41 / 49
ガーナの街にて
閑話 魔王の噂 side ジョセフ王子
しおりを挟む
三日三晩、昼間は" 勇者決定戦 "を、夜は歓迎の宴という接待を俺たちは受け続けた。
クソッ、本当に何でこんな事になったんだ!?
宴の時に" 魔王の噂 "について聞こうとするが上手くはぐらかされてしまう。
いや、ただ単にあれは勇者の血筋自慢をしたかっただけなのか?
どうにもこの村の連中とは話が噛み合っていない気がする。
だが、それも今夜までだ。昼間の" 勇者決定戦 "が終わり、村人たちから期待の目を向けられたが、
「今回の我々の旅の目的は勇者を決める為ではない。」
そうハッキリと言った。やっと言ってやったのだ!
その途端の村人からの失意の視線、村長の息子のケンが『だったら無駄な事させんなよ!』の一言に" 何故、俺が責められねばならない!"と思った。
お前らが勝手に盛り上がって訳の分からない事を始めたんだろうがっ!
と腹が立ったが、それよりもディーンの発言の方が気にかかる。
「我が主が言葉足らずで申し訳ありません。
魔王討伐は万全の準備をしてもし足りない程、過酷な旅路となるでしょう。
今回、先触れも無く勇者村の皆様に会いに来たのは、皆様に覚悟を促したかったのです。」
「覚悟、ですか?」
村長のルーベルトが" 何の覚悟だ?"という顔をしているが俺もそう思う。
オイ、一体何の話をしているんだ、ディーンよ。
「はい、そうです。魔王討伐の旅は一年、二年、はたまた十年掛かるかも知れない終わりが容易に見えない旅となる事は、過去の勇者様たちの物語にも語られている真実です。
皆様は明日、旅に出て五年、十年とこの村に帰らない覚悟はおありですか?
我々はまだ勇者パーティの要、聖女様すらお迎え出来ておりません。いくら勇者様がいようとも聖女様あっての魔王討伐と言っても過言ではありません。
勇者様が魔王を討伐出来たとしても魔素にやられた魔獣や魔物どもは元の姿には戻らず、魔王を倒しても残った魔物を討伐し続けねばならないでしょう。
それには一体、どれほどの年月が必要になる事か、、、。
聖女が旅の途中で教会や神殿で祈りを捧げれば、魔素は浄化され魔物化した獣も元の姿に戻り、勇者たちの助けとなり魔王討伐の旅も長引く事はないでしょう。
そして我々は魔王討伐の旅に出立する日の為に、皆様に心の準備をして頂きたかったのですよ。
愛する者との別れの時間をおざなりになどしてはいけません。
その日が来るまで、皆様は出来る限り毎日を悔い無くお過ごし下さい。
皆様はきっとその日の為にもっともっと強くなっているのでしょう!
そして愛する家族との暫しの別れもキチンとお済ましになっている事と思います。
その為にこの度は勇者村へと来たのです。
そう、ジョセフ殿下は仰りたかったのですよ。」
「そ、そうだったのか!」
「確かに別れの時間は必要だ。残された者の暮らしもあるからな。」
「確かに魔王との戦いの為にもっと強くならにゃいかん。」
村人たちはディーンのそれらしい言葉に頷いている。適当に言っているだけだぞ?
コレ、またこの村に" 勇者決定戦 "を見に来なきゃならないのか?
村人たちのこのやる気、ど~すんだよ、ディーン!
何、ちゃっかり胴上げされちゃってんの、お前。
俺をフォローしたんじゃなかったのかよ!
