30 / 43
30.対談①
しおりを挟む
翌日からもまた忙しい日々が続いた。
『One-Way』の反響が大きすぎて、テレビ、雑誌、ラジオ、ネット等々、今までにない応対を求められることが続いて、目まぐるしかった。
目論見通り、『One-Way』が『ブロッサム』とセットで買われたりダウンロードされたりしていて、売上が止まらず、社長はウハウハしていた。
そして、毎日来ていた藤崎さんのメッセージは当然来なくなった。
胸のつかえがとれないまま、仕事に没入する。
さみしい気持ちを慰めてくれたのはTAKUYAだった。
隣りなので、顔を合わせる機会が増えて、私が元気がないと見ると、ご飯に連れ出してくれた。
「希さん、ここの麻婆豆腐が絶品なんだよ。ちょっと辛いけど食べてみてよ」
「辛いの好きだから楽しみ」
「あと、希さん、ケーキも好きでしょ? おすすめのカフェがあるんだ」
「えー、ほんと? 教えて!」
なにも聞かず、ほがらかに話してくれるTAKUYAの笑顔に癒された。
それでも、二週間ぐらいで、私はほとぼりが冷めたと判断して、自分の家に戻った。
藤崎さんもTAKUYAもいない自宅はわびしかった。
そんな中、藤崎さんとTAKUYAの対談の日がやってきた。
決裂する前に、藤崎さんが受けてくれたものだった。
とても気まずいけれど、TAKUYAのマネージャーの私が行かないわけにはいかない。
覚悟を決めて、TAKUYAと出版社に出向く。
受付で担当を呼び出すと、会議室に案内される間に、TAKUYAが耳打ちしてきた。
「ねーねー、俺、むちゃくちゃ緊張してきた。大丈夫かな?」
「大丈夫よ。藤崎さん、優しいし」
「それは希さんにだけでしょ?」
「そんなことないわよ」
私たちのことをなにも知らないTAKUYAが無邪気に言ってきて、困ってかぶりを振る。
うるうるの子犬のような瞳が私を頼るように見て、私は励ますように微笑んだ。
「大丈夫だって。TAKUYAは本番もアドリブも強いでしょ?」
「そうかな?」
「そうだよ」
そんなことをこそこそ話していると、後ろから声をかけられた。
「TAKUYAさん、希ちゃん、おはようございます」
振り返ると、同じように案内されてきた佐々木さんと藤崎さんだった。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします」
挨拶をして、そっと藤崎さんを見ると、目が合う前に視線を逸らされた。
ズキンと胸が痛むけど、自分で招いたことだ。仕方がない。
隣ではTAKUYAがガチガチに固まっていたので、袖を引いて、挨拶を促す。
「あ、藤崎さん、佐々木さん、今日はありがとうございます。よろしくお願いします」
「あぁ、こちらこそ」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
ぶっきらぼうな藤崎さんに、にこやかな佐々木さんが対照的だ。
しかも、藤崎さんの目の下にクマができていて、顔色が悪い気がした。
(具合でも悪いのかな?)
心配になって声をかけたかったけど、もうそんな立場にないと思いなおす。
私たちは揃って会議室に着いて、中に入った。
会議室といっても、オシャレなカフェテリアのような内装で、音楽雑誌の出版社だけあって、バックナンバーにギターやベースも飾ってある。
その中央に三つ席が用意してあった。
奥の席に藤崎さんが座り、その向かいにTAKUYAが座る。
空いてる席はインタビュアーのものだった。
二人ともメイクは入れないけど、一応チェックとして鏡を渡され、私がTAKUYAの、佐々木さんが藤崎さんの髪を整えたり、襟を直したりした。
自分もTAKUYAにやってるくせに、佐々木さんが藤崎さんに触れるのを見て、つい嫉妬してしまう。
一瞬、こちらを見ている藤崎さんと目が合って、また逸らされた。
インタビュアーがやってきて、佐々木さんと私は少し離れた場所に移った。
といっても、声が聞こえる距離で、事前に伝えられたテーマを離れないか、見守る。
特に、佐々木さんはこの間のスクープがあったからか、めずらしくピリピリと神経を尖らせていた。
まずはカメラマンが角度を指定して二人の写真をパシャパシャと撮り、それが終わるとインタビュアーが口火を切った。
でも、さすがにこの出版社は真面目な音楽雑誌との評判通り、『One-Way』と『ブロッサム』の話や二人の曲への想い、印象を上手に聞き出すだけで、余計なことは聞かなかった。
むしろ、藤崎さんの方が危うかった。
「それでは、藤崎さんにお聞きしたいのですが、『One-Way』の制作秘話や『ブロッサム』の続きの歌にした意図などはありますか?」
「あぁ、それはもともと僕が考えたんじゃないんだ」
「と言いますと?」
「ミューズがいてね。そのおかげで曲が書けたんだけど、見捨てらちゃったんだ。薄情なミューズでね。彼女は自分のタレントのためならなんでもできるらしい。おかげで、最近はさっぱり曲が書けない」
自嘲気味に言う藤崎さんにTAKUYAもインタビュアーも戸惑っていた。
(藤崎さん……)
こんな荒んだもの言いをする彼は見たことがなかった。
いらだって自暴自棄になってるような。
(藤崎さんは曲がほしくて、私が彼と寝たと思っているのね)
そんなふうに思われてるのが悲しくて、目を伏せる。
でも、あれから本当に曲が書けてないの?
