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新妻・卯月の仙台暮らし
46.うさぎがいっぱい。
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無料バスに乗って宿泊所へ。チェックインにはまだ時間があるので、フロントで荷物を預かって貰う。リュックに飲み物とキャベツ半玉、それからフェリー乗り場の売店で購入したペレットの袋を三つ入れて出発した。
自分で背負おうつもりだったのだけれど、丈さんが『重いだろう』と言って私からそのリュックを奪ってしまう。スマートな気遣いが嬉しくて、そしてちょっと照れくさい。
何となく漂う甘い雰囲気に『あ、これって”新婚旅行”だったんだっけ……!』なんて、今更ながらに思い出して、ちょっと笑ってしまう。
そう、すっかり『うさぎ旅行』になってしまっている。
宿泊所までバスに乗って移動している時も、私達は道端の土に腹を付けて寝そべっているうさぎや、葉陰で丸くなっているうさぎを発見しては、はしゃぎ合った。すでに二人の頭の中は『うさぎ一色』に染まっている。
宿泊所を出て初めに訪れたのは、宿泊所の傍に開けた場所だった。その広場は、島内で一番うさぎ達が集まると言われているところなのだ。ここは絶対外せない……! 私は鼻息も荒く広場に乗り込んだ!!
「うさぎが……たくさん……」
「すごいな」
ゴクリと喉が鳴ってしまう。思わず握りこぶしに力が入った。
顔を上げると、丈さんと目が合った。言葉の代わりにお互い神妙な表情で、頷きを交わす。グッと親指を立てると、丈さんもグッと親指を立てて返事を返してくれた。
やった……! とうとう来たんだ……!!
じわじわと、嬉しさが込み上げる。
これまでは何処か夢の中の出来事みたいにフワフワしていた。けれど、荷物を下ろして覚悟を決めて踏み出して……今、漸くちゃんと実感が湧いた感じがする!
一瞬、奇声を上げて走り回りたい衝動に駆られたけれども。うさぎ達を驚かせるのは絶対NG! そこはグッと堪えて、まず広場をぐるりと見渡した。
開けた広場の周りは林になっていて、どちらかと言うとその広場の真ん中より、林の近く広場の淵の辺りに寝そべっている子が多いみたい。それでもやっぱりすごいな、と思うのはうさぎ達の落ち着き加減だ。観光客が歩き回っていても近づいても、逃げ出したりしないし慌てて森に隠れたりもしない。箱入り娘のうータンとの違いに、関心した。うん、やっぱりここの子達は逞しい……!
林に沿って歩き出すと、その中から人慣れしていそうな子がいち早くピョンと立ち上がり、近づいて来る。
「餌、やってみても良い?」
確認すると丈さんに頷いたので、彼が肩に掛けているリュックのジッパーを空け、まずペレットの入っている袋を取り出した。すると取り出した時のカサっと紙袋の音に反応したのか、それまで『ああ、また人間が来たのね』なんて言って優雅に見て見ぬふりをしていたうさぎ達も、腰を上げワラワラと駆け寄って来る。
ペレットの袋を手にその場にしゃがむと、最初に駆け寄って来た好奇心旺盛な一匹が憶することなく近づいて来た。
「はい」
試しに手に出して、そっと差し出してみる。
するとヒクヒク鼻を動かして首を伸ばすものの、すぐに引っ込めてしまう。
「やっぱり手からは難しいかな?」
「地面に置いた方が良いかもな」
丈さんの勧めに従い、ペレットを少しパラリと地面に撒いてみる。すると最初の一匹がバッと飛び出して来た。モグモグ食べ始めるその後から、少し遠巻きにしていた周りのうさぎも近付いて来て、ポリポリと食べ始める。
夢中になって食事をしている茶色い毛並みに、思い切ってそっと手を伸ばした。