俺はなんだかスッキリしない気持ちだったが、勇者村を出る最後の夜、かなり酔った村長たちの口から" 魔王の噂 "の真相を知る事になる。
「あぁ、そりゃウィルの息子だぁ。」
" 魔王の生まれ変わり "の噂話について様子を伺いながら聞けば、アッサリとルーベルトは言った。周りの村人たちも一緒になって頷いている。
噂の筈が随分と具体的に誰、と分かっているのだな、と思って更に理由を聞いて見ればあまりの事に驚きを通り越して一気に酔いも醒める。
「黒髪赤瞳の不気味なガキだったなぁ。」
「生まれてすぐに母親を殺したどころか、己れの正体を知った産婆まで殺しちまって。」
「だが、まだ魔王もガキだからな、俺んちの小僧が石を投げたら避けられずに血を流してたってよ。」
「そうだ、そうだ。それで俺たち勇者の血筋のもんに恐れをなして親子で村から逃げ出したんだっけなぁ。」
そう口々に、まるで自分たちが正義だ、というように自慢げに語っている村人の姿は俺には醜悪な化け物のようにしか見えなかった。
詳しい話を酔っ払いから根気強く聞いて更に恐怖心のようなモノが芽生えてくる。
コイツらは、、、何を言っているのだ?
村に偶々黒い髪を持ち赤い瞳の男の子が生まれた。
その母親は偶々運悪く出産の際に命を落とした。
それから偶然半年後に酔っ払って川に落ちて産婆が亡くなった。
それがどうして" 魔王の生まれ変わり "で魔王の仕業という話になるのだ?
しかもその親子を村人総出で冷遇し、子どものした事とはいえ、無抵抗の二歳の子どもに石をぶつけて怪我させただと!?
そんなの、息子が殺されかければ親なら誰だって子どもを連れて逃げ出すだろう!
なのに何故、コイツらはそれを武勇伝みたいに語るのだ?誰一人それを疑問に持たずに。
俺は急に背中から冷えていくような何か恐ろしい気持ちになってゴクリと唾を飲み込む。
この村は、、、おかしい。
村人もマトモじゃない。
こんな村、こんな村ならばいつか魔王が生まれてもおかしくない。
翌日、俺は二日酔いのテオたちを叩き起こし、村長たちへの挨拶もソコソコに当初の目的のアサド村へと出発した。
もう二度とこの村へ足を踏み入れたくない、と強く願って。
クソッ、本当に何でこんな事になったんだ!?
宴の時に" 魔王の噂 "について聞こうとするが上手くはぐらかされてしまう。
いや、ただ単にあれは勇者の血筋自慢をしたかっただけなのか?
どうにもこの村の連中とは話が噛み合っていない気がする。
だが、それも今夜までだ。昼間の" 勇者決定戦 "が終わり、村人たちから期待の目を向けられたが、
「今回の我々の旅の目的は勇者を決める為ではない。」
そうハッキリと言った。やっと言ってやったのだ!
その途端の村人からの失意の視線、村長の息子のケンが『だったら無駄な事させんなよ!』の一言に" 何故、俺が責められねばならない!"と思った。
お前らが勝手に盛り上がって訳の分からない事を始めたんだろうがっ!
と腹が立ったが、それよりもディーンの発言の方が気にかかる。
「我が主が言葉足らずで申し訳ありません。
魔王討伐は万全の準備をしてもし足りない程、過酷な旅路となるでしょう。
今回、先触れも無く勇者村の皆様に会いに来たのは、皆様に覚悟を促したかったのです。」
「覚悟、ですか?」
村長のルーベルトが" 何の覚悟だ?"という顔をしているが俺もそう思う。
オイ、一体何の話をしているんだ、ディーンよ。
「はい、そうです。魔王討伐の旅は一年、二年、はたまた十年掛かるかも知れない終わりが容易に見えない旅となる事は、過去の勇者様たちの物語にも語られている真実です。
皆様は明日、旅に出て五年、十年とこの村に帰らない覚悟はおありですか?
我々はまだ勇者パーティの要、聖女様すらお迎え出来ておりません。いくら勇者様がいようとも聖女様あっての魔王討伐と言っても過言ではありません。
勇者様が魔王を討伐出来たとしても魔素にやられた魔獣や魔物どもは元の姿には戻らず、魔王を倒しても残った魔物を討伐し続けねばならないでしょう。
それには一体、どれほどの年月が必要になる事か、、、。
聖女が旅の途中で教会や神殿で祈りを捧げれば、魔素は浄化され魔物化した獣も元の姿に戻り、勇者たちの助けとなり魔王討伐の旅も長引く事はないでしょう。
そして我々は魔王討伐の旅に出立する日の為に、皆様に心の準備をして頂きたかったのですよ。
愛する者との別れの時間をおざなりになどしてはいけません。
その日が来るまで、皆様は出来る限り毎日を悔い無くお過ごし下さい。
皆様はきっとその日の為にもっともっと強くなっているのでしょう!
