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(二)ゼンタイフェチとの出会い
ゼンタイ体験会(6)
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そこは工場として稼働していた当時の機械類がそのまま残っていてその前でゼンタイを着た女性がポーズをとっていた。カメラマンは男だった。これっていったいなに? そう思っているとアズサさんは手招きをしたので近寄った。
「これはねゼンタイ写真部の活動なのよ。こんな風にゼンタイの写真を撮っているのよ」
「???」
「まあ、こういったものはフェチなものだからね、すぐに理解できないだろうけど、あなたなら分かってくれるわよ」
「???」
「そうだったわね、とりあえずあなたにも着せてあげようねゼンタイを」
「そうですよね・・・そのために来たのですから、お願いしますよ」
私の頭の中では疑問符がいっぱいになっていた。ありふれた光景の中に人間の形をしたなにかが存在する非日常の世界があったから。でも、私はその非日常の姿になろうとしていた。
工場の奥には昔は従業員の休憩室として使われていたような畳敷きの部屋があった。そこには衣装箱の中に色とりどりの布が納められていたり、壁の衣装かけにゼンタイがぶら下げていた。その中のいくつかはパレードの時に見たゼンタイと同じ柄だった。
「ここでゼンタイに着替えましょうね。どれがいいか選んでね」
アズサさんに勧められたけど、私はどれがいいのか迷っていた。すると察したのかアズサさんは一枚のゼンタイを手渡してくれた。
「これはどうかな? 初心者向きだと思うから」
手渡されたのは紺色のゼンタイだった。そのカラーは学生時代のスクール水着の色にそっくりだった。
「これはねゼンタイ写真部の活動なのよ。こんな風にゼンタイの写真を撮っているのよ」
「???」
「まあ、こういったものはフェチなものだからね、すぐに理解できないだろうけど、あなたなら分かってくれるわよ」
「???」
「そうだったわね、とりあえずあなたにも着せてあげようねゼンタイを」
「そうですよね・・・そのために来たのですから、お願いしますよ」
私の頭の中では疑問符がいっぱいになっていた。ありふれた光景の中に人間の形をしたなにかが存在する非日常の世界があったから。でも、私はその非日常の姿になろうとしていた。
工場の奥には昔は従業員の休憩室として使われていたような畳敷きの部屋があった。そこには衣装箱の中に色とりどりの布が納められていたり、壁の衣装かけにゼンタイがぶら下げていた。その中のいくつかはパレードの時に見たゼンタイと同じ柄だった。
「ここでゼンタイに着替えましょうね。どれがいいか選んでね」
アズサさんに勧められたけど、私はどれがいいのか迷っていた。すると察したのかアズサさんは一枚のゼンタイを手渡してくれた。
「これはどうかな? 初心者向きだと思うから」
手渡されたのは紺色のゼンタイだった。そのカラーは学生時代のスクール水着の色にそっくりだった。
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