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第一章・ゼンタイとの遭遇
ネットでゼンタイを調べると
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イベントが終わった後、誠也は西岡に言われた通りにゼンタイをネットで調べてみた。ゼンタイはネットで販売されているし、どちらかといえばアメコミのヒーローのコスプレみたいなものから顔さえも分からないものまでいろいろあった。「秘密結社ゼット」は後者の方であった。それにしても全く顔が見えないのになんで人間らしい様に思うのか、不思議に思った。
「怪しいだろ! 本当になにもかも隠しているようで。ほら、見たことないか仮装大賞なんかで真っ黒いゼンタイを着たりしているのよ?」
西岡にそう言われても誠也には何のことか分からなかった。
「そうかあ、誠也はあんまりテレビが入らなかったので見たことないといっていたよな。それなのに東京に来たんだからな、本当。変わった奴を色々と見てきたんだろうが、お前どう思うゼンタイを?」
誠也はさっきみた和柄ちゃんの姿が頭から離れなかった。なんか引き込まれるボディライン、そして触られた時の感覚。なにか別の世界に引き込まれそうな感覚だった。
「そうだなあ、さっきの連中にまた会いたいかな? なんか知りたくなったんだ」
「マジかよ? 変態と思うぞ俺は。だって、タイツだろ? 下着と変わらんぞ! 高校の時、女子生徒が履いていただろタイツを!」
西岡は否定気味にいっているようだったが、誠也には分かっていない事があった。
「タイツって女が履いているものなのか?」
「はあ?」
西岡は呆れた顔をしていた。どういうことなんかと。
「ほら、俺が行っていた高校って島の分校だったんだけど、同級生にいた女子って一人しかいなかったんだけど、漁師の娘で男勝りというよりも男そのものでな。女と見ていなかったから、こちらに来て女子高校生ってこんなに可愛いモノなんだとしったぐらいなんだ。で、タイツを女が履いているってなんだ?」
誠也はそう言っていたが、どうやら真面に女と付き合った事はないんだろうなと西岡は気づいた、いまさらであったが。
「まあ、そうだな長い靴下ってところかな、タイツって。それを全身に伸ばして着てみようというなんて、俺にはちょっと何が良いのかわからんのさ。だからバルカリアンの衣装の下では採用しなかったわけさ。汗まみれになって気持ち悪いというので体操着を用意したけどさ」
西岡の否定的な説明でも誠也は知りたくなっていたゼンタイの事を。
「怪しいだろ! 本当になにもかも隠しているようで。ほら、見たことないか仮装大賞なんかで真っ黒いゼンタイを着たりしているのよ?」
西岡にそう言われても誠也には何のことか分からなかった。
「そうかあ、誠也はあんまりテレビが入らなかったので見たことないといっていたよな。それなのに東京に来たんだからな、本当。変わった奴を色々と見てきたんだろうが、お前どう思うゼンタイを?」
誠也はさっきみた和柄ちゃんの姿が頭から離れなかった。なんか引き込まれるボディライン、そして触られた時の感覚。なにか別の世界に引き込まれそうな感覚だった。
「そうだなあ、さっきの連中にまた会いたいかな? なんか知りたくなったんだ」
「マジかよ? 変態と思うぞ俺は。だって、タイツだろ? 下着と変わらんぞ! 高校の時、女子生徒が履いていただろタイツを!」
西岡は否定気味にいっているようだったが、誠也には分かっていない事があった。
「タイツって女が履いているものなのか?」
「はあ?」
西岡は呆れた顔をしていた。どういうことなんかと。
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「まあ、そうだな長い靴下ってところかな、タイツって。それを全身に伸ばして着てみようというなんて、俺にはちょっと何が良いのかわからんのさ。だからバルカリアンの衣装の下では採用しなかったわけさ。汗まみれになって気持ち悪いというので体操着を用意したけどさ」
西岡の否定的な説明でも誠也は知りたくなっていたゼンタイの事を。
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