36 / 60
執務室
しおりを挟む
まず執務室へいきました。
王妃宮は大きな凹の時のような形をした3階建てです。
2階、3階が別棟の様に別れていて真ん中が大きなテラスです。
2階のマリーエル様の寝室とは反対側の棟に執務室はありました。明るい部屋に大きな机と座りやすそうな椅子。
大きな会議用のテーブルと数客の椅子が置いてあります。
それ以外の飾り棚や置き時計、絵画など、どれもが計算されたように合う物たちです。
部屋の色合いも落ち着いた緑色を基調にクリーム色や金を使っていてとても爽やかで気持ちのいい雰囲気です。
「前の勉強室とは比べ物にならないくらい素敵ですね」
「はい、あの時はまだ執務を行うと言うよりは、息抜きや読書をされる事の方が多かったですからね。
それに今は王妃様はご自分の使われる部屋はご自分であつらえておられます」
なるほど、これはマリーエル様の趣味なのね。
素晴らしい事だわ。
あの頃はまだこの国に来た大事なお客様の様な扱いも多かったわよね。
王妃宮の主として立派に成長されている事が嬉しかった。
「さて、ドーリスこの部屋に盗聴魔道具がないか調べて」
「オッケー」
直ぐにドーリスが部屋を魔法で満たします。
「大丈夫そうだよ」
「ありがとう、じゃあ次は私ね」
ドーリスが部屋の中に悪い物がないことを確認してくれたから、今度は部屋に私が結界魔法を掛けておく。
これは、マリーエル様に悪意を持って近づいた者や危害を加える様な物はこの部屋に拒絶されます。
中に入れません。
「これでよし。
サリー、魔法で中に入れる人はマリーエル様に悪意を持っていない人だけだから、もし掃除なんかで侍女やメイドが部屋に入る際に中へ入れないって言う者は排除対象ね」
「なるほど、承知しました」
「じゃあ次はサロンかな」
私達は1階に新しく増設されたと言うサロンに向かいます。
王妃宮は大きな凹の時のような形をした3階建てです。
2階、3階が別棟の様に別れていて真ん中が大きなテラスです。
2階のマリーエル様の寝室とは反対側の棟に執務室はありました。明るい部屋に大きな机と座りやすそうな椅子。
大きな会議用のテーブルと数客の椅子が置いてあります。
それ以外の飾り棚や置き時計、絵画など、どれもが計算されたように合う物たちです。
部屋の色合いも落ち着いた緑色を基調にクリーム色や金を使っていてとても爽やかで気持ちのいい雰囲気です。
「前の勉強室とは比べ物にならないくらい素敵ですね」
「はい、あの時はまだ執務を行うと言うよりは、息抜きや読書をされる事の方が多かったですからね。
それに今は王妃様はご自分の使われる部屋はご自分であつらえておられます」
なるほど、これはマリーエル様の趣味なのね。
素晴らしい事だわ。
あの頃はまだこの国に来た大事なお客様の様な扱いも多かったわよね。
王妃宮の主として立派に成長されている事が嬉しかった。
「さて、ドーリスこの部屋に盗聴魔道具がないか調べて」
「オッケー」
直ぐにドーリスが部屋を魔法で満たします。
「大丈夫そうだよ」
「ありがとう、じゃあ次は私ね」
ドーリスが部屋の中に悪い物がないことを確認してくれたから、今度は部屋に私が結界魔法を掛けておく。
これは、マリーエル様に悪意を持って近づいた者や危害を加える様な物はこの部屋に拒絶されます。
中に入れません。
「これでよし。
サリー、魔法で中に入れる人はマリーエル様に悪意を持っていない人だけだから、もし掃除なんかで侍女やメイドが部屋に入る際に中へ入れないって言う者は排除対象ね」
「なるほど、承知しました」
「じゃあ次はサロンかな」
私達は1階に新しく増設されたと言うサロンに向かいます。
0
お気に入りに追加
287
あなたにおすすめの小説
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
聖女が降臨した日が、運命の分かれ目でした
猫乃真鶴
ファンタジー
女神に供物と祈りを捧げ、豊穣を願う祭事の最中、聖女が降臨した。
聖女とは女神の力が顕現した存在。居るだけで豊穣が約束されるのだとそう言われている。
思ってもみない奇跡に一同が驚愕する中、第一王子のロイドだけはただ一人、皆とは違った視線を聖女に向けていた。
彼の婚約者であるレイアだけがそれに気付いた。
それが良いことなのかどうなのか、レイアには分からない。
けれども、なにかが胸の内に燻っている。
聖女が降臨したその日、それが大きくなったのだった。
※このお話は、小説家になろう様にも掲載しています
身に覚えがないのに断罪されるつもりはありません
おこめ
恋愛
シャーロット・ノックスは卒業記念パーティーで婚約者のエリオットに婚約破棄を言い渡される。
ゲームの世界に転生した悪役令嬢が婚約破棄後の断罪を回避するお話です。
さらっとハッピーエンド。
ぬるい設定なので生温かい目でお願いします。
前世で魔神だった男、嫁と再会して旅をします。
明石 清志郎
ファンタジー
高校二年生の神山周平は中学三年の卒業後幼馴染が失踪、失意のままに日常を過ごしていた。
ある日親友との会話が終わり教室に戻るとクラスメイトごと異世界へと召喚される。
何がなんだかわからず異世界に行かされた戸惑う勇者達……そんな中全員に能力が与えられ自身の能力を確認するととある事実に驚愕する。
な、なんじゃこりゃ~
他のクラスメイトとは異質の能力、そして夢で見る変な記憶……
困惑しながら毎日を過ごし迷宮へと入る。
そこでクラスメイトの手で罠に落ちるがその時記憶が蘇り自身の目的を思い出す。
こんなとこで勇者してる暇はないわ~
クラスメイトと別れ旅に出た。
かつての嫁や仲間と再会、世界を変えていく。
恐れながら第11回ファンタジー大賞応募してみました。
よろしければ応援よろしくお願いします。
婚約破棄されて満足したので聖女辞めますね、神様【完結、以降おまけの日常編】
佐原香奈
恋愛
聖女は生まれる前から強い加護を持つ存在。
人々に加護を分け与え、神に祈りを捧げる忙しい日々を送っていた。
名ばかりの婚約者に毎朝祈りを捧げるのも仕事の一つだったが、いつものように訪れると婚約破棄を言い渡された。
婚約破棄をされて喜んだ聖女は、これ以上の加護を望むのは強欲だと聖女引退を決意する。
それから神の寵愛を無視し続ける聖女と、愛し子に無視される神に泣きつかれた神官長。
婚約破棄を言い出した婚約者はもちろんざまぁ。
だけどどうにかなっちゃうかも!?
誰もかれもがどうにもならない恋愛ストーリー。
作者は神官長推しだけど、お馬鹿な王子も嫌いではない。
王子が頑張れるのか頑張れないのか全ては未定。
勢いで描いたショートストーリー。
サイドストーリーで熱が入って、何故かドタバタ本格展開に!
以降は甘々おまけストーリーの予定だけど、どうなるかは未定
婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
聖女アマリア ~喜んで、婚約破棄を承ります。
青の雀
恋愛
公爵令嬢アマリアは、15歳の誕生日の翌日、前世の記憶を思い出す。
婚約者である王太子エドモンドから、18歳の学園の卒業パーティで王太子妃の座を狙った男爵令嬢リリカからの告発を真に受け、冤罪で断罪、婚約破棄され公開処刑されてしまう記憶であった。
王太子エドモンドと学園から逃げるため、留学することに。隣国へ留学したアマリアは、聖女に認定され、覚醒する。そこで隣国の皇太子から求婚されるが、アマリアには、エドモンドという婚約者がいるため、返事に窮す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる