人外美少女ガーディアン・ヒロインズ活動日誌

第一章：単眼少女の誕生

06.佑香？

　私は意味が分からないと言いたかった。田舎から出て来たばかりの娘を改造するなんて！　改造されるのは、コスプレ店員の姿なんだと気付いていた、人外の姿に！　自由が利かない私は面談室の壁に埋め込まれていたエレベーターで降下していった。どうやらレストランの地下深くに改造ルームがあるようだった。

　エレベーターの扉が開いたとき、物凄く広い空間があった。そこはさしずめ秘密基地のようだった。でも秘密基地ってなによ！

　「着いたよ。改造は女の私がするから安心して」

　改造、なんて男でも女でもされたくなかった。いったいなんなのよこれ？　そう思っていると向こうから河童が近づいて来た。その河童は胸に膨らみがあったあったので雌のようだった。

　「よかったわね、浩美！　あなたも素材に選ばれたのね」

　河童のような人外が何故私の名前を知っているのか不審に思っていた、それに都会に出てきて知り合いなんていないし、すると私の動かない手をその河童が触ってきた。その手は鱗のような触感で鯛の鱗でも触っているようだった、それにねっとりとした光沢が気色悪かった。まるで生きているんかのようだった。

　「気づかない？　あたしよ佑香よ！」

　「佑香？」

　「私も素材に選ばれて改造されたのよ河童に！　気持ち良いわよこの身体になって、あなたは何に生まれ変わるのか楽しみだわ｝

　佑香は河童に改造されていた！