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第77話 特装機兵ドルバック(1983-84年)
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えー、前話で「問題作」と書いてしまいましたが、これは完全に個人的感想。それも、たった一話見ただけの感想です。なので不当な評価である可能性は高いことを、あらかじめお断りしておきます。
リアルタイムでは、ちょろ見してたような記憶があります。その頃に見た内容はおぼえていません。スラングルと同じですね。そして、大人になってからCS放送でやるというのを知って「お、見てみよ」と思って一話だけ見た。そして切ったんです。それはなぜか?
その理由について書く前に、リアルタイム当時の二次資料で、一番記憶に残っているドルバックの評価を書きましょう。記憶頼りなので、間違えている可能性がありますことは、あらかじめご了承ください。
これは、確かケイブンシャの『全アニメ大百科』の85年版だったと思います。紹介本数が多くなりすぎ、大半の作品については一言寸評みたいなコメントしか付けられるスペースがありませんでした。そこで付いていたコメントがこれ。
「ロボットアニメとは思えない主題歌が話題を呼んだ」(爆)
ちなみに、アニパロ雑誌『OUT』の巨大ロボットアニメ特集でも「主題歌の歌詞が恥ずかしい」というのがドルバックに対する主な記述内容でした。
というわけで、リアルタイム当時から、ドルバックというのはマイナーアニメ扱いされていて、内容についての評が無かったんですよ。そして、話題の中心は常にオープニング主題歌「地球にI LOVE YOU」だったという。
私、この歌よく知ってます。歌えます。見てなかったモスピーダの主題歌「失われた伝説を求めて」や、巨大ロボではないですが『プラレス三四郎』の「夢操作P.M.P.1」と並んで、よく知っています。当時購入したビクター音産のアニメ主題歌アンソロジーの「カセットテープ」に収録されていたからです。いやー、時代ですねえ。まだCDの無かった時代。そして、ソニーの「ウォークマン」の流行によって、カセットテープが結構もてはやされていた時代だったのですよ。
だから、この歌については切れます。これこそ正に、作品の「主題」とまったく関係ないテーマソングの最初期の例のひとつであると。第一号とは断言できませんが、相当に早い部類であることは確かです。
言っておきますが、歌としては、なかなか良い歌です。ラブソングとしてなら決して悪くない。これが恋愛がテーマの作品の主題歌だったら、こんな風にあとあとまでつるし上げられる(笑)ことはなかったでしょう。
だけどねえ、これが巨大ロボのオープニング主題歌ってどうよ!?
その違和感がぬぐえないからこそ、当時の二次資料でも、そればっかりが話題にあげられたのでしょう。
それじゃあ、内容はどうか?
設定だけ見ると、いかにもリアルロボっぽいです。主役ロボ三機は、ジープ型、戦闘ヘリ型、戦車(あるいは装甲兵員輸送車)型から変形します。デザインもリアル系で、特に戦車型のやつはロボというよりは戦車が立ち上がったような格好だったりします。Wikiによるとそれぞれ量産型もあるようです。
ちなみに、作品タイトルの「ドルバック」もロボ名ではなく、主人公たちが所属する特務部隊の名前です。これまた、いかにもリアルロボットっぽい。
だから、私も大人になって見るまでは、リアル系だとばっかり思っていました。ちょろ見してた頃の記憶がなかったので。
そして、実際に見たときの感想を一言で書きます。
「これ、ダメなスーパーロボットじゃん!」(爆)
主役ロボ三機が、バッタバッタと無双しまくって敵メカをフルボッコにしてました。なんじゃこりゃあ?
そら確かにダグラムも似たようなモンでっせ。だけど、あっちはまだリアルロボの体裁をいろいろ取ってましたよ。コレは、完全にリアルロボの皮をかぶせただけの「安っぽい」スーパーロボットじゃん!!(爆)
しかもですよ、スーパーロボットとしての「魅せ方」もしてない。スーパーロボにはケレン味ってモンが必要なんですよ。派手な変形合体や必殺武器みたいな。
いや、リアルロボにはリアルロボのケレン味があります。バルキリーの高速変形とか、ボトムズのカメラアイの回転とか、ローラーダッシュとか、そうでしょ?
そのどっちも無かったんですよ。中途半端!
そう思わせる内容だったのですよ。詳細なんぞ記憶から抹消しちゃってる(笑)んで、こういう感想だけしか記憶に残ってませんが。
そして、大人になったあとの私としては珍しく、一話見ただけで即切りしました。
この頃の私は、かなり寛容になっていたんですよ。CSで古いアニメとか見て、結構粗の目立つ演出とかされてても「昔のだからしょうがない」とか思って許容してた。また、リアルタイムの頃にガチガチにリアルロボにはまって、スーパー系をバカにしてた頃と違って、むしろ古式ゆかしいスーパーロボの味わいも再評価していたんです。
だから、単にスーパー系なだけだったら切ってません。むしろ評価してたはずです。それなのに即切りしたという時点で、内容についてはお察しください。
ただ、見た時期が、そろそろオタクをすることに疲れてきていて、オタク断捨離を始めようとしていた時期だったというのは、多少影響しているかもしれません。
それでも、面白かったら見続けていたはずです。だから、「つまらなかった」ということは断言できます。あれじゃ玩具売れんよ。タカトクトイス倒産の戦犯と言われるのもわかりますわ。
ということで、リアルタイム当時の二次資料で、なんで主題歌についてしか言及がなかったのか、はるか後年の大人になってから理解した私だったのでした。
……Wiki見てみたら、主人公の声優が古谷徹、途中で死んじゃう二枚目が鈴置洋孝で、ヒロインが鶴ひろみと結構豪華なんだよねえ。しかし、何でスラングルといい、コレといい、古谷鈴置コンビだと鈴置が死ぬんだろう?(笑) ガンダム(逆シャア)は逆なのに(爆)。
あと、こいつ最近携帯機のスパロボに参戦したっぽいんですが、スパロボWiki見ても大したことが書いてないよ!(爆)
ということで、激動の83年は終了。いよいよ、次回から運命の84年(←私にとって)に入ります。
リアルタイムでは、ちょろ見してたような記憶があります。その頃に見た内容はおぼえていません。スラングルと同じですね。そして、大人になってからCS放送でやるというのを知って「お、見てみよ」と思って一話だけ見た。そして切ったんです。それはなぜか?
その理由について書く前に、リアルタイム当時の二次資料で、一番記憶に残っているドルバックの評価を書きましょう。記憶頼りなので、間違えている可能性がありますことは、あらかじめご了承ください。
これは、確かケイブンシャの『全アニメ大百科』の85年版だったと思います。紹介本数が多くなりすぎ、大半の作品については一言寸評みたいなコメントしか付けられるスペースがありませんでした。そこで付いていたコメントがこれ。
「ロボットアニメとは思えない主題歌が話題を呼んだ」(爆)
ちなみに、アニパロ雑誌『OUT』の巨大ロボットアニメ特集でも「主題歌の歌詞が恥ずかしい」というのがドルバックに対する主な記述内容でした。
というわけで、リアルタイム当時から、ドルバックというのはマイナーアニメ扱いされていて、内容についての評が無かったんですよ。そして、話題の中心は常にオープニング主題歌「地球にI LOVE YOU」だったという。
私、この歌よく知ってます。歌えます。見てなかったモスピーダの主題歌「失われた伝説を求めて」や、巨大ロボではないですが『プラレス三四郎』の「夢操作P.M.P.1」と並んで、よく知っています。当時購入したビクター音産のアニメ主題歌アンソロジーの「カセットテープ」に収録されていたからです。いやー、時代ですねえ。まだCDの無かった時代。そして、ソニーの「ウォークマン」の流行によって、カセットテープが結構もてはやされていた時代だったのですよ。
だから、この歌については切れます。これこそ正に、作品の「主題」とまったく関係ないテーマソングの最初期の例のひとつであると。第一号とは断言できませんが、相当に早い部類であることは確かです。
言っておきますが、歌としては、なかなか良い歌です。ラブソングとしてなら決して悪くない。これが恋愛がテーマの作品の主題歌だったら、こんな風にあとあとまでつるし上げられる(笑)ことはなかったでしょう。
だけどねえ、これが巨大ロボのオープニング主題歌ってどうよ!?
その違和感がぬぐえないからこそ、当時の二次資料でも、そればっかりが話題にあげられたのでしょう。
それじゃあ、内容はどうか?
設定だけ見ると、いかにもリアルロボっぽいです。主役ロボ三機は、ジープ型、戦闘ヘリ型、戦車(あるいは装甲兵員輸送車)型から変形します。デザインもリアル系で、特に戦車型のやつはロボというよりは戦車が立ち上がったような格好だったりします。Wikiによるとそれぞれ量産型もあるようです。
ちなみに、作品タイトルの「ドルバック」もロボ名ではなく、主人公たちが所属する特務部隊の名前です。これまた、いかにもリアルロボットっぽい。
だから、私も大人になって見るまでは、リアル系だとばっかり思っていました。ちょろ見してた頃の記憶がなかったので。
そして、実際に見たときの感想を一言で書きます。
「これ、ダメなスーパーロボットじゃん!」(爆)
主役ロボ三機が、バッタバッタと無双しまくって敵メカをフルボッコにしてました。なんじゃこりゃあ?
そら確かにダグラムも似たようなモンでっせ。だけど、あっちはまだリアルロボの体裁をいろいろ取ってましたよ。コレは、完全にリアルロボの皮をかぶせただけの「安っぽい」スーパーロボットじゃん!!(爆)
しかもですよ、スーパーロボットとしての「魅せ方」もしてない。スーパーロボにはケレン味ってモンが必要なんですよ。派手な変形合体や必殺武器みたいな。
いや、リアルロボにはリアルロボのケレン味があります。バルキリーの高速変形とか、ボトムズのカメラアイの回転とか、ローラーダッシュとか、そうでしょ?
そのどっちも無かったんですよ。中途半端!
そう思わせる内容だったのですよ。詳細なんぞ記憶から抹消しちゃってる(笑)んで、こういう感想だけしか記憶に残ってませんが。
そして、大人になったあとの私としては珍しく、一話見ただけで即切りしました。
この頃の私は、かなり寛容になっていたんですよ。CSで古いアニメとか見て、結構粗の目立つ演出とかされてても「昔のだからしょうがない」とか思って許容してた。また、リアルタイムの頃にガチガチにリアルロボにはまって、スーパー系をバカにしてた頃と違って、むしろ古式ゆかしいスーパーロボの味わいも再評価していたんです。
だから、単にスーパー系なだけだったら切ってません。むしろ評価してたはずです。それなのに即切りしたという時点で、内容についてはお察しください。
ただ、見た時期が、そろそろオタクをすることに疲れてきていて、オタク断捨離を始めようとしていた時期だったというのは、多少影響しているかもしれません。
それでも、面白かったら見続けていたはずです。だから、「つまらなかった」ということは断言できます。あれじゃ玩具売れんよ。タカトクトイス倒産の戦犯と言われるのもわかりますわ。
ということで、リアルタイム当時の二次資料で、なんで主題歌についてしか言及がなかったのか、はるか後年の大人になってから理解した私だったのでした。
……Wiki見てみたら、主人公の声優が古谷徹、途中で死んじゃう二枚目が鈴置洋孝で、ヒロインが鶴ひろみと結構豪華なんだよねえ。しかし、何でスラングルといい、コレといい、古谷鈴置コンビだと鈴置が死ぬんだろう?(笑) ガンダム(逆シャア)は逆なのに(爆)。
あと、こいつ最近携帯機のスパロボに参戦したっぽいんですが、スパロボWiki見ても大したことが書いてないよ!(爆)
ということで、激動の83年は終了。いよいよ、次回から運命の84年(←私にとって)に入ります。
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