ゼンタイリスト! 全身タイツなひとびと

ジャン・幸田

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遭遇編!

ヒョウ柄ゼンタイ女

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 ヒョウ柄、いわゆるアニマル柄といえば大阪あたりの女が着る事の多いものだ。ワンピース、トレーナー、スカーフなら想像はできる。でもそれが全身だったら、それはひょっとしてヒョウ女? そんなはずないってば!

 とにかく目の前のグラスを持った手もヒョウ柄のゼンタイに覆われ、ふくよかな胸も豊満な腰もカモシカのように細くしなやかな手足もヒョウ柄だ。それは頭部もだ!

 目があるべきところは眼窩のくぼみがあるのが分かるし、鼻筋も唇もそこにあるのが分かった。でも顔は分からなかった。だってのっぺらぼうだからだ!

 「あなた、ゼンタイに興味があるの?」

 ヒョウ柄女はそう言って手を差し出して手のひらを触って来た。その手は暖かかったから妖怪なんかではないようだった。

 「ええ、まあ・・・」

 かろうじて返事したが、彼女の怪しい雰囲気に息をのんでいた。彼女の正体は人外? いや人間の女だ。でも年齢はおろか綺麗なのか不細工なのか、一切の情報が隠され分からなかった。そのときゼンタイというものが個人の記号を一切否定するアイテムのように思えた。そのかわりゼンタイは人間ではないなにか別の生命体のように感じさせてくれていた。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

じろう
2021.07.03 じろう

導入部分からの破綻している部分も多く、表現不足な描写が目立ちました。
ただ、「アニマル柄といえば大阪あたりの女が着る事の多い」と言うのは、住んでいる地域の方々に対し、馬鹿にしていて不愉快極まりない表現だと感じました。
アニマル柄に関して言えば、「一部の方に好まれている」と描写にしておけば、風評被害も抑えられるハズです。

解除

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