だから、そんなに調子が悪そうなの?
気になって、やっぱり藤崎さんを見てしまった。
「東吾! 見苦しいわよ!」
佐々木さんがスパッとした口調で諌めると、彼はクッと投げやりに口角をあげた。
「そうだね。本当にみっともない」
妙な雰囲気になっている私たちを冷静に見ていたTAKUYAは、藤崎さんをまっすぐに見て、言った。
「なにも知らなくて言って申し訳ないんですけど、ミューズにも心があるんじゃないですか? 藤崎さんの言葉だと、まるで彼女が曲作りのお守りかなんかの道具に思える。それに頼りっきりだと、そりゃあ、苦しくなって、ミューズも逃げるんじゃないでしょうか?」
「違う! そんなつもりは……」
藤崎さんは言いかけて、私を見ると、口をつぐんだ。
お守り。言い得て妙だわ。
藤崎さんはきっとたまたま私がそばにいたときに曲ができたから、それに囚われているだけよ。
本来なら私がいなくてもどんどん曲が湧いてくるタイプの人だわ。
本当はお守りなんていらないのよ。
(どうしたらいいんだろう? どうしたら、私が必要ないってわかってもらえるんだろう?)
藤崎さんには私が必要ない。そう思うと、胸が苦しい。でも、本来ならそうなのよ。
このまま離れていたら、藤崎さんもわかるはず。
私がいなくても曲が書けるって。
そう思うのに、藤崎さんの視線が苛立ったものから縋るようなものに変わり、見つめられるとグラグラと心が揺れる。
私といる間は、あんなにどんどん曲を作ってた藤崎さんが、二週間も曲が書けなくて、苦しんでいる。それを直に見てしまうと、アルバムができるまでと約束したし、ちょっとだけなら戻っても……と思い、ダメよ!と首を振る。
葛藤している私を見て、口をひらきかけた藤崎さんをインタビュアーが遮って、仕切り直した。
「ところで……」
さすがプロ。微妙になりそうな話題は避けて、どんどん二人をしゃべらせて、引き出していき、なんとか無事対談を終わらせた。
『One-Way』の反響が大きすぎて、テレビ、雑誌、ラジオ、ネット等々、今までにない応対を求められることが続いて、目まぐるしかった。
目論見通り、『One-Way』が『ブロッサム』とセットで買われたりダウンロードされたりしていて、売上が止まらず、社長はウハウハしていた。
そして、毎日来ていた藤崎さんのメッセージは当然来なくなった。
胸のつかえがとれないまま、仕事に没入する。
さみしい気持ちを慰めてくれたのはTAKUYAだった。
隣りなので、顔を合わせる機会が増えて、私が元気がないと見ると、ご飯に連れ出してくれた。
「希さん、ここの麻婆豆腐が絶品なんだよ。ちょっと辛いけど食べてみてよ」
「辛いの好きだから楽しみ」
「あと、希さん、ケーキも好きでしょ? おすすめのカフェがあるんだ」
「えー、ほんと? 教えて!」
なにも聞かず、ほがらかに話してくれるTAKUYAの笑顔に癒された。
それでも、二週間ぐらいで、私はほとぼりが冷めたと判断して、自分の家に戻った。
藤崎さんもTAKUYAもいない自宅はわびしかった。
そんな中、藤崎さんとTAKUYAの対談の日がやってきた。
決裂する前に、藤崎さんが受けてくれたものだった。
とても気まずいけれど、TAKUYAのマネージャーの私が行かないわけにはいかない。
覚悟を決めて、TAKUYAと出版社に出向く。
受付で担当を呼び出すと、会議室に案内される間に、TAKUYAが耳打ちしてきた。
「ねーねー、俺、むちゃくちゃ緊張してきた。大丈夫かな?」
「大丈夫よ。藤崎さん、優しいし」
「それは希さんにだけでしょ?」
「そんなことないわよ」
私たちのことをなにも知らないTAKUYAが無邪気に言ってきて、困ってかぶりを振る。
うるうるの子犬のような瞳が私を頼るように見て、私は励ますように微笑んだ。
「大丈夫だって。TAKUYAは本番もアドリブも強いでしょ?」
「そうかな?」
「そうだよ」
そんなことをこそこそ話していると、後ろから声をかけられた。
「TAKUYAさん、希ちゃん、おはようございます」
振り返ると、同じように案内されてきた佐々木さんと藤崎さんだった。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします」
挨拶をして、そっと藤崎さんを見ると、目が合う前に視線を逸らされた。
ズキンと胸が痛むけど、自分で招いたことだ。仕方がない。
隣ではTAKUYAがガチガチに固まっていたので、袖を引いて、挨拶を促す。
「あ、藤崎さん、佐々木さん、今日はありがとうございます。よろしくお願いします」
「あぁ、こちらこそ」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
ぶっきらぼうな藤崎さんに、にこやかな佐々木さんが対照的だ。
しかも、藤崎さんの目の下にクマができていて、顔色が悪い気がした。
(具合でも悪いのかな?)
