79 / 138
79
しおりを挟む
俺はロジェとエリック、ビセンテとともに『ナセリ』に堂々と正面から入った。
そしたら、先日同様に襲撃に合いました。
それも素人染みた人たちじゃなくてプロっぽい人たちで、ロジェたちも難航しているようだった。
そんな中、俺はというとまんまとロジェたちと離れ離れにされ、命危ぶまれるかと思いきや、資料室のような部屋に閉じ込められました。
え、俺なんか閉じ込めて何がしたいの。
あれか、セヴランに会わせないためか。
そんなことしなくたって、会ったところで何にも起こらないというのに。
「はぁ………びくともしないし」
意味がないと分かっていても、目の前にあるドアノブを引いてみるも全く動かない。
外から鍵を閉められているようだ。
何事もなくアナクレトと会えるとは思ってなかったけど、入ってすぐにこんな目に合うとか誰が思うよ。
まぁ、命を狙われなかっただけマシと思おうかな。
「とりあえず、助けが来るまで大人しくしておくかな」
他の誰かに見つかって厄介事に巻き込まれても面倒だし。
そうと決まればゆっくりと扉から離れよう。
そう思ったときだった。
「あれ、誰かいますか?」
そしたら、先日同様に襲撃に合いました。
それも素人染みた人たちじゃなくてプロっぽい人たちで、ロジェたちも難航しているようだった。
そんな中、俺はというとまんまとロジェたちと離れ離れにされ、命危ぶまれるかと思いきや、資料室のような部屋に閉じ込められました。
え、俺なんか閉じ込めて何がしたいの。
あれか、セヴランに会わせないためか。
そんなことしなくたって、会ったところで何にも起こらないというのに。
「はぁ………びくともしないし」
意味がないと分かっていても、目の前にあるドアノブを引いてみるも全く動かない。
外から鍵を閉められているようだ。
何事もなくアナクレトと会えるとは思ってなかったけど、入ってすぐにこんな目に合うとか誰が思うよ。
まぁ、命を狙われなかっただけマシと思おうかな。
「とりあえず、助けが来るまで大人しくしておくかな」
他の誰かに見つかって厄介事に巻き込まれても面倒だし。
そうと決まればゆっくりと扉から離れよう。
そう思ったときだった。
「あれ、誰かいますか?」
72
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説
心からの愛してる
マツユキ
BL
転入生が来た事により一人になってしまった結良。仕事に追われる日々が続く中、ついに体力の限界で倒れてしまう。過労がたたり数日入院している間にリコールされてしまい、あろうことか仕事をしていなかったのは結良だと噂で学園中に広まってしまっていた。
全寮制男子校
嫌われから固定で溺愛目指して頑張ります
※話の内容は全てフィクションになります。現実世界ではありえない設定等ありますのでご了承ください
この愛のすべて
高嗣水清太
BL
「妊娠しています」
そう言われた瞬間、冗談だろう?と思った。
俺はどこからどう見ても男だ。そりゃ恋人も男で、俺が受け身で、ヤることやってたけど。いきなり両性具有でした、なんて言われても困る。どうすればいいんだ――。
※この話は2014年にpixivで連載、2015年に再録発行した二次小説をオリジナルとして少し改稿してリメイクしたものになります。
両性具有や生理、妊娠、中絶等、描写はないもののそういった表現がある地雷が多い話になってます。少し生々しいと感じるかもしれません。加えて私は医学を学んだわけではありませんので、独学で調べはしましたが、両性具有者についての正しい知識は無いに等しいと思います。完全フィクションと捉えて下さいますよう、お願いします。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
ブレスレットが運んできたもの
mahiro
BL
第一王子が15歳を迎える日、お祝いとは別に未来の妃を探すことを目的としたパーティーが開催することが発表された。
そのパーティーには身分関係なく未婚である女性や歳の近い女性全員に招待状が配られたのだという。
血の繋がりはないが訳あって一緒に住むことになった妹ーーーミシェルも例外ではなく招待されていた。
これまた俺ーーーアレットとは血の繋がりのない兄ーーーベルナールは妹大好きなだけあって大いに喜んでいたのだと思う。
俺はといえば会場のウェイターが足りないため人材募集が貼り出されていたので応募してみたらたまたま通った。
そして迎えた当日、グラスを片付けるため会場から出た所、廊下のすみに光輝く何かを発見し………?
公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
雫
ゆい
BL
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、【夜空と暁と】と同じです。
アルサス達がでます。
【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。
随時更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる