してきた、この災害級モンスターの数を見てください。
 低ポイント素材や討伐モンスターならともかく、こんな災害級モンスターを事前に用意できるわけはないでしょう」

 俺がそう言うと、我が意を得たりとばかりにイチャモンをつけていた人がニヤリ、と笑った。

 「おや、ようやく自白しましたか!!
 皆さん!! いま聞きましたよね?!
 彼は低ポイントではあるが、それを割り振られた素材やモンスターは事前に用意出来ると口にしました!!!!
 つまり、彼はそれらはあらかじめ用意したものであると認めたということです!!!!」

 この人、学校で文章力の成績悪かったんじゃなかろうか。
 というのは、冗談で。
 まぁ、なにがなんでも俺の事を貶したいんだろうなぁ。
 司会の言葉に、おそらく仕込みの人間ととそして、この口車にのせられた一部の客が俺に石を投げ始めた。
 それを止めようと他の客たちが動く。
 それはあっという間に乱闘へと変わっていった。
 
 「あーあ、大変だぁ!
 これ、死人が出ますよ?
 どう責任をとるんですかぁ?? 
 ねぇ、農民代表さん??」

 ニタニタと意地の悪い笑みを浮かべて、俺にイチャモンをつけていた人間がそう言った。
 なるほど、この騒ぎの責任を全て俺に押し付ける気か。
 合同昇級試験の時に、俺がリーダー的な立場になっていると知った冒険者ギルド。
 噂じゃ、他の農民出身者の態度がそれまでと違ってきているとも聞いた。
 前向きになってきたし、意見を言うようになったのだとか。
 自分たちより下の存在が意見をもつ、言葉を発することが気に食わないのだろう。
 で、その切っ掛けを作った俺を貶めれば、まぁ元通りになるとでも考えたのかな。
 さすがに、農業ギルドの運営委員の人達が出てきて対抗し始めた。
 
 「彼が責任を負う必要は皆無です!」

 そして、それを合図に花火が上がり始めた。
 音と空に咲いた花によって、乱闘がとまる。

 そして、全体に聴こえるよう拡声魔法を駆使して農業ギルド側が俺の勝利を宣言した。
 しかし、そんなのは納得出来ない。
 ズルは狡だ!
 農業ギルドも不正だらけの組織だ!
 と、冒険者ギルド側の人間がディスりはじめる。
 すると、今度はひょこひょことそんな舞台にあがって、手を挙げつつ声を出す人がいた。
 青い目と金髪の、超絶イケメン青年だ。
 誰だ、この人。

 「あー、すみません。
 一部始終を見ていたんですが、たしかに一般的には能力で劣るとされている農民階級の人間が、その日のうちにそれも指定された災害級モンスターを十頭ずつ仕留めてくる、というのは、俺も説得力がないように感じました」

 イケメンの登場に、冒険者ギルド農業ギルド関係なく運営の人間全員ががまるでレアモンスターでも見たかのような顔になる。
 いつの間にか花火は終わり、しーんと静まりかえる会場で、客の誰かが叫んだ。

 「エ、エルドレッド殿下??!!」

 誰?
 殿下、殿下だから王族の人か?
 俺、王族の人って見たことないんだよなぁ。
 肖像画くらいあちこちに飾ってあるだろって?
 興味が無いのに記憶に残るわけないだろう。
 客の声に、エルドレッド殿下なる人物は微苦笑する。

 「おや、さすがに知ってる人間の前じゃ阻害系は効かないか」

 俺は近くにいた農業ギルドの人へ訊ねる。

 「すいません、俺、王族事情に疎くて。
 さっするに、あの人王子様ってことですか」

 農業ギルドの人は、とくに怒ることなく教えてくれた。
 まあ、農民なんて王族の顔を知る機会なんて肖像画くらいだ。

 「そう、エルドレッド殿下。
 王位継承権は第五位の、王子様であってる」

 農業ギルドの人は、彼に聞こえないように俺に小さく耳打ちしてくれた。
 へぇ、王子様って本当に存在するんだ。
 しかし、王位継承権五位とは、それはかなり高い、のか??
 よくわからん。
 そしてなんでそんな雲の上の存在がこんなところにいるんだ。
 俺が不思議に思っている横で事態はどんどん進んでいく。
 冒険者ギルド側は、事情はどうあれ権力者が味方についたことに勢いづいた。
 俺を投獄しろ、縛り首だ、いや断頭台に送れと好き勝手言ってくる。
 それをエルドレッド殿下が、片手を上げて制する。

