新しい道を歩み始めた貴方へ

mahiro

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俺はロジェとエリック、ビセンテとともに『ナセリ』に堂々と正面から入った。
そしたら、先日同様に襲撃に合いました。
それも素人染みた人たちじゃなくてプロっぽい人たちで、ロジェたちも難航しているようだった。
そんな中、俺はというとまんまとロジェたちと離れ離れにされ、命危ぶまれるかと思いきや、資料室のような部屋に閉じ込められました。
え、俺なんか閉じ込めて何がしたいの。
あれか、セヴランに会わせないためか。
そんなことしなくたって、会ったところで何にも起こらないというのに。


「はぁ………びくともしないし」


意味がないと分かっていても、目の前にあるドアノブを引いてみるも全く動かない。
外から鍵を閉められているようだ。
何事もなくアナクレトと会えるとは思ってなかったけど、入ってすぐにこんな目に合うとか誰が思うよ。
まぁ、命を狙われなかっただけマシと思おうかな。


「とりあえず、助けが来るまで大人しくしておくかな」


他の誰かに見つかって厄介事に巻き込まれても面倒だし。
そうと決まればゆっくりと扉から離れよう。
そう思ったときだった。


「あれ、誰かいますか?」
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