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第26話 機動戦士ガンダム その7 量産の暁には編
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ガンダム語りも7回目になりました。長い、長いよスレッガーさん!(笑) でも、悲しいけどこれ、エッセイなのよね(笑)……ってことで、好き勝手に書いていきますんでご容赦ください。今回のサブタイも「なろう」の感想欄からアイデアを頂きました。
さて、ジオン獣編もいよいよ佳境、大物ビグザム先生のご登場です。サブタイに「恐怖!機動ビグ・ザム」ってあるように正式には「・」入るんですが、プラモのパッケージだとなぜか「・」無しの「ビグザム」なほか、初期二次資料だとあらかた「・」無しの「ビグザム」表記だったため、こっちの方が慣れてるので本稿でも「・」無しの「ビグザム」で通します。
こいつはとにかく、デカい、強い、の印象しかありません。ジムとか文字通り鎧袖一触。しかも宇宙に飛びだしたあとは戦艦のビーム砲をパンパンはじいていきます。後付設定では「Iフィールド」ってミノフスキー物理学を応用した対ビームバリアーってことになってますが、TV版では「強力な磁界」としか言われていません。磁気バリアだったんですね。
全周にビーム砲を搭載し、前面に超大型ビーム砲を搭載。とにかく攻撃力は圧倒的で、ビームも効かないという高い防御力も持つという正に恐怖の機動兵器です。足しか無い不気味な外観も相まって、恐ろしい強敵イメージのあるMAでした。
……これ、もしかしてマクロス後に大流行するガウォーク系の先祖なんじゃないかな、とか今思ったり(笑)。少なくともオーガスの敵メカ、イシュキックとかの先祖ってことにはなりそうな。
ただ、初期の頃の二次資料だと全高八十メートルって設定だったような記憶があるんですが、最近の資料だと五十六メートルに縮小しています。
ドズル中将は、最初にもらった時には「戦いは数だよ」とか言ってこき下ろしてたんですが、実際に乗って戦ってみたら意外に強かったんで「ビグザムが量産の暁には連邦なぞあっというまに叩いて見せるわ」とか言い出します。ただ、ここでも「量産」が前提なんですね。ドズルって一見強面で、いかにも精神論ぶちそうな外見の割には、戦略・戦術については非常にマトモだったりします。
後付設定だと、宇宙での稼働時間は十五分とか三十分とかしかないとかいう足かせも付くんですが、少なくともTV版ではそういった設定は見られません。
最後はスレッガーさんの特攻によってガンダムに内懐に入り込まれて撃破されますが、それでもなお戦う意志を捨てないドズルはビグザム上に出て銃を構えて「やらせはせん、やらせはせんぞぉ!」の名ゼリフと共に対抗しますが、結局それが最後のあがきとなって討死にします。
敵軍大幹部の搭乗と相まって、とにかく強敵感のあるMAでしたね。ただ、足の爪をミサイルとして発射してるんですが、あれ設計思想的にはどうなんだろうと(笑)。地上だとそもそも撃てないし、宇宙だと撃った後は着地できなくなるんですが。それに、足に爆発物しかけてるという意味ではダイターンよりひどかったり(笑)。……って書いたら感想欄で、はいよるくま様からあの爪は質量弾で火薬積んでないとツッコミが(笑)。そこまで覚えてなかったダス!(笑)
さて、次のジオン獣はブラウ・ブロ。TV版だと二回出てくるのに、劇場版だとオミットされてしまった悲しい機体です。とは言っても一回目はテスト中に故障して修理中だったので本格的な戦闘をする前に本体を破壊され、慌ててコクピット部だけ切り離して逃げ出すという情けない有様だったりしましたが(笑)。このときはパイロットも開発者の女性技術士官シムスだったりします。
二回目はきちんとニュータイプパイロットであるシャリア・ブルが乗って登場し、有線サイコミュを使ったオールレンジ攻撃(敵の全周囲から死角を狙って攻撃する)をガンダムにしかけて苦戦させます。
このとき、アムロの操作にガンダムが追いつかないというシーン(計器の上をバチバチと電撃が走ってショートするという分かりやすい演出)を挟みながら、結局はガンダムによって撃破されてしまいます。この戦いがきっかけで、ガンダムの反応速度を上げるマグネット・コーティングという地味なパワーアップ(笑)がされることになります。
ジオン獣の中では比較的落ち着いたデザインで、ニュータイプ用ということで人気もある機体です。正規パイロットが渋いオッサンなのも好印象(笑)。もっとも同乗するシムスは別に美人じゃありませんが(笑)。
ニュータイプ用MAということだと、ジオン獣のトリを飾るエルメスに尽きるでしょう。こいつは、外見的には特に怪獣的要素はありません。ゲストヒロイン、ララァが搭乗することもあって、丸っこいながらも普通に宇宙機としておかしくないデザインをしています。まあ、妙にとんがった部分が機体後方についてるんで、ホワイトベース隊のパイロットからは「とんがり帽子」とかいう徒名を付けられてますが。
ただ、一緒に登場するゲルググと比較しても、機体サイズはかなり大型です。資料によってサイズが変わっていて、初期の二次資料だとそんなに大きい印象無いんですが、最近の資料だと結構大型になってて、その資料を元にした対比図だとビグザムよりでかいことになってます(笑)。ビグザムが頭部(胴体)以外は足だけなのに対して、こいつは本体がぶっといので、デカく見えるというのもあるかとは思いますが。
本体には大型ビーム砲二門を積んでいるだけですが、こいつのメイン武器は機体後方のハッチから射出されるビーム砲搭載の無線誘導子機ビットです。無線サイコミュシステムによりニュータイプの脳波でコントロールされるため、ミノフスキー粒子下で電波による無線誘導が妨害されていても使えるという設定です。
初登場時から連邦軍の戦艦や巡洋艦をビットによる遠距離攻撃で何隻も沈め、見えない敵として「ソロモンの亡霊」みたいに呼ばれたりします。
その一方で、あまりの強さに護衛MSのパイロットがふてくされて護衛を放棄するという事態も起こしたりしています。お前、軍法会議じゃないのかとか思って見てたら、下がったパイロット本人も「軍法会議は覚悟の上」みたいなセリフ吐いてるんですよね。それでも結局見逃されているという。シャアも意外と甘いようで(笑)。
結局、シャアの赤いゲルググと一緒にガンダムと戦うものの、アムロとニュータイプ同士の交感が起こってしまい、最後にはシャアをかばう形でララアが戦死してエルメスも爆散するという悲劇に終わります。このララアについてはキャラクター編で改めて語ろうかと思います。
そうそう、エルメスというと、プラモの名前が最初期を除いて「ララア・スン専用モビルアーマー」になっちゃってるということが有名ですね。同名の有名ブランドが商標登録の対象に「玩具」まで含んでるんで使えないんですよ。商標って、対象範囲が決まってるから服やバッグだけを対象にしてたら使えたのに、なぜか玩具類とかまで対象にしてるという。
ということで、ジオン獣編もここまで。ジオン軍のMS、MAについてはTV版本編に登場するものは、あらかた書いたかと思うのですが、何か抜けがあったら教えてください。次は連邦編になります。まだまだ続きますよ。
君は生き延びることができるか?(笑)
さて、ジオン獣編もいよいよ佳境、大物ビグザム先生のご登場です。サブタイに「恐怖!機動ビグ・ザム」ってあるように正式には「・」入るんですが、プラモのパッケージだとなぜか「・」無しの「ビグザム」なほか、初期二次資料だとあらかた「・」無しの「ビグザム」表記だったため、こっちの方が慣れてるので本稿でも「・」無しの「ビグザム」で通します。
こいつはとにかく、デカい、強い、の印象しかありません。ジムとか文字通り鎧袖一触。しかも宇宙に飛びだしたあとは戦艦のビーム砲をパンパンはじいていきます。後付設定では「Iフィールド」ってミノフスキー物理学を応用した対ビームバリアーってことになってますが、TV版では「強力な磁界」としか言われていません。磁気バリアだったんですね。
全周にビーム砲を搭載し、前面に超大型ビーム砲を搭載。とにかく攻撃力は圧倒的で、ビームも効かないという高い防御力も持つという正に恐怖の機動兵器です。足しか無い不気味な外観も相まって、恐ろしい強敵イメージのあるMAでした。
……これ、もしかしてマクロス後に大流行するガウォーク系の先祖なんじゃないかな、とか今思ったり(笑)。少なくともオーガスの敵メカ、イシュキックとかの先祖ってことにはなりそうな。
ただ、初期の頃の二次資料だと全高八十メートルって設定だったような記憶があるんですが、最近の資料だと五十六メートルに縮小しています。
ドズル中将は、最初にもらった時には「戦いは数だよ」とか言ってこき下ろしてたんですが、実際に乗って戦ってみたら意外に強かったんで「ビグザムが量産の暁には連邦なぞあっというまに叩いて見せるわ」とか言い出します。ただ、ここでも「量産」が前提なんですね。ドズルって一見強面で、いかにも精神論ぶちそうな外見の割には、戦略・戦術については非常にマトモだったりします。
後付設定だと、宇宙での稼働時間は十五分とか三十分とかしかないとかいう足かせも付くんですが、少なくともTV版ではそういった設定は見られません。