「わぁ……全然逃げないね」
私が背中に触れても知らん顔だ。
人に撫でられることに、慣れているようだった。
「あまり警戒心がないな」
そう言って、無くなり掛けたペレットを追加した丈さんが、白黒ブチのうさぎに手を伸ばした。やっぱり全然逃げない。
「「……」」
しばらくうさぎの毛をナデナデしながら、無言になる私達。
普段生活している、コンクリートとアスファルトに囲まれた街から離れた場所。杜の都と言われる仙台市だって、ここに比べれば都会のど真ん中に感じてしまう。
―――森とポッカリと浮かんだ青空に囲まれ、自然体で寝そべるうさぎとか、木陰でただじっと固まっている寡黙なうさぎとか。彼らが当り前のように、こんな風にノンビリと暮らしている。世界中探しても、こんな場所はなかなかないだろう。不思議で、とても貴重な空間だ。
かと思うと、突然バババッて駆け出し、追いかけっこする俊足うさぎがいたり。例えば『不思議の国のアリス』に出て来る懐中時計を手に持ったうさぎが、こっそり普通のうさぎのフリをして紛れていたっておかしくないのかも。……なんて、想像が飛躍してしまう。
そんなうさぎ達ばかりの非日常な空間に、私達は来てしまったんだなぁ……。
ふと隣に目を向けると、うさぎを撫でながら目を細めている柔らかい表情の男性がいた。
ずっとお仕事が大変で、明らかに寝不足で顔色が悪くって。家に帰って来ても、仕事のことが頭から離れないのか、ふと凶悪な表情になっていることがあってヒヤリとしてしまうこともあった。ここに辿り着くほんのちょっと前、それこそ今朝飛行機に乗る直前まで。いろいろと思い出すことがあるらしく、時折遠くを睨むようにしていて、殺気立った雰囲気から抜けきれなかったのに。
いまの丈さん……きっと、ものすごく癒されている……!
初めての、そしてたった一度の私達の新婚旅行! 忙しい丈さんはこれからもなかなか長期休みを取るのは難しいだろう。せっかくなんだから沖縄とかハワイとか……もっとそれらしい場所を選んだ方が、あっまあまの旅行になって良かったのかも?―――なんて、反省の気持ちがちょっぴり頭をよぎったけれど。
新婚旅行、やっぱりここを選んでヨカッタなぁ……!!
と、彼の緩んだ表情を目にして、私はそう感じたのだった。
自分で背負おうつもりだったのだけれど、丈さんが『重いだろう』と言って私からそのリュックを奪ってしまう。スマートな気遣いが嬉しくて、そしてちょっと照れくさい。
何となく漂う甘い雰囲気に『あ、これって”新婚旅行”だったんだっけ……!』なんて、今更ながらに思い出して、ちょっと笑ってしまう。
そう、すっかり『うさぎ旅行』になってしまっている。
宿泊所までバスに乗って移動している時も、私達は道端の土に腹を付けて寝そべっているうさぎや、葉陰で丸くなっているうさぎを発見しては、はしゃぎ合った。すでに二人の頭の中は『うさぎ一色』に染まっている。
宿泊所を出て初めに訪れたのは、宿泊所の傍に開けた場所だった。その広場は、島内で一番うさぎ達が集まると言われているところなのだ。ここは絶対外せない……! 私は鼻息も荒く広場に乗り込んだ!!
「うさぎが……たくさん……」
「すごいな」
ゴクリと喉が鳴ってしまう。思わず握りこぶしに力が入った。
顔を上げると、丈さんと目が合った。言葉の代わりにお互い神妙な表情で、頷きを交わす。グッと親指を立てると、丈さんもグッと親指を立てて返事を返してくれた。
やった……! とうとう来たんだ……!!
じわじわと、嬉しさが込み上げる。
これまでは何処か夢の中の出来事みたいにフワフワしていた。けれど、荷物を下ろして覚悟を決めて踏み出して……今、漸くちゃんと実感が湧いた感じがする!
一瞬、奇声を上げて走り回りたい衝動に駆られたけれども。うさぎ達を驚かせるのは絶対NG! そこはグッと堪えて、まず広場をぐるりと見渡した。
開けた広場の周りは林になっていて、どちらかと言うとその広場の真ん中より、林の近く広場の淵の辺りに寝そべっている子が多いみたい。それでもやっぱりすごいな、と思うのはうさぎ達の落ち着き加減だ。観光客が歩き回っていても近づいても、逃げ出したりしないし慌てて森に隠れたりもしない。箱入り娘のうータンとの違いに、関心した。うん、やっぱりここの子達は逞しい……!
林に沿って歩き出すと、その中から人慣れしていそうな子がいち早くピョンと立ち上がり、近づいて来る。
「餌、やってみても良い?」
確認すると丈さんに頷いたので、彼が肩に掛けているリュックのジッパーを空け、まずペレットの入っている袋を取り出した。すると取り出した時のカサっと紙袋の音に反応したのか、それまで『ああ、また人間が来たのね』なんて言って優雅に見て見ぬふりをしていたうさぎ達も、腰を上げワラワラと駆け寄って来る。
ペレットの袋を手にその場にしゃがむと、最初に駆け寄って来た好奇心旺盛な一匹が憶することなく近づいて来た。
「はい」
試しに手に出して、そっと差し出してみる。
するとヒクヒク鼻を動かして首を伸ばすものの、すぐに引っ込めてしまう。
「やっぱり手からは難しいかな?」
「地面に置いた方が良いかもな」
丈さんの勧めに従い、ペレットを少しパラリと地面に撒いてみる。すると最初の一匹がバッと飛び出して来た。モグモグ食べ始めるその後から、少し遠巻きにしていた周りのうさぎも近付いて来て、ポリポリと食べ始める。
夢中になって食事をしている茶色い毛並みに、思い切ってそっと手を伸ばした。
「わぁ……全然逃げないね」
私が背中に触れても知らん顔だ。
人に撫でられることに、慣れているようだった。
「あまり警戒心がないな」
そう言って、無くなり掛けたペレットを追加した丈さんが、白黒ブチのうさぎに手を伸ばした。やっぱり全然逃げない。
「「……」」
しばらくうさぎの毛をナデナデしながら、無言になる私達。
普段生活している、コンクリートとアスファルトに囲まれた街から離れた場所。杜の都と言われる仙台市だって、ここに比べれば都会のど真ん中に感じてしまう。
―――森とポッカリと浮かんだ青空に囲まれ、自然体で寝そべるうさぎとか、木陰でただじっと固まっている寡黙なうさぎとか。彼らが当り前のように、こんな風にノンビリと暮らしている。世界中探しても、こんな場所はなかなかないだろう。不思議で、とても貴重な空間だ。
かと思うと、突然バババッて駆け出し、追いかけっこする俊足うさぎがいたり。例えば『不思議の国のアリス』に出て来る懐中時計を手に持ったうさぎが、こっそり普通のうさぎのフリをして紛れていたっておかしくないのかも。……なんて、想像が飛躍してしまう。
そんなうさぎ達ばかりの非日常な空間に、私達は来てしまったんだなぁ……。
ふと隣に目を向けると、うさぎを撫でながら目を細めている柔らかい表情の男性がいた。
ずっとお仕事が大変で、明らかに寝不足で顔色が悪くって。家に帰って来ても、仕事のことが頭から離れないのか、ふと凶悪な表情になっていることがあってヒヤリとしてしまうこともあった。ここに辿り着くほんのちょっと前、それこそ今朝飛行機に乗る直前まで。いろいろと思い出すことがあるらしく、時折遠くを睨むようにしていて、殺気立った雰囲気から抜けきれなかったのに。
いまの丈さん……きっと、ものすごく癒されている……!
初めての、そしてたった一度の私達の新婚旅行! 忙しい丈さんはこれからもなかなか長期休みを取るのは難しいだろう。せっかくなんだから沖縄とかハワイとか……もっとそれらしい場所を選んだ方が、あっまあまの旅行になって良かったのかも?―――なんて、反省の気持ちがちょっぴり頭をよぎったけれど。
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と、彼の緩んだ表情を目にして、私はそう感じたのだった。
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