捕獲されました。

ねがえり太郎

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新妻・卯月の仙台暮らし

6.図書館に行きます。

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 勾当台公園駅で列車を降り、西へ向かって定禅寺通りをテクテク歩く。私が歩いているのは道路の中心を通る街路樹が立ち並ぶ遊歩道。今はすっかり葉を落として寂しそうに見えるけれども、もう少しして芽吹き始めたらきっとキレイだろうな。そしたら新緑の中を歩くって感じかな?なんて想像してみる。なかなかに気持ちよさそうだ。

 ここは『うさぎひろば』に行くときに通った道だ。ガラスで出来たような変わった建物があって気になって検索したら、図書館とかギャラリーとかいろんな施設が入った公共施設だと分かった。それから何度か、散歩がてら訪れている。この間、ここの図書館で見つけた手作り本を参考に小豆のアイピローを作ってみた。お仕事に忙しい丈さんが眼鏡を取って目頭を押さえる仕草をするのを目にして、少しでも役に立てないかな?と考えたのだ。結果は大好評!丈さんは私の予想以上に喜んでくれた。

 アイピローを当てたままの丈さんが、私の手をキュッと握ってくれて「ありがとうな」って言ってくれたの。見えないのに手探りしているところが可愛かったなぁ……うふふふ。
 『可愛い』なんて言ったら彼は険しい表情で眉を顰めるかもしれない。だから黙っていたけど―――耳に響く低い声が、疲れているせいかちょっと擦れてて色っぽくて……ふふふ、ぐふふふ……こんな無防備な姿を見られるなんて、結婚してホントに良かったなぁ。これこそ『妻』の特権だよねっ……!ぐふふふ……

 はっ……イケない!涎が垂れそうになっている。それにニヤつきながら歩く女って不審者にしか見えないかも。慌てて私はハンカチを取り出す。姿勢を正して、ガラスの建物に入る前に拭った口元を引き締めたのだった。






 気になっていた話題の小説を一冊、それと主婦向けの料理なんかが掲載されている雑誌を一冊借りて、マイバッグにしまってエレベーターに乗った。そう言えば喉が渇いたなぁ、一階にあるカフェでちょっと休憩してみようかな?なんて考える。

 エレベーターで一階に降りた先、エントランスにあたる場所はパーッと開けた天井の高い空間。ほとんどガラス張りになっていて大層明るい。ところどころに大木が立っているような感じで、太さがまちまちな傾いた白い籠のようなものが床から天井まで串刺しするみたいに存在している。これってひょっとして柱なのかな?よく分からないけどホント変わった建物だなぁ。
 その広いエントランスの端っこに、ちょっとお洒落なカフェがある。ずっと気になっていたんだけど一人で入る勇気が無くて躊躇っていたんだ。しかし今日の私は気が大きい!アイピロー製作で丈さんの役に立った、と言う手応えのお陰で少しだけ自分に自信が付いた気がするし、うータンが今朝、セロリの葉っぱに釣られてほんの一瞬ケージの外に顔を出してくれたのだ。うん、新しい土地にもなじんで来たかも、順調順調!……なーんて気分よく(都合よく?)考えが前向きになって来ている。

 平日のカフェは、まだランチ前だからかけっこう空いている。カウンターで飲み物を頼もうとして、メニュー表を確認すると……コーヒー、紅茶、ソフトドリンクと並んでアルコールも提供されているのが分かった。もう一つのメニューに目を通すと……あれ?これ全部ビール?色んな種類のベルギービールのメニューになっていて驚いた。

 な、なんか優雅だな……昼からビールかぁ。うーん、一人カフェ初心者にはさすがにアルコールはハードルが高い。取りあえずブナンにコーヒーにしよう。うん、それが良い。ここのコーヒー、カフェにしてはお手頃価格だし。

 ブレンドコーヒーを受け取って、外の景色が見えるテーブルに陣取った。うーん、いいね!一人でお店に入るって話し相手もいないしちょっと恥ずかしいなって思っていたんだけど……景色を見ながらコーヒーを飲むって言うのは良いかもしれない、うん。

 ちょっと大人な気持ちで背筋を伸ばしてコーヒーを飲む。うん、美味しい!……やっぱり結婚するといろいろと違うね!一人でカフェにも入れちゃうし。うふふふふ。

 などと自分が少し成長できたような良い気分になってニヤついていたら、斜め前の席にビックリするほどスタイルの良いモデルみたいなストレートヘアの女性が、対照的にフワフワと可愛らしい女の子と連れ立って現れた。モデルのような美女は濃い飴色の少し色の違うビールを両手に、可愛らしい女の子の方は薄い色のビールを二つ手に持っている。お、大人だ……本物の。

 うわぁ、なんかカッコイイ……!

