記憶屋

卯月青澄

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「мӯҳрро озод кунед」

次の瞬間、聞いた事もない呪文のような声がどこからもなく聞こえてきた。

ドックン…ドックン…

心臓が激しく波打った。





「先輩、どうしました?」

「どうしましたじゃないよ!」

「怒ってます? 何か僕が気に障るような事をしたなら許して下さい」

「許さない。今度、記憶を消したら絶対に許さないから…」

「はっ‥はい」

そして再びキスをした。


~先輩・後輩篇~ 終わり
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