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61.ハネムーン【7】♡

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ハネムーン三日目の今日は、エドワードとボートに乗って湖の景色を楽しんだり、秋の深まる森を手を繋いで散歩したり、ゆったりとした時間を過ごした。
俺たちは伴侶だし、仲睦まじい様子を見せても侍従や護衛騎士たちは何も言わずに微笑ましそうに見守っていてくれる。
愛する人と、人目を憚ることなくたくさんいちゃいちゃできるのはやっぱり嬉しい。

他愛のない話に花を咲かせ、微笑みを交わし、甘えるようにじゃれついて抱き合って、可愛らしいリップ音を立てて唇や頬にキスをする。
エドワードとの愛にあふれた触れ合いのなかで、俺は心が深く満たされていくのを感じた。恋人になってから数年経つが、彼への恋慕と愛情は日に日に深まっていくばかりだ。
前世では心から愛する人と出会うことなく生涯を終えたから、自分がこんなにも深く誰かを愛せるなんて知らなかった。

ウィリアム・エバンスとして、エドワードに出会えたこと。恋をしたこと。想いが結ばれて恋人となり、様々な困難を乗り越えて、生涯を共にする伴侶となれたこと。

思い返せば、そのすべてがまるで奇跡のような現実で、俺はエドワードのことを見つめながらふと涙ぐみそうになるときがある。
そのたびに彼は「仕方ないなぁ」という顔をして優しく微笑み、ただ俺を抱きしめて「愛しているよ」と伝えてくれる。それが本当に泣きたくなるくらい嬉しくて、俺は彼の体をぎゅっと強く抱き寄せて愛を囁き返すのだ。

そうして日中はエドワードと穏やかな時間を過ごし、やがて夜がやってくる。
先に湯浴みを済ませて主寝室の寝台で愛しい人を待っていると、控えめに扉をノックする音が聞こえてきた。
立ち上がって扉を開ければ、なめらかなシルクの夜着に身を包んだエドワードが立っている。星を散りばめたような美しい髪を少し濡らしたまま、彼は恥じらいがちに微笑んで俺を見上げた。

「おいで、エドワード」

人払いを済ませ、彼の手を取ってゆっくりと寝台までエスコートする。
綺麗に整えられたシーツの上にそっと押し倒し、少し強ばった体の緊張をほぐすように唇に優しく触れるだけのキスをすると、アイスブルーの瞳が甘く蕩け始めた。

「ん、んむっ♡はっ、ふぁっ……♡」

舌を擦り合わせ、とろりとした唾液を互いの口内に流し込んでいく。
深めのキスをしながら丁寧な手つきで夜着を脱がせていき、手触りのよい肌を思わせぶりな指先で撫でる。
大きな手のひらで円を描くように下腹部を撫でてやると、エドワードは白い頬を桃色に染め、ぴくぴく♡と小さく体を跳ねさせた。

「冷たかったり、何か変だと思ったりしたら、すぐに教えてね」
「あぁ」

ベッドサイドに置いてあった小瓶の蓋を開け、変性薬入りの潤滑油をたっぷり手のひらに垂らす。
そのまま、くるりと後孔の縁をなぞり、つぷりと中指を挿入した。
一昨日ぐちゅぐちゅになるまでほぐしたからか、思っていたよりもスムーズに指が入る。
それでも俺は彼のナカをちょっとでも傷付けたくなかったから、何度も潤滑油を継ぎ足したり指を増やしたりしながら、しつこいくらいに時間をかけてじっくりと媚肉をほぐしていった。

「あっ♡あぅ、あっ、はっ……♡ん、んっ……♡」

ぐちゅぐちゅ♡と濡れた水音が響き、エドワードの唇から悩ましげな吐息が零れ落ちる。
彼はぎゅっとシーツを掴んでいた手を持ち上げると、もう十分に蕩けて柔らかくなった胎内を甘やかすみたいに愛でていた俺の手に触れ、恥ずかしそうに目を伏せながら口を開いた。

「あ、りあむっ♡もう、いいからっ……♡もう準備できてるから、はやく君の、頂戴っ……♡」

エドワードからのおねだりがどうしようもないくらい可愛くて、興奮で脳が焼き切れそうになる。
俺は余裕のない表情で頷くと、彼のナカから指を引き抜いた。
身につけたままだった夜着を脱ぎ捨て、自分のペニスをごしごし♡と性急な手つきで何度か扱く。
ひくり♡と物欲しそうに疼いている後孔に、先端から我慢汁を垂らしているそれを押し当てると、エドワードは「あっ♡」と期待と喜色の滲む声で喘いだ。
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