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リアル・ラブドール・カップル試験

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 同じ頃、肇も早紀と同様に全身タイツを着せられていた。真っ黒なゼンタイであったが、早紀と違って肇の方は男の股間のアソコがあの形状の袋になっていた。これって一体何なんだ? 変態じゃないかと肇は思った。

 「あのーあの、ちんこの形してるんですがこの袋? コンドームじゃあるまいし・・・」

 恥ずかしそうに肇はいった、いくらスタッフが全員男と言っても、やはり他人に自分の裸を見せることだけでも恥ずかしいのに、抵抗感がものすごくあった。普段自分以外見せるようでないものを他人に見せるのも嫌だった。するとスタッフの一人がこんなことを言い出した。

「恥ずかしい当たり前じゃないの。これから君はリアルラブドールになるんだからね。そりゃリアルラブドールの目的と分かるようなエッチなことをする人形なのよだから。男のお楽しみの部分も必要じゃないかい?  君だって悪い気分にはならないはずだから早く着たまえ」

 それで仕方なく始めは真っ黒な全身タイツに着替えた。最初は嫌であったが、なぜかとても気持ち良くなってしまった! それは快楽によって服従させられたような気がした。それにしても、何でこんなことをするのであろうか初めは不思議で仕方なかった。

「これから何をするのですか」

「決まってるじゃないの人形になってもらうのさ! その前に横になりなさいよ」
 
 横になった初めは自分がまるでマネキンにでもなったような気がした。体は気持ちよくなったが力が抜けていくではないか。それなのに股間のあそこと言えばなぜかビンビンとしているじゃん! それってどういうことなんだ自分は変態になったような気がしてきた。するとスタッフは身体をマッサージをし始めた。

 そのマッサージによって、初めはものすごく快感だと思った。こんなにこの世の中で気持ちいいことがあるのかというのと思った。しかもそのマッサージはなぜか股間に手が伸びてきていた、これってまさかをフェラ? そんなエッチなことを考えてしまった。

 そういえば、前カノの早紀とは別れたのも、無理やり彼女に フェラチオとか、オーラルとか、そういった変態なことをしてもらおうと思って怒られたのが原因だった。ただアダルトビデオの模倣をしたかっただけなんだけど。まあ、自分が気持ちいいと思って相手のことを考えたのなかったのが悪いが、その時の彼女の扱い方は異常だったと反省するしかなかった。

 そのあと彼女はムードというものがないじゃないのよバカ! って言って出て行ってしまった。それで関係が終了してしまった。まあ確かにムードはなかったと思うし、自分の欲望に忠実で彼女が望むことなんか考えていなかったし、説明責任を果たさなかった自分も悪かった。

 でも何故かその時そうしたいと思ったからしてしまったのだ。早紀とはエッチを初めてした相手で、それまでもあとも風俗に行ったことがないので、相手をした女は早紀が唯一だった。だからラブドール人形にされてしまうということは、誰かの異常なエッチの相手をすることになるので、なんて因果なもんだろうかと肇は考えてしまった。
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