最後はスレッガーさんの特攻によってガンダムに内懐に入り込まれて撃破されますが、それでもなお戦う意志を捨てないドズルはビグザム上に出て銃を構えて「やらせはせん、やらせはせんぞぉ!」の名ゼリフと共に対抗しますが、結局それが最後のあがきとなって討死にします。
敵軍大幹部の搭乗と相まって、とにかく強敵感のあるMAでしたね。ただ、足の爪をミサイルとして発射してるんですが、あれ設計思想的にはどうなんだろうと(笑)。地上だとそもそも撃てないし、宇宙だと撃った後は着地できなくなるんですが。それに、足に爆発物しかけてるという意味ではダイターンよりひどかったり(笑)。……って書いたら感想欄で、はいよるくま様からあの爪は質量弾で火薬積んでないとツッコミが(笑)。そこまで覚えてなかったダス!(笑)
さて、次のジオン獣はブラウ・ブロ。TV版だと二回出てくるのに、劇場版だとオミットされてしまった悲しい機体です。とは言っても一回目はテスト中に故障して修理中だったので本格的な戦闘をする前に本体を破壊され、慌ててコクピット部だけ切り離して逃げ出すという情けない有様だったりしましたが(笑)。このときはパイロットも開発者の女性技術士官シムスだったりします。
二回目はきちんとニュータイプパイロットであるシャリア・ブルが乗って登場し、有線サイコミュを使ったオールレンジ攻撃(敵の全周囲から死角を狙って攻撃する)をガンダムにしかけて苦戦させます。
このとき、アムロの操作にガンダムが追いつかないというシーン(計器の上をバチバチと電撃が走ってショートするという分かりやすい演出)を挟みながら、結局はガンダムによって撃破されてしまいます。この戦いがきっかけで、ガンダムの反応速度を上げるマグネット・コーティングという地味なパワーアップ(笑)がされることになります。
ジオン獣の中では比較的落ち着いたデザインで、ニュータイプ用ということで人気もある機体です。正規パイロットが渋いオッサンなのも好印象(笑)。もっとも同乗するシムスは別に美人じゃありませんが(笑)。
ニュータイプ用MAということだと、ジオン獣のトリを飾るエルメスに尽きるでしょう。こいつは、外見的には特に怪獣的要素はありません。ゲストヒロイン、ララァが搭乗することもあって、丸っこいながらも普通に宇宙機としておかしくないデザインをしています。まあ、妙にとんがった部分が機体後方についてるんで、ホワイトベース隊のパイロットからは「とんがり帽子」とかいう徒名を付けられてますが。
ただ、一緒に登場するゲルググと比較しても、機体サイズはかなり大型です。資料によってサイズが変わっていて、初期の二次資料だとそんなに大きい印象無いんですが、最近の資料だと結構大型になってて、その資料を元にした対比図だとビグザムよりでかいことになってます(笑)。ビグザムが頭部(胴体)以外は足だけなのに対して、こいつは本体がぶっといので、デカく見えるというのもあるかとは思いますが。
本体には大型ビーム砲二門を積んでいるだけですが、こいつのメイン武器は機体後方のハッチから射出されるビーム砲搭載の無線誘導子機ビットです。無線サイコミュシステムによりニュータイプの脳波でコントロールされるため、ミノフスキー粒子下で電波による無線誘導が妨害されていても使えるという設定です。
初登場時から連邦軍の戦艦や巡洋艦をビットによる遠距離攻撃で何隻も沈め、見えない敵として「ソロモンの亡霊」みたいに呼ばれたりします。
その一方で、あまりの強さに護衛MSのパイロットがふてくされて護衛を放棄するという事態も起こしたりしています。お前、軍法会議じゃないのかとか思って見てたら、下がったパイロット本人も「軍法会議は覚悟の上」みたいなセリフ吐いてるんですよね。それでも結局見逃されているという。シャアも意外と甘いようで(笑)。
結局、シャアの赤いゲルググと一緒にガンダムと戦うものの、アムロとニュータイプ同士の交感が起こってしまい、最後にはシャアをかばう形でララアが戦死してエルメスも爆散するという悲劇に終わります。このララアについてはキャラクター編で改めて語ろうかと思います。
そうそう、エルメスというと、プラモの名前が最初期を除いて「ララア・スン専用モビルアーマー」になっちゃってるということが有名ですね。同名の有名ブランドが商標登録の対象に「玩具」まで含んでるんで使えないんですよ。商標って、対象範囲が決まってるから服やバッグだけを対象にしてたら使えたのに、なぜか玩具類とかまで対象にしてるという。
ということで、ジオン獣編もここまで。ジオン軍のMS、MAについてはTV版本編に登場するものは、あらかた書いたかと思うのですが、何か抜けがあったら教えてください。次は連邦編になります。まだまだ続きますよ。
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