そして愛する家族との暫しの別れもキチンとお済ましになっている事と思います。
その為にこの度は勇者村へと来たのです。
そう、ジョセフ殿下は仰りたかったのですよ。」
「そ、そうだったのか!」
「確かに別れの時間は必要だ。残された者の暮らしもあるからな。」
「確かに魔王との戦いの為にもっと強くならにゃいかん。」
村人たちはディーンのそれらしい言葉に頷いている。適当に言っているだけだぞ?
コレ、またこの村に" 勇者決定戦 "を見に来なきゃならないのか?
村人たちのこのやる気、ど~すんだよ、ディーン!
何、ちゃっかり胴上げされちゃってんの、お前。
俺をフォローしたんじゃなかったのかよ!
俺はなんだかスッキリしない気持ちだったが、勇者村を出る最後の夜、かなり酔った村長たちの口から" 魔王の噂 "の真相を知る事になる。
「あぁ、そりゃウィルの息子だぁ。」
" 魔王の生まれ変わり "の噂話について様子を伺いながら聞けば、アッサリとルーベルトは言った。周りの村人たちも一緒になって頷いている。
噂の筈が随分と具体的に誰、と分かっているのだな、と思って更に理由を聞いて見ればあまりの事に驚きを通り越して一気に酔いも醒める。
「黒髪赤瞳の不気味なガキだったなぁ。」
「生まれてすぐに母親を殺したどころか、己れの正体を知った産婆まで殺しちまって。」
「だが、まだ魔王もガキだからな、俺んちの小僧が石を投げたら避けられずに血を流してたってよ。」
「そうだ、そうだ。それで俺たち勇者の血筋のもんに恐れをなして親子で村から逃げ出したんだっけなぁ。」
そう口々に、まるで自分たちが正義だ、というように自慢げに語っている村人の姿は俺には醜悪な化け物のようにしか見えなかった。
詳しい話を酔っ払いから根気強く聞いて更に恐怖心のようなモノが芽生えてくる。
コイツらは、、、何を言っているのだ?
村に偶々黒い髪を持ち赤い瞳の男の子が生まれた。
その母親は偶々運悪く出産の際に命を落とした。
それから偶然半年後に酔っ払って川に落ちて産婆が亡くなった。
それがどうして" 魔王の生まれ変わり "で魔王の仕業という話になるのだ?
しかもその親子を村人総出で冷遇し、子どものした事とはいえ、無抵抗の二歳の子どもに石をぶつけて怪我させただと!?
そんなの、息子が殺されかければ親なら誰だって子どもを連れて逃げ出すだろう!
なのに何故、コイツらはそれを武勇伝みたいに語るのだ?誰一人それを疑問に持たずに。
俺は急に背中から冷えていくような何か恐ろしい気持ちになってゴクリと唾を飲み込む。
この村は、、、おかしい。
村人もマトモじゃない。
こんな村、こんな村ならばいつか魔王が生まれてもおかしくない。
翌日、俺は二日酔いのテオたちを叩き起こし、村長たちへの挨拶もソコソコに当初の目的のアサド村へと出発した。
もう二度とこの村へ足を踏み入れたくない、と強く願って。
14
お気に入りに追加
171
あなたにおすすめの小説
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
公爵令嬢のRe.START
鮨海
ファンタジー
絶大な権力を持ち社交界を牛耳ってきたアドネス公爵家。その一人娘であるフェリシア公爵令嬢は第二王子であるライオルと婚約を結んでいたが、あるとき異世界からの聖女の登場により、フェリシアの生活は一変してしまう。
自分より聖女を優先する家族に婚約者、フェリシアは聖女に嫉妬し傷つきながらも懸命にどうにかこの状況を打破しようとするが、あるとき王子の婚約破棄を聞き、フェリシアは公爵家を出ることを決意した。
捕まってしまわないようにするため、途中王城の宝物庫に入ったフェリシアは運命を変える出会いをする。
契約を交わしたフェリシアによる第二の人生が幕を開ける。
※ファンタジーがメインの作品です
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる