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第3幕 虹色の刀士と悪霊連合編
悪霊連合
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そこは異質な空間。
正真正銘の赤い血で壁や天井、床まで、そこらじゅうが真っ赤に塗られている。
古い血が黒く変色し、異臭を放っているが、そこに集う者達にとっては、これ以上ないアロマになる。興奮してヨダレをたらしている者、自分の身体を傷つけて、猛りを抑えている者、誰もがこれから始まる盛大な祭りを今か今かとぎらつき、充血した目をかっぴらいて、待っていた。
「ふふふっ、よもや、このような機会がこようとは・・・神も粋な事をする・・・。」
着物を着こなすスレンダーな女性が不敵に笑いながら、第一声を発する。
「・・・縄破螺もいいエサになってくれた・・・我らとしても、動きやすくなる・・・。」
筋骨隆々の男がドカンと大岩の上に座り、その大岩の下にいる有象無象をグルリと見ながら口角を上げる。
筋骨隆々の男こそ、善朗達が縄破螺を倒した時に現れた悪霊『断凱(だんがい)』その人だった。断凱が腰を下ろしている血塗られた大岩の周りに、常軌を逸した者達が、抑えられない欲望に歯を食いしばりながら耐えている。その数はその空間を埋め尽くさんばかりの数え切れないほどの者達。
そう、こここそが、悪霊達の巣窟『悪霊連合』のアジトだった。
ここにいる者に正常なものはいない。
むしろ、異常と思われる者こそが、ここでは正常なのだ。
「闘々丸・・・首尾はどうだ?」
断凱が座ったまま、横目で隣に立っている着物を着たスレンダーな美女の名を呼び、尋ねる。
「悪くない・・・今まで、こそこそしていた分を取り戻すようだね・・・片っ端から殺しまわってるよ・・・。」
ニヤリと妖艶に微笑む闘々丸。
「喧嘩を売ってきたのは向こうだ・・・俺達が慈悲を与えていた事を思い知らせる時だ・・・。」
断凱が座っている大岩の下に控えている者共を見下ろして話す。
「・・・・・・。」
断凱を見上げる者達は、何かを待って、ぎらついている。
断凱はそんな者共の様子を見て、口角をさらに上げ、静かに大岩の上に立ち上がる。
「お前達っ!いよいよ、俺達の時代がくるぞっ!!順番待ちのように待たされていた人間狩りも、これからは心置きなく何処でだって出来るっ!人間共を食えば食うほど強くなれるっ!俺達が異物とされた世界の住人共をその異物に貶める時だっ!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」
断凱が両手を豪快に広げて、大岩の下にうごめく悪霊達に向けて、演説をする。すると、今か今かと待っていた悪霊達が一斉に歓喜の声を上げた。
今まで、悪霊達は霊界や霊能力者達との暗黙の了解とも言えるルールを作り、お互いが大きく争わないように調節を行っていた。しかし、善朗達が、そのルールを守っていた縄破螺を除霊したことから、この世界の均衡を保っていたカセが外れる事になる。断凱達は、いつかは自分達で破ろうとは思っていたが、それでは向こうの団結を招いてしまうため、機会を慎重にうかがっていた。だが、断凱達が望むチャンスがきたのが、この時だった。霊界も人間も、この今でさえ、断凱達と諦めずに交渉しようと動いている者達がいる。そのことこそが、断凱達の望む最高のシチュエーションだった。
「食らい尽くせえええええええええええええっ!!」
「悲鳴を聞かせろおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「もがき苦しめええええええええええっ!」
悪霊連合に集う悪霊達が、己達の欲望を満たすためだけにこれから行動を起こしていく。今まで、連合の外で様子を見ていた悪霊達も、これは勝ち馬のチャンスと、どんどん集まってきていた。その数は全国から集まってきており、ろ組から下だが、総勢が1000を超えようとしていた。
頭目はもちろん断凱である。
副将とも言える参謀役は、断凱の隣に居る闘々丸。
二人とも、悪霊いろは番付の『い組』に名を連ねる猛者だ。
