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【もう】おまいら、愚痴聞いてくれ【ヤダ(´;ω;`)】
前編
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1:スレ主
夏休み以来だから、四か月ぶりか?
いや、あの時はまだギリギリ七月だったからなんやかんや五か月か
俺のこと覚えてる奴いないか?
ほら、農業高校一年、エリート校から入学通知が来たあの一年だ
2:名無しの異種族
農高一年?
お前、農高一年か?!
3:名無しの異種族
いるいる!!
4:名無しの異種族
生きてたか
あれからどうなったんだ?
5:スレ主
うん
冬休み始まったし
色々あって時間もできたから
あれからのこと話してくよ
というか、スレタイにもあるように愚痴になる
愚痴を吐き出させてくれ
6:名無しの異種族
とりあえず色々あったんだなってことはここまでの短い流れでわかった
7:名無しの異種族
いったい何があったのか、だよな
8:スレ主改めゲラウトヒア
コテハンちょっと変える
ゲラウトヒアでよろしく
いま学園で俺そう呼ばれてるから
9:名無しの異種族
学園?
10:名無しの異種族
農高じゃなくて、学園??
11:名無しの異種族
なに、結局移籍したん?
12:名無しの異種族
転入したのか
13:名無しの異種族
経緯はよ
バン はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
14:ゲラウトヒア
まず、聖魔学園からの入学資格おkの通知がきて
その直後教師から呼び出しをくらったのは知ってるよな?
あのあとすぐに俺は呼び出した教師のとこに行ったんだ
そしたら、退学手続きをするってところまで話が進んでた
んで、家族からも連絡が来てさ、農高辞めて聖魔学園行けって言われた
ごねたよ
せっかく入ったのに、お金まで払ったのに
あとハナコ含めた家畜と野菜の世話どうするんだよってさ
で、わかったのは、農高側や家族に国の方から金が握らされていたんだ
売られたんだよ、俺
もう泣きたくなった
15:名無しの異種族
うわぁ
16:名無しの異種族
レア中のレア、無属性魔法使いの卵だもんな、スレ主
確実に手中に収めたかったんだろうな
17:名無しの異種族
ま、まぁお金が無駄になるどころか増えたんだろ
良かったじゃん
ポジティブに考えようぜ
18:ゲラウトヒア
まぁたしかに、入ったお金でうちの便所、ぼっとんから水洗式になったし
井戸だったのが水道ちゃんとひかれたし
プロパンガスだったけど都市ガスになった
軽トラとトラクター諸々が全部新品になった
ネット回線も引けたし
19:名無しの異種族
まってまってwww
え、ふた昔も前のような生活してたの?
スレ主???
20:ゲラウトヒア
プラス一品のおかずが畑や山で取ってくる魔物や蛇や虫じゃなくて
スーパーの総菜にランクアップしたし
21:名無しの異種族
思ってた以上に生活がアレだった
22:名無しの異種族
あれ?
でも、スレ主元々携帯もってたよね?
それはどうしたの?
23:ゲラウトヒア
携帯はさすがに持たせたほうがいいって周りから両親が言われたのと
家畜や作物の世話をする関係ですぐ連絡取れるように農高からも入るよう言われたんだ
それで、持たせてくれた
一番安いプランのやつで契約してあった
で、農高にはフリーWi-Fiあったからそこに繋いで書き込んでた
聖魔学園にもフリーWi-Fiあったからよかった
24:名無しの異種族
な、なるほど
25:名無しの異種族
最近の学校はいろいろそろってるなぁ
26:ゲラウトヒア
で、俺は家族の豊かさの代償で名門校へ強制入学することになった
とは言っても、一学期分の勉強ができていないと話にならないからってことで、八月の半ばからみっちり二週間、勉強合宿をすることになった
この合宿は聖魔学園からの提案で、強制だった
その間の寝泊まりは、割り振られた、そして三年間過ごすことになる寮だった
そう、勉強合宿とともに俺は無理やり入寮させられたんだ
ま、入寮と同時にどぎつい洗礼を受けることになるんだけどな
27:名無しの異種族
洗礼?
28:名無しの異種族
なに、イジメにでもあったのか?
29:名無しの異種族
あ、もしかして
コテハンのゲラウトヒアって、まさか
30:ゲラウトヒア
お、察しがいいやつがいるな
そう、このコテハン、ゲラウトヒアは、文字にするとこう書くんだ
get out of here
31:名無しの異種族
それが呼称って苛めだろ
32:ゲラウトヒア
そう思うよ
俺だって入りたくて入ったわけじゃないのにな
人の話聞かない奴らばっかりなんだよ
入学試験の時のことが知れ渡ってて、学食にも根回しされてるのか利用できないし
利用できても、俺が注文した料理に限って完売
出てくるのは水だけとかだったし
この四か月で俺、ストレスで体重十キロ落ちた
とりあえず植えた作物が育つまでの間は、実家から野菜と米の仕送り無ければ死んでた
33:名無しの異種族
マジか
34:名無しの異種族
完全アウェイじゃねーか
35:名無しの異種族
よく家族は米と野菜送ってくれたな
怪しまれなかったのか?
36:ゲラウトヒア
>>35
そこは、町出身の俺と同じ立場の子に渡すって嘘ついた
背に腹はかえられない
正直に言ったところで、この学園に通いたくない理由を捏造してる、それこそ嘘をついてるって思われるにきまってるからさ
37:名無しの異種族
決まってるのか
38:名無しの異種族
まぁ、いろんな家があるからな
39:ゲラウトヒア
ついでに言うと、俺、入寮を断られたんだよ
入寮当日にな
たい肥臭い農民を住まわせる場所が無いって
で、今は廃部になった、その昔園芸部が物置に使ってた小屋が学園の敷地内、その隅っこにあるってことで、そこ使えって言われた
辛うじて、シャワー室とか大浴場とかは大目に見てもらえてるから、一番最後に使ってる
洗濯は、なんかそういうの担当する精霊だか妖精だかがいて、いつのまにか綺麗になってる
40:名無しの異種族
へぇ
41:名無しの異種族
小屋暮らしでも、その辺はちゃんと仕事してくれてるのか
精霊すごいな
42:名無しの異種族
完全なるイジメじゃん
43:名無しの異種族
学園側には報告したん?
44:ゲラウトヒア
>>43
一応は、ね
でも、相手にしてもらえなかった
よくある勘違い扱いされた
45:ゲラウトヒア
勉強合宿には俺以外にも参加者がいた
まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ
で、みーんなあの入試の実技のこと覚えてて、俺のこと怖がってんの
話しかけるとビクビクされるし
近づこうとすると、それとなく距離取られるし
あと、基本的に無視されてる
46:名無しの異種族
お、おつかれ、スレ主
47:名無しの異種族
精神的にきついなぁ
48:ゲラウトヒア
だから、ストレス解消も兼ねて住んで都を作ることにした
これがその成果な
つ【白菜、キャベツ、大根、カブなどの冬が旬の野菜の画像】
49:名無しの異種族
野菜?
50:名無しの異種族
どうしたんだ、これ?
51:ゲラウトヒア
実家のばあちゃんに、種と苗それぞれもらって育てた
ほら、今はもう廃部になってるけど、園芸部が使ってた場所があってさ
小屋のすぐそばがその場所だったからちょうどいいなって思って
草ボーボーで荒れてたのを、実家から部活で使うからって言って道具取り寄せて畑にしたんだ
まぁ、受験の時に勉強と魔法教えてくれた龍神族の爺さんのおかげでトラクターと軽トラ持ち込めたのが良かった
転移魔法で実家の新車をちょろっと拝借して、耕した
軽トラは作物の収穫と売りに行くのに役立った
52:名無しの異種族
おい、ちょっと待て
53:名無しの異種族
なに本格的な農業やってるんだwww
54:ゲラウトヒア
だってこれくらいしないと、学食使えないなら野菜作って売って飲み物代だけでも稼ぎたかったし
55:名無しの異種族
名門校の敷地内で何してんだ、こいつwww
56:名無しの異種族
でも良かった、意外と元気だ
57:名無しの異種族
体重減ってるけどな
58:名無しの異種族
しかし、よくバレないもんだな
59:ゲラウトヒア
なんか学業に専念するためってことで防音の魔法が学園全体にかかってるらしい
体育とか、スポーツ系の部活には支障ない程度のやつらしい
よくわからん
60:名無しの異種族
なるほどねぇ
61:名無しの異種族
まぁ、怖がられて無視と寮の追い出しされてんじゃ
ストレス解消しても間に合わないわな
62:名無しの異種族
でも、今は冬休みだろ?
畑の世話は魔法で行き来できるんだから、家に帰ってゆっくり英気を養ってるってとこかな
63:ゲラウトヒア
いいえ
64:名無しの異種族
え?
65:名無しの異種族
ん?
66:名無しの異種族
スレ主、実家帰ってないの?
67:ゲラウトヒア
俺以外の家族
俺を学園に売った金で温泉旅行行った
家の鍵もついでに変えたらしくて家の中に入れないし
寮があるから別にいいだろって言われて、置いてけぼりくらった
実家の方はもう雪積もってるし
収穫も終わってるから畑行かなくて良いっていえばいいんだけどさ
68:名無しの異種族
え、まって、まって
ねぇ、スレ主、いまどこにいるの?
69:ゲラウトヒア
寝泊まりしてる学園の小屋
食料と火はある
問題は俺がこの冬休みを越せるかどうかだ
70:名無しの異種族
スレ主、これだけは言っておく
闇落ちすんなよ
71:名無しの異種族
いや、これ闇落ちしても誰も文句言えないだろ
72:名無しの異種族
しかし、学校閉鎖にならないのか?
73:ゲラウトヒア
なんか世界中のいろんな国から生徒が来てるってことで
国によっては普通の平日だったりするらしくて
国ごとにカレンダーも違うらしくって、年末年始とかがずれてる人たちもいるらしい
そんな人たちが普通に寮で冬休みを過ごしてる
そういう人たちは特例でその国ごとのカレンダーに従って家に帰るらしい
74:名無しの異種族
なるほど
75:名無しの異種族
大変だ
76:名無しの異種族
でも、このままじゃスレ主危ないだろ
凍死的な意味で
77:ゲラウトヒア
念のために雪が降る前に、反射板のストーブと豆炭炬燵を実家から持ってきて正解だった
今は炬燵、新しく電気炬燵にしたからさ
78:名無しの異種族
豆炭炬燵か
79:名無しの異種族
事故だけ気をつけろよ
80:名無しの異種族
まぁ、暖を取れるなら凍死の心配はない、か
81:ゲラウトヒア
救いがあるなら、俺が退学したのとは別の農高に行った幼馴染が、親戚から大量に送ってもらったっていってミカン送ってきてくれたことかな
アイツのやさしさに今ちょっと改めて泣いてる
82:名無しの異種族
そうか
83:名無しの異種族
なぁ、スレ主
お前通販サイトって登録してる?
もししてるなら、あれ、欲しいものリスト公開してくれね?
お菓子とかそういうの奢ってやるからさ
84:名無しの異種族
お、いいな、それ
85:名無しの異種族
そうだな、なんかすごい可哀そうだし
86:名無しの異種族
大人の財力みせてやんよwww
まぁ、そこに通うボンボンよりはすくないけどなwww
87:ゲラウトヒア
あ、その、俺まだ未成年だからクレジットカード作れなくて
まだ登録できない
88:名無しの異種族
あ、そっか
89:名無しの異種族
んー、なら学校の方に送ろっか
スレ主の生徒ID番号教えて、そこ行きにすれば届くはずだし
一応名門校だから届いたものは一度チェックされるはずだから、危険物はその時点で排除されるはず
90:名無しの異種族
>>89
お前、詳しいな
91:89
聖魔学園のホムペチェックしたらそう書いてあった
仕送りとかで物送る家族が一定数いるだろうからね
その辺のことも配慮されてるんじゃないかと思ったけど正解だった
92:名無しの異種族
でも、食堂にまで根回しされてるのに、届いた荷物悪戯されないかな?
93:名無しの異種族
チェックするのは警備担当者だから、そこまで根回ししてるとは考えにくいし
チェックが通れば、本人に荷物が届くようになってるみたいだ
もちろん、魔法で
94:名無しの異種族
すげぇな、魔法
95:名無しの異種族
属性だけじゃないんだな
96:ゲラウトヒア
ありがてぇありがてぇ(´;ω;`)
97:名無しの異種族
いや、さすがに味方が居てもいいだろ
98:名無しの異種族
チョコレートとマシュマロ送るねー
99:名無しの異種族
時期が時期だからあったかいものが良いかね
100:ゲラウトヒア
やさしさが身に染みる
あ、けっこう雪降ってきた
明日カマクラでも作ろうかな
トラクターあるし
夏休み以来だから、四か月ぶりか?
いや、あの時はまだギリギリ七月だったからなんやかんや五か月か
俺のこと覚えてる奴いないか?
ほら、農業高校一年、エリート校から入学通知が来たあの一年だ
2:名無しの異種族
農高一年?
お前、農高一年か?!
3:名無しの異種族
いるいる!!
4:名無しの異種族
生きてたか
あれからどうなったんだ?
5:スレ主
うん
冬休み始まったし
色々あって時間もできたから
あれからのこと話してくよ
というか、スレタイにもあるように愚痴になる
愚痴を吐き出させてくれ
6:名無しの異種族
とりあえず色々あったんだなってことはここまでの短い流れでわかった
7:名無しの異種族
いったい何があったのか、だよな
8:スレ主改めゲラウトヒア
コテハンちょっと変える
ゲラウトヒアでよろしく
いま学園で俺そう呼ばれてるから
9:名無しの異種族
学園?
10:名無しの異種族
農高じゃなくて、学園??
11:名無しの異種族
なに、結局移籍したん?
12:名無しの異種族
転入したのか
13:名無しの異種族
経緯はよ
バン はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
14:ゲラウトヒア
まず、聖魔学園からの入学資格おkの通知がきて
その直後教師から呼び出しをくらったのは知ってるよな?
あのあとすぐに俺は呼び出した教師のとこに行ったんだ
そしたら、退学手続きをするってところまで話が進んでた
んで、家族からも連絡が来てさ、農高辞めて聖魔学園行けって言われた
ごねたよ
せっかく入ったのに、お金まで払ったのに
あとハナコ含めた家畜と野菜の世話どうするんだよってさ
で、わかったのは、農高側や家族に国の方から金が握らされていたんだ
売られたんだよ、俺
もう泣きたくなった
15:名無しの異種族
うわぁ
16:名無しの異種族
レア中のレア、無属性魔法使いの卵だもんな、スレ主
確実に手中に収めたかったんだろうな
17:名無しの異種族
ま、まぁお金が無駄になるどころか増えたんだろ
良かったじゃん
ポジティブに考えようぜ
18:ゲラウトヒア
まぁたしかに、入ったお金でうちの便所、ぼっとんから水洗式になったし
井戸だったのが水道ちゃんとひかれたし
プロパンガスだったけど都市ガスになった
軽トラとトラクター諸々が全部新品になった
ネット回線も引けたし
19:名無しの異種族
まってまってwww
え、ふた昔も前のような生活してたの?
スレ主???
20:ゲラウトヒア
プラス一品のおかずが畑や山で取ってくる魔物や蛇や虫じゃなくて
スーパーの総菜にランクアップしたし
21:名無しの異種族
思ってた以上に生活がアレだった
22:名無しの異種族
あれ?
でも、スレ主元々携帯もってたよね?
それはどうしたの?
23:ゲラウトヒア
携帯はさすがに持たせたほうがいいって周りから両親が言われたのと
家畜や作物の世話をする関係ですぐ連絡取れるように農高からも入るよう言われたんだ
それで、持たせてくれた
一番安いプランのやつで契約してあった
で、農高にはフリーWi-Fiあったからそこに繋いで書き込んでた
聖魔学園にもフリーWi-Fiあったからよかった
24:名無しの異種族
な、なるほど
25:名無しの異種族
最近の学校はいろいろそろってるなぁ
26:ゲラウトヒア
で、俺は家族の豊かさの代償で名門校へ強制入学することになった
とは言っても、一学期分の勉強ができていないと話にならないからってことで、八月の半ばからみっちり二週間、勉強合宿をすることになった
この合宿は聖魔学園からの提案で、強制だった
その間の寝泊まりは、割り振られた、そして三年間過ごすことになる寮だった
そう、勉強合宿とともに俺は無理やり入寮させられたんだ
ま、入寮と同時にどぎつい洗礼を受けることになるんだけどな
27:名無しの異種族
洗礼?
28:名無しの異種族
なに、イジメにでもあったのか?
29:名無しの異種族
あ、もしかして
コテハンのゲラウトヒアって、まさか
30:ゲラウトヒア
お、察しがいいやつがいるな
そう、このコテハン、ゲラウトヒアは、文字にするとこう書くんだ
get out of here
31:名無しの異種族
それが呼称って苛めだろ
32:ゲラウトヒア
そう思うよ
俺だって入りたくて入ったわけじゃないのにな
人の話聞かない奴らばっかりなんだよ
入学試験の時のことが知れ渡ってて、学食にも根回しされてるのか利用できないし
利用できても、俺が注文した料理に限って完売
出てくるのは水だけとかだったし
この四か月で俺、ストレスで体重十キロ落ちた
とりあえず植えた作物が育つまでの間は、実家から野菜と米の仕送り無ければ死んでた
33:名無しの異種族
マジか
34:名無しの異種族
完全アウェイじゃねーか
35:名無しの異種族
よく家族は米と野菜送ってくれたな
怪しまれなかったのか?
36:ゲラウトヒア
>>35
そこは、町出身の俺と同じ立場の子に渡すって嘘ついた
背に腹はかえられない
正直に言ったところで、この学園に通いたくない理由を捏造してる、それこそ嘘をついてるって思われるにきまってるからさ
37:名無しの異種族
決まってるのか
38:名無しの異種族
まぁ、いろんな家があるからな
39:ゲラウトヒア
ついでに言うと、俺、入寮を断られたんだよ
入寮当日にな
たい肥臭い農民を住まわせる場所が無いって
で、今は廃部になった、その昔園芸部が物置に使ってた小屋が学園の敷地内、その隅っこにあるってことで、そこ使えって言われた
辛うじて、シャワー室とか大浴場とかは大目に見てもらえてるから、一番最後に使ってる
洗濯は、なんかそういうの担当する精霊だか妖精だかがいて、いつのまにか綺麗になってる
40:名無しの異種族
へぇ
41:名無しの異種族
小屋暮らしでも、その辺はちゃんと仕事してくれてるのか
精霊すごいな
42:名無しの異種族
完全なるイジメじゃん
43:名無しの異種族
学園側には報告したん?
44:ゲラウトヒア
>>43
一応は、ね
でも、相手にしてもらえなかった
よくある勘違い扱いされた
45:ゲラウトヒア
勉強合宿には俺以外にも参加者がいた
まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ
で、みーんなあの入試の実技のこと覚えてて、俺のこと怖がってんの
話しかけるとビクビクされるし
近づこうとすると、それとなく距離取られるし
あと、基本的に無視されてる
46:名無しの異種族
お、おつかれ、スレ主
47:名無しの異種族
精神的にきついなぁ
48:ゲラウトヒア
だから、ストレス解消も兼ねて住んで都を作ることにした
これがその成果な
つ【白菜、キャベツ、大根、カブなどの冬が旬の野菜の画像】
49:名無しの異種族
野菜?
50:名無しの異種族
どうしたんだ、これ?
51:ゲラウトヒア
実家のばあちゃんに、種と苗それぞれもらって育てた
ほら、今はもう廃部になってるけど、園芸部が使ってた場所があってさ
小屋のすぐそばがその場所だったからちょうどいいなって思って
草ボーボーで荒れてたのを、実家から部活で使うからって言って道具取り寄せて畑にしたんだ
まぁ、受験の時に勉強と魔法教えてくれた龍神族の爺さんのおかげでトラクターと軽トラ持ち込めたのが良かった
転移魔法で実家の新車をちょろっと拝借して、耕した
軽トラは作物の収穫と売りに行くのに役立った
52:名無しの異種族
おい、ちょっと待て
53:名無しの異種族
なに本格的な農業やってるんだwww
54:ゲラウトヒア
だってこれくらいしないと、学食使えないなら野菜作って売って飲み物代だけでも稼ぎたかったし
55:名無しの異種族
名門校の敷地内で何してんだ、こいつwww
56:名無しの異種族
でも良かった、意外と元気だ
57:名無しの異種族
体重減ってるけどな
58:名無しの異種族
しかし、よくバレないもんだな
59:ゲラウトヒア
なんか学業に専念するためってことで防音の魔法が学園全体にかかってるらしい
体育とか、スポーツ系の部活には支障ない程度のやつらしい
よくわからん
60:名無しの異種族
なるほどねぇ
61:名無しの異種族
まぁ、怖がられて無視と寮の追い出しされてんじゃ
ストレス解消しても間に合わないわな
62:名無しの異種族
でも、今は冬休みだろ?
畑の世話は魔法で行き来できるんだから、家に帰ってゆっくり英気を養ってるってとこかな
63:ゲラウトヒア
いいえ
64:名無しの異種族
え?
65:名無しの異種族
ん?
66:名無しの異種族
スレ主、実家帰ってないの?
67:ゲラウトヒア
俺以外の家族
俺を学園に売った金で温泉旅行行った
家の鍵もついでに変えたらしくて家の中に入れないし
寮があるから別にいいだろって言われて、置いてけぼりくらった
実家の方はもう雪積もってるし
収穫も終わってるから畑行かなくて良いっていえばいいんだけどさ
68:名無しの異種族
え、まって、まって
ねぇ、スレ主、いまどこにいるの?
69:ゲラウトヒア
寝泊まりしてる学園の小屋
食料と火はある
問題は俺がこの冬休みを越せるかどうかだ
70:名無しの異種族
スレ主、これだけは言っておく
闇落ちすんなよ
71:名無しの異種族
いや、これ闇落ちしても誰も文句言えないだろ
72:名無しの異種族
しかし、学校閉鎖にならないのか?
73:ゲラウトヒア
なんか世界中のいろんな国から生徒が来てるってことで
国によっては普通の平日だったりするらしくて
国ごとにカレンダーも違うらしくって、年末年始とかがずれてる人たちもいるらしい
そんな人たちが普通に寮で冬休みを過ごしてる
そういう人たちは特例でその国ごとのカレンダーに従って家に帰るらしい
74:名無しの異種族
なるほど
75:名無しの異種族
大変だ
76:名無しの異種族
でも、このままじゃスレ主危ないだろ
凍死的な意味で
77:ゲラウトヒア
念のために雪が降る前に、反射板のストーブと豆炭炬燵を実家から持ってきて正解だった
今は炬燵、新しく電気炬燵にしたからさ
78:名無しの異種族
豆炭炬燵か
79:名無しの異種族
事故だけ気をつけろよ
80:名無しの異種族
まぁ、暖を取れるなら凍死の心配はない、か
81:ゲラウトヒア
救いがあるなら、俺が退学したのとは別の農高に行った幼馴染が、親戚から大量に送ってもらったっていってミカン送ってきてくれたことかな
アイツのやさしさに今ちょっと改めて泣いてる
82:名無しの異種族
そうか
83:名無しの異種族
なぁ、スレ主
お前通販サイトって登録してる?
もししてるなら、あれ、欲しいものリスト公開してくれね?
お菓子とかそういうの奢ってやるからさ
84:名無しの異種族
お、いいな、それ
85:名無しの異種族
そうだな、なんかすごい可哀そうだし
86:名無しの異種族
大人の財力みせてやんよwww
まぁ、そこに通うボンボンよりはすくないけどなwww
87:ゲラウトヒア
あ、その、俺まだ未成年だからクレジットカード作れなくて
まだ登録できない
88:名無しの異種族
あ、そっか
89:名無しの異種族
んー、なら学校の方に送ろっか
スレ主の生徒ID番号教えて、そこ行きにすれば届くはずだし
一応名門校だから届いたものは一度チェックされるはずだから、危険物はその時点で排除されるはず
90:名無しの異種族
>>89
お前、詳しいな
91:89
聖魔学園のホムペチェックしたらそう書いてあった
仕送りとかで物送る家族が一定数いるだろうからね
その辺のことも配慮されてるんじゃないかと思ったけど正解だった
92:名無しの異種族
でも、食堂にまで根回しされてるのに、届いた荷物悪戯されないかな?
93:名無しの異種族
チェックするのは警備担当者だから、そこまで根回ししてるとは考えにくいし
チェックが通れば、本人に荷物が届くようになってるみたいだ
もちろん、魔法で
94:名無しの異種族
すげぇな、魔法
95:名無しの異種族
属性だけじゃないんだな
96:ゲラウトヒア
ありがてぇありがてぇ(´;ω;`)
97:名無しの異種族
いや、さすがに味方が居てもいいだろ
98:名無しの異種族
チョコレートとマシュマロ送るねー
99:名無しの異種族
時期が時期だからあったかいものが良いかね
100:ゲラウトヒア
やさしさが身に染みる
あ、けっこう雪降ってきた
明日カマクラでも作ろうかな
トラクターあるし
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明日は来る
誰もが、そう思っていた。
ごくありふれた日常の真後ろで、穏やかな陽に照らされた世界の輪郭を見るように。
風は時の流れに身を任せていた。
時は風の音の中に流れていた。
空は青く、どこまでも広かった。
それはまるで、雨の降る予感さえ、消し去るようで
世界が滅ぶのは、運命だった。
それは、偶然の産物に等しいものだったが、逃れられない「時間」でもあった。
未来。
——数えきれないほどの膨大な「明日」が、世界にはあった。
けれども、その「時間」は来なかった。
秒速12kmという隕石の落下が、成層圏を越え、地上へと降ってきた。
明日へと流れる「空」を、越えて。
あの日から、決して止むことがない雨が降った。
隕石衝突で大気中に巻き上げられた塵や煤が、巨大な雲になったからだ。
その雲は空を覆い、世界を暗闇に包んだ。
明けることのない夜を、もたらしたのだ。
もう、空を飛ぶ鳥はいない。
翼を広げられる場所はない。
「未来」は、手の届かないところまで消え去った。
ずっと遠く、光さえも追いつけない、距離の果てに。
…けれども「今日」は、まだ残されていた。
それは「明日」に届き得るものではなかったが、“そうなれるかもしれない可能性“を秘めていた。
1995年、——1月。
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