 「どうだろう?
 君もここまで言われたら身の潔白を証明したくはないか?」

 エルドレッド殿下がそう言ってくる。
 女性なら、誰でもとろけて恋に落ちそうな笑みを浮かべて言ってくる。
 俺は、その笑みの中に薄ら寒いものを感じて鳥肌が立つ。
 えーと、えーと、はっ!
 そうだ! 母さんからもらった小説にたしか身分違いの恋を描いた話があったはず!!
 思い出せ! 作中で出てきた身分が上の人との会話を!!

 「僭越ながら、身の潔白なら鑑定してもらえば十分だと思います、殿下」

 せ、僭越ながらくらいしか知らねぇぇぇぇぇ!!!!

 「まぁ、それもそうか。
 しかし、私は見てみたいのだよ。
 聞いた話では、これまでなんの戦績も無かった君がどうやって、そして本当に災害級モンスターSSS級を倒したのか」

 「観たい、って、そんなポコポコ出てくるものじゃ、ないですよ?」

 いや、冒険者ギルド、もしくは農業ギルドで売られている特定モンスターをおびき寄せるアイテムでも使えば話は別だが。

 「これだけの数を討伐しておいて、それは説得力が無さすぎる」

 「いや、それは頂上に行ったからで」

 あ、やべ!
 エリィさんやリアさんもそんな簡単に行ける場所じゃないって言ってたんだ!
 なんとなくこの人とは関わりたくない。
 だから、信じてもらう以前に早く会話を終わらせたかったというのに。

 「ほほう、頂上、頂上ね。
 英雄並み強いとされるSSS級冒険者ですら、この山脈の頂上には行かないし行けない、いや行くには相応の準備が必要だと思ったが。
 君はその軽装で頂上まで行ったということか。
 とんだ大ボラ吹きでなければ、君の実力はSSS級冒険者以上ということになる」

 困った。

 「あ、いや、もう大ボラ吹きってことでいいです」

 困った上にめんどくさくなったので、不敬と知りながら俺がそう返した時だ。
 客達の中から、とてもよく知った女性の怒鳴り声が上がった。

 「お前はーー!!!!」

 かと思うと、人混みをかき分けてエリィさんが舞台にずんずんと歩いてきて飛び乗った。

 「な ん で !!」

 そして俺の前まで来ると、そう怒鳴りながら俺の首を締め上げてガクガク揺らしながら、

 「そうやる気がないんだ!!」

 そう言った。
 かと思うと、今度はイケメンを睨みつける。

 「兄様! 兄様もです!!」

 あれ? エリィさんとも知り合いなのか。
 でも、兄様??
 お兄ちゃん的存在ってことか?

 「王族としての自覚がおありなら、危険なものを見てみたいなどと口にするのは如何なものか?!」

 「おや、心外だなぁ。
 説得力が無いから、ちゃんと不正が無いとわかる形で証明してほしいって言ってるだけだよ。
 でも、そうか。エリィはその子のことがとても気に入ってるんだね」

 にっこりと、エルドレッド殿下が笑みを深める。
 なんだろ、これ既視感が。
 あ、あー!!!
 思い出した!!
 この嫌な感じ!!
 兄ちゃんや姉ちゃんが俺のお気に入りの玩具横取りした時の、あの感覚に似てるんだ!!
 あといじめてくる時の、あの表情によく似てる。
 あぁ、なるほどなるほど、スッキリした。
 え、ていうか、俺玩具扱い??

 なんて俺が一人で納得していると、エリィさんが俺を背後に隠すようにエルドレッド殿下へと立ちはだかる。

 「お前がそこまで大事にしている人間なら、より一層興味がわいた。
 それに、欲しくなるじゃないか」

 「兄様、人の物に興味を示すのは構いませんが、こいつは私の相棒です。
 私の仕事に支障が出ますので、諦めてください」

 「はは、そんなことを聞いてしまったら余計に欲しくなるじゃないか。
 なあ、君。
 シン、と言ったかな?」

 「はい??」

 思わず返事をしてしまった。

 「話を戻そう。君の実力がどれほどのものなのか。
 ちゃんとわかる形で見せてくれないかな?」

 エルドレッド殿下が、笑みはそのままにそう言ってきた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい

広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」 「え?」 「は?」 「いせかい……?」 異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。 ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。 そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!? 異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。 時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。 目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』 半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。 そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。 伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。 信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。 少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。 ==== ※お気に入り、感想がありましたら励みになります ※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。 ※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります ※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります

ふざけんな!と最後まで読まずに投げ捨てた小説の世界に転生してしまった〜旦那様、あなたは私の夫ではありません

詩海猫
ファンタジー
こちらはリハビリ兼ねた思いつき短編の予定&完結まで書いてから投稿予定でしたがコ⚪︎ナで書ききれませんでした。 苦手なのですが出来るだけ端折って(?)早々に決着というか完結の予定です。 ヒロ回だけだと煮詰まってしまう事もあるので、気軽に突っ込みつつ楽しんでいただけたら嬉しいですm(_ _)m *・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・* 顔をあげると、目の前にラピスラズリの髪の色と瞳をした白人男性がいた。 周囲を見まわせばここは教会のようで、大勢の人間がこちらに注目している。 見たくなかったけど自分の手にはブーケがあるし、着ているものはウエディングドレスっぽい。 脳内??が多過ぎて固まって動かない私に美形が語りかける。 「マリーローズ?」 そう呼ばれた途端、一気に脳内に情報が拡散した。 目の前の男は王女の護衛騎士、基本既婚者でまとめられている護衛騎士に、なぜ彼が入っていたかと言うと以前王女が誘拐された時、救出したのが彼だったから。 だが、外国の王族との縁談の話が上がった時に独身のしかも若い騎士がついているのはまずいと言う話になり、王命で婚約者となったのが伯爵家のマリーローズである___思い出した。 日本で私は社畜だった。 暗黒な日々の中、私の唯一の楽しみだったのは、ロマンス小説。 あらかた読み尽くしたところで、友達から勧められたのがこの『ロゼの幸福』。 「ふざけんな___!!!」 と最後まで読むことなく投げ出した、私が前世の人生最後に読んだ小説の中に、私は転生してしまった。

【誰か】同級生の勇者と聖女が大変なことになった!!【助けて】

一樹
ファンタジー
掲示板話で、下ネタです。 よくある話と言えば、よくある話です。 主人公の同級生の、勇者と聖女が大変なことになった話です。

ざまぁ対象の悪役令嬢は穏やかな日常を所望します

たぬきち25番
ファンタジー
*『第16回ファンタジー小説大賞【大賞】・【読者賞】W受賞』 *書籍化2024年9月下旬発売 ※書籍化の関係で1章が近日中にレンタルに切り替わりますことをご報告いたします。 彼氏にフラれた直後に異世界転生。気が付くと、ラノベの中の悪役令嬢クローディアになっていた。すでに周りからの評判は最悪なのに、王太子の婚約者。しかも政略結婚なので婚約解消不可?! 王太子は主人公と熱愛中。私は結婚前からお飾りの王太子妃決定。さらに、私は王太子妃として鬼の公爵子息がお目付け役に……。 しかも、私……ざまぁ対象!! ざまぁ回避のために、なんやかんや大忙しです!! ※【感想欄について】感想ありがとうございます。皆様にお知らせとお願いです。 感想欄は多くの方が読まれますので、過激または攻撃的な発言、乱暴な言葉遣い、ポジティブ・ネガティブに関わらず他の方のお名前を出した感想、またこの作品は成人指定ではありませんので卑猥だと思われる発言など、読んだ方がお心を痛めたり、不快だと感じるような内容は承認を控えさせて頂きたいと思います。トラブルに発展してしまうと、感想欄を閉じることも検討しなければならなくなりますので、どうかご理解いただければと思います。

新米冒険者がダンジョンで怪しい男達の取引現場を目撃。更に背後から近づく仲間に倒され、その男に実験中の薬を飲まされて目が覚めると……?

もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
パロ村に住む『ルディ』は茶色い髪、百六十五センチ、普通の肉体の持つ十五歳の少年だ。 特別強くも賢くもない、そんなルディの夢は冒険者として街で暮らす事だった。 冒険者とは、誰でも即日採用されるぐらいに、採用基準が恐ろしく低い仕事で有名な仕事だ。 質素な家の前で両親と別れの挨拶を済ませたルディは、馬車に揺られて街を目指した。 そして、八日間の旅で『ハルシュタット』の街に無事に到着する事が出来た。 でも、既に手持ちのお金三万ギルは、馬車台と食費で一万ギルまで減ってしまっていた。 これではまともな装備を買う前に、宿屋に何日泊まれるか分からない。 ルディの武器は片刃の鉄の短剣、防具は普段着の白の半袖シャツ、茶の半ズボン、布のパンツ、布の靴だけという頼りないものだ。 槍のように尖った建物という情報を手掛かりに、ルディは冒険者ギルドという冒険者になれる建物に辿り着いた。 そこで綺麗な受付女性や爽やかな青年冒険者の手を借りて、無料の仮登録の冒険者となり、初クエストに挑戦する事になった。 初クエストは、洞窟にいるスライムという魔物を倒して、スライムの核を集めるものだった。 冒険者ギルドで貰った地図を頼りに、洞窟に辿り着いたルディは、洞窟の奥を目指して進んでいく。 そして、その洞窟で灰色の服と黒色の服を着た、二人の男の怪しい取引現場を目撃してしまった。 危なそうな話にルディは急いで人を呼びに行こうとするが、突然背後から、もう一人の男に襲われてしまうのだった。

【完結済み】 50のオッサン 異世界に行く

眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
帰宅中の電車の中で、うたた寝をして起きたら異世界だった! オッサン「俺もチートで、ヒャッハァ~!?」  作者「いや、君 最後までチート無いからね。 勿論、飯革命も政治革命もね。子供にも成らないからね。」 オッサン「マジかぁ~・・・。」  作者「うん。最後まで活躍できるなんて思わないでね(笑)  勿論、スローライフをさせる気なんて毛頭ないからね(笑)」 オッサン「スローライフも送らせてくれないで。主人公が活躍しない作品なんて・・・」  作者「そこは、最後まで読んでの、お楽しみってことで(笑)」 チートも特殊な力も無く。 果たしてオッサンの運命は如何に?  * * * * * * * もしも、50のオッサン(作者)が、異世界に転移したら こんな感じ?と言う妄想で書いてみました(笑)

Ex冒険者カイル

うさぎ蕎麦
ファンタジー
1巻あらすじ セザール学園を首席で卒業したカイル・レヴィン。 カオス学長より冒険者の経験を積んだ国王軍の人材が必要との元、冒険者の道を歩む事となる。 自身を勝手にライバル扱いするルッカに振り回されながらも冒険者としての日々を過ごす。 そしてヴァイス・リッターというギルドに所属し、先輩冒険者と共に更なる成長をする事になる。 ある日、ギルドマスタールッセルより遺跡の調査命令を受けた所賢者の石を発見する事になるが、シュバルツ・サーヴァラー、ギルドマスターダストにそれを嗅ぎ付けられ先に奪い取られてしまう。 奪い取られた賢者の石を取り返す命を受けたルッセルであったが……。 第一巻=1話ー39話迄 *登場人物 カイル ……本作主人公、学長の命により冒険者として過ごす。 ルッカ ……ヒロイン候補、カイルに好意を持つが素直じゃない。意外と世話焼き。 リンカ ……ヒロイン候補、冒険者ギルドの受付嬢。お金を稼げる男が好き。 ルミリナ……ヒロイン候補、新人プリースト。助けてくれたカイルに興味を持つ。 アリア ……ヒロイン候補、ルミリナの姉、プリースト。最初はカイルに興味が無い。 セフィア……ヴァイス・リッターに居る先輩。レンジャー。茶化すのが好き。 エリク ……ヴァイス・リッターに居る先輩。ハイウィザード。とにかく女性にモテない。 デビッド、ルッド、レティナ……カイルの同学年、卒業後国王軍に所属。2巻から参入予定。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】

一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。 追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。 無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。 そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード! 異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。 【諸注意】 以前投稿した同名の短編の連載版になります。 連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。 なんでも大丈夫な方向けです。 小説の形をしていないので、読む人を選びます。 以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。 disりに見えてしまう表現があります。 以上の点から気分を害されても責任は負えません。 閲覧は自己責任でお願いします。 小説家になろう、pixivでも投稿しています。

処理中です...