心配になって声をかけたかったけど、もうそんな立場にないと思いなおす。
私たちは揃って会議室に着いて、中に入った。
会議室といっても、オシャレなカフェテリアのような内装で、音楽雑誌の出版社だけあって、バックナンバーにギターやベースも飾ってある。
その中央に三つ席が用意してあった。
奥の席に藤崎さんが座り、その向かいにTAKUYAが座る。
空いてる席はインタビュアーのものだった。
二人ともメイクは入れないけど、一応チェックとして鏡を渡され、私がTAKUYAの、佐々木さんが藤崎さんの髪を整えたり、襟を直したりした。
自分もTAKUYAにやってるくせに、佐々木さんが藤崎さんに触れるのを見て、つい嫉妬してしまう。
一瞬、こちらを見ている藤崎さんと目が合って、また逸らされた。
インタビュアーがやってきて、佐々木さんと私は少し離れた場所に移った。
といっても、声が聞こえる距離で、事前に伝えられたテーマを離れないか、見守る。
特に、佐々木さんはこの間のスクープがあったからか、めずらしくピリピリと神経を尖らせていた。
まずはカメラマンが角度を指定して二人の写真をパシャパシャと撮り、それが終わるとインタビュアーが口火を切った。
でも、さすがにこの出版社は真面目な音楽雑誌との評判通り、『One-Way』と『ブロッサム』の話や二人の曲への想い、印象を上手に聞き出すだけで、余計なことは聞かなかった。
むしろ、藤崎さんの方が危うかった。
「それでは、藤崎さんにお聞きしたいのですが、『One-Way』の制作秘話や『ブロッサム』の続きの歌にした意図などはありますか?」
「あぁ、それはもともと僕が考えたんじゃないんだ」
「と言いますと?」
「ミューズがいてね。そのおかげで曲が書けたんだけど、見捨てらちゃったんだ。薄情なミューズでね。彼女は自分のタレントのためならなんでもできるらしい。おかげで、最近はさっぱり曲が書けない」
自嘲気味に言う藤崎さんにTAKUYAもインタビュアーも戸惑っていた。
(藤崎さん……)
こんな荒んだもの言いをする彼は見たことがなかった。
いらだって自暴自棄になってるような。
(藤崎さんは曲がほしくて、私が彼と寝たと思っているのね)
そんなふうに思われてるのが悲しくて、目を伏せる。
でも、あれから本当に曲が書けてないの?
だから、そんなに調子が悪そうなの?
気になって、やっぱり藤崎さんを見てしまった。
「東吾! 見苦しいわよ!」
佐々木さんがスパッとした口調で諌めると、彼はクッと投げやりに口角をあげた。
「そうだね。本当にみっともない」
妙な雰囲気になっている私たちを冷静に見ていたTAKUYAは、藤崎さんをまっすぐに見て、言った。
「なにも知らなくて言って申し訳ないんですけど、ミューズにも心があるんじゃないですか? 藤崎さんの言葉だと、まるで彼女が曲作りのお守りかなんかの道具に思える。それに頼りっきりだと、そりゃあ、苦しくなって、ミューズも逃げるんじゃないでしょうか?」
「違う! そんなつもりは……」
藤崎さんは言いかけて、私を見ると、口をつぐんだ。
お守り。言い得て妙だわ。
藤崎さんはきっとたまたま私がそばにいたときに曲ができたから、それに囚われているだけよ。
本来なら私がいなくてもどんどん曲が湧いてくるタイプの人だわ。
本当はお守りなんていらないのよ。
(どうしたらいいんだろう? どうしたら、私が必要ないってわかってもらえるんだろう?)
藤崎さんには私が必要ない。そう思うと、胸が苦しい。でも、本来ならそうなのよ。
このまま離れていたら、藤崎さんもわかるはず。
私がいなくても曲が書けるって。
そう思うのに、藤崎さんの視線が苛立ったものから縋るようなものに変わり、見つめられるとグラグラと心が揺れる。
私といる間は、あんなにどんどん曲を作ってた藤崎さんが、二週間も曲が書けなくて、苦しんでいる。それを直に見てしまうと、アルバムができるまでと約束したし、ちょっとだけなら戻っても……と思い、ダメよ!と首を振る。
葛藤している私を見て、口をひらきかけた藤崎さんをインタビュアーが遮って、仕切り直した。
「ところで……」
さすがプロ。微妙になりそうな話題は避けて、どんどん二人をしゃべらせて、引き出していき、なんとか無事対談を終わらせた。
0
お気に入りに追加
447
あなたにおすすめの小説
運命の選択が見えるのですが、どちらを選べば幸せになれますか? ~私の人生はバッドエンド率99.99%らしいです~
日之影ソラ
恋愛
第六王女として生を受けたアイリスには運命の選択肢が見える。選んだ選択肢で未来が大きく変わり、最悪の場合は死へ繋がってしまうのだが……彼女は何度も選択を間違え、死んではやり直してを繰り返していた。
女神様曰く、彼女の先祖が大罪を犯したせいで末代まで呪われてしまっているらしい。その呪いによって彼女の未来は、99.99%がバッドエンドに設定されていた。
婚約破棄、暗殺、病気、仲たがい。
あらゆる不幸が彼女を襲う。
果たしてアイリスは幸福な未来にたどり着けるのか?
選択肢を見る力を駆使して運命を切り開け!
高司専務の憂鬱 (完)
白亜凛
恋愛
第16回恋愛小説大賞にて奨励賞をいただきました。
ありがとうございます!
♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡
高司颯天、三十歳。
彼は高司グループの御曹司。女子社員の憧れの的。
総務課の樋口杏香は、その日荒れていた。
「専務の部屋でまだ飲む!
じゃないと会社辞めてやる!」
偶然バーで会った高司専務に絡んだ杏香は、
そのまま深い関係に……。
専務が悪いわけじゃない。
――悪いのは私。
彼を恨んだりしない。
一大決心をして別れたはず、
なのに?
「お前は俺の女だからいいんだよ」
それってどういうことですか?
※ベリーズカフェ掲載同名小説のR18バージョンです。
描写はソフトですが、苦手な方はすみません。
「僕は病弱なので面倒な政務は全部やってね」と言う婚約者にビンタくらわした私が聖女です
リオール
恋愛
これは聖女が阿呆な婚約者(王太子)との婚約を解消して、惚れた大魔法使い(見た目若いイケメン…年齢は桁が違う)と結ばれるために奮闘する話。
でも周囲は認めてくれないし、婚約者はどこまでも阿呆だし、好きな人は塩対応だし、婚約者はやっぱり阿呆だし(二度言う)
はたして聖女は自身の望みを叶えられるのだろうか?
それとも聖女として辛い道を選ぶのか?
※筆者注※
基本、コメディな雰囲気なので、苦手な方はご注意ください。
(たまにシリアスが入ります)
勢いで書き始めて、駆け足で終わってます(汗
【完結】聖女が世界を呪う時
リオール
恋愛
【聖女が世界を呪う時】
国にいいように使われている聖女が、突如いわれなき罪で処刑を言い渡される
その時聖女は終わりを与える神に感謝し、自分に冷たい世界を呪う
※約一万文字のショートショートです
※他サイトでも掲載中
【完結(続編)ほかに相手がいるのに】
もえこ
恋愛
恋愛小説大賞に参加中、投票いただけると嬉しいです。
遂に、杉崎への気持ちを完全に自覚した葉月。
理性に抗えずに杉崎と再び身体を重ねた葉月は、出張先から帰るまさにその日に、遠距離恋愛中である恋人の拓海が自身の自宅まで来ている事を知り、動揺する…。
拓海は空港まで迎えにくるというが…
男女間の性描写があるため、苦手な方は読むのをお控えください。
こちらは、既に公開・完結済みの「ほかに相手がいるのに」の続編となります。
よろしければそちらを先にご覧ください。
ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
凌辱系エロゲの世界に転生〜そんな世界に転生したからには俺はヒロイン達を救いたい〜
美鈴
ファンタジー
※ホットランキング6位本当にありがとうございます!
凌辱系エロゲーム『凌辱地獄』。 人気絵師がキャラクター原案、エロシーンの全てを描き、複数の人気声優がそのエロボイスを務めたという事で、異例の大ヒットを飛ばしたパソコンアダルトゲーム。 そんなエロゲームを完全に網羅してクリアした主人公豊和はその瞬間…意識がなくなり、気が付いた時にはゲーム世界へと転生していた。そして豊和にとって現実となった世界でヒロイン達にそんな悲惨な目にあって欲しくないと思った主人公がその為に奔走していくお話…。
※カクヨム様にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる