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※2ローランド・ギルアート
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何がきっかけでこんな話をドミニク殿下としたのかは覚えていないが、こんなことを聞かれた。
「ローランドが婚約者にしたいと思う女性とはどんなタイプの女性だ?」
始めそんなことを聞かれて、まず思ったのが、ドミニク殿下もそういうことに興味があったのか、というものだった。
アルレート以外の女性に大して全く興味がなく、男性のことはそれ以上に興味のない男だ。
そんな男が何故俺のタイプを気にするのか疑問に思うも、真面目に答えないと機嫌をそこねるからそれもそれで面倒である。
「そうだなぁ……アルレートとは真逆な女性だな!」
これはあくまで俺はアルレートには興味ないから安心してくれよ、という意味とアルレートのことをそういった意味で好きになれないという意味を含めて言ったのだが、ドミニク殿下はただ無表情でそうか、とだけ言い、それで?と続きを促してきた。
「えーと、具体的に言うとだなぁ、貴族としてのマナーが守れて、頭も良くて、守りたくなるような人で、尚且つ平民だと尚良い!」
俺の中で思い付くアルレートの真反対の存在を思い描き、答えればドミニク殿下はふーん、と興味なさげに言った。
「そういう女性が現れたらお前は好きになるのか」
「そうだな!現れたらな!」
まぁ、現れるわけないだろうけど。
思い付きで言った部分が大きいし、そんな出来た平民がいるわけない。
いたとしても貴族と関り合いが何らかの形であった人だけだろう。
ローレンス・ロブリエという人物と出会うまでは本気でそう思っていたし、出会っても恋に落ちるなんて思ってもみなかった。
「ローランドが婚約者にしたいと思う女性とはどんなタイプの女性だ?」
始めそんなことを聞かれて、まず思ったのが、ドミニク殿下もそういうことに興味があったのか、というものだった。
アルレート以外の女性に大して全く興味がなく、男性のことはそれ以上に興味のない男だ。
そんな男が何故俺のタイプを気にするのか疑問に思うも、真面目に答えないと機嫌をそこねるからそれもそれで面倒である。
「そうだなぁ……アルレートとは真逆な女性だな!」
これはあくまで俺はアルレートには興味ないから安心してくれよ、という意味とアルレートのことをそういった意味で好きになれないという意味を含めて言ったのだが、ドミニク殿下はただ無表情でそうか、とだけ言い、それで?と続きを促してきた。
「えーと、具体的に言うとだなぁ、貴族としてのマナーが守れて、頭も良くて、守りたくなるような人で、尚且つ平民だと尚良い!」
俺の中で思い付くアルレートの真反対の存在を思い描き、答えればドミニク殿下はふーん、と興味なさげに言った。
「そういう女性が現れたらお前は好きになるのか」
「そうだな!現れたらな!」
まぁ、現れるわけないだろうけど。
思い付きで言った部分が大きいし、そんな出来た平民がいるわけない。
いたとしても貴族と関り合いが何らかの形であった人だけだろう。
ローレンス・ロブリエという人物と出会うまでは本気でそう思っていたし、出会っても恋に落ちるなんて思ってもみなかった。
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