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(壱)お隣さんは何者ですか?
月夜と夜桜とゼンタイ女と(3)
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その真っ赤な影がやっているのは自撮りだというのは分かった。でもなんで真っ赤なのか? よく見るとそれは衣装のようだった。顔をみると・・・のっぺらぼうだ! 目、鼻、口といった人間の顔についているパーツがないのだ。そして身体をみると、胸は膨らみウエストは絞られ腰がふっくらとして手足は細かった。どうも女の子のようだった。でも、年齢がわからなかった。
その真っ赤な女は夜桜の下を月明りを浴びながら踊っていた。時には扇子を持ったリリボンを持ったりしていた。そんな踊りは三十分近く続いていた。その光景を見ているのは僕と通りすがりのネコぐらいだ。こんな午前二時のまだ肌寒い春の夜にする行為ではない、というよりもいつもするわけはないけど。
ウットリとして見ていた僕は次第に彼女の方に近寄っていたようだ。のぞき見していた助平が夢中になるあまり、寄っていくように。だから、彼女に見つかってしまった!
「誰なの?」
その声は聞いたことがあったが、すぐに思い出せなかった。こんな全身真っ赤な人なんてしらないから。
「す、すいません。あなたこそ誰ですか? なんていったいいのやら」
僕がそう言うと、真っ赤な影が近づいて来た。接近すると彼女がなぜ真っ赤なのか分かった。全身をレオタードというか水着のような素材の衣装を纏っていたからだ。
「あなた、こう思っているでしょ、変態女だって! ねえ学生さん!」
その声は五号室の女の子の声だった!
その真っ赤な女は夜桜の下を月明りを浴びながら踊っていた。時には扇子を持ったリリボンを持ったりしていた。そんな踊りは三十分近く続いていた。その光景を見ているのは僕と通りすがりのネコぐらいだ。こんな午前二時のまだ肌寒い春の夜にする行為ではない、というよりもいつもするわけはないけど。
ウットリとして見ていた僕は次第に彼女の方に近寄っていたようだ。のぞき見していた助平が夢中になるあまり、寄っていくように。だから、彼女に見つかってしまった!
「誰なの?」
その声は聞いたことがあったが、すぐに思い出せなかった。こんな全身真っ赤な人なんてしらないから。
「す、すいません。あなたこそ誰ですか? なんていったいいのやら」
僕がそう言うと、真っ赤な影が近づいて来た。接近すると彼女がなぜ真っ赤なのか分かった。全身をレオタードというか水着のような素材の衣装を纏っていたからだ。
「あなた、こう思っているでしょ、変態女だって! ねえ学生さん!」
その声は五号室の女の子の声だった!
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