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ハドソン領 領都
アイスクリーム
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和やか?とは言えない昼食の時間もそろそろ終わりに差し掛かり、私はとっておきのデザートを出す為に席を立ち厨房へ向かう。
厨房に入り魔法鞄からコッソリと取り出したのは、本当に、本当にとっておきのデザートだ!
毎夜、試行錯誤しながらやっと出来上がった私の為のデザート。
私のデザートだけれど、私に悪意を向けてきた人たちに見せつける為に必要な尊い犠牲となる。
うん、今夜また自分へのご褒美に作ろう。思いっきり作って食べよう、、、。
私が断腸の思いで用意したデザート、それはアイスクリームだ。
最近、前世のスイーツが食べたくなってたんだよね。このところ、しょっぱい系ばかり食べていたしね。
甘い食べ物でよく食べていたお菓子といえば、チョコレートが真っ先に浮かんでくるほどチョコレート系のお菓子はよく食べていた。
その次がアイスかな。百円以下でも買えるから夏の暑い日なんかには学校帰りに友だちとよく食べてた。
チョコレートはこの世界でまだ売っているのを見た事ないし、流石に材料があったとしても作り方をよく知らない。
でも、アイスならこの世界にある材料で作れる、と気付いたんだ。
バニラビーンズはまだ見つけていないので、バニラアイスを作る事は出来ないけれど、ミルクアイスなら作れるはず!
そう思って子どもたちが就寝した夜の時間帯に、せっせとアイスクリーム作りに励んでいたんだよ。
正直、高価な砂糖を使うし保存方法も冷凍庫が無い事を考えると販売用じゃなくて、完全に『私が食べたい!』というだけで作ったものだ。
アイスは必要な材料の数も少ないし作り方もそう難しくはない。
夏休みになると養護施設で小学生の子たちが必ず作りたがったんだよねぇ。自由研究の課題にする子もいた。
だから作り方はよく覚えている。
それにニトでノアさんのお兄さんが乳牛も育てていた事で、生クリームを手に入れる事が出来たからこそ、『アイスを作りたい!』という気にもなったんだよ。
まぁ、生クリームは手に入れた、というよりも私が集めたというか、、、。
加工前の牛乳を遠心分離機にかけて牛乳と分離させたものが生クリームとなるらしい。
当たり前だけど遠心分離機はこの世界にはない。
ではどうやって生クリームを?
それは昔ながらのもの凄く地道な方法で。
搾りたての牛乳を放置しておくと脂肪分が浮いてくる。浮いてきた脂肪分をひたすら掬って集めたのが生クリームになるのだ。
因みに脂肪分を更に凝縮させたのがバターなんだよね。
この世界にバターとチーズはある。それなら生クリームだってあるよね、とは前から思っていたんだ。
でも作業してみて、生クリームがこの国で広く普及していなかったのも分かる気がした。
だって保管するのも品質を落とさず運搬するのも難しい。しかも生クリームを料理に使用する人は極めて少ない。料理人ではないなら尚更だ。
そもそも生クリームを使った料理が普及していないからかな。
兎に角、知らなきゃ需要も生まれないし需要が無けりゃ生クリームを出荷する事も無い。
そうなると牛乳から浮いた脂肪分をバターの作り方は知っていても、生クリームとして認識する人もいなくなるよね。
ノアさんのお兄さんもバターを作る事はあっても生クリームの存在は知らなかったらしい。
地道な作業で集めた生クリームも魔法鞄があってこそ長期保管が可能だった。
そして私がノアさんのお兄さんにお金を支払って購入した生クリームにも限りがある。
またどこかで補充したいとは思っているけれど、現状で確保している量はそれ程多くはないのだ。
お菓子作りでは生クリームは活躍するし色々なお菓子を作って楽しみたいので、貴重な生クリームは大事に使いたいと思っている。
だから今回のアイス作りでは、生クリームを使用したものと使用しないで作ったものの二種類がある。
どちらもまぁまぁ美味しく出来たと自負しているけれど、生クリーム不使用の方は某アイスクリーム屋さんのアイスをイメージして作ってみた。
苺のアイスとキャラメルアイス。コレが何回か作ってみて割といい感じに出来上がった。
生クリームを使用して作ったのは基本のミルクアイス。ちょっとラクトアイス系っぽい仕上がりになっている。
苺のアイスとキャラメルアイスは苺とキャラメルの甘みと味が主になるので、ミルクアイスの砂糖の分量はやや少なめにしてサッパリとした味に仕上げている。
苺のアイスはミルクアイスを作る過程で、ぎゅうっと苺を潰した果汁をプラスした。これは味付けというよりはストロベリーアイスらしく色みをつけるためのもの。アイスが固まり始めてから潰した苺を混ぜ合わせてみた。
キャラメルアイスは砂糖、生クリーム、卵でも作る事が出来る。だけど私が食べたいのはお店で食べていたキャラメル○○○風なアイスクリームなんだよね。
今回は生クリーム不使用のミルクアイスにキャラメルを混ぜるように作ってみた。
キャラメルもミルク、砂糖、バターで作ったり生クリームを加えて作る。
今回は生クリームは使わない方法でキャラメルを作り、アイスに混ぜ合わせる事を考えて、キャラメルソースに近い感じを目指して作ってみた。
作ったミルクアイスを保冷庫で一旦冷やし、しっかり固まる前に一度取り出して、常温で置いておいたキャラメルをかけてさっくりとかき混ぜて保冷庫に戻して完成。
キャラメルはお店の様に柔らかいままにはならなかったけれど、パリッとしているのもそれはそれで美味しかったので良しとした。
その三種類を大きめのスプーンで救ってお皿に盛り付け、アイスの横にククリクッキーを一枚、それにポテトチップスを数枚添えて出した。
いつかアイスディッシャーを作りたいよね~。
「まぁっ、まぁっ、まぁ!
氷のように冷たくて、なのに舌に乗せるとスーッと溶けてしまいましたわ。
一瞬で溶けてしまうのに、口の中には甘さの余韻が残るほどしっかりと甘い味付けになっていて、とてもとても美味しかったわ!
一体、このアイスクリームというのは何ですの?どうやったらこんな不思議なものが作れますの!?」
もうね、コーナン侯爵令嬢が大興奮だった。
その気持ち分かる~、なんて思っていたけれど、空気を読まないタイプの彼女はアイスを絶賛しながら、爆弾投下な発言もつるっとペロっと口にしたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまでお読み下さりありがとうございます。
「いいね」及びエールでの応援もありがとうございます。
厨房に入り魔法鞄からコッソリと取り出したのは、本当に、本当にとっておきのデザートだ!
毎夜、試行錯誤しながらやっと出来上がった私の為のデザート。
私のデザートだけれど、私に悪意を向けてきた人たちに見せつける為に必要な尊い犠牲となる。
うん、今夜また自分へのご褒美に作ろう。思いっきり作って食べよう、、、。
私が断腸の思いで用意したデザート、それはアイスクリームだ。
最近、前世のスイーツが食べたくなってたんだよね。このところ、しょっぱい系ばかり食べていたしね。
甘い食べ物でよく食べていたお菓子といえば、チョコレートが真っ先に浮かんでくるほどチョコレート系のお菓子はよく食べていた。
その次がアイスかな。百円以下でも買えるから夏の暑い日なんかには学校帰りに友だちとよく食べてた。
チョコレートはこの世界でまだ売っているのを見た事ないし、流石に材料があったとしても作り方をよく知らない。
でも、アイスならこの世界にある材料で作れる、と気付いたんだ。
バニラビーンズはまだ見つけていないので、バニラアイスを作る事は出来ないけれど、ミルクアイスなら作れるはず!
そう思って子どもたちが就寝した夜の時間帯に、せっせとアイスクリーム作りに励んでいたんだよ。
正直、高価な砂糖を使うし保存方法も冷凍庫が無い事を考えると販売用じゃなくて、完全に『私が食べたい!』というだけで作ったものだ。
アイスは必要な材料の数も少ないし作り方もそう難しくはない。
夏休みになると養護施設で小学生の子たちが必ず作りたがったんだよねぇ。自由研究の課題にする子もいた。
だから作り方はよく覚えている。
それにニトでノアさんのお兄さんが乳牛も育てていた事で、生クリームを手に入れる事が出来たからこそ、『アイスを作りたい!』という気にもなったんだよ。
まぁ、生クリームは手に入れた、というよりも私が集めたというか、、、。
加工前の牛乳を遠心分離機にかけて牛乳と分離させたものが生クリームとなるらしい。
当たり前だけど遠心分離機はこの世界にはない。
ではどうやって生クリームを?
それは昔ながらのもの凄く地道な方法で。
搾りたての牛乳を放置しておくと脂肪分が浮いてくる。浮いてきた脂肪分をひたすら掬って集めたのが生クリームになるのだ。
因みに脂肪分を更に凝縮させたのがバターなんだよね。
この世界にバターとチーズはある。それなら生クリームだってあるよね、とは前から思っていたんだ。
でも作業してみて、生クリームがこの国で広く普及していなかったのも分かる気がした。
だって保管するのも品質を落とさず運搬するのも難しい。しかも生クリームを料理に使用する人は極めて少ない。料理人ではないなら尚更だ。
そもそも生クリームを使った料理が普及していないからかな。
兎に角、知らなきゃ需要も生まれないし需要が無けりゃ生クリームを出荷する事も無い。
そうなると牛乳から浮いた脂肪分をバターの作り方は知っていても、生クリームとして認識する人もいなくなるよね。
ノアさんのお兄さんもバターを作る事はあっても生クリームの存在は知らなかったらしい。
地道な作業で集めた生クリームも魔法鞄があってこそ長期保管が可能だった。
そして私がノアさんのお兄さんにお金を支払って購入した生クリームにも限りがある。
またどこかで補充したいとは思っているけれど、現状で確保している量はそれ程多くはないのだ。
お菓子作りでは生クリームは活躍するし色々なお菓子を作って楽しみたいので、貴重な生クリームは大事に使いたいと思っている。
だから今回のアイス作りでは、生クリームを使用したものと使用しないで作ったものの二種類がある。
どちらもまぁまぁ美味しく出来たと自負しているけれど、生クリーム不使用の方は某アイスクリーム屋さんのアイスをイメージして作ってみた。
苺のアイスとキャラメルアイス。コレが何回か作ってみて割といい感じに出来上がった。
生クリームを使用して作ったのは基本のミルクアイス。ちょっとラクトアイス系っぽい仕上がりになっている。
苺のアイスとキャラメルアイスは苺とキャラメルの甘みと味が主になるので、ミルクアイスの砂糖の分量はやや少なめにしてサッパリとした味に仕上げている。
苺のアイスはミルクアイスを作る過程で、ぎゅうっと苺を潰した果汁をプラスした。これは味付けというよりはストロベリーアイスらしく色みをつけるためのもの。アイスが固まり始めてから潰した苺を混ぜ合わせてみた。
キャラメルアイスは砂糖、生クリーム、卵でも作る事が出来る。だけど私が食べたいのはお店で食べていたキャラメル○○○風なアイスクリームなんだよね。
今回は生クリーム不使用のミルクアイスにキャラメルを混ぜるように作ってみた。
キャラメルもミルク、砂糖、バターで作ったり生クリームを加えて作る。
今回は生クリームは使わない方法でキャラメルを作り、アイスに混ぜ合わせる事を考えて、キャラメルソースに近い感じを目指して作ってみた。
作ったミルクアイスを保冷庫で一旦冷やし、しっかり固まる前に一度取り出して、常温で置いておいたキャラメルをかけてさっくりとかき混ぜて保冷庫に戻して完成。
キャラメルはお店の様に柔らかいままにはならなかったけれど、パリッとしているのもそれはそれで美味しかったので良しとした。
その三種類を大きめのスプーンで救ってお皿に盛り付け、アイスの横にククリクッキーを一枚、それにポテトチップスを数枚添えて出した。
いつかアイスディッシャーを作りたいよね~。
「まぁっ、まぁっ、まぁ!
氷のように冷たくて、なのに舌に乗せるとスーッと溶けてしまいましたわ。
一瞬で溶けてしまうのに、口の中には甘さの余韻が残るほどしっかりと甘い味付けになっていて、とてもとても美味しかったわ!
一体、このアイスクリームというのは何ですの?どうやったらこんな不思議なものが作れますの!?」
もうね、コーナン侯爵令嬢が大興奮だった。
その気持ち分かる~、なんて思っていたけれど、空気を読まないタイプの彼女はアイスを絶賛しながら、爆弾投下な発言もつるっとペロっと口にしたのだった。
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ここまでお読み下さりありがとうございます。
「いいね」及びエールでの応援もありがとうございます。
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