 近代的でお洒落な建物に似合った二人の女性を目にして、私はハッと我に返る。ちょっと良い女風な気分になってた自分が少し恥ずかしくなった。いや、しかし背筋を伸ばすのは大人子供に限らず(または美女かそうでないかに限らず……)良い事なのだから、ここで背を丸めてコソコソするのは違う!と、自分を叱咤し丸まりそうな背をピッと伸ばした。しかし一人頭二杯のビールって……もしかしてWデートで、彼氏達と待合わせとか?周囲を見渡せど、それらしき男性陣は見当たらない。

 もう外の景色よりも気になって仕方なくなってしまったその一角をチラチラ盗み見る私の目の前で、彼女達は手にしていたビールをテーブルに並べてアレコレ相談し始めた。可愛らしい女の子はスマホでそのビールを写真に収め、また違う角度から並んだビールを写真に撮る。一方ストレートヘアの美女は鞄からレンズの付いた一眼レフカメラを取り出し立ち上がる。そしてパシャパシャと女の子と同じように写真を撮り始めた。それから今度は可愛らしい女の子に指示を出し、ビールを手に持たせてポーズを取らせてまた撮影。そんな感じで一通り撮影が終わった後、座ってカメラをしまい今度こそ飲み始めるのかと思いきや―――可愛らしい女の子はビールを放置しスマホを一心に弄り始め、ストレートヘアの美女は今度は朱色のシステム手帳を開き、何やらスゴイ速さでメモを取り出した。

 あっけに取られている私の目の前で、彼女達はビールがぬるくなるのも構わずひたすら作業を続けていた。コーヒーを飲みつつその様子を五分ほど見守っていると、漸く作業が終わったらしい。それぞれ手にしていた物をテーブルに置き、彼女達は目を見交わし頷くと目の前のビールをガッと掴んで一気に煽ったのだった……!

「ぷはーっ!」
「ききますね……!」

 どうやらストレートヘアの美女が先輩、可愛い方が後輩らしい。もしかしてこれ、お仕事とかだったりするのかしら。でも飲んでるし……と、言うことは飲むのも仕事のうちだったりするのかな?私がアレコレ想像を膨らませている前で、口元を拭った美女が笑ってこう言った。

「でも冷たいのが飲みたかったかも」
「だから~」

 え?……後輩ちゃん口答え?『だから~……』っていきなり反論言いたげな台詞。もしかしてこっちが先輩だったとか……?それにしては続きを口にしようとしない。『だから言ったでしょ?早く飲まないとぬるくなるって!』……なんて責めているのだろうか?それにしては二人の間には気まずい空気は感じられない。

 そんな風に覗き見しつつ頭を捻っている人間がいるとも想像もしていないであろう二人の女性は、二杯目のビールをグッと漢前おとこまえに飲み干してすぐ立ち上がり、エントランスをさっそうと出て行ってしまったのだった。






**  **  **






「……えーと、それは方言だと思います」

 小柄な眼鏡っ、うさぎ専門店『うさぎひろば』の店員、伊都いとさんは私の疑問にこう答えてくれた。

「方言?」
「はい」

 図書館の後、もともと『うさぎひろば』に顔を出すつもりだった。今では彼女は仙台で暮らし始めた私の、数少ない話し相手の一人だ。顔を出すたびケージのうさぎをで、帰りがけ申し訳程度に小さい品を購入する私は、徐々にこの店の常連客となりつつある。ただし客と言っても五百円程度の少額商品しか買わないケチな客ですけど……ドライパパイヤの小さなパックとか。あまり良い客とは言えないかもしれない。高いうさぎをジロジロ眺めまわすばかりで買う訳でもないし。でも家庭を預かる身(!)として無駄遣いもできないし。だけどお店なのに何も買わないのも悪いし……。
 そんな感じであまり居座っても悪いので、今日は事前に図書館で暇つぶしをしてきたのだ。

 伊都さんは表情の乏しい真顔で頷いた。彼女はうさぎの話以外だと割とこんな感じになる。そして、うさぎを愛でる時は打って変わって表情豊かになる。うっとりと目を細めている様子を見ていると、ギャップがすごいなーと感心してしまう。うさぎが大好きなんだよね、きっと。その気持ち、分かりますよ……!

「『だから』は仙台弁で『そうですよね』って意味なんです。同意を示しているので、そこで話が終わっても変だとは思いません。その彼女は何かを訴えたい訳でも反論したい訳でもなかったんだと思います」

 そんな意味があるとはつゆ知らず。だからストレートヘアの美女も動じていなかったのか!それならあの二人の雰囲気もしっくり来る。思い切って尋ねてみて良かった!今はそれほど地元の人と会話する機会がないけど、ひょっとしてこれからそう言う機会も増えるかもしれない。私は感心して大きく頷いた。

「なるほど~」
「初めて聞きました?」
「はい。あっでも、今まで耳にしても気が付いていなかっただけ、なのかも。だってお店の人とかほとんど標準語ですよね?だから方言が混じっていても、さっきみたいに違う意味にとっていたかもしれません」

 あまり地元の人と接する機会がないのだ。知合いもいないし……あ、でもそう言えば伊都さんも特になまっているようには感じないな。ちょっと口調がゆっくりだけど、それは人柄によるもののような気がするし。

「伊都さんも、全くなまってないですよね?」
「私は東京出身なので」
「え……!そうなんですか」

 もしかするとそれほど驚くことでは無いかもしれない。丈さんが言ってたけど、仙台市出身じゃない人も結構いるらしい。丈さんのような転勤族が多いんだそうだ。そう言えば私のママも転勤族のようなものだよね。お仕事で来てる人が多いんだろう。

「いつからここに住んでいるんですか?」
「もう一年?……になります、たしか」
「どうして仙台に?」

 言ってから立ち入り過ぎかも、とチラッと掠めたけれども。つい疑問が口を付いて出てしまった。ここで働いているということは転勤族ってことは無さそうだし……あ!もしかして?

「もしかして旦那さんの転勤で?」

 私と同じ立場だったりして!と頭に閃いたままを口にしたら、伊都さんがピシッと固まった。そのピタリと固まった伊都さんが何だか可愛く見えて、思わずつつきたくなる衝動に駆られたけど―――まだ出会ったばかりの私達は、そんなに親しい間柄ではない。グッと堪えて彼女の返答を待った。

「ちちち……違いましゅ!いえ、違います!」

 あ、噛んだ……!
 ブンブンブンと大きく首を振る伊都さんの顔は真っ赤だ。

「あの、イトコが誘ってくれて。仕事を探していたので……」
「へー、イトコ……」

 もしかして、見た事ないけど他に従業員がいるのかな?あの大きな山男さん以外にも。

「イトコさんもこのお店で働いているんですか?」

 それとも山男さんの知合いとか。山男さんはここの店長、つまり経営者であるらしい。見た目と扱っている商品うさぎのギャップが凄いけど。

「?」

 私の問いに伊都さんがキョトンとした。

「はい。亀田さんもここに来ていただいた最初の日に顔を合わせてますよね?」
「……最初の日……って、やまお……店長としか会ってないですよ?」
「その店長が、私のイトコです」

 彼女の台詞が浸透するのに―――五秒ほどかかった。

「え?えええ!あの、髭の……店長ですか?!」
「はい。変ですか?」
「あ、いえ!『変』と言うわけではなくて……その、に、似てないですね~!」
「そうですね、血は繋がっていないので。母の再婚相手の妹さんの息子ですから」

 そ、そうか!血は繋がって無いのか……!なら、あの体格差も納得だ……!へ、へぇえ、再婚相手の……妹さんの息子……ね。うーん、それはイトコ?で良いのかな。ほとんど他人では……。妙な事を気にしつつも、私は頷いた。

「あ、そうなんですね……なるほど」

 うむむ。本当にものすごく立ち入ったことを聞いてしまった……!

 ちょっと気まずい気分になって、私は「あ、これ下さい!」と乾燥パイナップルの小パックを手に取り、伊都さんに差し出した。

 挨拶もそこそこにその日は『うさぎひろば』を後にする。レジに立つ伊都さんの無表情からは、何を考えているかは分からなかったけど―――『失礼なヤツだな』なんて思われてないと良いなぁ。いつの間にかあの店が私の憩いの場所になっていたのだ。伊都さんとうさぎ談義をすることが、私の生活の少なからぬ活力になっているのは間違いない。



 よし!今度お店に来た時は―――不躾なことを聞いてしまったことを、伊都さんにちゃんと謝ろう……!



 そう心に決めて、家路を辿る列車の中で私は気合を入れて拳を握ったのだった。


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ちなみに卯月はお酒好きじゃないのでピンと来ていませんが、色の濃いベルギービールは8~12℃くらいが適温らしいです。薄い色の方は0~4℃くらいが適温のようですが。

お読みいただき、誠にありがとうございました!

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