11 / 11
プロローグ ふたりは
しおりを挟む
スズの秘密を知ってしまったアスカは、人魚の呪いをかけられてしまった。もしスズの正体を他人に漏らした場合は、人魚の姿にされ永遠に海の底で暮らさないとならないと言い渡されてしまった。そしてスズは失踪してしまった・・・
アスカはそのあとフツーに結婚したが、相手の男性からDV被害を受けてしまい、数年で離婚してしまった。そしてやってきたのは海辺の町だった。そこは最後にスズが目撃されたところだった。ここに来る前にアスカはスズの事を知っている友人に彼女の正体は人魚だったよカミングアウトした。もちろん一笑されたが、これが人魚の呪いを発動されるのを重々承知したうえでのことだった。
夕陽が海面を照らす時刻。アスカは岩ばかりが転がる海岸を歩いていた。ここは近くに民家がなく誰にも目撃される心配はなかった。この時、アスカの足は鱗に覆われ初め、背骨が変形しはじめていた。そう、腰から下が人魚の身体に変わり始めていたのだ。そしてアスカは着ているモノを全て脱ぎ去ってしまった。すると足が融合したかと思うと伸びてきた背骨に吸収され、人魚の胴体になってしまった。その場から歩く事が出来なくなったアスカは海に向ってはい始めた。もう地上に居場所はない事を知ったからだ。
アスカが波打ち際まで来た時のことだ。海中から大きな影が飛び出して来た。それは人魚のスズだった。
「あんたもバカね。わざわざ人魚の呪いを発動させるだなんて。私の事なんか忘れたらよかったじゃないのよ。なにも人魚にならなくてもね。おかげで迎いに行かないといけなくなってしまったじゃないのよ」
あの日よりも今のスズが神々しいとアスカは思っていた。
「いいよね? 迷惑かしら? あんたに会いたかったのよ、それに一緒にいたいのよ、ずっと! お願いスズ! あたいを受け入れて!」
そういったアスカをスズは優しく愛撫した。この時には完全にアスカは人魚に変化していた。そして彼女を連れて海の底に消えていった。
翌日、海岸でアスカの靴と衣服が並べられいるのが発見された。そのため警察はアスカは入水自殺したと判断し、遺体も発見できないので捜査は打ち切られた。自殺と判断した理由は、彼女のバックの中にあった”友達がいる海の中に去ります”というメモを遺書と断定したからであった。でも真相は二人は人魚として海の底の世界に去っていった。そのことを知る地上の者は誰もいなかった。
アスカはそのあとフツーに結婚したが、相手の男性からDV被害を受けてしまい、数年で離婚してしまった。そしてやってきたのは海辺の町だった。そこは最後にスズが目撃されたところだった。ここに来る前にアスカはスズの事を知っている友人に彼女の正体は人魚だったよカミングアウトした。もちろん一笑されたが、これが人魚の呪いを発動されるのを重々承知したうえでのことだった。
夕陽が海面を照らす時刻。アスカは岩ばかりが転がる海岸を歩いていた。ここは近くに民家がなく誰にも目撃される心配はなかった。この時、アスカの足は鱗に覆われ初め、背骨が変形しはじめていた。そう、腰から下が人魚の身体に変わり始めていたのだ。そしてアスカは着ているモノを全て脱ぎ去ってしまった。すると足が融合したかと思うと伸びてきた背骨に吸収され、人魚の胴体になってしまった。その場から歩く事が出来なくなったアスカは海に向ってはい始めた。もう地上に居場所はない事を知ったからだ。
アスカが波打ち際まで来た時のことだ。海中から大きな影が飛び出して来た。それは人魚のスズだった。
「あんたもバカね。わざわざ人魚の呪いを発動させるだなんて。私の事なんか忘れたらよかったじゃないのよ。なにも人魚にならなくてもね。おかげで迎いに行かないといけなくなってしまったじゃないのよ」
あの日よりも今のスズが神々しいとアスカは思っていた。
「いいよね? 迷惑かしら? あんたに会いたかったのよ、それに一緒にいたいのよ、ずっと! お願いスズ! あたいを受け入れて!」
そういったアスカをスズは優しく愛撫した。この時には完全にアスカは人魚に変化していた。そして彼女を連れて海の底に消えていった。
翌日、海岸でアスカの靴と衣服が並べられいるのが発見された。そのため警察はアスカは入水自殺したと判断し、遺体も発見できないので捜査は打ち切られた。自殺と判断した理由は、彼女のバックの中にあった”友達がいる海の中に去ります”というメモを遺書と断定したからであった。でも真相は二人は人魚として海の底の世界に去っていった。そのことを知る地上の者は誰もいなかった。
0
お気に入りに追加
15
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
AIアイドル活動日誌
ジャン・幸田
キャラ文芸
AIアイドル「めかぎゃるず」はレトロフューチャーなデザインの女の子型ロボットで構成されたアイドルグループである。だからメンバーは全てカスタマーされた機械人形である!
そういう設定であったが、実際は「中の人」が存在した。その「中の人」にされたある少女の体験談である。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる