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キャサリンVS生体ラバーヒューマン!
生体ラバー装着
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生体ラバーはプリスらのチームが開発した機ぐるみではなく、一種の生体装甲であった。ナノマシーンの集合体であるアメーバー状の寄生生物を被験者の身体に直接融合させるというものだった。初期には結構な失敗を重ねたが今では暴走させないようにして「安全」に装着できるようになった。難点といえば結構高価になるので一度装着したら一週間から三か月は着たままでいてもらわないといけないということだった。だから聖子はこれから一ヶ月も生体ラバーの餌食にならないといけなかった。
ハダカで横たわる聖子はどうなるのか不安でしかたなかったが、興味もあった。目の前の化け物にどのようにしてなれるかに。その時、運ばれてきたのはゴムシートみたいなものだった。そのシートはまるで柔らかい黒飴のようだった。
「これから生体ラバーを寄生させるわよ。これを被せるのよ」
生体ラバー研究員はそういうと、聖子の身体の上に毛布を被せるようにそれを置いた。最初は何も起こらないと聖子が思った瞬間、生体ラバーが身体に纏わり始めた。そしてあろうことか体中の穴に入り込んでいくではないか!
「あ、が、が、が!」
何かを言おうとしたところ、その生体ラバーは口や鼻に入り込んでいった。そして、それは性穴や肛門からも侵入していった。そしてしばらくすると身体の内部からも熱が伝わる様な感じがした。そして下腹部は物凄く興奮していった。それは別の生物に生まれ変わる様な感覚だった。
皮膚は熱く張り付いていく感覚に支配され、内臓も内からかき混ぜられるような感覚に苛まれていった。そのあいだ、聖子は自分が獣のようになった感じになっていた。そして気が付けば激しく腰を振って、女自身を自分の手で弄んでいた、しばらくすると気を失った。
次に目を覚ました時、聖子は思わず自分の手を見た。その手は光沢のあるゴム手袋にでも覆われているようになっていた。そして顔をその手で触れると、人間としての顔の輪郭は分かるが、つるつるの何かに覆われた感触がした。
「こ、これって?」
「決まっているじゃないのよ、あなたは生体ラバーヒューマンに生まれ変わったのよ。そうそう、契約通りにしてくれたら元に戻れるけど、でも気持ち良すぎて私のように戻らなくても良いと思うようになるかもね、聖子ちゃん」
研究員の声は狂気を含んだ耽美な雰囲気を漂わせていた。
ハダカで横たわる聖子はどうなるのか不安でしかたなかったが、興味もあった。目の前の化け物にどのようにしてなれるかに。その時、運ばれてきたのはゴムシートみたいなものだった。そのシートはまるで柔らかい黒飴のようだった。
「これから生体ラバーを寄生させるわよ。これを被せるのよ」
生体ラバー研究員はそういうと、聖子の身体の上に毛布を被せるようにそれを置いた。最初は何も起こらないと聖子が思った瞬間、生体ラバーが身体に纏わり始めた。そしてあろうことか体中の穴に入り込んでいくではないか!
「あ、が、が、が!」
何かを言おうとしたところ、その生体ラバーは口や鼻に入り込んでいった。そして、それは性穴や肛門からも侵入していった。そしてしばらくすると身体の内部からも熱が伝わる様な感じがした。そして下腹部は物凄く興奮していった。それは別の生物に生まれ変わる様な感覚だった。
皮膚は熱く張り付いていく感覚に支配され、内臓も内からかき混ぜられるような感覚に苛まれていった。そのあいだ、聖子は自分が獣のようになった感じになっていた。そして気が付けば激しく腰を振って、女自身を自分の手で弄んでいた、しばらくすると気を失った。
次に目を覚ました時、聖子は思わず自分の手を見た。その手は光沢のあるゴム手袋にでも覆われているようになっていた。そして顔をその手で触れると、人間としての顔の輪郭は分かるが、つるつるの何かに覆われた感触がした。
「こ、これって?」
「決まっているじゃないのよ、あなたは生体ラバーヒューマンに生まれ変わったのよ。そうそう、契約通りにしてくれたら元に戻れるけど、でも気持ち良すぎて私のように戻らなくても良いと思うようになるかもね、聖子ちゃん」
研究員の声は狂気を含んだ耽美な雰囲気を漂わせていた。
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