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新妻・卯月の仙台暮らし
38.無防備です。
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伊都さんを見送って玄関から戻ると、ちょうど丈さんが浴室から出て来るところだった。髪は一応乾かしたようだけど少し湿り気を帯びていて、まだセット前だから前髪が額にかかっている。そんな状態だといつものスーツ姿よりグッと若く見えるし、眼鏡が無いからちょっと見、別人みたい。急いでいるせいか、ズボンは履いているのに裸の上半身にタオルを首から掛けているだけだった。
不覚にもドキッとしてしまった。伊都さんがいなくて良かった! 彼女がいたらオタオタして真っ赤になっていたかもしれない。たまにこういう無防備な状態の丈さんを目にしている私でも、ちょっと怯んでしまったから。
でも伊都さん、意外と冷静だったりして。なにせイトコとは言え、血の繋がらない男性である仁さんと一緒に暮らしているんだから。―――いや、そうは言っていないか。別々の部屋に暮らしてゴハンだけ一緒に食べているのかもしれないし。それとも今時流行っているという、シェアハウスみたいな感じで同居していたりとか?
とにかくあの二人の関係は、よく分からない。私が知っているのは、二人ともうさぎ好きの気の良い人である、と言うことだけだ。
シャワーを浴びて血行が良くなったのか、丈さんの顔色は多少改善されたようだ。目の充血も引いたように見える。私はちょっと安堵して、キッチンに戻り伊都さんに提供したのと同じように、作って置いたラップおにぎりを二つ、お箸と一緒にお盆に乗せる。
「ご飯、出来てるよ」
それから同じくお盆に乗せて置いた、既にお味噌汁の元が入っているお椀にお湯を注いで、ダイニングテーブルに運んだ。
あ、そうだ。漬物もあったんだっけ。
パタパタとキッチンに戻り冷蔵庫を開けて、デパ地下で手に入れたカブの漬物を取り出す。小さな器に取り分けて、既にダイニングテーブルの席に着いてお味噌汁を飲んでいた丈さんのお盆の上に置いた。
「卯月は食べないのか?」
席に着いた丈さんだが、向いの席に座った私にこう尋ねて来た。
「うん、ちょっと気持ちが悪いから食欲なくて。もう少し落ち着いてから食べようかな」
今は丈さんが無事、朝御飯を食べるところを眺める係に徹するつもりだ。
「……飲み過ぎだ」
「え?」
ボソリと何かを呟いた丈さんは、おにぎり一つをペロリと口におさめて味噌汁の椀に口を付ける。
「―――あの小柄な店員は、何処へ行った?」
漸く伊都さんの不在に気付いたようだ。
「仁さんが迎えに来て、帰って行ったよ」
「……」
丈さんはおにぎりをもう一つ平らげた。残りのお味噌汁と漬物も口に放り込む。もしかして丈さんも、かなりお腹、空いていたのかな。伊都さん以上の速さでお盆の上が空になっていく。
「ごちそうさん」
そう言って、丈さんはお盆をもって立ち上がる。
「あ、私がやる!」
時間がないのだから、私が片付けないと。と、手を伸ばす。しかし私がお盆を引いても、丈さんは何故かガッチリとそれを掴んだままだ。
「丈さん?」
「誰だ?」
顔を上げると、丈さんと目が合った。
「『ジン』って言うのは……」
「ああ」
そこで気が付いた。丈さんは仁さんの名前を、まだ知らないままなんだっけ。
「『うさぎひろば』の店長さんだよ。仁さんって言うんだって」
「そうか」
ポツリとそう言って、丈さんは時計にチラリと目を向けた。するとフッとお盆が軽くなって私の手元に収まった。彼が漸く手を放してくれたのだ。私も時計に視線を向ける。
わっもうギリギリかも。時間が経つのって早い。
「着替えて来る」
「うん」
丈さんはくるりと私に背を向けて、大股に寝室にあるクローゼットの方へ歩いて行った。その背中を見送りながら、寝起きよりは多少クリアになって来たものの依然重たいまま頭で私は考える。
丈さんの態度、やっぱり何だか変。
寝不足? 仕事疲れ? それとも―――
ふと居酒屋の光景が目に浮かんで、フルフルと頭を振った。
本当は今すぐ問い質したい。
だけど一晩ぐっすり寝たせいか、昨日の悶々とした胸の重しはかなり軽くなっていた。今は頭が重いし体がだるいから―――体調が悪いと悩む気力が無くなっちゃうってことなのかな。
それに丈さんは一刻も早く職場に行かなきゃならない。一言二言で済むような話じゃないから、このことはちゃんと時間を作って話し合わなきゃ収まらないだろう。今話を切り出したってしょうがない。だから問題は一時、横に置いておかないと……。
それに昨晩伊都さんと丈さんに何があったのかも分かっていない。たぶんさっき、伊都さんが言い掛けたのはそのことなんだろう。
伊都さんはいったい何をしたんだろう? お酒を飲んで気分が上向いて、彼女も私もかなりふざけていた……ことは少し覚えている。記憶はアヤフヤだけど。
私はあの後、眠っちゃったのかな? だから帰って来た夕べの丈さんに会った記憶がないの? でも伊都さんと一緒に布団に入った記憶は残っている。だけどその辺りの経緯はよく分からなくて……伊都さんの土下座と言うショッキングなパフォーマンスには本当に呆気に取られてしまった。
だけど、そう言えば昨日のランチどきにも、彼女は大した理由でもないことでほぼ土下座のような真似をしていた。だから例えば、伊都さんはうっかり丈さんのベッドを占領しちゃったことに対して謝っていたのかもしれない。
うん、やっぱりあとで伊都さんのお昼休みを狙って、電話してみよう。直接確認しないと気が済みそうもない。
丈さんが寡黙なのはいつものこと。いつも以上に言葉が少なく感じるのは―――疲れているだけだよね、きっと。
そうやって、私は胸の中の不安を押し込めた。
何だかなぁ、結婚って生活だって、よく言われるけれど。
こういうことなのかな。
日々を暮らしていくために、すれ違って行く部分も飲み込まなきゃならないのかな。
それってどうなんだろう。
今の私は、丈さんが大好きだ。
女の人と一緒のところを目にして胸がつぶれるみたいにビックリしたし、信じていると自分に言い聞かせつつも悶々としてしまう。
だけど毎日一緒に過ごしていく中で、生活や仕事のためにこんな風に言いたいことを飲み込んでいって―――そのうちお互いの気持ちが離れてしまうってことも、あるのかな。
パパとママのすれ違い生活を見ていて、夫婦が離れて暮らすのは悲しいなって感じていたし、家族一緒で暮らせないことを寂しく思う瞬間もけっこうあった。私だったら結婚したら旦那さまとずっと一緒にいるのにって―――その時は考えていたけれど。
ひょっとして二人のように距離を置いて生活していたほうが、お互いの気持ちが新鮮なままで愛情を維持できることも、あるのかもしれない。
―――なんて、洗い物を片付けながらちょっとしんみりしてしまった。
不覚にもドキッとしてしまった。伊都さんがいなくて良かった! 彼女がいたらオタオタして真っ赤になっていたかもしれない。たまにこういう無防備な状態の丈さんを目にしている私でも、ちょっと怯んでしまったから。
でも伊都さん、意外と冷静だったりして。なにせイトコとは言え、血の繋がらない男性である仁さんと一緒に暮らしているんだから。―――いや、そうは言っていないか。別々の部屋に暮らしてゴハンだけ一緒に食べているのかもしれないし。それとも今時流行っているという、シェアハウスみたいな感じで同居していたりとか?
とにかくあの二人の関係は、よく分からない。私が知っているのは、二人ともうさぎ好きの気の良い人である、と言うことだけだ。
シャワーを浴びて血行が良くなったのか、丈さんの顔色は多少改善されたようだ。目の充血も引いたように見える。私はちょっと安堵して、キッチンに戻り伊都さんに提供したのと同じように、作って置いたラップおにぎりを二つ、お箸と一緒にお盆に乗せる。
「ご飯、出来てるよ」
それから同じくお盆に乗せて置いた、既にお味噌汁の元が入っているお椀にお湯を注いで、ダイニングテーブルに運んだ。
あ、そうだ。漬物もあったんだっけ。
パタパタとキッチンに戻り冷蔵庫を開けて、デパ地下で手に入れたカブの漬物を取り出す。小さな器に取り分けて、既にダイニングテーブルの席に着いてお味噌汁を飲んでいた丈さんのお盆の上に置いた。
「卯月は食べないのか?」
席に着いた丈さんだが、向いの席に座った私にこう尋ねて来た。
「うん、ちょっと気持ちが悪いから食欲なくて。もう少し落ち着いてから食べようかな」
今は丈さんが無事、朝御飯を食べるところを眺める係に徹するつもりだ。
「……飲み過ぎだ」
「え?」
ボソリと何かを呟いた丈さんは、おにぎり一つをペロリと口におさめて味噌汁の椀に口を付ける。
「―――あの小柄な店員は、何処へ行った?」
漸く伊都さんの不在に気付いたようだ。
「仁さんが迎えに来て、帰って行ったよ」
「……」
丈さんはおにぎりをもう一つ平らげた。残りのお味噌汁と漬物も口に放り込む。もしかして丈さんも、かなりお腹、空いていたのかな。伊都さん以上の速さでお盆の上が空になっていく。
「ごちそうさん」
そう言って、丈さんはお盆をもって立ち上がる。
「あ、私がやる!」
時間がないのだから、私が片付けないと。と、手を伸ばす。しかし私がお盆を引いても、丈さんは何故かガッチリとそれを掴んだままだ。
「丈さん?」
「誰だ?」
顔を上げると、丈さんと目が合った。
「『ジン』って言うのは……」
「ああ」
そこで気が付いた。丈さんは仁さんの名前を、まだ知らないままなんだっけ。
「『うさぎひろば』の店長さんだよ。仁さんって言うんだって」
「そうか」
ポツリとそう言って、丈さんは時計にチラリと目を向けた。するとフッとお盆が軽くなって私の手元に収まった。彼が漸く手を放してくれたのだ。私も時計に視線を向ける。
わっもうギリギリかも。時間が経つのって早い。
「着替えて来る」
「うん」
丈さんはくるりと私に背を向けて、大股に寝室にあるクローゼットの方へ歩いて行った。その背中を見送りながら、寝起きよりは多少クリアになって来たものの依然重たいまま頭で私は考える。
丈さんの態度、やっぱり何だか変。
寝不足? 仕事疲れ? それとも―――
ふと居酒屋の光景が目に浮かんで、フルフルと頭を振った。
本当は今すぐ問い質したい。
だけど一晩ぐっすり寝たせいか、昨日の悶々とした胸の重しはかなり軽くなっていた。今は頭が重いし体がだるいから―――体調が悪いと悩む気力が無くなっちゃうってことなのかな。
それに丈さんは一刻も早く職場に行かなきゃならない。一言二言で済むような話じゃないから、このことはちゃんと時間を作って話し合わなきゃ収まらないだろう。今話を切り出したってしょうがない。だから問題は一時、横に置いておかないと……。
それに昨晩伊都さんと丈さんに何があったのかも分かっていない。たぶんさっき、伊都さんが言い掛けたのはそのことなんだろう。
伊都さんはいったい何をしたんだろう? お酒を飲んで気分が上向いて、彼女も私もかなりふざけていた……ことは少し覚えている。記憶はアヤフヤだけど。
私はあの後、眠っちゃったのかな? だから帰って来た夕べの丈さんに会った記憶がないの? でも伊都さんと一緒に布団に入った記憶は残っている。だけどその辺りの経緯はよく分からなくて……伊都さんの土下座と言うショッキングなパフォーマンスには本当に呆気に取られてしまった。
だけど、そう言えば昨日のランチどきにも、彼女は大した理由でもないことでほぼ土下座のような真似をしていた。だから例えば、伊都さんはうっかり丈さんのベッドを占領しちゃったことに対して謝っていたのかもしれない。
うん、やっぱりあとで伊都さんのお昼休みを狙って、電話してみよう。直接確認しないと気が済みそうもない。
丈さんが寡黙なのはいつものこと。いつも以上に言葉が少なく感じるのは―――疲れているだけだよね、きっと。
そうやって、私は胸の中の不安を押し込めた。
何だかなぁ、結婚って生活だって、よく言われるけれど。
こういうことなのかな。
日々を暮らしていくために、すれ違って行く部分も飲み込まなきゃならないのかな。
それってどうなんだろう。
今の私は、丈さんが大好きだ。
女の人と一緒のところを目にして胸がつぶれるみたいにビックリしたし、信じていると自分に言い聞かせつつも悶々としてしまう。
だけど毎日一緒に過ごしていく中で、生活や仕事のためにこんな風に言いたいことを飲み込んでいって―――そのうちお互いの気持ちが離れてしまうってことも、あるのかな。
パパとママのすれ違い生活を見ていて、夫婦が離れて暮らすのは悲しいなって感じていたし、家族一緒で暮らせないことを寂しく思う瞬間もけっこうあった。私だったら結婚したら旦那さまとずっと一緒にいるのにって―――その時は考えていたけれど。
ひょっとして二人のように距離を置いて生活していたほうが、お互いの気持ちが新鮮なままで愛情を維持できることも、あるのかもしれない。
―――なんて、洗い物を片付けながらちょっとしんみりしてしまった。
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