い組の悪霊は個々の能力が高いので、つるまない者が多い中、断凱と闘々丸はお互いを高める為にこの組織をつくり、ここまで大きくしてきた。何十年も暖めていた黒い卵が今、二人の間でふ化しようとしていた。
「いいか、お前達・・・悪霊だって、連携は出来るんだ・・・今から、ろ組を中心に隊を組む・・・その隊を元に動いていきな・・・あいつらは徒党を組んででしか、あたしらに対抗できない・・・なら、あたしらも徒党を組んで、あいつらを逆に食らってやろうじゃないかっ!」
「殺せええエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエっ!!」
「やっちまえええええええええええええええええええっ!!」
闘々丸は普段はつるもうとしない悪霊達を敵を作る事で、団結心を生み出し、見事に悪霊達に隊という集合体を意識させた。悪霊達は知ってかしらずか、その目的にだけを認識し、大いに湧き、怒号を上げる。
「闘々丸・・・うまくいきそうか?」
断凱がうごめき騒ぐ、愚民共を見ながら、闘々丸だけに聞こえる声で尋ねる。
「・・・時間稼ぎには十分さね・・・我らの目的のために、勝手に大いに暴れまわるさ・・・。」
闘々丸も愚民を見下ろしながら、微笑んで答える。
「俺は更なる上を目指して・・・。」
断凱が闘々丸を見て、言葉を発する。
「あたしはにっくき縁を断ち切る為に・・・。」
闘々丸も断凱を見ながら、言葉を投げる。
「さあっ、お前達っ!血をすすれっ、肉を引き裂けっ、臓物を食らえっ!」
断凱が大きな声で悪霊達に向かって叫ぶ。
「存分にいたぶれっ、慟哭させろっ!我らに命乞いさせるのだっ!」
闘々丸も断凱に続いて、悪霊達をたきつけていく。
「うわああああああああああああああああああああああっ!!」
悪霊達は熱狂にあてられて、狂喜乱舞している。
断凱達はその光景を存分に眺め、二人で笑い合う。
その二人の後ろの暗い闇の中に、一人の何者かが潜んでいた。
その者は着物の袖を引っ張り、その袖でニヤリと笑う口を隠して、その様子を見ている。
「よきかなよきかな・・・二人ともこっちの世界で、お前達を待っておるぞ・・・。」
その者はそう言い残して、さらに深い闇へと溶けて行った。
正真正銘の赤い血で壁や天井、床まで、そこらじゅうが真っ赤に塗られている。
古い血が黒く変色し、異臭を放っているが、そこに集う者達にとっては、これ以上ないアロマになる。興奮してヨダレをたらしている者、自分の身体を傷つけて、猛りを抑えている者、誰もがこれから始まる盛大な祭りを今か今かとぎらつき、充血した目をかっぴらいて、待っていた。
「ふふふっ、よもや、このような機会がこようとは・・・神も粋な事をする・・・。」
着物を着こなすスレンダーな女性が不敵に笑いながら、第一声を発する。
「・・・縄破螺もいいエサになってくれた・・・我らとしても、動きやすくなる・・・。」
筋骨隆々の男がドカンと大岩の上に座り、その大岩の下にいる有象無象をグルリと見ながら口角を上げる。
筋骨隆々の男こそ、善朗達が縄破螺を倒した時に現れた悪霊『断凱(だんがい)』その人だった。断凱が腰を下ろしている血塗られた大岩の周りに、常軌を逸した者達が、抑えられない欲望に歯を食いしばりながら耐えている。その数はその空間を埋め尽くさんばかりの数え切れないほどの者達。
そう、こここそが、悪霊達の巣窟『悪霊連合』のアジトだった。
ここにいる者に正常なものはいない。
むしろ、異常と思われる者こそが、ここでは正常なのだ。
「闘々丸・・・首尾はどうだ?」
断凱が座ったまま、横目で隣に立っている着物を着たスレンダーな美女の名を呼び、尋ねる。
「悪くない・・・今まで、こそこそしていた分を取り戻すようだね・・・片っ端から殺しまわってるよ・・・。」
ニヤリと妖艶に微笑む闘々丸。
「喧嘩を売ってきたのは向こうだ・・・俺達が慈悲を与えていた事を思い知らせる時だ・・・。」
断凱が座っている大岩の下に控えている者共を見下ろして話す。
「・・・・・・。」
断凱を見上げる者達は、何かを待って、ぎらついている。
断凱はそんな者共の様子を見て、口角をさらに上げ、静かに大岩の上に立ち上がる。
「お前達っ!いよいよ、俺達の時代がくるぞっ!!順番待ちのように待たされていた人間狩りも、これからは心置きなく何処でだって出来るっ!人間共を食えば食うほど強くなれるっ!俺達が異物とされた世界の住人共をその異物に貶める時だっ!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」
断凱が両手を豪快に広げて、大岩の下にうごめく悪霊達に向けて、演説をする。すると、今か今かと待っていた悪霊達が一斉に歓喜の声を上げた。
今まで、悪霊達は霊界や霊能力者達との暗黙の了解とも言えるルールを作り、お互いが大きく争わないように調節を行っていた。しかし、善朗達が、そのルールを守っていた縄破螺を除霊したことから、この世界の均衡を保っていたカセが外れる事になる。断凱達は、いつかは自分達で破ろうとは思っていたが、それでは向こうの団結を招いてしまうため、機会を慎重にうかがっていた。だが、断凱達が望むチャンスがきたのが、この時だった。霊界も人間も、この今でさえ、断凱達と諦めずに交渉しようと動いている者達がいる。そのことこそが、断凱達の望む最高のシチュエーションだった。
「食らい尽くせえええええええええええええっ!!」
「悲鳴を聞かせろおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「もがき苦しめええええええええええっ!」
悪霊連合に集う悪霊達が、己達の欲望を満たすためだけにこれから行動を起こしていく。今まで、連合の外で様子を見ていた悪霊達も、これは勝ち馬のチャンスと、どんどん集まってきていた。その数は全国から集まってきており、ろ組から下だが、総勢が1000を超えようとしていた。
頭目はもちろん断凱である。
副将とも言える参謀役は、断凱の隣に居る闘々丸。
二人とも、悪霊いろは番付の『い組』に名を連ねる猛者だ。
い組の悪霊は個々の能力が高いので、つるまない者が多い中、断凱と闘々丸はお互いを高める為にこの組織をつくり、ここまで大きくしてきた。何十年も暖めていた黒い卵が今、二人の間でふ化しようとしていた。
「いいか、お前達・・・悪霊だって、連携は出来るんだ・・・今から、ろ組を中心に隊を組む・・・その隊を元に動いていきな・・・あいつらは徒党を組んででしか、あたしらに対抗できない・・・なら、あたしらも徒党を組んで、あいつらを逆に食らってやろうじゃないかっ!」
「殺せええエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエっ!!」
「やっちまえええええええええええええええええええっ!!」
闘々丸は普段はつるもうとしない悪霊達を敵を作る事で、団結心を生み出し、見事に悪霊達に隊という集合体を意識させた。悪霊達は知ってかしらずか、その目的にだけを認識し、大いに湧き、怒号を上げる。
「闘々丸・・・うまくいきそうか?」
断凱がうごめき騒ぐ、愚民共を見ながら、闘々丸だけに聞こえる声で尋ねる。
「・・・時間稼ぎには十分さね・・・我らの目的のために、勝手に大いに暴れまわるさ・・・。」
闘々丸も愚民を見下ろしながら、微笑んで答える。
「俺は更なる上を目指して・・・。」
断凱が闘々丸を見て、言葉を発する。
「あたしはにっくき縁を断ち切る為に・・・。」
闘々丸も断凱を見ながら、言葉を投げる。
「さあっ、お前達っ!血をすすれっ、肉を引き裂けっ、臓物を食らえっ!」
断凱が大きな声で悪霊達に向かって叫ぶ。
「存分にいたぶれっ、慟哭させろっ!我らに命乞いさせるのだっ!」
闘々丸も断凱に続いて、悪霊達をたきつけていく。
「うわああああああああああああああああああああああっ!!」
悪霊達は熱狂にあてられて、狂喜乱舞している。
断凱達はその光景を存分に眺め、二人で笑い合う。
その二人の後ろの暗い闇の中に、一人の何者かが潜んでいた。
その者は着物の袖を引っ張り、その袖でニヤリと笑う口を隠して、その様子を見ている。
「よきかなよきかな・・・二人ともこっちの世界で、お前達を待っておるぞ・・・。」
その者はそう言い残して、さらに深い闇へと溶けて行った。
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